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魔物かもしれない。 魔王の手下か? 敵? それとも、味方?今はそれも、わからない…「たぶんショータたちは、塔のテッペンに、向かっているはず」何の根拠もないけ…
「わかんないわ」 アキがポツンとつぶやく。「でも…何かが起きているのは、確かだわ」自分に言い聞かせるように言う。「とにかく…気をつけましょ」前をじぃっと見つめ…
「ユウジ…つかまれ!」 あわててペガサスの手綱をつかむと、ユウジに向かって手を伸ばす。まるで洗濯機の中に、放り込まれたみたいだ!グルングルンと、辺りが回り始め…
「そう…」 ガッカリするでもなく、ユウジはとてもあっさりと引き下がる。「だったら…どうやって、あの塔まで行けばいいの?」ユウジは、ナイトを見上る。「決まってい…
だがユウジは、何でショータがためらっているのか、わからない。「それは、そうだろ? ここまで来たら、行かないと」ポン!とショータの背中を叩く。「でも…ホントに…
「あっ、ねぇ、ちょっと!そこは…鏡!」 ぶつかると思い、ショータがあわてて声をかける。するとオジサンは、クルリと振り向く。「さぁ~それは、どうかな?」ニヤリと…
「えっ?」 それにはユウジも、想定外だったようだ。「ウソだろ? だって、この人は…あのオジサンだ。 間違えるはずがない」 やけに強く言い切る。何しろ、この存在…
(もしかして…ナイトはあの鏡に、映るのだろうか?) ふいにショータは気になって、ナイトが鏡の前に立つのを、振り返って確かめる。まさか、映らないことはないか…と…
よかった…ユウジは、ちゃんとしている。ホッとするとともに、ユウジは何にも感じないのか…と、ショータは気になる。ユウジに確かめてみたい…と思う。 だが、何と言…
ナイトがスッと、二人の側に近付くと、「鏡の中を見るんだ」二人にそうささやく。「鏡の中?」「なに?魔法の鏡?」ユウジがヘラヘラと笑う。 だがショータは、ナイト…
よく見ると、オジサンは放心状態…というか、心ここにあらずという顔つきをしている。目つきがうつろだ。反応もおかしい…前に会った時と、様子が違う。(まさか?)シ…
ナイトはサッと、杖を高く掲げる。急に、緊張感に包まれる。何者なんだろう?まさか…魔王か?何が来るのだろう…二人は辺りを、うかがう。 ガサガサ…何か物音が聞こ…
「おや?」 ナイトは二人の反応に、意外なものを見るような顔をする。「なんだ…知っていたのか?」「いや…そうじゃないですけど…」ヘラリとショータが笑う。「何とな…
「あぁ~そのこと?」 だがナイトは、少しも気にする様子がない。「それは…周りの音や空気で、わかるんだ」ごく自然に、そう答える。「え~っ」「それって、テレパシー…
「ねぇ、本当にたどり着けるの?」 もっとも、今自分たちが向かっているのかは、二人にも全く見当がつかない。ナイトは前を向いたまま、「いずれは、たどり着くだろ」ま…
「魔王が、目覚めたのかもしれない」 ナイトは前方を向いたまま、ショータに話しかける。「魔王が?」「何でわかるの?」「それは…石たちが、ざわめいている…」「石が…
アポロンが現れたせいか、ヒトダマの勢いが、少し弱まったようだ。だが、いつまでもこのまま…というわけではなさそうだ。アキとカガリは、アポロンと一緒に、カマドの…
「なんだ?キリがないなぁ」 さすがのルークも、これには手を焼いたようだ…ルークは指を口にくわえると、指笛を鳴らす。ピー!次々にわき出るヒトダマが、カマドの奥か…
(それは、そうだ。おとぎの国の人間だから…)「つまり…熱があるか、ないかってことでしょ」 ザックリと、アキが説明をする。「そうそう」「なるほどね」カガリとルー…
「あら?赤くない…ていうか、青って、なに?」 アキがルークに、指し示す。「えっ」すぐにルークが、鏡をのぞき込むと、確かにすぐ近くに、何かがいるという反応がある…
「そうよぉ~目を真っ赤にして、魔王がどうとか言ってたわよぉ」 アリスまで、口をはさむ。「えっ、ホント?魔王が?」オウム返しで、帽子屋が返した後、「それって、な…
「えっ?」「もしかして…」 帽子屋さん?あわててアキとカガリが、両側から彼を揺すると…うっすらと目を開く。「あ~、お二人さん、どうしたの?」ボーッとした顔をし…
「ちょっとぉ~!」「何をするつもり?」 気がおかしくなったの?ルークに向かって、女の子たちは抗議の声を上げる。振り上げられたその剣は…燃えるように、紅く光り始…
「へぇ~」 さらに目を、オレンジ色に光らせて、帽子屋が二人に顔を近づける。「ねぇ、なんで…その時、帰ろうとはしなかったの?」楽しそうに、さらに二人に向かって言…
今度はアキが、帽子屋の前に立つ。「ホント? ホントに、何もしていない…と言えるの?」左側には、アキ。右側には、カガリ。そしてその後ろには、ルーク。三人が三人…
