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今年はどうも出だしが悪い。災害もそうだし仕事でも新年早々リスケが多くて調整でかなり手間取っている。ゆっくり写真を考える間も取れなくて、どうにもどんよりした年の始まりを感じる。まあそんな年もあるさと言い聞かせて22時からキャベツとブロッコリーを茹でている。
昨日から初出社。正月明けの、誰も居ない、マシンも動いていない空間は底冷えがする。暖房を入れ、仕事用マシンたちのスイッチを入れ、徐に珈琲を淹れ、熱々のコーヒーを啜りながら年賀状を振り分ける。毎年変わらないいつもと同じ業務はじめ、あと何年繰り返せるだろうか。
バイクが停めてある駐車場はマンションの軒下で、建物に囲まれているのだけれどビル風の通り道になっていてそこだけ風がもの凄く強い。ビル風と認識するのは敷地の外に出ると意外に穏やかになるからである。昨日も駐車場内の何台かのバイクカバーが捲れあがってしまうほどビル風は強烈だったけれど、都内はどこも風が強くて寒かった。あまりに冷たくてとうとう禁断のアレを装着することにした。 昭和感満載のマルトのハンドルカバー。○にトの字とHighest表記がノスタルジック。見よ、この勇姿。というかハンドルカバーにまったく違和感がないスーパーカブ。カバーの効果は絶大で、都内の通勤程度ならば素手でも大丈夫かもしれない。 こ…
新年初現像。T-MAXを暖房マックスで大汗かきながら120を6本。最後のT-MAXデベロッパーボトルは残り600ml、あと18本分。
オースチン・ヒーレー・スプライトの呼び名は英国ではバグアイ(昆虫の目)、米国ではフロッグアイ(カエルの目)、日本だとカニ目と、親しみを込めて擬人化ならぬ擬獣化?されているけれど、映画「カーズ」の擬人化車にすっと溶け込めるのはこのスピードウエル・スプライトだろうか。 これほど生き物の表情に近い車はあるだろうかというくらい可愛らしい。小さく開けたクチとハチワレ顔は女子受け抜群のようである。セブリング・スプライトも同じような顔になっているけれどクチの小ささでこの子に軍配があがる。ベースとなったオースチンヒーレースプライトMK1の当初のデザインはおそらくこの顔に近かったと思われる。諸外国の法規によりヘ…
久しぶりのWBC、一球一球目が離せない。楽しそうなドリームチームの一体感もチキンスキン。一昨日と昨日は直前合流したヌートバーの立派な侍ぶりに思わず目頭が熱くなった。
吉田町鮫ヶ橋。 岬の兄妹 松浦祐也 Amazon 「ガンニバル」で話題となった片山慎三監督初の長編。これ以上ないほどの絶望感と貧困、障害者など、普段見ないようにしてきた部分を鋭く表現する。近作では撮影監督の池田直矢とのタッグも抜群の安定感となってきた。
7年ほど使ってきたストレージの電源が不安定になってきたので入れ替え。未だThunderbolt1だったし。信頼性は若干落ちるけれどRAID5で容量優先として使っている。トラブルは過去に1度だけ3番HDDが逝った。容量が増えて安心しているのも束の間、これもすぐに満タンになってしまうだろう。
3月になった途端にモノが一気に値上がりした。映画用フィルムもそうだけれど愛用のオイルまで値上げとなった。残念なのは発注しようとHPを開いたのが3月1日というタッチの差で価格改定のお知らせを見てしまったことである。 さて、週末に発売しようとしていた弊社商品が先月22日から日本の税関で引っ掛かったまま一向に納品されない。どうしたものだろうか。納品予定は2月27日だったのに。おかげで週末のイベントで販売することができずに在庫を大量に抱えることになった。どうも重苦しい3月のスタートである。
