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寒い。今冬一番に冷え込んだ都心部も霜柱。久しぶり。 放射冷却後の青空が気持ちよく。今年初の会合は久しぶりの顔ぶれと珍しい顔ぶれと、ハジメマシテな方々にご挨拶。 この日は英車勢合わせても連立政権を取れなかったMG勢。しかしシムカクーペやジュニア・ザガートやアバルト1000ビアルベーロなどの名車たちを拝ませていただいて眼福。今月の乗ってもいいですかシリーズは「冷蔵庫」BMWイセッタ。 はじめて座らせていただいたイセッタ。フロントドアなので必要最低限メカのコックピット。ドアを開けた時のステアリングシャフトのユニバーサルジョイントの動きがドイツ的。サイドウインドウのリアに向かって曲線を描いたスライドガ…
今年はどうも出だしが悪い。災害もそうだし仕事でも新年早々リスケが多くて調整でかなり手間取っている。ゆっくり写真を考える間も取れなくて、どうにもどんよりした年の始まりを感じる。まあそんな年もあるさと言い聞かせて22時からキャベツとブロッコリーを茹でている。
昨日から初出社。正月明けの、誰も居ない、マシンも動いていない空間は底冷えがする。暖房を入れ、仕事用マシンたちのスイッチを入れ、徐に珈琲を淹れ、熱々のコーヒーを啜りながら年賀状を振り分ける。毎年変わらないいつもと同じ業務はじめ、あと何年繰り返せるだろうか。
バイクが停めてある駐車場はマンションの軒下で、建物に囲まれているのだけれどビル風の通り道になっていてそこだけ風がもの凄く強い。ビル風と認識するのは敷地の外に出ると意外に穏やかになるからである。昨日も駐車場内の何台かのバイクカバーが捲れあがってしまうほどビル風は強烈だったけれど、都内はどこも風が強くて寒かった。あまりに冷たくてとうとう禁断のアレを装着することにした。 昭和感満載のマルトのハンドルカバー。○にトの字とHighest表記がノスタルジック。見よ、この勇姿。というかハンドルカバーにまったく違和感がないスーパーカブ。カバーの効果は絶大で、都内の通勤程度ならば素手でも大丈夫かもしれない。 こ…
新年初現像。T-MAXを暖房マックスで大汗かきながら120を6本。最後のT-MAXデベロッパーボトルは残り600ml、あと18本分。
オースチン・ヒーレー・スプライトの呼び名は英国ではバグアイ(昆虫の目)、米国ではフロッグアイ(カエルの目)、日本だとカニ目と、親しみを込めて擬人化ならぬ擬獣化?されているけれど、映画「カーズ」の擬人化車にすっと溶け込めるのはこのスピードウエル・スプライトだろうか。 これほど生き物の表情に近い車はあるだろうかというくらい可愛らしい。小さく開けたクチとハチワレ顔は女子受け抜群のようである。セブリング・スプライトも同じような顔になっているけれどクチの小ささでこの子に軍配があがる。ベースとなったオースチンヒーレースプライトMK1の当初のデザインはおそらくこの顔に近かったと思われる。諸外国の法規によりヘ…
仕事柄、写真を印刷原稿にすることが多いのでCMYK変換は結構手間をかける。一番苦手なのが鮮やかでカラフルな照明。しかしいつも頼むDTPオペはこれが抜群にうまい。ここへ頼む時はほぼお任せで大抵OKだし色校チェックもするので無問題。しかし昨今コスト削減で多用している格安印刷は色校も出ないし完全版下入稿なので一手間かけなければならない。ふと、これって自社での工数が増えるだけでコスト削減になっていないのではないかと考え出したら俄然テンションが下がってきた。
