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こんにちは!いやはや、いいなと思った本がもう絶版になっているのを知ると、切なくなりますね。『氷の海のガレオン/オルタ』という本はもう古本でしか見つけられず、先日値段が3千円近く下がったと思いきや今日見たらまた上がっていました。他にも、ずっと買いたいと思っている本がいくつかあり、本棚と相談しながら慎重に機会待ち中。 さてさて、本日紹介するのは宇宙の本です。 『改訂版 宇宙授業』 中川 人司 著 普段気にも留めていなかったことが、ふとしたきっかけでこれ面白いな、へええと唸るような出来事がありませんか。 最近あった話で、雑誌「和樂」の見開きページに書かれた”ようかん”の記事で、へええと思うことがあり…
こんにちは!なぜか今日は5時ごろに目が覚めて、猛烈に眠いです。早起きして一日中眠いか、遅く起きて時間が迫る中テキパキと用を終えるのどちらかよいか、2択を迫られたら後者を選んでしまいそう。 さてさて本日紹介するのは、1度記事にもしたこちらの絵本です。 『ノースウッズの森で』 大竹 英洋 文・写真 前回の記事はこちらです。大竹 英洋さんのインタビュー記事のリンクを貼っているのでよかったらご覧ください。 一生をかけるもの - おでん文庫の本棚 インタビューでは、写真家になると決意してからの紆余曲折、そこから背中を押してくれるような出会いが繋がり、この絵本が誕生した経緯が書かれています。 著者の写真を…
こんにちは!今日はむし暑かったですね。みなさん夏バテには気を付けてお過ごしくださいね。 今回の雑記はここ最近の悩みです。タイトルにあるままのお話です。 まず、読書をしてよかったことといえば、自分の中のものに説明がつけられるようになってきたことです。ぴったりとくる言葉に出会い腑に落ちるという経験、みなさんもあるでしょうか。 自分の中にタイトルもしくは見出しのない経験や感情というのが、ゴロゴロと頭の中に転がり、頭の片隅で認識はしているけれど、いつ片づけるかは分からない部屋の隅に詰まれた荷物如く、だんだん荷物は増えていくが手つかずのあわや無法地帯となった一角に、ふいに読書という名の片付け得意さんが現…
こんにちは。こんばんは。最近、少しうれしいことがあった。母が私がずっと好きなアイドル、NEWSの加藤シゲアキさんのエッセイ「できることならスティードで」を読んでくれたのだ。 読んでくれた、それだけだったらその時にうれしいなぁ~読んでくれたんだ。で話は終わりなのだけど、私が思ったよりこの本が母の糧になったらしく、そのことがファンとしては非常に嬉しかった。 母はそこまで私が喜んでるとは思わないだろうが、なんだか宝物のように輝くエピソードのひとつとなった。はじまりは、母は打ち込んでた趣味の本(※詳細はぼかすけど、いわゆるパズル・脳トレ系)を持っていた分すべて終わらせ、いったん一区切りついて時間ができ…
こんにちは!ここ最近、もう夏の始まりと言ってもよさそうなお天気が続いていますね。先日珍しく父親から映画に誘われて観に行くかも、というがホラー映画で、体感温度がこのときばかりは下がって涼しくなりそうです。 さてさて今回はおでん文庫の雑記になります。いろいろと、それこそひとつには括れない読書の面白さをひとつ挙げるのに、今読んでいる『ロビンソン・クルーソー』でハッとしたことを書いていこうと思います。 アタリマエに今あるものが、突然無くなったとき、もしくは変わってしまうとき、どんなことになるんだろう、と悪く考えればいくらでも悪く考えられそうなことを昔から思い浮かべることがあります。本当はなにかと安定し…
こんにちは!いつもブログの本文を書いてから、ここの挨拶を書いているのですが、今回の記事も紹介する本の前置きのような内容になりましたので先にお伝えです。最近は時差を考えるようになり、記事が1回きりではなくて、1週間の時間を置いてまた触れてみるのもいいのかなと。いつも試行錯誤です。 さてさて今回紹介するのは、前回に続き写真家の本になります。 『ノースウッズの森で』 大竹 英洋 文・写真 本を読むとき、目に留まった言葉を忘れないように、これまではスマホで写真を撮っていたのを、最近は手帳に書き移す方法へ移行するようになりました。すると、写真で撮るよりも書き留めておきたいことが次から次へと出てくる。同じ…
