メインカテゴリーを選択しなおす
【図書】スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ著『戦争は女の顔をしていない』(岩波書店)
先月下旬題記の図書を読んだ。三浦みどり訳、岩波現代文庫版、2016年である。この本はベラルーシのアレクシェーヴィチのドキュメンタリー作家としての出発点とも言える著作である。ちなみに、訳書は2008年、群像社より刊行された。 解説(著者と訳者のこと)を記した作家の澤地久枝さんは「ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し,看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った.し...