「自己責任、甘えるな、努力不足」──それは支援者を黙らせる呪文だった
1.その言葉を口にしたのは、利用者ではなく、支援者だった 「自己責任です」「甘えすぎなんじゃないかな」「もう少し努力が必要ですね」 この言葉を最初に口にしたのは、私じゃなかった。支援を受けている利用者でもなかった。隣の席にいた、同僚の支援員だった。 利用者が実習を途中でやめたとき、面接に落ち続けて絶望しているとき、トラブルを起こしたとき、職場でうまくいかず早期退職したとき。 そのたびに、支援員たち…
2025/06/21 06:26