こんにちは!今朝は児童書『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』が天海 祐希さんが主演で実写映画化するニュースがありましたね。天海 祐希さんの凛とした佇まいが銭天堂の店主・紅子にぴったりだと思いました。 近所の本屋さんでは、学校の七不思議やおばけの本があるコーナーで子どもが本を眺めているのをよく見かけるので、そうした背筋がゾクゾクする物語は今も昔も怖いもの見たさで人気なのでしょうか。自分の子ども時代と現代の子どもたちの変わりなさに、なんだか懐かしい思い出が重なり、当時に流行ったトイレの花子さんの本を探そうとしたら、やたらめったら実写の怖い画像ばかり出てきたので懐かしい気持ちは早々に散ってうやむやになりました…
こんにちは!5月もいよいよ締めくくりですね。道ではポンポンと鮮やかなアジサイを見かけるようになりました。そして、アイスクリームが食べたくなる季節にもなってきました。爽の冷凍みかん(この名前だったか怪しいですが、とにかくオレンジの味)が好きで、また食べたいな~。 さて本日も前々回の記事から紹介している、こちらの本について書きます。今回でラストです。 『北国からの手紙―キタキツネが教えてくれたこと』 井上 浩輝 著 前回は、本を通してその人の生き方に触れることについて書きました。今回はいよいよ被写体となっている動物について綴っていきます。 本書の写真に登場するのは北海道に住む、人に飼い慣らされてい…
こんにちは!やることがいろいろ散らかると、机の上も散らかるもので、今周りが紙にまみれています。このブログを書き終えたら片づけなければ。 さて本日は前回の記事に続いて、こちらの本を紹介します。前回の記事はこちら↓ 考えるよりも先にくるもの - おでん文庫の本棚 『北国からの手紙―キタキツネが教えてくれたこと』 井上 浩輝 著 前回の記事では、写真と対峙したときのお話をしました。飯テロ写真をみて突如としてお腹の虫が目覚めたときのような反射速度で、思考を差し置いて、感覚がなにかを捉えて反応している、傍からみても頭の中も沈黙の時間が訪れることがあります。こんなとき、どんな言葉が適切なのか考えてみますが…
こんにちは!昨日久しぶりにハンバーグを作ったのですが、生地がゆるくなってしまい、4つの楕円形をまとめてひとつのフライパンで焼いていたのが、ゆるゆると変形し、四葉のクローバーのような形になりました。見栄えは悪しですが、幸せの形なら良しとしました。こじつけです。 さてさて、本日紹介するのはこちらの本です。 『北国からの手紙―キタキツネが教えてくれたこと』 井上 浩輝 著 おでん文庫の本棚で、今回のテーマ”自然科学ことはじめ”になぞらえて特にお勧めしたいのが、写真家の井上 浩輝さん、大竹 英洋さんです。 写真は今や、撮ることも、見ることも、携帯やSNSの普及によって身近なものとなりました。そんな昨今…
こんにちは!GWはみなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。気が付くとあっという間に終わっていたような。お休みは終わりましたが、いきなり頑張りすぎずに、ゆっくりまいりましょう。 さてさて先週末におでん文庫の本棚の中身を入れ替えました。 5~8月のテーマは 自然科学ことはじめ です。 自然科学という言葉になぞらえた選書かというと、そうとも言い難く、自然界のなりたちをしっかり学ぼうという意気込みのある方からしたら拍子抜けしてしまうかもしれません。しかし、学びから何かを得ようとする行程のひとつ前の段階を考えてみてください。例えば、先日人形劇を見に行った際に、子どもたちが人形をお土産に買っていく姿をみま…
こんにちは!先週から今週にかけてなんだかアッという間ですね。今日は日差しがあって風も涼しく気持ちの良い初夏、といった具合で、こんな日がしばらく続いてほしいです。 さてさて、このブログの記事が今回の投稿で100本目を迎えました!そこで今回の記事はと、それこそ先週の更新時に100の数字に触れてから今現在に至るまで、100の節目にふさわしい特別なことを書けたらと考えてきました。昨年の春くらいから毎週更新することを決めて、たとえコロナでダウンしたときも、あとは…忙しかったときも書くことをやめずに……いや、案外のど元過ぎればですね…。 とにかく何を書くかを頭の端でずっと考えておりましたが、タイミングも悪…
