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『源氏物語』第54帖のうち最後の10帖は、「宇治十帖」と呼ばれ、「橋姫(はしひめ)」「椎本(しいがもと)」「総角(あげまき)」「早蕨(さわらび)」「宿木(やどりぎ)」「東屋(あずまや)」「浮舟(うきふね)」「蜻蛉(かげろう)」「手習(てならい)」「夢浮橋(ゆめのうきはし)」の10帖の総称。主人公薫(かおる)大将と宇治の八の宮の娘、大君(おおきみ)・中君(なかのきみ)、および浮舟との人間模様が語られ、主として宇治の地が舞台となって...
東福寺駅から歩いて5分ほどのところに夢の浮橋跡があります。夢の浮橋は、泉涌寺に詣でる本道に架けられていました。かつては大路橋や落橋と呼ばれていましたが、『源氏物語』の宇治十帖の「夢の浮橋」に因んで名付けられました。現在橋はなく、コインパーキングの前に、ポツンと石碑が建てられています。「夢浮橋」(ゆめのうきはし)は、『源氏物語』五十四帖の第54帖に描かれています。かつて、この地に夢の浮橋が架かっていた...
『源氏物語』第54帖のうち最後の10帖は、「宇治十帖」と呼ばれ、「橋姫(はしひめ)」「椎本(しいがもと)」「総角(あげまき)」「早蕨(さわらび)」「宿木(やどりぎ)」「東屋(あずまや)」「浮舟(うきふね)」「蜻蛉(かげろう)」「手習(てならい)」「夢浮橋(ゆめのうきはし)」の10帖の総称。主人公薫(かおる)大将と宇治の八の宮の娘、大君(おおきみ)・中君(なかのきみ)、および浮舟との人間模様が語られ、主として宇治の地が舞台となって...
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薫は比叡山に行き、いつものように経本や仏像などを供養させると、翌日は横川に出向いた。僧都は突然の訪問に驚き、畏まって迎えた。 長年、祈祷などの依頼くらいで特に懇意というわけでもなかった。この度の女一の宮の病いにおいてすぐれた効験をしめし、尊い高僧としての名声がさらに上がったこ...
薫は、文を持たせた童を (このまま小野の庵に遣わそうか) と思ったものの、人目が多すぎてどうにもならない。 ひとまず三条宮邸に帰り、翌日改めて出立させることにした。 特に親しい家来ばかり仰々しくない程度に二、三人を付け、昔から宇治への使者として使っていた随身も加える。 ...