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「鑑識の車両、遅れてるみたいですね」新谷が端末を見つめていた。「本部に戻るまで、まだかかる。結果は頼れなさそうです」 美弥都は後ろ手の二階へ上がっていった。熊田は、数歩遅れて急な階段を踏む。二階、ステージ正面の一段下がるカウンター席とその奥、美弥都が座っていたボックス席はどちらもステージと被害者のテーブルが視界に入る。左右の席も同様に一階を見渡せる。美弥都は下手側の階段から三階へ。 受付に通じるセキュリティドアの向こうで、観客が解放されて移動を始めていた。種田は早速、女性を引き止めてカバンを指差す。 「なんでしょう」美弥都が落ち着いた声を出した。三階に急ぐ。 「なにかありました?」三階席、正面…
pixiv小説子どもチャリティー企画 ブックサンタ2024 短編小説「サンタクロースと星の子族のミミとリリ」を公開しました
やっと公開できました。 はじめてのチャリティー企画の参加。 作品数×500円をピクシブ株式会社からNPO法人チャリティーサンタへ寄付されるというのを見て、どうしても参加したくて書きました。 クリスマスをテーマにした、ファンタジー童話を書きました。 たくさんの人たちに読んでもらえたらなぁと思いつつ公開しました。 pixiv↓ www.pixiv.net カクヨムにも投稿してみました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp どうぞよろしくお願いします♪ ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中小説家
陳情令 第59弾⑶AIに聞く「AI作『陳情令AI新時代編』AIの自我覚醒」
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨赤字が自分の質問青字がAIの答え黒字が全部書き起こした後の自分の追記感想です。大文字や下…
ファイナルファンタジーXIV Cクマと猫娘の大冒険 5【FF11コラボレイド第1弾「ジュノ:ザ・ファーストウォーク」で床ペロ祭り♪ 後編】 ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
ファイナルファンタジーXIV Cクマと猫娘の大冒険 5 ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)掲載しています ★ゴリラの素材屋さん★からイラストをお借りしてます(*ゝω・)ノ アリガ㌧♪ ★前のファイナルファンタジーXIV Cクマと猫娘の大冒険(●´ω`●)だよ catsgirl.hatenablog.com 前回 初見で突入した パッチ7.1実装 FF11コラボレイド第1弾「ジュノ:ザ・ファーストウォーク」 ※注意:攻略記事とかじゃない適当なブログです 茶番多め(●´ω`●)テキトウダヨ 猫娘の 姉貴と兄貴が ファイナルファンタジー11の世界で 某有名LS(チー…
私が考えた二次創作「フィールドにある学校」の設定を軽くお教えいたします。 二次創作に登場する学生たちが通う学校の一覧を載せたいと思います。 興味のある方はどうぞご覧ください。 ●二次創作に登場する学校 ・天翔学園 ・アッシュフォード学園 ・ロイヤルワンダー学園 ・星波学園 ...
「所持品は持ち去られたと考えるべきか、それとも観客が所持しているのか」熊田は腰に手を当てる。 新谷は持ち込んだ意見に確信を持って言う。「いいえ、初めから会場に移動する前も受付には預けていなかった。そうですね、たぶんどこかで直接手渡した」 「何のためにカバンごと渡す必要があったのかしら」美弥都が質問する。「渡したのが事実ならば、相手は女性に限定される。男性が持っているのは明らかに不自然。所持品検査も行った。そこでは疑わしい人物は見つからなかった、だから手をこまねいて現場を見返している。もしもバッグが観客の誰かの手に渡っていたとしたら、身分を証明する被害者の証拠品、カードや明細書、領収書などは処分…
―12― 「スフゥー……スフゥー……」 どっどっどっどっ ひゅっひゅっ 今部屋の中にいるのは いつもより早く大きく動きまくる心臓に 息をするのもままならない僕と それから ゆっくりと息をする何か。 “あ、1じ51ぷん” さっきよりくっきりと。 “1時52分” 言葉がどんどん...
