メインカテゴリーを選択しなおす
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ10 BL小説 大学時代、河崎、藤堂、村上とお坊ちゃん同士の悪友で、よく遊んだ。 「薬出しとくから、今夜は安静にしてよく寝ることだな」 「入院しなくていいのか?」 河崎は確認した。 「インフルも陰性、入院する理由がない」 「お前、腕は確かなんだろうな?」 直
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ9 BL小説 「あのマンションは」 河崎が口を開いた。 「私が祖父から譲り受けたものですから、私が部屋代を払う必要もないですし、ご心配には及びません」 「はあ、しかし、本当によろしいのでしょうか?」 「はい」 河崎はいつもと同じ強い眼差しを浩一に向けた。 「わかり
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ8 BL小説 「いや、ほんと、一体どうしたんですか? この南極かという寒さは」 三浦が肩をすぼめる。 「そうなんだ、実はねって、俺が知ってるわけないだろう? 気象庁にでも聞いてくれ」 藤堂はお茶目な顔で肩を竦めて見せた。 三浦も河崎も落ち着く間もなく電話でやり取
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ7 BL小説 「何がトップAEだよ、俺なんか」 「なーに言ってんだよ、あの河崎さんの下で二年もいたんだろ? 尊敬に値するって」 自嘲気味な浩輔に、長谷川は感心したように言う。 「やめてくれよ。お前こそ、すっかりエリートって感じじゃん」 「またまた~」 長谷川は明る
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ6 BL小説 「俺もちょっとは頭を過ぎったんですけど、今回は自分で何とかやってみようかと」 浩輔がぼそぼそ言うと藤堂は顔をほころばせた。 「えらいねぇ、浩輔ちゃん。がんばれ!」 頭を撫で撫でされて、「ちょっと、ガキじゃありませんてば!」と浩輔は抗議する。 「風邪
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ5 BL小説 翌日、浩輔にしては珍しくオフィスに着いたのが十時ギリギリだった。 昨夜、風呂に入ってからまたパソコンに向かったのはいいが、うっかり眠ってしまったのだ。 気がつくともういつも家を出る時間だった。 慌てて着替えて地下鉄に飛び乗ってから、少し頭がぼん
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ4 BL小説 「どうもしないが、お前がどんな暮らしをしているかと思って、母さんにも一度行ってみてくれと頼まれてたしな」 宮坂のアパートを引っ越す時、まだ使えるものなどを浩一が知り合いの学生に譲ったりしてくれたのだが、引越しの時は浩一は仕事があったし、友人が手伝って
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ3 BL小説 途端、猛烈な風に真っ向から出くわし、思わず身を硬くして目を閉じる。 「もう三月も近いのに、なんなんだよう」 とにかく早いとこ帰ろうと地下鉄の階段を駆け下りた。 通り道にあるコンビニで弁当を買い、とぼとぼと今の浩輔の住居である河崎のマンションへと辿り
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ2 BL小説 第一、デザイン部でも俺以外は芸大の院を出た佐々木さんを筆頭に芸大や美大、或いは名のある美術学校を出た者ばかりだったし。 浩輔がはあ、とため息をついた時、藤堂のポケットで携帯が鳴った。 「はい、ああ、お世話様です。ええ、今からですか? 大丈夫ですよ、で
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ1 BL小説 二月も半ばを過ぎ、ここ数日は不安定な天気が続いている。 昨日などは気温がいきなりぐんぐん上昇し、通りを行く人々も上着を脱いで汗を拭きながら歩いていたかと思えば、今日は藤堂氏もマフラーをしっかり巻いてやってきた。 「また冬将 青山にある最近できたばかり
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です いつだってこれだよ(河崎×浩輔) BL小説 河崎×浩輔、誰にもやらない、みんな、はっぴぃの続編エピソードです。 元英報堂のエリート営業マンだった河崎、藤堂、三浦とジャストエージェンシーのデザイナー浩輔が、代理店プラグインとして船出してから半年あまり、 いく
桑原桑原! 触らぬ神に祟りなし @元港区女子がTV業界問題に思う事(苦笑)
皆さん、こんにちは〜(´・Д・)」 alexは港区生まれ港区育ち。 でも、それは両祖父母と両親がそうだったからで alexも港区生まれ港区育ちな訳で。。 …
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指したりFIRE後の生活を楽しむ姿勢として、大きく分けて2つのアプローチがあると思います。 ひとつはスピード重視の FIREで、もう一つがスピードより 完璧さを重視したFIREです。 そうした特徴は、本来持って生まれた性格が関係するとは思い...
