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3年前から花菖蒲の季節に通うようになりました。今年は名所江戸百景の堀切ロケ(前回記事)との会わせ技で立ち寄った堀切菖蒲園です。まだ咲き始めで見頃からたぶん1,2週早すぎるのと、雨が降りだしそうなお天気のせいで、日曜にもかかわらず園内の花も人...
歌川広重「名所江戸百景」の五十七景は 堀切の花菖蒲。元の絵はこちらです。堀切で菖蒲とくれば「堀切菖蒲園」近くで間違いないでしょう。現在の同園は荒川の水辺からほんの少し離れているので、川端で菖蒲が撮れるところはないかと探したら、荒川に面した葛...
歌川広重「名所江戸百景」の四十一景は 市ヶ谷八幡。元の絵はこちらです。同じように市ヶ谷橋の上から北東に市ヶ谷八幡方向を望むと、現代ではこういう眺めになります。外堀を渡る市ヶ谷橋は江戸城市ヶ谷御門前の交通の要衝でしたが、現代でも都心交通の要の...
歌川広重「名所江戸百景」の四十景は せき口上水端はせお庵椿やま。元の絵はこちらです。絵の題名がとっつきにくいですが、"せき口上水端"は、今の文京区関口付近、神田上水(神田川)にあった取水口堰のあたり、という意味。というか堰があったから「関口...
歌川広重の「名所江戸百景」の三十四景は 隅田川水神の森真崎(すみだがわすいじんのもりまっさき)、元の絵はこちらです。前回の四ツ木から墨田区堤通の水神大橋の袂あたりまで移動してきました。隅田川の流れはおそらく往事と大差無いと思うのですが風景は...
歌川広重の「名所江戸百景」の百十一景は 千束の池袈裟懸松、元の絵はこちらです。「洗足池」と字が変わっていますが今も池は健在で、千束の字の方もこのあたりの住所表記(南千束)にちゃんと残っています。なんと「袈裟懸けの松」も現地の日蓮宗妙福寺の境...
Institute of Science Tokyo 初訪問
なんだそれと思った人、私と同じくらい時代に遅れてます(笑)。Institute of Science Tokyo は東京科学大学の英語名。昨年10月に東京工業大学と東京医科歯科大学が合併してできた新しい大学です。品川区の洗足池公園あたりに写...
歌川広重「名所江戸百景」の百六景は 御厩河岸、元の絵はこちらです。渡し船の上に牛太郎を連れた夜鷹が2人、というなんとも妖しい絵ですが、現在の厩橋当たりの景色はいたって健康的で、昼間だとこんな感じになります。元の絵に少し寄せて無理やり夕景っぽ...
歌川広重の「名所江戸百景」の百四景は 千住の大はし、元の絵はこちらです。広重画伯が多用する鳥瞰の視点の絵で、これを真似るのは毎回苦労します。というかほぼ真似できないので、今回も鳥ならぬ身の地べた視点の写真でごめんなさい。隅田川にかかる千住大...
歌川広重「名所江戸百景」の百一景は よし原日本堤、元の絵はこちらです。浅草聖天から吉原大門を経て三ノ輪までの一本道は土手通り。現在のこの名が示す通り、ここはもともと川が流れていてその土手(堤防)が日本堤と呼ばれていたのだそうです。ところが、...
歌川広重「名所江戸百景」の百十景は 南品川鮫洲海岸、元の絵はこちらです。「冬の部」の絵は多くが雪景色で撮りにくいので、そうではないものを求めて、前回の芝浦、今回の鮫洲と湾岸を彷徨うことになりました。さて、往時に海苔の養殖がさかんだった鮫洲海...
歌川広重「名所江戸百景」の百九景は 芝うらの景色、元の絵はこちらです。安政年間の震災で壊れた将軍の浜御殿(今の浜離宮)の修復を祝して描かれたのだそうです。2024年年末現在では浜離宮から芝浦方面は見通せないので、ロケ地を少し変えて竹芝桟橋あ...
本郷まで行ったので、ついでにどこかと思って駒込の六義園に寄ってきました。東大のイチョウの黄葉が盛りまであと少し、だったので六義園のモミジはまだ紅葉には早すぎるだろうなあ、と思いはしたのですが、この日から六義園は夜の紅葉ライトアップの始まる日...
東京はまだ紅葉シーズンには早いけど、このところ少し冷えたから銀杏の色づきは進んだんじゃないか。そういう思惑で東京大学本郷キャンパスに行ってきました。地下鉄の駅を降りて歩く本郷通り沿いはなかなかの銀杏並木なのですが、青々としてまったく色づく気...
歌川広重「名所江戸百景」の五十三景は 大はりあたけの夕立、元の絵はこちらです。 いよいよ出るものが出ました。名所江戸百景の中でも随一の傑作との誉れ高い名作。ゴッホが模写したことでも知られるこの絵、この景色。現代の景色として再現することはもち
歌川広重「名所江戸百景」の五十六景は 駒形堂吾妻橋、元の絵はこちらです。 この絵は摺のバージョンによってかなり違うみたいで、↑の絵だとすっかり夜の景色みたいですが、別の摺だと水平線はかなり明るくて早朝に見えるものもあります。鳥が飛んでるのだ
歌川広重「名所江戸百景」の五十四景は 浅草川大川端宮戸川、元の絵はこちらです。 絵の題名の3つの川の名はいずれも隅田川の別称。江戸時代は両国あたりから下流を大川と呼び、浅草近辺では浅草川、宮戸川という言い方もしたようです。川を渡る国道14号
歌川広重「名所江戸百景」の五十一景は 佃しま住吉の祭り、元の絵はこちらです。 佃まつりを題材にした写真は夏らしくて気が利いてるじゃないか、是非行こう! という志は悪くなかったと思うのです。しかし残暑の厳しさは私の志の強さを遥かに上回っていて
歌川広重「名所江戸百景」の五十景は 増上寺塔赤羽根、元の絵はこちらです。 夏の暑さが一瞬和らいだ(ような気がした)ので意を決してLumix S5を携えて撮り歩きに出かけたのですが、和らいだはずの暑さに裏切られ、そこにあるはずの景色が無いのに
全国各地の豪雨災害のニュースに心を痛めつつ、東京・関東ではややカラ梅雨気味の猛暑に見舞われてそれはそれで厳しい、熱中症警報続きでうかうかと外出もできない6-7月でした。7月中旬を過ぎて梅雨前線が最後の意地を見せて少し気温が下がってくれた時が
以前からあれこれ言及しておりましたが、中望遠の画角をカバーするLマウントのズームレンズとして LUMIX S 24-105mmを購入しました。 今年の春に発売されたLUMIX S 28-200mm F4-7.1が「高倍率ズームとは思えない優
先日6/22の記事のつづきで、名所江戸百景撮り歩きをPENTAX機ではなくフルサイズのLUMIX機(S5+Lマウントレンズ)にスイッチするとしたら、おそらく手持ちのLUMIX S 20-60だけでは必要な画角が得られないだろう、おそらく標準
タイトルにはこう書きましたが選り好みはしてません。まだコトはそこまで進んでない。 おまけにアイキャッチに使った写真はLマウントのレンズじゃない。というのも・・・ 当ブログではここ数か月、歌川広重「名所江戸百景」の各地の現在の様子を撮り歩くと