こんにちは!GWがいよいよ始まりますね。浮足立つこの時期が好きです。やりきれないタスクをたくさん並べ連ねて夢を描くこの時期が好きです。 そして、おでん文庫の本棚では、1~4月のテーマだった【おうちの本棚】も終わりに近づいています。本棚に置いている本、そして本棚を借りている南と華堂(なんとかどう)さんの情報は以下の記事からご確認いただけます。これから行楽シーズンの始まるGW、お店に足を運んでいただけたら嬉しいです。 【おでん文庫】1~4月のテーマ ”おうちの本棚" - おでん文庫の本棚 今置いている本たちは、昨年の毎月のテーマに沿った本から選び抜いた本があり、それぞれが読み終えたあとに新たな読書…
こんにちは!先日購入した秋田のお米が好みのおいしさで、お米をよく食べていたら体重計にお米の分がズンとのっかりました。おなかのお肉を落とすよい方法がありましたら誰か教えてください…。 そろそろ4月の終わりに近づいてきたこともあり、来月から始める5~9月のテーマの本を何にするか決めなければなぁというのが頭の片隅にありながら過ごしています。 今年の本棚は時期が来たらパキッと別の本にまるまる入れ変える、というよりも季節の模様替えのようにクッションカバーの柄を冬から春仕様に、花瓶に春の花を挿す、しかし大きい家具のテーブルやソファ、ランプはそのまま…と、部屋の佇まいは残しながら変化を楽しむ、という方針でや…
こんにちは!急ですが、手作りっていいですよね。絵を描くのも楽しいのですが、手を動かして作るという行為自体が楽しいと思っているところがあります。ご飯を作るのも自分にとっては日々の楽しみです。ご飯を作る時間を作るのは大変ですが、毎日何かを作ってる実感に気持ちが支えられている気がします。 さてさて本日紹介をするのは、ハンガリーの刺繍の本です。 『ハンガリーのかわいい刺しゅう』 チャルカ(CHARKHA) 著 こちらの本はこぶたのレーズンの生まれ故郷となるハンガリーに関連しておでん文庫の棚に置いています。 ハンガリーで生まれた、かわいいこぶたの物語 - おでん文庫の本棚 こぶたのレーズンというのはこち…
こんにちは!本日の記事は、旦那さんが買ってくれたカルディのホットチョコレートをかき混ぜながら書くことを考えていました。ありがとう旦那さん!おかげでやる気アップして早く書けました。 さてさて、3月は自分のお仕事経験を生かしたサークルを発足して何回か活動をしていたのですが、企画する側にまわってみて気が付くことや悩むことがいくつか出てきている状況です。例えばその中のひとつに、参加者がどうやって自分で気づきを得るか、ということがありました。なんだか大げさに、そして偉そうに聞こえてしまったら全くそのようなつもりはなく、とても小さいことも含めています。 例えば絵を描くときに、資料を見ると人のプロポーション…
こんにちは!ばったばったのここ最近なのですが、本が読めてブログの記事が書けて嬉しいです。小さい歩みですが、ブログの記事がもうすぐ100本を迎えるので引き続き踏ん張っていこうと思います。 さてさて本日紹介をするのはこちらの本です。アイスランドに興味が膨らむきっかけとなったお気に入りの一冊です。 『地震と火山の島国 極北アイスランドで考えたこと』 島村 英紀 著 アイスランドというと、アイスランドのことを初めてSNSで投稿したときに、アイルランドと打ち間違えたことが思い出されます…。アイスランドと言い出したきっかけとなったのは『Ástarsaga úr fjöllunum』(邦題『女トロルと8人の…
こんにちは!最近、読みたい本を本棚から引き抜いて机のまわりに並べ始めてよくない状態になっています、読みたい本を1冊に絞るのが難しく、そういうときは図書館で借りた本だと返却日が近い順に手を付けていくことになるので、強制的に読み順が決められるので助かります。返却日が近い分厚い本を読むターンになると、朝も早起きになります。図書館は本を借りるだけでなく生活を整えてくれる存在になりつつあります。 さてさて本日記事で書こうと思っていたことが、直近で読み終えた生物学者・作家である福岡 伸一さんの本『せいめいのはなし』の濃厚さにヤラれて、ぼやけてしまいました。福岡さんは『ドリトル先生』シリーズの新訳も手掛けて…