モノクロフィルムは100だろうが250だろうがフィルム感度に合わせて撮るのではなく、自分の感度にフィルムを合わせるという撮り方をしてきた。増感で多少荒くなろうが構わない、すべて概ね400の露出である。ということでシネマ用フィルム5222ダブルXの現像レシピはトライXの30秒押しで落ち着いた。トライとダブルの感度は一段も差がなくかなり近い。あくまでもボクのD76でのレシピだけれど。と、やっと落ち着いたところでコダックモーションピクチャーが3月1日受注分から映画用フィルムの値上げのインフォメーション。気がついたのが3月1日の0時半、ああ30分遅かった、、、。400ftのダブルXだと約5000円値上…
standing in the past, near the future
仕事で横浜ノスタルジック2デイズへ。このクラシックカーショウは舐められるほどきれいにレストアされた車たちがビックリ価格で並ぶ。そのうちの一台、ポルシェ911は新車のような品川シングルナンバーを付けていた。再発行かと思いきや封印は当時のままであった。価格は怖くて聞くことができなかった。 帰路は展示車両だった自走のトヨタ2000GTの後ろピッタリでしばらく走る。何だろう、昔は出会うとものすごく感動したこの車も最近は色んな所で見すぎたせいか感動が薄れてしまった妙な感覚。億を楽に超える車なのに。
昨日、一昨日の写真は反転している。いつもはデジベタを取り込みながら反転させていくのだけれど反転忘れだったものをあえてそのままにしてみた。反転は見慣れた景色のはずが全く違う景色に、新鮮に見えるから不思議である。人間の顔も左右でわずかに違う。反転してみるとやはりいつもと違う顔に見えたりするので不思議である。
三河出身のボクには理解できない言葉だった。 そんな本を読みながら、といっても仕事場で。仕事中に。コーヒーを飲みながら。いわゆるサボりという月給取りの抵抗だった。電話も来客もない誰も居ない仕事場は嵐の前の静けさで、週末から遽にバタバタする事がわかっていた。この日やらなければならない仕事は山のようにあるけれど特に急ぐ必要もなく、床に斜めに差し込む冬の光がいっそう眩しくなる昼八つ時には完全に開店休業状態となった。長い年月もう十分働いたからそんな日もたまにはあってもいい。
風景は咄嗟に撮る。光の状態、風の位置からシャッターチャンスはほんのわずかである。0.5秒遅ければ違う写真になっている、と、そう思い込んでいる。土門拳は「仏像は走っているんだ急いで撮れ」と言い放ったと言う。金村さんは風景写真は咄嗟感が大事だとよく言っていた。 この咄嗟とは考える前に撮れということだと解釈する。あれこれフレーミングを考える前に無意識に自分の本能で撮った方が面白い。同じ場所で二枚撮っても大抵1枚目の方がいいというのはそういうことであろうか。撮影は咄嗟を積み重ねていくことで自分らしさというものが出てくる、と、そう思い込んでいる。
冬の朝、肺の中に入るキンとした空気は重たいと感じる。多分思い込みだろうし気のせいだろう。所謂ボイル・シャルルの法則というやつだろうか、日曜日はキャブのセッティングでさらに燃料を濃くしてみた。昨年秋、ポイント点火に戻してから点火タイミングと燃調の調整沼にはまったけれどやっと抜け出せたような気がする。
仕事柄、写真を印刷原稿にすることが多いのでCMYK変換は結構手間をかける。一番苦手なのが鮮やかでカラフルな照明。しかしいつも頼むDTPオペはこれが抜群にうまい。ここへ頼む時はほぼお任せで大抵OKだし色校チェックもするので無問題。しかし昨今コスト削減で多用している格安印刷は色校も出ないし完全版下入稿なので一手間かけなければならない。ふと、これって自社での工数が増えるだけでコスト削減になっていないのではないかと考え出したら俄然テンションが下がってきた。