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light20 BL小説 千雪は着信履歴を調べ、鴻池がシャワーを終えるまでにできる限り自分の携帯に画像で保存すると、バスルームのガチャという音とともに携帯をポケットに滑り込ませた。 ところが鴻池と入れ替わりにバスルームに行こうとした千雪の腕
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break35 BL小説 「やっぱ、お迎えの車って、サイレン付きだったんですか?」 良太はつい、思っていたことを口にした。 「サイレンは鳴らさんと帰ってもろたけどな」 「詳しいことはまた後で話す。腹が減った」 動きたくないという顔の千雪
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light12 BL小説 「一体どういうつもりなんだ? 鴻池さんは」 昔からテレビ関連仲間の行きつけとなっているバーのカウンターで、工藤は声を荒げた。 「んなもん、本人に聞いたらいいだろう?」 隣でカラリとグラスの氷を鳴らしたのは、これもMB
今から成長する業界とは!?キャシー・ウッド氏の投資手法」がすごすぎる 動画紹介
今から成長する業界とは!?キャシー・ウッド氏の投資手法」がすごすぎる 動画紹介 「マネックスオンデマンド」から配信されている動画を紹介します。主にテスラなど…
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない20 BL小説 時計はそろそろ今日の終わりを告げようとしている。 工藤には食事を取れと言ったものの、目まぐるしさにほとんど乾杯の時のシャンパンを口にしただけだった良太は、急に空腹を感じた。 「カップ麺あったかな~」 空調を落とし、灯
月夜の猫-BL小説です 月澄む空に93 BL小説 プロ野球のペナントレースも終盤に差し掛かり、今年も関西タイガースはセリーグの首位と二位を行ったり来たりしている。 それだけでなく、Aクラスどころか三位以下も今年は混戦状態がまだ続いており、下手をすると終わったらガラリと順位が変わっていたなどということもあり得そう
この記事、ほんとなのかな?今のニッポン人って、そんなに外国人労働者ウェルカムになってるの?・・・観光客だけでなく?反吐が出るわ↓ ↓ ↓外国人労働者受け入れ「賛成」62%、高齢層で大幅増 朝日世論調査高齢者って、「昔は良かった」的な保守的な人が多いから、外国人労働者賛成!って人は逆に少なそうだけど。自分達が介護が必要だから、介護してくれる働き手がいないから仕方なく外国人賛成に回ったのか?って思っ...
転職活動開始! そろそろ進路を考えていこうと思う。ずっと同じ会社で約30年間、よく頑張ってきたなと我ながら思う。会社の中ではそれなりにスムーズに出世をしてきたが、管理職になってから3回休職してしまった。色々思いはあるけれども、今の会社から
日本の賞 日本国では、様々な功績や実績を残している個人や団体を表することがあります。 こうしたものも名誉であり
深刻な介護ヘルパー不足 訪問介護事業は限界を通り越して崩壊の危機
市場拡大が見込まれているのに事業がたちゆかない業界がある。2023年1〜8月に訪問介護事業者の倒産件数が過去最多の44件を記録したと報じられ(東京商工リサーチ調べ)、急増ぶりに驚きが広がっている。調査を開始した2000年以降、倒産件数は年間で58件(2019年)が過去最多だったが、それを大幅に上回りそうなペースだ。人々の暮らしに現れる社会の変化を記録する作家の日野百草氏が、介護ヘルパーがいない地域が増え、介護ヘル…
【職を転々した男による】建設業のメリットとデメリット(施工管理技士)
皆さんは建設業にご興味ありますでしょうか? イメージの通り、3Kなのは事実です。 ですが、もちろんメリットもあります。 そこで建設業のメリットとデメリットをご紹介いたします。