陳情令 第59弾⑴AIに聞く「AI作『陳情令AI新時代編』」
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨赤字が自分の質問青字がAIの答え黒字が全部書き起こした後の自分の追記感想です。大文字や下…
陳情令 第59弾⑵AIに聞く「AI作『陳情令AI新時代編』共存」
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨赤字が自分の質問青字がAIの答え黒字が全部書き起こした後の自分の追記感想です。大文字や下…
pixivでようやく更新始まりましたうちの子アイドルパロ2年越しだよ〜やっと世に出せたよ〜!Rinaくんとmegの共同創作。一緒に描いてるんですよ創作BLです…
今日も詩集を更新しました。 昨日くらいから追い上げで、ブックサンタ2024のチャリティー企画用の小説を書いていました。書き終わったのでチェックが終わったら公開できそうです。 明日ブックサンタの2024のチャリティー企画用の小説を公開予定です。 カクヨムに掲載しても大丈夫なのか?調べたけどちょっとよく分からなかったんですが、カクヨムのサイトで検索してみたらブックサンタ2024の参加作品が1本だけ公開されていたので、多分大丈夫なのかなぁ? カクヨムでも公開してみます。ダメってわかったら非公開にしちゃうかもしれませんが。 ちなみにクリスマスをテーマにした童話のようなファンタジー短編小説です。 期限ま…
「症状は毒物摂取に似た死因、ふうむ、飲まされたのが被害者にとっては毒だったんだろうかぁ……」熊田と日井田美弥都が無言で現場、被害者のテーブルに惜しみない愛情を注ぐ姿に、いたたまれなく、声を発したのだろう。熊田は若さは沈黙と飢餓に迫られると焦りを抱く、と新谷の言動に解釈をつけた。 遺体は鑑識が階段の急斜面と狭さに苦労しつつ、回収を終えていた。 「荷物はこれだけでしょうか」美弥都はドレスの裾を絞って、しなやかにしゃがむ。テーブル、天板の裏を眺める。 「化粧直しのポーチですか?」新谷も美弥都に習って、這い蹲るよう、床に手を着いて見上げる。 「受付に預けているにしても、食事の後に直すはず……」美弥都は…
数日ぶりの更新になってしまいました。 少し体調を崩してしまっていて、書く時間が取れませんでした(汗) 詩集を更新しました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net 明日も詩集は更新予定です。
またの割れた大根「またわれ」が自我を持ち旅に出る、オリジナル冒険ストーリー。またわれとこまたわれは、困っていたところに出会った新たなまたわれ大根に助けられる。
「考えに著作権は発生しない」 「どうも」熊田は美弥都越しに新谷に言う。「ビル内の出入り口を警官に見張らせてください。地上、地下へのエレベーターの乗り降りも禁止、なるべくエスカレーターの移動を促すように、強制ではないことを初めに伝えてください。ただし、不審な行動は疑いを強める行為であるとも付け加えるように」 「警官を集めます」新谷が床を蹴って飛び出そうとしたので、佐山が行動を制する。 「待て!」リスクを恐れた思考。周りが見えていない証拠に、次の一手に目がくらむ。佐山は決断を見切れないでいるようだった。 「犯人を取り逃がす以前に、あなたが取るべき対処、それは着地点の明確化です」美弥都が丁寧に述べた…
私がまだ幼い頃、我が家の庭に父が何本もの小さな松の木を並べて植えました。何という松か知りませんが、真っ直ぐに伸びる種類で2M程度の高さだったと思います。時々父が剪定していましたが、その中で一本だけは部分的に枝を伸ばしたままにしていました。それは、私が毎年楽しみにしていたクリスマスツリーに使う為に形の良い枝を残してくれていたんです。12月にはその枝を切り取りツリーにして家の中で飾りました。松の葉が...
