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たまたま、コロナに感染する直前に二冊、図書館から借りていました。いつもは1冊なんですけどね。たまたま前に予約していた本の順番が来たようで、受け取ってきていました。自宅療養で外にも出られないということで、2冊読了です。優しい音楽<新装版> (双葉文庫)瀬尾 ま
【感想】食堂かたつむり(小川 糸)【命と食はつながっている】
こんにちは。 「夢と読書 一期一会BOOKS」の萌菜花です。 今回わたしが読んだ本は小川 糸さんの『食堂かたつむり』です。 このお話は2010年の1月に映画化され、2011年にイタリアの文学賞であるバンカレッラ賞の料理部門賞を受賞しました。 タイトルの通り食堂のお話しなのですが、元からあるお店ではなくて、一からお店を作るお話しです。 わたしは以前、小川 糸さんの『海へ、山へ、森へ、町へ』を読んだことがあるのですが、そのときも「食事は命をいただくことなんだな」と強く感じました。 え、そんなの当たり前じゃん、と思うかもしれませんが、当たり前のことこそ私たちは忘れてしまうものです。 今回の『食堂かた…
食堂を舞台にした小説といえば、食事と働く喜びと癒しをテーマにした「かもめ食堂」が思い浮かびます。しかし、「食堂かたつむり」は同じ食堂を舞台としていても、そのアプローチの仕方は全く異なります。『食堂かたつむり』あらすじ主人公の倫子は、恋人に部
こんにちは。 今日は最近読んだ本についてです。「ライオンのおやつ」で有名な小川糸さんの作品が好きでいくつか読んでいるのですが、最初の作品である「食堂かたつむり」を読みました。 食堂かたつむり (ポプラ文庫) 作者:小川糸,石坂しづか ポプラ社 Amazon 食堂かたつむり (ポプラ文庫 日本文学 102) [ 小川 糸 ]価格: 616 円楽天で詳細を見る まず、「人生に迷ったときに読みたい心においしい物語」という帯に惹かれました。 主人公が恋人に振られ、地元に戻り1日1組限定のレストランを開き、お客様に合った料理を提供していくお話です。 料理でお客様を癒すほのぼのしたストーリーかと思い、読み…
【あらすじ&ひとりごと】 小川糸さんの作品は『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ライオンのおやつ』を読みましたが、『食堂かたつむり』はそれ以前(2008年)に刊行されたもので、イタリアの文学賞バンカレッラ賞料理部門賞を受賞した作品です。 今回も温かい人間愛が描かれています。 本作品は、映画化されています。 同棲する恋人に家財道具一式を持ち逃げされたショックから失語症となった主人公・倫子は、嫌いな母親のいる田舎に帰り、「食堂かたつむり」を開く。 客は一日一組。ここでの料理を食べた客には奇跡が起き、願いが叶う食堂と噂が広がる。 かたつむりの殻の中で自分の世界と料理の世界に引きこもるが、ある日、倫子…