こんにちは!2月から3月にかけて、お仕事で異動の話を聞いたり、引っ越しのトラックが目に付くようになったりと、変化の訪れをちょっとばかりですが感じることがありますね。私も2月末から新しいことを始めた身、不安と反省の波にしばかれながらですが、残り半分となった3月もやれることをやろうと思います。 ではでは本日は前回の記事に続いて、こちらの本を紹介していきます。 『幼い子の文学』 瀬田 貞二 著 ↓前回の記事はこちら 翻訳で大切なことを勘違いしていたお話 - おでん文庫の本棚 前回の記事は本について書く一歩手前のところで終わっていました。 今回紹介する本の著者は『ナルニア国物語』シリーズや『指輪物語』…
こんにちは!今日から3月だと思い込んでいたので、まだ2月があるなんて、なんだかありがたい1日となりそうです。 今週は本を読むことよりも絵本の絵を眺めている時間の方が長かったので、今回は絵本の絵について書いていこうと思います。 そこでちょっと触れておきたいのが、ブログを書いている中の人についてです。このおでん文庫のブログでは本にまつわる記事を書いている一方で、Instagram上では手描きの絵をマイペースに発信しています。絵を描くのが好きなのです。この絵を描くのが好きで尚且つ絵本が好き、という2つの要素を掛け合わせると、大体の人に絵本を描いているのか尋ねられることがあります。私もそういう人物が目…
こんにちは!金曜日が祝日というのはなんだかうれしいですね。朝きちんと起きられるかどうかのドキドキが一日少ないというのが特にうれしいです。 最近このブログを書く度に触れているパソコンの故障の件、尽くす手もなく本体を交換することになりました。直接的な原因は謎で、つい先ほどまではいつも通り使えていたのが、突然電源が入らなくなくなるという症状だったため、電源が入らないのでは中にあったデータを救い出すこともできず、修理に出して一週間程が経過したのち、中身はまっさらで、デスクトップにはごみ箱に捨てるデータさえ無い、きれいな状態になって戻ってきました。 強制的なデータの断捨離が今はいっそ清々しいのですが、物…
こんにちは!先週パソコンが壊れた話をここで書いたのですが、今読んでいる田部井 淳子さんの『それでも私は山に登る』を読んでいると、山と関わる中で学んだ教訓が、ストレスとの戦いといいますか、極限状態の中でも平常を保ち判断を下せる状態でなければ、誰かの命が落ちるかもしれない、という状況との闘いで、自分もこんなことでへこたれてる場合じゃないなと励まされています。まだ読みかけで、今はガンとの闘いのところを読んでいます。読み終わるまであと少しですが、とてもいい本です。 ではでは本日は、1~4月の本棚に置いている本の紹介です。 『ふゆねこさん(THE WINTER CAT)』 ハワード・ノッツ 作 まつおか…
こんにちは!今日は主戦力として使用しているパソコンの電源が突然入らなくなり、かなり落ち込んでいました。こんな状況でブログが書けるのか心配でしたが、書いている内に諦めもついてきた気がします。いろいろゴタゴタしそうですが、やるだけやろうと思います。 さてさて、前回に続いて読書について書こうと思います。 おでん文庫を始める少し前は、本を読むことを続けていけるのか、良い本と出会えるのか、など悩むところから始まりました。棚に本を置くという事は、自分が選んだ本たちとまずは出会わなければなりません。みなさんは出会いに積極的でしょうか。 子どもの頃、小学校の近くにある市民会館内に用意された図書館で本や漫画を読…
こんにちは!ブログで毎週文章を書くようになり、もうすぐ1年(そういえばおでん文庫を始めたのが昨年2月なのでもう1周年じゃないか…)という節目が訪れそうです。 ブログを始めた頃は、このお菓子美味しかったよ、と誰かにお勧めするように、自分が読んでよかったなあと思う児童文学を伝えたいという想いと、文章を書かなければならないという憂鬱とを天秤にかけてずっとまんじりともせずでした。毎度ひーひーしながら書き続け、今となれば1年前よりかは書くことへの習慣が身についてきた実感も出てきて、なんとか今年もやっていけるかなと思っていたところで出会ったのが、椎名 誠さんの『ガス橙酒場によろしく』。ここで作者が雑誌「週…
こんにちは!昨日、南と華堂さんに伺い、とうとう2024年のおでん文庫の本棚が始まりました。 1~4月のテーマは おうちの本棚 です。 おうちの本棚のように、気取らず、かしこまらず、並びも自由に、好きな本を寄せ集めました。 【本リスト】 ※1/27時点 『幼い子の文学』 『今ここに生きる子ども 気分は小学生 百石小学校四年竹組留学記』 『地震と火山の島国 極北アイスランドで考えたこと』 『THE WINTER CAT』 『ハリネズミの願い』 『ホテル カクタス』 『片手いっぱいの星』 『来て見てシリア』 『風にいろをつけたひとだれ』 『こそあど森のおとなたちがまだ子どもだったころ』 『夜の小学校…