「もう無理ですよ!」心からの悲鳴。新谷は言う。「事情聴取が終わり、所持品検査のほかに何をすれば?配属されて一週間の私に何ができるというのですか?」 指示がなければ、動けない。若い年代に見られる傾向だが、与えられた事柄を命令のよう従う社会に移行しつつあるという見方もできるだろう。彼らのせいではないが、無意識に状況に反応して生きる場面がここ数十年極度に増えた、これらが主たる要因だ。システムの仕組みが、簡易になればなるほど、作り手と使用者で理解度の乖離が進行する傾向が、この状況を物語る。自動車はキーを挿さなくとも、エンジンがかかって、ギアの入れ替えはあるにしてもアクセルを踏めば、操る難しさなしに動き…
熊田の冷静な応対に佐山は、取り乱した発言を急遽撤回、上った血液は循環を求めて体内を廻り始める。「……そのようなつもりで言ったのではなく、はい、私が指揮を取ってする初めての捜査でして……」 「観客は一度、家に帰すつもりでしょうか?」美弥都がきいた。「ライブ、遠方から来ている人を帰しては、気安く話を聞きに行くのに二の足を踏む。しかし、判断は早急、迅速さが求められる。かれこれ二時間以上かしら」美弥都は首を大きく傾け、佐山の左手の時計に正立する角度をとる。「食事が提供されるにしても、まあ交通網が麻痺している現実、どこへもいけませんから、少なくともビル内に留まる約束を交わしての解放が、双方歩み寄った落と…
熊田の勘は当たっていた。美弥都はかなり機嫌がいい。喫茶店での彼女とは、表情の柔らかさが格段に上。これが本来の彼女なのか、つまりお客への対応は仮面をかぶった状態。しかし、どちらが本心かは不明。だが、現状は確実に彼女へ私の印象はぐっと高まった、熊田は女性として美弥都の捉え始めた。 「毒物は検出されませんでした」半分ほどに伸びた灰を落とす。熊田は顔を上げて、質問を何気なく言い出した。「お一人の住まいですか?」 「孤独は嫌いと言いつつ、相手を誘うときは一人が好適。まったく矛盾している。自分さえよければ、いいえ、着飾りたいのでしょうね、埋め尽くした物が思考の停止を、隣のパートナーが悲観に走る思考を止めて…
「素敵なお召し物ですね」 「借り物です、私の所有物ではありません」 「どうやってこちらへ抜け出してこられたのか、理由の説明を」 「種田さんと言ったかしら、あの方と話しているところをドアマンの警官に見せて、あなたに用があると言って入れてもらいました」タバコとライターを彼女は裸で持参、女性には特異の行動、いいや男性が単にポケットがついた服を着ているのであって、裸で持ち歩くことにはなんら変わりはない。彼女は火をつけて、息を吐く。拡散、広がる煙は、天井の排気口とテーブル代わりの中央の装置に吸い込まれる。 「大胆なことをしますね」熊田は、機嫌のよさそうな美弥都に事件の感想を聞いた。「どう思われますか?」…
粘土で人形作りです 44 (グレイスカルピーでフィギュア作り♪ スピードミラージュ ヴォルケシェッツェ 中編)★ファイブスター物語★
粘土で人形作りです 44 °˖☆◝(⁰ω⁰)◜☆˖° ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)掲載しています ★猫娘の日常編もやってます(●´ω`●) catsgirl.hatenablog.com ファイナルファンタジーXIV Cクマと猫娘の大冒険(●´ω`●)だよ catsgirl.hatenablog.com 前回 Cクマ 熱いファイブスター物語の説明の長さで ノックダウンした猫娘 Cクマ「ファイブスター物語の話だけで気絶してる場合じゃねえクマ!! このあと 映画『花の詩女 ゴティックメード』の話クマ!! こうなったら 貴様らの脳に直接テレパシーで語りつくしてやる…
場内の観客を、受付フロアに隣接、限定的な入室が許される会員特別室に移動させた。警視庁の刑事と鑑識による本格的な捜査が着手して、かれこれ二時間が過ぎていた。本来は二回目のアイラ・クズミの公演が行われる時間である。だが、観客はアイラの次回公演に興奮をたぎらせて、口々にあれこれと空想、想像、構想、歌われる曲、演奏の形式を始めて顔を合わせた共通意志の崇拝者、仮組みの同志たちと互いに意見を交わしていた。端末は依然、使用を禁じ、警察の管理下で厳重に情報の流出を避ける目的、まったく批判をもろともしない保管を継続する。 日井田美弥都も含めた観客の聴取は、警視庁の刑事佐山とその部下新谷が熊田たちから捜査を引き継…