コダックがフィルムをした値上げらしい。ああまたか、という感じだけれど一応価格を確認してやっぱりため息を吐く。トライの36枚は2900円となりデジカメがまだ無かった頃の10倍になっている。フィルム写真はもはやここまでかとも思ったけれど、諦めの悪いボクは映画用DOUBLE-X400ftを100ft×4本に巻き直した。カジノロワイヤルのオープニングに使われた35ミリフィルムである。 まずはISO400でのD76レシピを作るためしばらくはテスト撮影。超高画素デジカメ時代に銀塩で今さら超微粒子現像は求めていないのでD76でガンガン行く予定。昔のトライの荒っぽさをイメージしてみる。
すっかり冷えきった事務所のカーテンを開け冬の陽を入れる。元気のなさそうな植物に水をあげて暖房のスイッチを入れる。10日も人の居なかったキッチンでは水とお湯を全開にしてしばらく流し続けるというのはビンテージマンションの儀式である。フルシティローストの豆をコーヒーメーカーに入れ、ミーティングテーブルの上に年々減ってきている束になった年賀状の塊をドンと置く。10日ぶりに飲み慣れたコーヒーを啜りながらひたすら年賀状を仕分ける。うず高く不安定に積み上がったボス宛の年賀状を二段に分けたのちデスクに移りMacのスイッチを入れる。さて、2023年の仕事が始まった。
過去を重しにしては未来へ進めない。 ボブという名の猫2 A GIFT FROM BOB 幸せのギフト(吹替版) ルーク・トレッダウェイ Amazon
室温20℃ってこんなに暑かったっけというくらいに暖房とヒーターを全開にする2023年一発目の現像。すっかり冷え切った年またぎのD76現像液はかなりのお湯で22℃に調合した。これまた年またぎの定着液はストーブの前で20℃になるのをじっと待つ。冬期のレシピは液温が下がってくるのを見越して夏期より40秒ほど加算する。恒温器は面倒だから使わない。恒温器はプリントで以前は使っていたけれどサーモスイッチが入ると引き伸ばし機の光源にも影響するのでいつの間にか使わなくなった。その代わり暖房をガンガン効かせてTシャツで作業する。コロナ禍は外出できないのでプリントをメインにしようと2年前にに宣言したけれど結局撮る…
個人的にはまだ鎌倉殿を引きずっているけれど、年末から次の大河の番宣やプロモーションが凄まじい。主人公は家康ということで高速道路のサービスエリアでは静岡に入った途端に土産コーナーに家康グッズがずらりと並ぶ。そして浜松を越え愛知県に入るとさらにヒートアップする。さて、家康は三河は岡崎城で出生したのだけれど、NHKの家康特集番組では「ミカワ」の発音が違うのである。これを連呼されると、ミカワで生まれ育った徳川四天王の末裔としてはどうにも尻の辺りがムズムズするのである。これは橋と箸の違いのようでもあるけれども関西に行くと反転してしまうようにひょっとしたらそんな事はどうでもいいのかもしれないけれど耳に馴染…
小学生の頃によく遊んだ場所と 高校生の頃によく行った場所と 大人になってからよく通ったショッピングモールと。変わったのは景色よりも人間の方かもしれない 愛鷹PA。 そんなことを考えながら無事帰還。Uターンラッシュに巻き込まれず快適に。特に旧東名はガラガラだった。昨年はヒーターファンを付けっぱなしだったけれど、82℃に替えたサーモスタットのおかげでヒーターファンをONにすると熱すぎるくらいとなった。これなら冬でも幌も畳めるのかもしれない。
当時は最も英車らしからぬ色と思っていたブリティッシュレイランドのタヒチブルーは40年の時を経て今や立派に当時のエムジーらしさとノスタルジーを醸し出していた。それは快晴の正月の空に溶けていくように深く青く鮮やかだった。 90年代のローバーミニのタヒチブルーは紺青色にマゼンタがかかっていてそれはそれで確かにタヒチらしいのだろうけれど、僕らの世代は70年代のこの青こそがタヒチブルーなのである。
