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ドン社長の散歩から始まり、畑仕事、絵の仕事、TATTOOの仕事、相談員の仕事、家のこと。雑務をこなしていると、あっという間に1日が終わる。 外も野鳥の声で騒がしくなってきたし、散歩や畑仕事を楽しんでいる人たちの姿が日に増して増えてきている。 景色も葉桜になりつつ、コントラストが明るい色ばかりで、私の心もウキウキしてくる。 ニュースは相変わらず暗い。 報復攻撃が始まっただとか、第三次世界大戦だ、とか。 暗いことを追い続けると、終わりがない不幸や悲しみに自分の心が侵食されていってしまうので、ほどほどに事実を受け止め、こんな日、私は畑仕事をする。 畑を整備し、次の準備を急いそとするに限る。 誰かがた…
存在しなかった事にされたくないかつての女性兵士達の叫び 作:小梅けいと 漫画「戦争は女の顔をしていない」第4巻感想
スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチのノンフィクション小説を漫画化した作品第4巻の感想です。 戦争は女の顔をしていない 4 (単行本コミックス) 作者:小梅 けいと KADOKAWA Amazon 2ki3suke.com 2ki3suke.com <感想> 第3巻で戦場から帰って来た女性兵士が夫の母親から 「なんで戦場の花嫁なんか妻にしたんだ」 となじられたり、町の女性から偏見の目で見られたりしたのか謎だったのですが、この巻でその疑問が解けました。男ばかりの戦場に女性が参加するという行為が安全な後方の女性達から見れば傷物になったと見做されたからなんですね。 実際の戦場では恋愛が基本御法度で、当…
真面目な本や映画を(なぜか)今は受け付けないみたい…(^^;
タイトルを書いたのが数日前。なのに、今はその「真面目な本」を読み始めています。それも2冊並行して(^^;「女性兵士という難問」(佐藤文香)「戦争は女の顔をしていない」 (スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ)「女性兵士…」の方は、新聞の書評欄で見て図書館
女性の従軍はスティグマになるのか? 作:小梅けいと 漫画「戦争は女の顔をしていない」第3巻感想
スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチのノンフィクションを小梅けいとさんが漫画化した第3巻の感想です。 戦争は女の顔をしていない 3 (単行本コミックス) 作者:小梅 けいと KADOKAWA Amazon 2ki3suke.com <感想> 独ソ戦から数十年経過したロシアで、過去に従軍した女性達に聞き取りをまとめたノンフィクションが原作なのですが、この第3巻で著者であるスヴェトラーナが、聞き取りをされる女性達が従軍したのは確かなのに、それを忘れ去られてしまうのではないか、気づかれずに消し去られてしまうのは悔しいという思いがあるのを著者であるスヴェトラーナが理解し、「戦争のことを聞いただけで吐き気…
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチのノンフィクション作品の漫画家 作:小梅けいと 漫画「戦争は女の顔をしていない」第2巻までの感想
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチによるノンフィクションを、小梅けいと先生が漫画にした作品の第2巻までの感想です。 戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫) 作者:スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ 岩波書店 Amazon 戦争は女の顔をしていない 1 (単行本コミックス) 作者:小梅 けいと KADOKAWA Amazon 戦争は女の顔をしていない 2 (単行本コミックス) 作者:小梅 けいと KADOKAWA Amazon <感想> 内容としては、第二次世界大戦の独ソ戦で従軍した女性兵士の証言を、雑誌記者であったスヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチがまとめたノンフィクションの漫画化です…
カンテミール・バラーゴフ「戦争と女の顔」シネ・リーブル神戸 ベラルーシのノーベル賞作家スベトラーナ・アレクシエービッチに「戦争は女の顔をしていない」(岩波現代文庫)というノンフィクションがあ
【今こそ読みたい、戦争について考える一冊】同志少女よ、敵を撃て [ 逢坂 冬馬 ]
What)W.W.II 独ソ戦を舞台に描かれる、女性狙撃隊のストーリー。 Why)表紙。この女の子に惹かれて。 How)いつまでも胸に残る物語。 内容紹介(出版社より) 1942年、独ソ戦のさなか、モスクワ近郊の村に住む狩りの名手セラフィマの暮らしは、ドイツ軍の襲撃により突如奪われる。 母を殺され、復讐を誓った彼女は、女性狙撃小隊の一員となりスターリングラードの前線へ──。 第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。 全本屋が泣いたであろう、文句なしの大傑作 基本、本屋大賞にハズレはありません。 が、そんな中でも傑作として強くおすすめしたいです。 すべての登場人物に花束を これほど深いストーリ…
【図書】スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ著『戦争は女の顔をしていない』(岩波書店)
先月下旬題記の図書を読んだ。三浦みどり訳、岩波現代文庫版、2016年である。この本はベラルーシのアレクシェーヴィチのドキュメンタリー作家としての出発点とも言える著作である。ちなみに、訳書は2008年、群像社より刊行された。 解説(著者と訳者のこと)を記した作家の澤地久枝さんは「ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し,看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った.し...