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聖マリアンナ医科大東横病院が閉院する旨の記事を読んだ。徐々に縮小してきた(せざるを得なかった)らしいが、それでももうもたないという判断がなされたらしい。 この…
2,3ヶ月に一度ぐらいしか更新していなかったブログを、若干無理やり気味に話題を考えて更新をしていますがそろそろネタ切れです。 いよいよ、今年も残すところあと4…
血圧値 132/88/71 酸素飽和度 98% 体温 36.2℃ 体重 これ、付けたことのない人は幸せです。 「ネームバンド」とは: 入院患者の象徴。 手首のネームバンドを切ってもらったら、その瞬間から一般人。 これは、僕の退院の日の写真です😃 看護士さんが切ってくれました。 まだ病人ですが、「自由」です。 どこに歩いて行っても、良いのです。
栄養指導って、行く前ちょっと緊張しません???どんな人なんだろうー???って。まぁ、普通に栄養指導を聞いてくれる人が9割。何もことなきを得て終わる。でも、たま…
【卵巣腫瘍+子宮全摘手術】入院生活&病院食*同室患者さん【乳がんサバイバー】
前回の乳がんでの入院では季節が2月だったせいか、季節柄、地域柄、外の玄関先が凍っていて滑って転んで骨折~、とか…
まず荷物を置いてから、心電図や血液検査があった。 この病院は個室もあるが、私は4人部屋に入った。私が入ってこの部屋は満床になった。個々のテレビはなく、備え付けは床頭台のみである。 検査が終わってから昼食。昼食後ベッドでうとうとしていたら、夕食の 時間になった。食事はいわゆる病院食であまりおいしくはない。 入院患者が一堂に会して食事をする訳だが、中には高齢者や持病のある人も いるから、刻み食や減塩食も出されている。 どこの病院でもそうだと思うが、夕食の時間は早めだ。あとは就寝前の 服薬まで特にする事もないので、皆談話室や食堂でテレビを見たり、雑談をしている。 その日は私は入院で疲れたていたので、…
同室の相沢さんについて書こう。今まで待合室で精神科の患者さんと 居合わせたことはあったが(患者図鑑1~4)親しく言葉を交わしたのは 同室になった相沢さんと伊原さんが初めてだった。 相沢さんはショートカットの似合う40代くらいの女性で、はきはきと話す方だった。 「私ねぇ。摂食障害で入院してるのよ。拒食症」 確かに病的に痩せていて、手足は木の枝のように細かった。 顔色は悪く、爪はぼろぼろ。目がぎょろぎょろ目立っていた。 「食べても、喉に指入れて吐いちゃうの。何度も吐くから歯も悪く なっちゃって」じっくりと見た訳でないが、確かに歯は悪いように見えた。 患者は食堂で一堂に食事を取るのだが、相沢さんもき…
伊原さんは、相沢さんとはタイプが違い、物静かでおとなしい感じの方だった。 うつで繰り返し入院している、とおっしゃてっいた。 昼間は起きて本を読んだり、庭園で散歩をしたり手紙を書いたりしていた。 私自身がそうだったのだが、うつが酷いとトイレに行くのすらしんどい。 昼間起きていることなど出来ない。 なので、私が入院した時は伊原さんは少し調子が良くなってきていたのかも しれない。 伊原さんは、私が親に小さい子を預けているのを聞き 「うちは中学生の女の子だから、何とか主人と二人で留守番大丈夫なのよ」 と話してくれた。 お嬢さんとはすぐに合う機会が出来た。ご主人は退社時間を考えると面会時間(午後7時まで…
前述したように、A病院の精神科入院患者は、内科の病棟の 端でひっそりと生息していた。 あちこち自由に歩き回れるようになると、病棟の あちこちにバンダナを巻いた女性たちが多いのに気づいた。 迂闊なことに私は、始め何故彼女たちが頭にバンダナを巻いているのか、 考えが及ばなかった。 癌の治療で髪の毛が抜けているのだ。派手な物、綺麗な色のバンダナ、 地味なバンダナ、様々なバンダナを巻いた人たちが廊下を歩き、 ソファで雑談し、食堂でお茶を飲んでいた。 癌患者と精神疾患の患者がすれ違い、同居する。そんな不思議な空間が●階病棟だった。