いつもの12月は忙しい忙しいとか言いながらなんだかんだで結構写真を撮ってたのだけれど昨年末はどうにも忙しすぎてスイッチが入らす5本くらいしか撮ってなかった。なので年明けにファインダーを覗くのは久しぶりすぎてなかなか慣れないような気がする。慣れないというか視力が弱くなったのか老眼が進んだのか一眼レフのファインダーでのピン合わせがどうもしっくりこない。風景ならどうってことないけれどポートレートだと心許ない。そろそろレンジファインダー機に切り替えるお年頃になってきたのかもしれないと帰省へは久しぶりにRF機だけ持ち出している。
大晦日、ゆく年くる年を観終わった頃に床に入った。すげえ人間らしい消灯時間だなと、先日までの夜行性生物のような生活に終止符を打った。そう、打ったつもりだったのに床に入ってからシクシク胃が痛んで寝付けなくなってしまった。明日はロングドライブだからしっかり寝ておかなくてはという焦りも相まって余計に眠れなくなった。シクシク痛かった胃はキリキリに変わってとうとう我慢できなくなった。横になっていられずに起き上がって胃薬を飲んだけれど一向に収まる気配がない。仕方ないので上半身を起こしたまま本を読むことにしたけれど痛すぎてまったく内容が頭に入ってこない。頭の中は痛み完全に占領され、これ以上痛くなったらどうしよ…
ヤクルト1000を飲み始めの頃は妙な夢ばかり観たけれど次第に落ち着いてきた。しかしまたここへきて妙な夢が連続上映されている。年末に観た夢は伊藤沙莉と一緒に飯を喰っていて、お兄ちゃんM-1グランプリは残念だったねえみたいな話をしていた。伊藤沙莉は仕事でも絡んだ事はないし局ですれ違った事もない。女優さんだから当たり前か。映画「ちょっと思い出しただけ」の好演で強烈に印象に残っている。モデルばりの美人さんではないところが近所の女の子っぽくていいし何よりあの声が妙にセクシーである。さて、彼女をどうやってメシに誘ったのかその後どうしたのかが気になって仕方ないけれどスピンオフも続編もなかった。 さて昨夜の初…
今日の業務で仕事納め。元旦朝帰りとなる毎年恒例のカウントダウンイベント業務がなくなったので幾分楽になった。年越しを大騒ぎしながら過ごすなんて年齢でもなくなったところコロナ禍が良いきっかけとなった。 帰省用のかばんに最後のトライXを10本を詰め込んだ。これでトライのストックが底をつく。ブローニーの最後のPro400Hもありったけとバラで残っていた期限切れのポートラも何本か詰め込んだ。一回の帰省で30本以上もブローニーのカラーフィルムを使っていた頃が懐かしい。つい2年前、コロナ禍前までそうだった。
3日足りなかったスケジュールは一週間の鬼残業で何とか追い込んだ。帳尻は合わせたけれど出来上がった映像に何となくやっつけ感を感じるのは慌てすぎたせいなのか気のせいか。自身をディレクターとしてクレジットする以上、自分の持てるチカラを全て注ぎ込みたいと思うのは当然だし、コスト度外視でそれを徹底的に追い込めるのがサラリーマンの特権でもあるけれど、やはり締め切りには勝てない。 この歳になると時々、ほんの時々、フリーランスとして独立しなくてよかったと思う時がある。
外注デザイナーよりギリギリでデータが届いた。本当にギリギリだった。自分の作業だったらいくらでもコントロールができるけれど、外部デザインは頑張り様がないのでただただ胃をキリキリさせて待つしかない。毎年こんな綱渡りをしながら今年もなんとか全ての年内入稿が完了した。 今夜は久しぶりにたっぷり寝ようと思う。
フィルムカメラは複数台持っているけれどレンズの数は極端に少ないなあと、年末の防湿庫掃除であらためて思う。ニコンもライカMマウントもそれぞれ一本だけ。長いこと写真を見てきたけれど、イメージフォーマットの違いはわかるけれどレンズの微妙な違いというのは正しい答えがあるのだろうか、未だよくわからなかったりする。開き直って僅かな描写の違いが写真表現に関係あるのだろうかと捻くれてみる。というかそのように教え込まれたものが長年の間に染み付いたというべきだろうか。これも師事した人や周りの環境に左右されるのかもしれない。多分そこに興味が湧かないということであろう。とはいえ手持ちの一本はそこそこ写ると言われている…
