電気の安全知識-1 家庭向け供給電力の話
[はじめに] 私は、50歳から70歳まで中部電気保安協会の職員として、高圧受電設備を有する電力需要家の電気保安管理業務を担当していました。電気の安全な取扱いを需要家の皆さんに指導することが、仕事の一部でした。「電気の安全安全な取扱い」は、高齢者にこそ必要と思っています。そこで、高齢者の皆さんに向けて「電気の安全知識」を簡潔に解説するものです。 ・・・・・***・・・・・ 1。2種類の周波数(50ヘルツと60ヘルツ)の問題 わが国では、富士川を境に東日本で50ヘルツ、西日本で60ヘルツの周波数で供給されています。これは日本で電気事業を開始した明治初期に、東京ではドイツ製の50ヘルツ発電機を、大阪…
2023/07/08 06:02