メインカテゴリーを選択しなおす
湘南の名山・吾妻山と川勾神社で春の一日を楽しんだ(2024年あたしの山開き)
桜満開の吾妻山でお花見 神奈川の二宮町(湘南)を訪ねました。 当初の目的は恒例となっている古社巡りだったのですが、花咲く山(吾妻山136.2m・神奈川県・二宮町)との突然の出会いがあり、花粉症につきお山自粛中だったあれこれを吹っ切って、思わず登ってしまった記録です。 まずは目的の相模の国・二ノ宮・川勾神社(延喜式内社・平安時代にはすでにそこにあった古いお社)。かつて朝廷がこの辺りを師長国(シナガ)としたときは一宮だったそう。シナツヒコは風の神。流れを変えて運気を上げてくださるそうです。 内陸の多摩から訪れるとはっきりわかる潮の香りのするいい風がふき、野にはたんぽぽと桜が美しく咲いていました。も…
陣馬山より富士山やっぱり富士山は特別です 山梨県側からの富士登山に通行料の支払いが義務化されました。今年の夏からだそうです。2000円。人数も制限するみたいですね。 ざっくり言うと、為替の影響と日本人気で押し寄せる海外からの登山者対策と、夏山・富士山に投下しなければならない金額の高騰かと思います。2020年あたりから、お金の価値が変わりました。 個人的には山はみんなのものであってほしく、お金が絡むのはややこしくなる気がしますが、そんなことは言ってられません。 昔、車で行けるけれど相当高所にある小屋に、登山目的ではないお客がいました。シンプルなサービスや食事に愚痴をこぼしていました。その方は悪気…
日本の古代史に山が加わると一気にリアリティが増しますね(高尾山・かしき谷園地)
かしき谷園地 高尾山(2022年11月)山でなんかいい場所には理由がある 一昨年の暮れにたまたま訪れた阿波・徳島で教科書には載っていない古い歴史にふれ、日本史の古代史にはまっている。 はまっていると言っても、私の日本史知識はすかすかなので、のびしろたっぷりで今が一番楽しい時期だ。特に古代なんて、本を読んでも「あたな誰?」で進まない。 学校で古代は古墳の形くらいしか習った記憶がないんだけど、古文書、口伝、古い神社等のたくさんの情報を繋げてみると、古の人々の想いや奮闘の跡がかなり見えてくる。 自分の生まれた場所の近くにすごい歴史があったら、それはもちろんうれしいけれど、それよりもぐっとくるのは地元…
澄んだ空気と真っ青な空、そこにいつも富士山がある冬らしい高尾山を歩いた。(最高!)
小仏城山で山頂カフェ(2024年1月) お正月休みが終わり4日働いての週末。土曜日は散髪し、日曜日はいつものように高尾山系。今年は元旦から災害があったり事故があったりで、妙に気持ちがざわざわする日が続いていたんだけど、澄み切った空の元山歩きできたお陰で落ち着いた。 たくさん歩きたかったので日影から入山。小仏城山から高尾山まで縦走。雲一つない青空、大きな富士山、山頂カフェの熱燗は美味しい。人も少なく自分の感覚を最優先して歩くことが出来た。最高だ。 凍結した個所もあったけれど、最近取り入れたシューズのグリップ力が高尾の土にあっていて、あっというまに不安解消。靴を変えるときはいつもちょっとした緊張感…
冬至の頃の高尾の森良く晴れた日中でも暗いのは陽が低いからこれもまたいいんだけどね 今日は冬至。これからどんどん一日が長くなるおめでたい日だ。 大昔の人にとって最重要だった太陽。春に向かって暖かく明るくなることは、それはそれはうれしかっただろう。クリスマスもお正月も冬至基準なんだと聞く。相変わらず続いている古代史ブームでふと出会う古墳や大きな石は太陽を意識しているものが驚くほどたくさんある。21世紀を生きるあたしだって、一年で一番好きな日だ。 そんなおめでたい日なんけど、私はまだ風邪をひいている。咳は治まったけど、喉のいがいががまだ終わらない。「くすぶり続ける山火事」みたいな風邪。コロナ禍を経て…
