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満ち潮で,遊歩道の先端部は消えてしまった。手前の部分はまだ残っているが,どこまで潮が満ちるか不明なので,観光客は全員,遊歩道の付け根に当たる公園や展望台まで避難してきた。ここから,名残惜しそうに湿地の写真を撮ったり,見学する人たちが後を絶たなかった。道路沿いの屋台に群がる人も増え,夕方の高美湿地は賑わいを見せていた。結局,ウユニ塩湖のような光景を見ることは叶わなかった。【2025/1/12(日) 午前 5:00】...
高美湿地は汽水地なので,淡水と海水がほどよく混じり合い,それだけ海洋生物の種類が多く,さらに水鳥も多く訪れ,さまに生物の宝庫である。カニ(種類は不明)やムツゴロウは木道からすぐに発見でき,遠くにはさまざまな水鳥が見られる。アンデスのウユニ塩湖のように,山間の湖とはそこが根本的に異なる。木道と言えば,北海道の釧路湿原にも木道がたくさんあり,湿地の景観を見たり,生き物を探索できたりする。高美湿地の木道...
シティツアーは,台中市街地南部から一部高速道を通って,次の目的地である「高美湿地(ガオメイシーディー)」へと向かった。「高美湿地」はこの辺り一帯に広がる「大肚溪口湿地」の10分1ほどの面積の汽水湿地で,潮の満ち引きの影響を直接受ける。干潮時は,遠景が湿地の水面に映り,鏡のような景観になるので(同じ方向に太陽があるという前提),南米ボリビア西部のウユニ塩湖にちなみ,「台湾のウユニ塩湖」と呼ばれている。...