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『サイドバイサイド隣にいる人』(2023.4.2.リモート試写)そこに存在しない「誰かの思い」を見ることができる未山(坂口健太郎)は、その能力を使って傷ついた人々の心身を癒やしながら、恋人で看護師の詩織(市川実日子)とその娘・美々(磯村アメリ)と平穏に暮らしていた。ある日、自分の近くに謎の男が見えるようになった未山は、その男・草鹿(浅香航大)を介して元恋人の莉子(齋藤飛鳥)と再会し、自らの過去と向き合うことになる。企画・プロデュース行定勲、脚本と監督は伊藤ちひろ。よくいえば静謐だが、悪くいえば観念的で、独り善がりで、何がいいたいのかよく分からないじれったさを感じる。そもそもこれはファンタジーなのか、それともソフトホラーなのか。フランス映画の影響を受けたが、それを消化しきれていないような印象を受ける。見どこ...『サイドバイサイド隣にいる人』