こんにちは!ここ最近は手がかじかむ寒さですね。今年の冬は通販サイトのフェリシモで見かけた猫のハンドウォーマーを活用しています。手の平側にそれぞれ、おなかを見せてころんと寝ころがる猫が描かれている仕様で、なんとも和みます。今日も手の中の猫たちと共にブログを書いてまいります。 ところで今回の記事では、予告をしていた1~4月の本棚を紹介する予定でしたが、諸事情でまだ本屋へ伺うことが出来ておらず、本棚については今週末にお店に行けたところでご紹介出来ればと思います。 ちょっと余談ですが、今回棚に置く本は20冊を超える予定です。今まで4冊毎の紹介だったのが、一気に5倍に。肩に背負って持って行こうにも、それ…
こんにちは!たまに、建物の本をぼーっと眺めていたくなることがあります。最近は日本の古民家と言えそうな家が載っている本を眺めているのですが、あの佇まいに触れると、心が穏やかになります。祖母の家のように、縁側のある家に住みたいな。それか屋上のある家。会社の屋上で寝っ転がって寝泊まりしていた時の空が好きでした。 さてさて前回の記事では、次回の更新は本棚の紹介になるとお話していたのですが、その前にもうひとつご紹介するものがあります。 ほんとうに直前にやることを決めたので、まだ現物もなくデザインのみが手元にある状態ではあるのですが、そのものが何かというと、本に挟むしおりです。 この画像は、しおりの一部分…
こんにちは!みなさんは新年のお参りへ行ったでしょうか。自分は明治神宮への参拝とおみくじが恒例になっていて、今年も行ってきました。そのおみくじというのが、大吉や大凶といった結果の出る占いではなく、導きの言葉が書かれています(天皇の作られた詩文・和歌だそう)。今年は志し高く、人はみな平等なのだから謙虚に、という言葉を受け取りました。これが響くのですよね…。少し前は自分が成長したいというのが目標でしたが、そうすると人と自分を比べて落ち込むことに気が付いて、世の中のためにできること、を軸にしたら自然と努力できることが増えました。また、この本の活動もひとりよがりになってしまわないよう、考えていきたいと思…
こんにちは!そして、あけましておめでとうございます。今年は年始から震災のニュースに、いろいろな思いが巡ります。被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。みなさまに心を寄せて、一日もはやい復興そして日常が戻ってくることを祈ります。 この辰の絵は、昨年の終わりにかけて「地続き」という言葉がずっと頭にあり、年の節目ではありますが、2023年の嬉しいことも、悲しいことも、弧を描いて、ゆっくりと思い返す時間をとりながら、2024年の間も天に上り続けていく、そんなイメージで描きました。悲しいことも抱え続けて少しずつ癒していこう、後悔する前に行動しようと、そんなことを心に決めようとしていました。 2024…
こんにちは!クリスマスが過ぎて、ここから大みそかまであっという間にやってきそうですね。ふたを開いてみればありがたいことに今年はフリーの仕事を掛け持ちできて、人の縁と仕事の縁に恵まれた1年でした。このブログも忙しい中でも、毎週書くことを決めて取り組んでいましたが、収入とは関係なくやりたいと思う活動を続けていることが、気が付いたら心の支えにもなっていました。ほんとに、至らないところもたくさんあるのですが、こうして年の終わりという節目までたどり着けて嬉しいです。 さて本日紹介するのは、イギリスで生まれたキャラクター、マーティン・ピピンが語る物語の数々の不思議な世界です。 『ファージョン作品集 5 ヒ…
こんにちは!頭の中で書きたい言葉が浮かばずに、ブログを書けなかったらどうしようと思うことが度々あるのですが、いつも最後にこの前置きを書く段階になってやっと心が休まります。今日はこのあとの時間はベッドでぬくぬく読書を楽しむとします。 さて本日紹介するのは、夜の学校で起こる奇妙なできごと…ナゾに出会う本です。 『夜の小学校で』 岡田 淳 作・絵 岡田 淳さんの本は、自分は大人になってから友人の紹介で知ったのですが、子どもの頃に読んでいた、という方もいらっしゃるでしょうか。図書館のHPで蔵書を調べると何十冊ものタイトルが表示され、自分が子どもの頃はどこに目を付けていたんだ、と疑いたくなりました。 こ…
