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Sonyα7Ⅲ with Sony90㎜ Macro f2.8 G OSS 「悩まない自分になりたいんです!」 と、最初の面談(インテーク)で仰るクライエント様は少なくありません。 わたし自身も悩みがちな性格をしているので、そう願う気持ちには、正直、非常に共感できます。 ただ、振り返ってみた時に、「悩まない自分になりたい!」と必死だった頃の自分は、どこか”病的な安定”を求めていたなあと言う気がしています。 hanahiroinoniwa.hatenablog.com こちらの記事でも触れていますが、悩みと言うのは”葛藤”を緩めていくことで、改善へと向かっていきます。 ところが、この”葛藤”自体…
前の記事の続きです。 Kati Morton Are U Okay? Talks at GoogleEveryone struggles with m…
人間、分からないものは「怖い」と感じるそうです。 この「怖さ」は、”暴力が怖い”というような「力」に対する恐怖感というよりは 「得体の知れないものを見ている怖…
(前の記事の続き) 夫が未知の生き物であるように感じる「怖さ」は、今も、時々、湧くことがあります。 (ひどい妻でごめんね。笑)だんだんとリラックスを憶え、「い…
今よりもっと若かった頃、 「みゆきさんって、悩み事とかなさそうだよね~」 と何故か言われることが多くて、そのたびに、顔では笑いながら、心の中では、 「フン、こいつら、なんも分かってねーな!」 と、白目むいて、舌打ちをしていたものでした。^^; でも、この頃は、そう言われることは、どこか”勲章”のような気がしています。 50年も生きてきたら、どんな人にだって、それなりの苦労があるものです。何もない人の方がおかしいと思うし、起こって来る出来事自体が、どうしたってヘヴィなことの方が多いのですからね。 でも、「悩み事とかなさそう」って言ってもらえるってことは、それが微塵も滲んでないってことなわけで、逆…
Sonyα7Ⅲ with Sony90㎜ Macro f2.8 G OSS 今日は1日、HCMカウンセリング 精神科医 高橋和巳先生の講座でした。2年目の受講となりますが、毎回新しい気づきと、学びの深まりを感じています。 大学2年間の学びと、高橋先生の講座に最初に出逢えたことは、私にとっては本当に幸運なことだったと思っています。なぜなら、どこまでが自分の技量で向き合えるケースなのか?どこからが、リファーが必要なのかが、明確に分かって傾聴なり、カウンセリングに臨めるからです。 今日も数え切れないくらいの情報量でしたが、なるほど!そうか!と思ったことの覚え書きをしておきたいと思います。 View …
Sonyα7Ⅲ with sigma 28-70 f2.8 DG DN 「もう、いい加減大人なんだから、幼少期の親との関係が~とか、生きづらいとか、人間関係が辛い~とか言ってないで、自分のことは自分でどうにかすれば?」 ヘルシーな愛着発達を遂げた方の中には、こんな風に思っている方も少なくないのではないでしょうか? 実はこの「いい加減大人なんだから」という部分にこそ、愛着トラウマの落とし穴があるのです。 hanahiroinoniwa.hatenablog.com 以前、こちらの記事で、愛着は「手続き記憶」であると書きました。 簡単に言うと、一度獲得されてしまった愛着スタイルをベースに、人間関係…
Sonyα7Ⅲ with SIGMA85㎜ f1.4 DG DN Art あなたの身体はあなたにとって味方ですか?それとも敵でしょうか? そう訊かれた時、「え?別に身体と言い争ってるわけでもないし、身体に攻撃されてるわけでもないから、敵とか味方とか、そもそも考えること自体、おかしいんじゃないの?!」 と、思った方は、自分の身体とデフォルトで仲良くできている人か、もしくは、身体の感覚を感じなくなってしまうくらい、自分の感情を殺してきた人かのどちらかだと思います。わたしにとって、わたしの身体は長い間”敵”でした。 なぜなら、わたしにとって身体は、”不快な感覚”をたくさん運んでくる存在だったから。 …
View this post on Instagram A post shared by さとうみゆき (@miu___sato) 林さんも「居場所」の大切さを述べています。わたしがこれから広げていきたい活動についてのヒントを学べればと思います。 ひきこもりの真実 ──就労より自立より大切なこと (ちくま新書) 作者:林恭子 筑摩書房 Amazon この『ひきこもりの真実』という著書、素晴らしい内容です。当事者の方にとっては本当の意味で救いになる言葉が詰まっているし、心理関係の従事者、心理師さんは、いかに間違った声掛けをしていたのかを知ることができます。ぜひ一度お手にとってみてください。 きょ…