年末の買い出しで町に出た。まるでハイジとおんじが村に買い出しに行くように町に出た。愛知の実家に居た頃から買い物は「町へ出る」という言い方をしていた。住んでる場所はそんなに田舎ではなかったけれど町は特別な場所だった。果たして町というものの境界線はどこだろうか、おそらくGoogleMapで言えば黄色く塗られた区画が町というのであろうか。いやそこは町ではなくて街というべきだろうか。渋谷で言えば井の頭通りのハンズあたりから、公園通りだったらパルコ手前くらいだろうとか考えながら渋谷に向かった。町は以前なら宮下公園にチャリやバイクをパッと停めて町に出られたけれど、ミヤシタパークなるものができてからチャリや…
Plaubel Makina67 気温36度超。1時間乗ってもミジェットは水温も上がらず快調。やはりいいオイルはいい。真夏対策で考えていたオイルクーラーをつけるほどでもない。浜松がまた40度超えにならなければお盆はこれで帰省できるだろうか。
浜松市北区三ヶ日町 乾いた空気を懐かしく思う季節がやってきた。 空気が人工的な匂いのする表参道を抜けて代々木公園まで来るとモワッとした重く湿った空気に変わる。なんだか今週末くらいから梅雨明けしそうである。今年は夏が長くなる。
浜松市北区三ヶ日町 月曜日、小屋打ち合わせが1時間前に急遽中止となった。スタッフさんの一人が陽性となったため消毒するという。まだまだパンデミックは続いているのだ。
Plaubel Makina67 ヘッドライトを止めているタッピングねじがサビサビで頭が潰れそうだった。取り替えたいけれどストックがなかった。以前ならプラケースに山ほどネジを入れて持ってたけれど何回かの引越しで行方不明になっていた。ネジ一本のためにホームセンターに行くのも面倒だし通販だと50本単位だったりする。やはり何かのついでに買えばいかととりあえずサビサビで頭が潰れそうなネジを締め込んだけれど、ついでの買い物に行く頃には大抵忘れてしまっている。
Plaubel Makina67 観たかったけれど観れてなかった映画「ちよっと思い出しただけ」をやっと観た。確かに遠いあの日々をちょっと思い出した。よくある何も起きない内容とよくある時間軸の使い方がジャームッシュだなと思ったらジャームッシュオマージュだった。でもいい映画。何年か後に観てもコロナのあの頃をちょっと思い出すだろう。ちょっと思い出しただけ、この限定を示す「だけ」って言葉は会話上は軽いんだけれどタイトルにすると妙に重く切なくなる。
Plaubel Makina67カラーのブローニーフィルムが底をついた。さすがにもう買えないか。デスク横のAMラジオの天気予報では4月並みの肌寒さは今日までで、明日からは7月並に蒸し暑くなるでしょうと何度も言っている。
Plaubel Makina67 二日間、お日様の下での仕事だった。二日とも気温36℃。二日間で飲んだ水分5リットル以上二日間で着替えたTシャツ6枚二日間で使った汗拭きタオル4枚現場までの往復240キロは、ミジェットは元気いっぱいだったけれど人間がヘコタレになった。
猛暑の中わざわざ来社いただいた久しぶりの安田謙一さんと雑談。せっかく初台に来たのでライアン・ガンダー展に寄って帰るとの事。この暑さと大規模展での体力消耗にお気をつけくださいと言った。安田さんは、100%全てを受け止めきれないからねと応えた。だから「もしひとつ貰えるんだったら何がええやろかな」と考えながら観ると言った。ボクもまったく同じだった。どれが一番お気に入りなのかを探しながら見て回る、そうすると作者から発せられる強烈な気による”気当たり”が若干和らぐような気がするのである。外は37℃、安田さんに着替え用のTシャツをプレゼントした。