「え~っ、それは、マズいことなんじゃあないの?」 アキが大きな声を張り上げる。「ちょっと、アキちゃん!しぃ~っ!」どこで魔王の手下が、聞いているかわからないで…
どうしたら、帽子屋を元の姿に戻せるのだろう?アキは考え込むけれども。「ねぇ、帽子屋さん、このままでもいいかもしれないわよぉ」カガリがソッと、アキに耳打ちをす…
灯りを当てると…その石は、キラキラと透明の光を放っている。「きれい…水晶?それとも、ダイヤモンド?」アキはじぃっと見つめる。「あんまり見ない方がいい。魅入られ…
「あっ」「なに?」「石?」 そういえば…さっきの赤い点滅が気になる。「何だと思う?」帽子屋が踊り出しそうなくらい、楽しそうに、アキとカガリに向かって、話しかけ…
「ねぇ、あれは?」 一つ一つ見て回りながら、例の箱を常に視界に入れて、アキは帽子屋に尋ねる。「あぁ~あれね!開けてみれば?」歌うように、そう返す。(なんだろう…
しゃがまないと、中がのぞけないのではないか…と思っていたのだが、思ったよりも、中が広い。にじるように中に入ると、真ん中に帽子屋が立っている。「大丈夫よ、安心…
グングンと前に進むと…ヘンゼルとグレーテルに出てくるような、大きなレンガのカマドらしき所にやって来た。「えっ、なに?」ピタリと足を止める。そんな帽子屋の背中…
「さすがにそのまんまは、可哀想じゃない?」 アリスがそう言う。「なぁ~んだ!みんなは帽子屋さんのこと、好きなんだぁ~」死神に乗っ取られている帽子屋に、聞こえる…
すっかりルークは、この剣が気に入った様子だ。暗がりでもキラキラ光るので、自分たちの周りがほの明るい。今はブルーの光を放っている。「ねぇ~光の色って、意味があ…
「何でって?何でって…この人が、一番簡単そうだったから」 悪びれたことなく、鏡の中の女の子はそう言う。「カンタン?」もしもこれを、帽子屋が聞いていたら、とてつ…
だがルークは、アキたちのように、取り乱したりはしない。「どうしたの?」驚く二人を見て、帽子屋はますますニヤニヤ笑う。「その子は…だれ?」アリスが、二人の手元…
「おまえ…死神か? 何でもそんなに…この子たちにこだわるんだ?」 アキとカガリの前に立つと、ルークはかばうように、帽子屋に向かって話しかける。心なしか、帽子屋…
確かにケイタは、怖いもの知らずだったから、色んな事に首を突っ込むタチなのかもしれない。「でも…」アキはじぃっと、帽子屋を見つめる。「ケイタは、絶対…悪いこと…
「しまった…遅かったか」 ルークがうまくように、つぶやく。ふふふ…ひょろりと長い手足を、帽子屋はデタラメにヒラヒラと動かすと…「魔王は…あなたたちの手に、負え…
「消された?」「誰に?」 何だか厄介なことに、なってきたぞ…アキはひそかに、頭をかかえる。アキの顔が曇るのを、カガリが気が付く。「大丈夫!きっと…ケイタは、無…
「透明人間?」(まさか…) 足元に、おびただしい赤い血だまりが広がる。確かにそこに、人がいるはずだ。なのに、その中身が目には見えない。 だがルークは、マントの…
その点滅を信じるとするならば、赤い女はこの近くを、フラフラと動き回っていることになる。カガリはあわてて、その点を示す方向に、視線を向ける。だが相変わらず、女…
「ごめん、ごめん」 アキが謝るけれど…なぜかひどく蒼ざめている。それが尋常ではないほど、思い詰めた表情だったので、もしかして、何かあったのか、とカガリは不安そ…
「さすがに、そこまではわからないよ」 私はそこまで、万能じゃあないからなぁ。どうやらすべての人に、当てはまるわけではなさそうだ。「ふーん」だったら、どうしたら…
ここは、こどもの国というファンタジーランドだ。もっとも、魔王の作り上げた遊園地なのだろうけれど…その中の人物、ということは?「まさか、ルークって…」フッと自…
その不思議な剣を、ルークはじぃっと見つめている。「ねぇ~そんなことをしても、大丈夫?」さっき、言ってたでしょ?アキがルークに、声をかける。「あぁ…私は、大丈…
「えっ?」 アキちゃん…何を言い出すの?「ケイタ…じゃないよね?」あの時見かけたケイタは…どう見ても、普通ではなかった。じぃっと、ルークの目の奥の真実を、読み…
ルークはスィッと、光にかざすと…青色にも、緑色にも、色を変化させて光っている。「きれい…」思わず見入るアキに向かって、「そんなに見るな!とらわれてしまうぞ!…
「あ~あ、使えなくなる」 恨みがましい声を出すと、帽子屋はジロリとアキの方を向く。「さぁ、剣が手に入ったんだ。 サッサと親玉の所へ行こうぜ」帽子屋が甲高い声を…
今年はカルフェオンではなく、【10周年記念】ということで「黒い砂漠フェスタ」という形で配信されました。中でも新クラス「デッドアイ」は驚きでした。まさか、黒い砂漠の世界に純粋に銃を使うクラスが実装されるとは…。そんな驚きもありつつ楽しめました。