Sonyα7Ⅲ with Sony90㎜ Macro f2.8 G OSS 40代後半を迎えた頃からでしょうか。悲観的だと思われても仕方がないのですが、1日の内に数回、本当になんでもない瞬間に、ふと考えてしまうことがあります。それは・・ 「わたし、この家の中のどこで最期を迎えるんだろう?」 ということ。 わたしには子どもがいませんし、妹も未婚で遠方暮らしです。まあ順番でいけば、夫が先に逝くのでしょうから、(有料老人ホーム等に入らない限りは)最終的には、この家の中でひとりぽっちになるわけです。 例えば、階段で転んで骨折する、お風呂場で急に心臓麻痺で倒れる、夜中に起き上がろうとしたら心筋梗塞で倒れ…
Sonyα7Ⅲ with sigma 28-70mm f2.8 DG DN先週末は岩手県、遠野に行ってました。^^写真は、釜石線です。 あなたは人から 「あなたの好きにしていいよ!」「自由にしたらいいんじゃない?」「やりたいようにしたら?」 と言われた時、身体と心にどんな反応が起こりますか? 自分だったら、 「OK、やったね!」 「了解!そうするね!」 と返事をし、やる気と心地良さがみなぎってくるんじゃないかな?と想像できる方は、ヘルシーな愛着(他人との対等な境界線)とヘルシーな自律神経(自分はこの世界にそのままで存在していても安心・安全)で生きられている方ではないでしょうか? ところが一方で…
Sonyα7Ⅲwith carlzeiss batis 40mm f2 CF あなたは人間関係において、他人との境界線がちゃんと引けていますか? 私が愛着の問題を解決したいと願い、SE™(ソマティック・エクスペリエンシング)のカウンセラーさんの元を訪ねた際に、真っ先に言われたのが、 「先ずはバウンダリー(境界線)の問題から、一緒に取り組んでいきましょう」 でした。 ところで、あなたは「境界線」って何だと思いますか?わたしは、最初、正直よく分かりませんでした。だって、人間関係の「境界線」って、ホテルやマンションの壁と違って、目に見えないじゃないですか。^^;ここから先は自分で、ここから先はあなた…
Sonyα7Ⅲwith contax planar 50mm f1.4 MMJ この週末は、精神科医である高橋和巳先生の講座に参加していました。今回のテーマは「愛着障碍」。わたしにとっては、3度目の受講となります。(愛着障碍がどのようなものであるのかは、このブログ内でも書いておりますので、カテゴリ欄よりご覧ください。) 3年前、初めて「愛着」の回を受講した時は、まだ大学に入学する前でした。内容を聴きながら、時々苦しくなって、涙が出てしまったのを覚えています。その涙は、時間を追うごとに、「怒り」を孕んだものとなり、次に「絶望」を孕んだものとなり、最後に「悲しみ」を孕んだものとなり、今は「自己理解…
トラウマセラピストの花丘ちぐさです!トラウマがあると、どんよりしてしまって、何もできなくなることは知られています。一方で、「やめられない、とまらない」「休めな…
NHKのウェブサイトに掲載されました!神経生理学で読み解く 性暴力被害の“凍りつき”NHKスペシャルで取り上げられます!“性暴力” 実態調査アンケートご協力の…
「これぞ、私!」。他人に何と言われようが、「だから何?だって、これが私なんだもの!」と、飄々と言ってのけられるような人になってみたいと、ずっと思って生きてきました。 心理学ではこれを「自我同一性=アイデンティティの確立」と呼び、エリクソンの発達心理学によれば、ヘルシーな心理発達を遂げた人であれば、青年期から成人期初期にかけ、遅かれ早かれ、この状態に達すると言われています。 でももし、何らかの理由でヘルシーな心理神発達が阻害された場合、「自我同一性の拡散=アイデンティティの混乱」がおき、その人は、「自分が自分である感覚(自分が何者であるか)が分からない」、「自分が何を望み、何をどうしたいと思って…
齢50を前にして、このところ「淡くて永い」人間関係のありがたみについて思うことが増えました。 20代~40代前半くらいまでは、とにかく”がっぷり四つに組んで”、明も暗もお互いをとことんさらけ出し、四六時中、お互いの人生に関与し、存在し得る関係こそが理想の人付き合い、人間関係が豊かな幸せな人生なのだと憧れていたように思います。”憧れていた”と書いたのは、それが一度も叶った試しがなかったからです。でも叶わなくて良かった。だってこれ、まんま“共依存”の関係性なので(苦笑)。 特にわたしの場合、幼少時、本来なら母親から与えられるべき「愛着」のつながりが形成されていなかったため、余計に友人やパートナーた…