冬至を前に日中でもちょっと薄暗い高尾の森に身を沈めてみる(初冬の高尾2023)
高尾は常緑樹が多いので、山内は真っ赤ではないのですが、そこがいいです 12月初旬の高尾山。 先週は国内旅に出かけており、14日ぶりの高尾山。たかだか1週間空いただけですが、山は冬の様相でした。 赤や黄色の葉っぱは木によっては残っていますが、ひとくくりにするなら冬の山。そう冬至まであと20日程度。日照時間が1年で最も短く、太陽の位置も低いため、森に光が差し込みにくい時期。ダイヤモンド富士など、美しい景観も楽しめますが、行動時間には注意したい12月です。 いつものように安定の遅出登山。朝が素敵なことはわかっていますが、帰宅後に用事を残すのは嫌だし。高尾は意外と午後陽が出る山なので。 日影・蛇滝・浄…
断捨離の後に去来した「やっぱり写真良いな」という気持ちを大事にしたい
2016年盛夏。燕岳より槍ヶ岳を望む。この青空に会いにまた出かけたい。先を行く同胞の力強さよ。 一気に寒くなりました。山は冬ですね。 今年の夏は骨折して遠征登山しなかったので、嵩張らないのをいいことに長年放置してカオスだった大事な書類系の整理しました。いつになるかわからないけれど「いつか」落ち着いたときにと先延ばししていたので、ものすごい量でした。 引き続きパソコン内の大事なファイルの整理に着手。老朽化したメモアプリ「緑の象さん」とおさらばし、別のアプリに引っ越しというビッグイベントも完了。 大量のデータを移行しつつ要らないものを見つけたら速断捨離。捨て基準は「過去より未来」。ギガ単位のごみ。…
想い出は手ぬぐいに記憶されるのだ(手ぬぐい2023・夏山編)
2023年夏山手ぬぐい 急に冷え込んできた。例年だと9月の上旬頃、朝晩の空気が冷たくなる日を境に頭がしゃきんとして、いろんな活動を開始するんだけど、今年はそのタイミングが今という感じだ。9月も夏だった。 片付けがかどる。片付けって割と頭を使う。決めないといけませんからね。山道具入れの季節の変わり目に整理整頓。この夏買った手ぬぐいが無造作に置かれている。忘れていたわけではないけれど骨折のこともあり、ちょっと遠くにあった感じ。 7月-9月を夏山シーズンとするなら、1/3の7月は活動していたわけで、今年も300枚超の手ぬぐいコレクションに仲間が加わった。骨折もほぼ治り、たのしかったなと振り返る。これ…
今年も暑い。 私の住む首都圏でもほぼ40度みたいな日が続いている。こればっかりは誰にもどうすることもできないので、可能な限り「いつものように」過ごしている。 夏なので、今しか行けない高い山もぽつぽつ計画しつつ。普通の週末は毎度の高尾山。というか、高い山は月に1回くらいで十分なので、残りの週末はほぼ高尾山。 標高599mの高尾山は低山なので暑いけれど、登山道はほぼ木に覆われているので、直射日光はほとんどなく、あの人を黙らせるようなじりじりとした暑さはない。べとべと汗でげんなりしたり、汗疹にがっかりしたりしながらも、せっせと通って慣らしているからか割と平気。 そして、高尾は低山だけど実はスカイツリ…
富士の森を歩く(富士山2023)山高きが故に貴からず、樹有るを以て貴しと為す
馬返・禊どころの鳥居より・富士山(2023) 今年も富士山に出かけてきました。 ここ数年、山頂は目指さないけれど富士山を楽しむハイキングを続けています。 今年2023年はスバルライン5合目から北口本宮まで吉田ルートを下るハイキング。 「下りだけか?」と自分で計画しておいて「楽しくなかったらどうしよう」と心配だったのですが、そこは天下の富士の山。とっても楽しかったです。もっというと、富士山の樹林帯を思いっきり楽しむことができました。 スバルライン5合目からだいたい5時間で北口本宮 2度登ったことのあるルートなのですが、下りは初めて。 登りってどんな山でも独特の緊張感があります。富士山はルートも整…
今年も山で心底「手ぬぐい」をありがたいと思う季節がやってきた。(手ぬぐい2023)