介護職は離職率が高いイメージがあると思いますがそれは昔の話で実際には、 2019年の離職率は15.4%と全産業平均の14.9%とほぼ変わりません。 何故離職率が高いイメージがあるのか。 元介護士としての体験談もかねて介護職へのマイナスイメージを少しでも払拭できればいいなと思います。
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人21 BL小説 頭から工藤をヤクザと見下しているその正義感面にはかなりムカついたが、千雪のことを見下したいが故に工藤のことを持ち出している速水に対して、反吐が出る思いがして、千雪は立ち上がる。 「根拠のない噂話なんかに踊らされて、仮にも心理学者ともあろう人が、そう知らん他人を
月夜の猫-BL小説です 春雷49 BL小説 「あ、乗ります!」 良太は千雪の手を掴んで、閉まりかけているエレベーターに向って呼びかけた。 ドアは開いて、良太は千雪とともに慌てて乗り込んだ。 「すみません!」 先に乗っていた人に断りを入れると、「おはようございます」と落ち着いた声が返ってきた。 「あ、おはようござい
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲4 BL小説 快晴の空は夏の兆しが見え隠れしていた。 風は心地よく傍らを抜け、ぽっかりあちこちに浮かんだ雲はマグリットの世界にワープしたかのようだ。 「よろしくお願いします」 良太は編集部の面々に頭を下げ、周りの女の子にはさりげににっこり笑って挨拶した。 今日は、青山プロ
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲3 BL小説 疲れたああああ… しばらくベッドに沈んでいた良太だが、スーツが皺になる、とようやく身体を起こしてバスタブに湯を張っているうちに、スーツをハンガーに掛け、服を脱いでバスルームに戻る。 湯につかった一瞬の心地よさで、疲れも引いていく。 部活なんかもっとハードだっ
月夜の猫-BL小説です 春雷48 BL小説 自分の母親なのに、会ったこともない知らない人間の写真を持ってたって何の意味もないだろう、などと言って全く取り合わない。 「お前がもらったんならお前が持っていればいいだろうとかって、渡そうと思っても工藤さん、意に介さないし」 「まあ、引き出しの奥にでも入れといたらええや
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲2 BL小説 本当は工藤が接待を兼ねて高山に会うことになっていたのだが、出張先で足止めをくらった工藤の代わりに、良太が接待しなくてはならなくなった。 ロケ現場近くの業者が、仕事の邪魔だと文句をつけたため、工藤がその業者にかけ合っているらしい。今夜の最終便に間に合うかどう
月夜の猫-BL小説です 春雷47 BL小説 「とりあえず、お返しするわ」 紫の袱紗にくるんだベルベットのペンダントケースを千雪は良太の方に押しやった。 「ちゃんと中、確認してや」 千雪に言われて良太はちょっと嫌そうな顔をしつつ、袱紗を開いてペンダントケースを開けた。 「はあ、確認しましたけど」 「あかんがな、偽
月夜の猫-BL小説です 春雷46 BL小説 何が食べたいか千雪に聞いたところ、温かいもの、というので、西麻布のフレンチレストランに予約を入れた。 以前、工藤が連れて行ってくれたこじんまりとした店で、工藤の元同期がオーナー、その弟がシェフで、気取らない雰囲気だが美味しいフレンチを食べさせてくれる。 車寄せに車を停
月夜の猫-BL小説です 春雷45 BL小説 ともあれ、良太はダメモトで千雪の携帯を呼び出した。 「あ、お忙しいところ恐れ入ります、広瀬ですが」 繋がったことだけでもラッキーだ。 千雪は編集から逃れるために携帯を切っていたりするからだ。 「ああ、何? 良太からの連絡とか、嫌な予感ばっかやから」 なるほど、千雪
月夜の猫-BL小説です 春雷44 BL小説 「良太ちゃん、山根監督からお電話よ」 たった今考えていた『今ひとたびの』の監督だ。 「はい、お電話代わりました。お世話になっております。は? え? 小林先生ですか?」 またぞろ、山根は面倒なことを言ってきた。 今日の撮影シーンで、原作者の小林千雪に確認したいことがある