こんにちは!いつもこの前置き部分の文章を最後に書いているのですが、前回の記事の更新のときに書きかけのままアップしていました。うっかりです。次回から気を付けます。 さて、本日紹介するのは14匹のねずみシリーズでご存知の方も多い、いわむら かずおさんの本です。 『トガリ山のぼうけん① 風の草原』 いわむら かずお 作 このブログの一番最初の記事で紹介したのが、いわむら かずおさんの絵本だったですが、今振り返ると懐かしいです。最初に書く記事は日本人の作者の本にしようと決め、出来る限り作者のことを調べた上で書こうと意気込んでいました。とはいえ、文章を書いてまとめることをこれまでの人生でほとんど行ってこ…
こんにちは!最近一段と冷えてきましたが、 12月のテーマ”ナゾ かいけつ?”で最初にご紹介するのはこの本です。 『ニレの木広場のモモモ館』 高楼 方子 作 千葉 史子 絵 作者の本とのはじめての出会いは、以前このブログでも紹介をした 『グドーさんのおさんぽびより』でした。 なかよし3人組のちょっと照れくさくて可笑しい日々 - おでん文庫の本棚 佐々木 マキさんの描く、性別も年齢も関係なくつるむ3人組の絵にひかれて手に取ったのですが、物語もとても好ましかったです。 勘違い、物忘れ、疑り、などなど、誰しもがやったことのある(自分はやりがちです)ちょっと恥ずかしい経験を笑い話として描いている、一見マ…
こんにちは!本日、本棚の中身を12月テーマに入れ替えました。 12月のテーマは ”ナゾ かいけつ?” です。今年最後に紹介するのはナゾを持ち込む本たちです。 【本リスト】 ※12/3現在 『トガリ山のぼうけん① 風の草原』 『ニレの木広場のモモモ館』 『夜の小学校で』 『ファージョン作品集 5 ヒナギク野のマーティン・ピピン』 『トガリ山のぼうけん① 風の草原』 いわむら かずお 作 www.rironsha.com 『ニレの木広場のモモモ館』 高楼 方子 作 千葉 史子 絵 www.poplar.co.jp 『夜の小学校で』 岡田 淳 作・絵 www.kaiseisha.co.jp 『ファー…
こんにちは!おでん文庫の12月の本棚のPOPを作成しました。 12月のテーマは【ナゾ かいけつ?】です。 探偵もの?と、想像されるかもしれませんが、少しひねった切り口で、読み応えのある本を揃えました。ナゾのある本は、この先にどんな展開が待っているのか、本のページをめくる手が止まらなくなることがあります。年末の冬休み、大掃除がおろそかになってしまう危険のある本たちにゆっくり浸って楽しんでもらえたらと思います。 そして、おでん文庫を始めたのが今年の2月のこと。おでん文庫の看板を抱えて年末まで迎えられそうでほっとしています。ブログを読んでくださっている方がいることが、とても励みになっています。ありが…
こんにちは!めずらしく朝の更新です。昨日、SNSで早起きが苦手だとつぶやいたのですが、やることが詰まっているときと、図書館で借りた本の返却日が迫っているときは、なんとか起き上がります。今日の天気は晴れやかで、ほどよい冷気が肌に気持ちいいです。 ではでは、本日紹介するのはこちらの本です。 『ふくろうくん』 アーノルド・ローベル 作 三木 卓 訳 がまくんとかえるくんシリーズの作者であるアーノルド・ローベルの味わい深い一冊です。作者の絵を見たことがある人は、表紙を見た瞬間に、ピンとくるのではないでしょうか。色の明暗を柔らかく表現していて、優しいですよね。それでいて、ふくろうくんの佇まいはなんだかユ…
こんにちは!最近、おでん文庫の本棚テーマの「舞い込む」という言葉を、日常の中で意識して過ごしているのですが、仕事が舞い込む、チャンスが舞い込む、手紙が舞い込む…来るという言葉を使うよりも、なんだが日常に躍動感が出てくることに気が付きました。言葉選び一つで楽しい気持ちになれるのは、ちょっと嬉しい発見です。 ということで、本日紹介するのはこちらの絵本です。 『ゆきのプレゼント』 ベアトリス・シェンク・ド・レーニエ 文 ライナー・チムニク 絵 矢川 澄子 訳 この本は4月の本棚テーマ【友だち】のときに取り上げた『ともだちつれて よろしいですか』と同じ作者になります。 『ともだちつれて よろしいですか…