早乙女が苗を持つ手の影がツボ(2023年07月) 蒸す季節がやってきました。 水をがぶ飲みしてぷふぁーと言ったり、眉毛で止まった汗がまとまってつるんと頬を這うのを感じたり、目の下の汗や鼻の下の汗で顔が汗だらけになったり、下山後に顔と首と腕を洗ってあーさっぱりと思ったり。 そう、そばにはいつも手ぬぐいが。 一時とにかく集めまくっていた手ぬぐいですが、ここ数年は厳選して、増やすのは年に10枚以下を心がけています。 写真は今年上半期に購入した3枚。思い出たっぷりで、後に手にしたときに、にんまりと出来るの間違いなし。 伊吹山山頂のお土産屋の手ぬぐい。何と、ヤマトタケルが発行した登頂証明のデザインです。…
塔ノ岳に登る。大倉尾根は禅の道。(2023年6月・梅雨入り前に丹沢山塊)
塔ノ岳に登ってきました。久しぶりです。 朝6時に起きて急にスイッチが入ったんです。「あたしは、山が好きなのよ。行かなくちゃ!塔ノ岳。」と。 塔ノ岳は2016年の正月以来。2015年に引っ越して、丹沢が遠くなったのです。加えて2020年からのコロナで、賑やかな小田急線を避けていたらなんと7年ぶり。そんなに行ってなかったのか?と我ながら驚いた。 さて自宅を出発。渋沢から大倉までの朝のバスが頻回のタイミングに渋沢に到着するために、ヘアメイクは帽子とマスクで誤魔化し、アネッサ握りしめ、ちょっと遠いいつもと違う駅までチャリを飛ばす。スピードハイクを決め込み、大きいカメラも置いて出発。 何とか9時台に登山…
山のにおいをくんくん嗅ごう。触ろう。包まれよう。良いことあるかも。高尾山・一丁平のヤマボウシ(2023年5月)
一丁平のヤマボウシ(2023年05月)相変わらずの40mm/2fの単焦点もうこれだけでいい 山で写真を撮っているひとなら、みんな気が付いていることかと思いますが、実際の自然はこれの100倍くらい素敵です。いや1000倍でも効かないかもしれない。 カメラは、自然の大事な要素である香りや手触りやそこに漂う木や石や土の成分まで写し取ることは出来ません。その一部、それに置き換わる何か小さなものだけでも留めたいと踏ん張ってはいるのですが。正直なところ・・・直接山に出かけて自然に包まれてしまってしまってくださいと、在庫が切れ、お客様にライバル店をおすすめしている店員さんの気分です。 コロナ時代を生き抜くた…
登山時にスマホをどこに収納するか問題(2023はUNIQLOのミニショルダーでやってみます)
気に入ったので2個買ったよこいう小さいものって個体差があるのでお店でね UNIQLOで山で使えそうなミニショルダー見つけました。これにスマホとリップと飴ちゃん入れます。 分岐ではYAMAP見たいし、唇がばりばりになる前にリップ塗りたい、歩きだすとそんなに食欲はなく行動食は飴ちゃんなのです。 そんな「ザック下すまでもないな、今のりのりなんだからこのまま進みたい。」という、登山民の為に、サコッシュとかウェストポーチがあるのですが、長時間へその辺りに何かがあたっているのが苦手で、ずっとカーゴパンツのポケットで頑張ってました。 そのパンツシリーズが廃盤になったのと、これからは「足がシュッとするの履きた…
雨の高尾山 雨の高尾山、特に若葉の季節は実は内緒にしておきたいくらい綺麗です。でも、たまちゃんの言う通り、ガチの山好きは、時々変なことを言うらしいので、その辺りはよろしくお願いいたします。(安全第一で!) まるちゃん、ガチの山好きが言う『ゆるふわ』は普通の人からしたらありえないペースだったり、とんでもない距離を歩いていたりするから間に受けちゃダメだよ。 pic.twitter.com/7Y9EtsfNYE — 🅁🄴🄽🄾 (@renosky99) May 9, 2023 ※ウツギが盛りでした。雨の日は本当に花々が綺麗です。 View this post on Instagram A post s…
