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義父がすったもんだの末「老健」に入所することになった。 寒くなる前、お盆が終わった頃の時期にしましょうということで、ショートステイなどで慣らしも行っていた・・・正直「これでみんな幸せになるんだ」と思っていた。 hono2023.hatenablog.com hono2023.hatenablog.com 入所に際しての持ち物を、新しく買いそろえて全てに記名。 各種書類に記入。手続きの終わっていない証明書発行手続きに奔走・・・ 暑い暑い夏の間、確認しては次々と準備を整えていた。 その間、義母はぼーっと見ているだけなので、さすがの私も「名札の縫い付け」を頼んだりする。 書類の記入も、一応口頭で確認…
私にとっては人生は無理の多い、常に気張っていないとならない相手だ。 いつも何かしら私は困難を抱えている。 人生は油断はできず、ウッカリすればやるべきことを見逃してしまう。見つけたはずが忘れてどこかに置いてきてしまう。 そうなればとたんにそれは手のひらからこぼれ消え失せる。 過ぎてしまえば後悔しても取り返しはつかない。 私はまるで通り過ぎた踏み切りを車窓から身を乗り出して見送っているようだ。遮断機...
何度も言うが、義父も義母も90歳を超えた後期高齢者だ。 義父は、肺気腫とパーキンソン病を併せ持っている。 昨年より、歩行が困難となり車イス生活。 トイレも間に合わないので紙パンツ使用。それも漏れるので、毎日が洗濯かあさんだ。 発話も不明瞭で、喉の嚥下機能も低下してきている。 そんな義父の介護を担っている義母が悲鳴をあげたのは、雪がある時期だった。 春になる前、姉夫婦と夫そして義父母で、これからのことについて話をした。 義父本人が特養入所を希望。義母のメンタルも限界だった。 そして、チーム義父総勢5名に義父母と私が加わり、担当者会議が開かれた。 義母の負担を減らすために、デイサービスに加えショー…
暖かくなると出てくる義母の「農家魂」 毎週末の義母とのお買い物の帰り道 「やっぱり野菜のビニールハウス建てようと思うの・・・」と義母 融雪剤(雪をとかすために畑にまかれる黒い粉)がまかれた畑や 農家さんがハウス回りの雪だしをするのを眺めながら 「はじまったよ~~~」と心のなかでおもい 義母のひとり言で済ませたいヨメのわたし 義母は90歳になった今も「土に生きる人」なのだ たしかに、義母の作った野菜はおいしいし 作物を育てることに反対はしない でも・・・ でもだよ・・・ 昨年、いろいろあって皆で話し合い「来年はやめよう」と ビニールハウスは骨組みごと撤去してある・・・ そのうち忘れるだろう・・・…
「馬背道を嫁七十年有りがとう」 義父の1月の俳句 ~70年前、隣町から馬そりにのって嫁いできた義母に感謝していることを詠んでいる 義父母は、農業を営み大家族で暮らしていた。 義父は9人兄弟の長男で、義母は自分の子どもを育てながら義父の弟や妹の世話もしてきた。 米作りは10年前にやめたが、自家用の野菜は今も細々と作り続ける、まさに土と生きる人。そして、義父は義母にいつも感謝の人。 二人の農閑期の唯一の趣味は「社交ダンス」 義父がパーキンソン病を患うまで、夫婦でペアを組んでいた。 毎年の発表会には、花束を持って家族全員で応援にでかけたものだ。 正直、目のやり場が無い高齢者のドレス姿には困ったが、そ…
ギボと【おかいものデート】 今日の同伴者は、嫁のワタシ 春を思わせるような気温が、道路の雪を溶かし ハンドルがとられそうになりながら 片道5キロ弱の 道のりをギボとドライブ みかん箱くらいの大きさの段ボールいっぱいの食料品 後期高齢者に必要な 1週間分の食材を買い込んでくる ========================= コロナに感染するまでは 週に1度「移動販売車」で、食料品を購入していたギボ コロナ療養が明け やってきた移動販売車の女性に 「コロナ差別」とも受け取れるようなことを言われたらしい 泣きそうな顔で 「タクシーで買い物に行くから、もうやめたい(移動販売での買い物)」と 言い出…