コダックがフィルムをした値上げらしい。ああまたか、という感じだけれど一応価格を確認してやっぱりため息を吐く。トライの36枚は2900円となりデジカメがまだ無かった頃の10倍になっている。フィルム写真はもはやここまでかとも思ったけれど、諦めの悪いボクは映画用DOUBLE-X400ftを100ft×4本に巻き直した。カジノロワイヤルのオープニングに使われた35ミリフィルムである。 まずはISO400でのD76レシピを作るためしばらくはテスト撮影。超高画素デジカメ時代に銀塩で今さら超微粒子現像は求めていないのでD76でガンガン行く予定。昔のトライの荒っぽさをイメージしてみる。
すっかり冷えきった事務所のカーテンを開け冬の陽を入れる。元気のなさそうな植物に水をあげて暖房のスイッチを入れる。10日も人の居なかったキッチンでは水とお湯を全開にしてしばらく流し続けるというのはビンテージマンションの儀式である。フルシティローストの豆をコーヒーメーカーに入れ、ミーティングテーブルの上に年々減ってきている束になった年賀状の塊をドンと置く。10日ぶりに飲み慣れたコーヒーを啜りながらひたすら年賀状を仕分ける。うず高く不安定に積み上がったボス宛の年賀状を二段に分けたのちデスクに移りMacのスイッチを入れる。さて、2023年の仕事が始まった。
過去を重しにしては未来へ進めない。 ボブという名の猫2 A GIFT FROM BOB 幸せのギフト(吹替版) ルーク・トレッダウェイ Amazon
室温20℃ってこんなに暑かったっけというくらいに暖房とヒーターを全開にする2023年一発目の現像。すっかり冷え切った年またぎのD76現像液はかなりのお湯で22℃に調合した。これまた年またぎの定着液はストーブの前で20℃になるのをじっと待つ。冬期のレシピは液温が下がってくるのを見越して夏期より40秒ほど加算する。恒温器は面倒だから使わない。恒温器はプリントで以前は使っていたけれどサーモスイッチが入ると引き伸ばし機の光源にも影響するのでいつの間にか使わなくなった。その代わり暖房をガンガン効かせてTシャツで作業する。コロナ禍は外出できないのでプリントをメインにしようと2年前にに宣言したけれど結局撮る…
個人的にはまだ鎌倉殿を引きずっているけれど、年末から次の大河の番宣やプロモーションが凄まじい。主人公は家康ということで高速道路のサービスエリアでは静岡に入った途端に土産コーナーに家康グッズがずらりと並ぶ。そして浜松を越え愛知県に入るとさらにヒートアップする。さて、家康は三河は岡崎城で出生したのだけれど、NHKの家康特集番組では「ミカワ」の発音が違うのである。これを連呼されると、ミカワで生まれ育った徳川四天王の末裔としてはどうにも尻の辺りがムズムズするのである。これは橋と箸の違いのようでもあるけれども関西に行くと反転してしまうようにひょっとしたらそんな事はどうでもいいのかもしれないけれど耳に馴染…
小学生の頃によく遊んだ場所と 高校生の頃によく行った場所と 大人になってからよく通ったショッピングモールと。変わったのは景色よりも人間の方かもしれない 愛鷹PA。 そんなことを考えながら無事帰還。Uターンラッシュに巻き込まれず快適に。特に旧東名はガラガラだった。昨年はヒーターファンを付けっぱなしだったけれど、82℃に替えたサーモスタットのおかげでヒーターファンをONにすると熱すぎるくらいとなった。これなら冬でも幌も畳めるのかもしれない。
当時は最も英車らしからぬ色と思っていたブリティッシュレイランドのタヒチブルーは40年の時を経て今や立派に当時のエムジーらしさとノスタルジーを醸し出していた。それは快晴の正月の空に溶けていくように深く青く鮮やかだった。 90年代のローバーミニのタヒチブルーは紺青色にマゼンタがかかっていてそれはそれで確かにタヒチらしいのだろうけれど、僕らの世代は70年代のこの青こそがタヒチブルーなのである。