伊吹山の山頂から眺める琵琶湖はさながら海のようでした!(伊吹山・湖東旅 2023)
GWが終わり、また1週間精一杯働きました。ふー。 暇を見つけては楽しかった記憶をブログに留めようと思っていたのですが、今回の旅はどうも「ネットに書きにくい」ちょっとしたほっこりする出来事が多く、どう書こう?と戸惑っている間に時間が。ええい忘れる前にいつものようにインスタを貼り付けておけ。 はい。伊吹山・湖東の滋賀旅、よかったです。空が大きい! ※伊吹山。無敵のヤマトタケルが山の神を怒らせた伝説の山。その名にふさわしく、最後の急登にはびびりました。ずっと太陽があたっており暑くてお花どころじゃなかった。山を舐めるなと改めてヤマトタケルから教わりました。でも山頂は食べ物屋さんがしっかりあってくつろげ…
風を切れ!風の声を聴け!高尾山・稲荷山コースの新しい木道階段が素敵です(2023・高尾山)
稲荷山コースの木道一枚板に斜度を付け、滑り止めで終わらせそうなところを、数センチの段差で組み立てている。そして各ステップには山肌にそった自然な角度が。 カラダが冷えて力が入らず「あたしもついに流行り病かも」と凹んでいたら、ここのところ想定外に寒暖差が激しく、自律神経が乱れちゃった方、たくさんいる様子。 そういえば、外では着込みすぎて脱いで冷えたり。夜は毛布はもういいだろうと布団不足で冷えたり。思い当たる節あり。そうか!と今の気温には不似合いな冬布団で寝たらあっさり治りました。 山では年中「冷え」ないようにウェアでめっちゃ工夫するんです。平地でもこの心構えでいればいいのかも。 さてさて、毎度の高…
気が付くと400回くらいは登っている高尾山で今年もあたしの山開き(2023年)
雨の週末。残念ですが、杉と檜の花粉が飛び、キレイだけど桜の花粉も舞い飛び、ついでに黄砂もやってきて、賑やかな春の空もこれで落ち着くかなと思うとちょっとほっとします。 先週末は無事「あたしの山開き2023」を高尾山で迎えました。まだヒノキ花粉がおさまっておらず、鼻水が反応していましたが、気が付かなかったことにしました。そして山頂にはまだヤマザクラが残っており、富士山も美しく、ビール価格も据え置き。最高。 月に3回は高尾山xだいたい13年。3X12X13=468。少なく見積もっても400回は高尾山に登っていると思いますが、それでもなお毎回新鮮。自然は偉大です。 ※やっぱり富士山。 View thi…
お天気に恵まれたお正月休み。さっそく高尾系。(2023年・うさぎ年)
スマホで撮った陣馬山山頂からの眺め(2023年01月)なかなかの広角・南アもちゃんと写ってる 2023年のお正月休み、関東地方は好天に恵まれました。年明け10日ほどですが、高尾山系にはすでに2回登りました。今年もどうぞ楽しく登山できますように。 三賀日の恒例、辛口で有名な薬王院のおみくじ登山。結果は「凶」。「山を舐めるな」と言っていただいていると勝手に解釈しています。2年連続「大凶」だったことがあるのですが、気持ちを引き締めて過ごしたおかげか、その2年何事もありませんでした。これぞ、おみくじ効果。 ※このすんばらしい富士山と「凶」のミスマッチが最高です。 View this post on I…
陣馬山から高尾山までの縦走路「鳥のみち」を歩いてきました。 毎度の高尾山系も、陣馬高原下バス停を出発して高尾山山頂を経て高尾山口駅に下山すると、全長18キロ、6-7時間のがっつり歩きとなります。このぐらいの距離になると、万が一お店が閉まっていたり、トイレが故障していたりも想定して準備しないといけないので、ちょっとした緊張感があります。そしてそれでも「慣れ」に甘えて毎回あれこれ反省させられるのも、このコースの良いところ。 そして今でも高尾山に到着したときのすがすがしい感じは一番最初に歩き切ったあの日とあまり変わりません。こんなコースが近所にあってよかった。 という訳で、いつもの絵で解説しつつイン…