「愛されなかった不足分、愛されたら癒される」という勘違い
Sonyα7Ⅲ with sigma 85mm f1.4 DG DN Art 愛着トラウマを負った人が、知らず知らず陥ってしまう思考に、 「本来なら自分が得られて然るべきだったはずの愛情、愛されなかった不足分だけ愛されたなら、自分はこの生きづらさから解放されるし、癒されるはずだ」 というものがあります。 確かに、適切なタイミングで、ヘルシーな養育者による感情の協働調整を十分になされていたとしたら、現状のような苦しみを味わうことはなかったのかも知れません。 ですが、 不足している「愛情の量」を取り戻す=愛着トラウマが癒される とは、残念ながら、ならないのです。 何故なら、幼児期の養育者による協働…
2022/12/02 20:48