最近はおすすめの育児グッズの紹介など子供に関する記事が多かったので、今日は私のお気に入りの本を紹介したいと思います📖 好きな本がたくさんあるので何から紹介しようか迷ったのですが、初めての本の紹介なのでまずは大人から子供まで楽しめる本を・・・
こんにちは!今日は突然、冬到来のような寒さでした。今日はお布団も取り出して、衣替えもして、急いで冬準備を済ませました。さっきすこしお布団に入ったら、もこもこであったかくて気持ちよくて、明日の朝起きれるか心配になってきました。 というわけで早速、本日紹介するのはこちらの絵本です。 『あさがくるまえに』 ジョイス・シドマン 文 ベス・クロムス 絵 さくま ゆみこ 訳 版画の美しい絵に引き寄せられて手に取った絵本です。あさがくるまえに、という夜から朝にかけて何かを想起させるタイトルでありながら、窓辺でぬいぐるみと一緒に寝ている女の子が描かれています。物語の終わりのようなワンシーンですが、ここからどん…
こんにちは!本日は南と華堂さんでお店番を行いながら、棚の本を入れ替えしました。 11月のテーマは ”舞い込む” です。どの本にも共通に出てくるのが家。そこになにかが突然舞い込んでくるのです。家の扉を開いたがためにオオカミに襲われる物語もありますが、この物語たちは安心してください。ハッピーが舞い込みます。しかも秋から冬にかけての季節にぴったりな本が揃いました。本リストはこちら! 【本リスト】 ※11/5現在 『こぶたのレーズン』 『あさがくるまえに』 『ふくろうくん』 『きんいろのとき』 『こぶたのレーズン』 バーリント・アーグネシュ 作 ブローディ・ベラ 絵 ↓記事はこちら ハンガリーで生まれ…
こんにちは!おでん文庫の11月の本棚のPOPを作成しました。 11月のテーマは【舞い込む】です。 12月の年末を意識し始める11月。年の瀬に向けて、残りの日々を惜しみながら、やること、やりたいことに向き合っていくように思います。 そんな季節に”舞い込む”と聞くと、日々やることがパンパンなスケジュールに何が舞い込むんだと、おもわず身構えてしまうかもしれませんが、安心してください!予定外のハッピーが待っています。 舞い込む、という偶然で奇跡的なできごとがどんな物語を紡ぐのかを知ったとき、ちょっとでも忙しい日常の中に可愛げを見つけられたらいいなと思います。 それでは次回からテーマ本を紹介していきます…
こんにちは!最近、秋晴れが気持ちいいですね。元気よく半袖で出かけたら、外で半袖の人を一人も見かけなくて、日傘を深めに差して歩きましたとさ。 さて、おでん文庫の10月の本棚テーマ”おくりもの”の本紹介は、今回でラストになります。 『きんいろのとき』 アルビン・トレッセルト 文 ロジャー・デュボアザン 絵 江國 香織 訳 アルビン・トレッセルトとロジャー・デュボアザンのふたりの絵本『きりのなかのかくれんぼ』が好きで、ふたりの作品を辿っていたときに出会ったのがこちらの絵本でした。訳は江國 香織さんということで、読む前から期待も高まってしまいます。 『きりのなかのかくれんぼ』では、訳を片山 令子さんが…
こんにちは!今日は仕事が思うように進まずに、先程までしなびていました。夜遅くまで働くと悩みが次々と浮かんでしまって結局、早く寝た方がよかったりするのですが、夜は悩むのをスパッとやめるのがどうにも下手。今日はこのブログを書いている間に、ほどよい睡眠に襲われて、スカッと寝よう。 それでは本日紹介するのはこちらの絵本です。 『アフリカの音』 沢田 としき 作・絵 沢田 としきさんは、アフリカにあるエンザロ村に図書館を作った日本人メンバーのひとり。そのことを知ったのは、『エンザロ村のかまど』という絵本でさくま ゆみこさんの紹介文を読んだことから。 「アフリカ子どもの本プロジェクト」を立ち上げているのを…
こんにちは!友達のおすすめで『モブサイコ100』のアニメを見ていたら、筋肉を付ける努力をしている主人公のモブ君に感化されて今日は久しぶりにジョギングをしました。続けたい…! 本日紹介するのは、今月の本棚でオチオシしたいこちらの絵本です。 『あんちゃんのたんぼ』 梅田 俊作 作 絵も内容も一度読むと心に残る絵本です。絵も文章も作者がひとりで手がけている絵本というのは見かけることがありますが、それってなかなか出来ることではないですよね。 絵が絵本の中の要素として重要であることはもちろんなのですが、ある程度自分で文章を読んで理解や想像を膨らませることができる小学生が読むものとなってくると、人の気持ち…
こんにちは!今日は冷たい風が吹いて急に涼しくなり、気温が20度以下かと感じる勢いでしたが、最高気温が25度くらいありました。それくらい夏の気温が強烈だったということですね。ひとまずは夏を乗り越えたことを喜んで、それから秋に浸っていきたいです。 今回紹介するのは、10月の本棚テーマの決め手となった本です。 『つるばら村のパン屋さん』 茂市 久美子 作 中村 悦子 絵 この表紙がすごく好きです。ウサギたちが覗き込んでいる窓の内側には、焼き立てのパンの香りが広がっているのだろうかと想像をしただけで、なんだか幸せな気持ちに包まれます。 この幸せな食欲を我慢しなくてもいいんだよと、自分に許しを与えられる…
こんにちは!本棚を借りている南と華堂(なんとかどう)さんで、棚の本を入れ替えしてきました。店主さんと熱い絵本トークをして、身体がポカポカ!自分は奥深い児童文学の世界へ足を踏み出すきっかけを作れるように、ブログで発信をしていきたいです。 ということで本題の10月のテーマは ”おくりもの” です。本リストはこちら! 【本リスト】 ※10/1現在 『あんちゃんのたんぼ』 『つるばら村のパン屋さん』 『アフリカの音』 『きんいろのとき』 『あんちゃんのたんぼ』 梅田 俊作 作 『つるばら村のパン屋さん』 茂市 久美子 作 中村 悦子 絵 『アフリカの音』 沢田 としき 作・絵 bookclub.kod…
こんにちは!おでん文庫の10月の本棚のPOPを作成しました。 10月のテーマは【おくりもの】です。 初めは実りの秋をテーマに、「収穫」というテーマ名が浮かんでいたのですが、しっくりいかず、なんでだろうと考えていました。そんなときに読んだ一冊の本(10月の本棚にも置く予定です)。パン屋さんの主人公が、動物や不思議な生きものからもらったものから、新しいパンのアイデアを閃くのです。 そこで思いました。「収穫」という名前では、その先が見えない気がするのす。手に入れて終わるような。このパン屋さんの主人公のように、誰かからの「おくりもの」を、今度は誰かへの「おくりもの」に。「おくりもの」を受け取った人の気…
こんにちは!先週末にコロナになり、今週はブログ更新をお休みするか悩んでいたのですが、書きたくなって、更新しちゃいました☆ 9月の本棚テーマ【月さんお星さん】のラストは希望の星の本です。 『片手いっぱいの星』 ラフィク・シャミ 作 若林 ひとみ 訳 太田 大八 装丁 片手いっぱいの星。かみしめたくなるタイトルです。手の届かない場所にある星、そういう遠くにある存在だからこそ夢や願いを託すこともあるのだと思うのですが、そうした物理的な障害をひゅんと飛び越えて、星を掴んでいる子どもが、キラキラして目の前に現れました。 このキラキラした星、掴むか掴まないか選択肢が選べるとして、気軽に掴むことはできるでし…
こんにちは!今日は本を紹介するにあたり、ずっと哲学について頭を悩ませていました。悩んで頭が燃えカスになっただけで、一日が終わりました。 そんなこんなで、本日紹介するのはいつか本棚に置きたかったスイスの作家の物語です。 『まだ世界が若かったころ』 ユルク・シュービガー 作 ロートラウト・ズザンネ・ベルナー 絵 松島 富美代 訳 9月の本棚テーマ【月さんお星さん】で紹介をしている本の中で、今回は少し変化球の本になります。1冊で1つの物語が紡がれているのではなく、さまざまな短編(短くて3ページというのも)がある中に、星が登場する物語があります。 タイトルの『まだ世界が若かったころ』というのも、なんだ…
こんにちは!いつも先に本文を書いてから、ここの前置きのような文章を書いているのですが、今回の文章はこってりかもしれません。7・8月の本棚テーマでひとりの作者を取り扱ったこともあり、なんだか自分の中で山下さん像が作り上げられてしまった文章になりました(汗)。いろんな考え方、物の見方があると思うので、私自身決めつけないように気を付けていつつも、人からAの意見を聞くことで、違うBが浮かんでくることがあることを思うと、つらつら自分の考えを書いていくことが新しい考えを生むのかな…と前向きな期待を込めて。十人十色で感じ方・考え方はいろいろあることを、本を読んでいると思うようになります。世界が広いと分かるこ…