紫のネオンが背景を彩って、にこやかに顔がほころんだ。包み込んでくれるあの人。それは、何も持たないから。一つでも確信があったらな、たぶん、いいえ、絶対に取り込まれなかったはず。 歌うたびに、はがれた。 ほぐれた繊維状の外皮、小粒の石、粒の粗いに砂、さらさらの砂、あの人を通り過ぎる毎度、私はろ過され純化。 最小限のアンサンブル。楽器との呼吸。奏でるような歌声。歌っているの、わたしが。 ここにいるのは誰だろう。見えているのはあの人。それとも私? 料理が干からびる。乾いた表面。老化、老成。熟成は凝縮、それとも退廃? マイクを女性刑事に要求、会話。二言、三言。 「この度はせっかく足を運んでいだいたわけで…
今日は詩集を更新できました。 相変わらずストックがなくなっているので、毎日の更新ができなくなりつつありますが、今日書き下ろしたばかりのものを公開しました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net pixivのブックサンタ2024のチャリティー企画に参加すべく、クリスマスをテーマにした小説を書いています。チャリティー企画なのでどうしても参加したくて、カクヨムのカクヨムコンテストもあったんですが、今回はスルーしてブックサンタ2024に投稿する作品書くのに集中しようと思って書いてます。 まだ完成していないので、期間までにとりあえず間に合うように頑張る。
カメラ、一眼レフのカメラ。私も持っている、同型のカメラ。もしかして、あれは私のでは? 撮影会。倒れた、亡くなった、これから無くなる、失った、灰と化す、自然に還る人物を撮り貯め。撮られた人物は見返すことが叶わないのに、身勝手な撮影。許可や著作権、肖像権を明らかに無視。 抱き起こされた上半身。 口からも鼻からも赤い液体が漏れる。私は心臓を触る。大丈夫、動いてる。 刑事と名乗った二人組みは、二つとなりの席に座っていたと思う。ぎこちない二人、付き合い始めに見えたのは互いの意思を交し合った仲の一歩手前、私が抱いた想像はずれた解釈だったらしい。 見たい。見れているわ、あの人が。本当は何もいらない、けれどあ…
今日も詩集を更新しました。 以前フォレストページで掲載していたものを、大幅に加筆修正して公開しました。 ほぼ書き直しました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net 明日の更新は未定です。
データダウンロード 神の腕ダウンロード 本文 芹沢は馬からおりて梶無川を眺めていた。梶無川は清らかに流れていた。芹沢はその日、村を回り歩いて不思議な噂を耳にした。梶無川に馬の尻尾を切り取る浮浪者が住みついているという噂である。馬を盗む者で
あっという間に1年が…Σ(´Д`*)12月という認識はあるのですが、心情が追いつきません。特に今年は夏から一気に冬になったような変化でしたので、感覚がバグってますね。今回は先日作ったサンタコスのちびキャラをいじくってみました。通常の3Dキャラの場合はポーズを作る時、表情の微妙な調整や関節の曲げ方、手の指一本の形まですごく神経を使います。ちびキャラだと見ての通り簡単な造りなのですごく楽です♪...
「ドクターの専門は?」 「皮膚科です」 「申し訳ありませんが、そのまま速やかに席についてください」 「以前の専門は救急です」ドクターは眉を器用に上げる。「年齢に伴いまして引退したのですよ」 女性刑事は顔の角度をきつく、上階を眺める。二階に再び姿を見せた男性の刑事をじっと見詰めている。ドクターの声も年齢にしては大きく、会場はいつになく寝静まっている、たぶん二階の刑事にも声は届いただろう。アイラは代替の会場を押さえる許可が下りる時間を、彼らの観察に充てた。 一階のステージ、紫の照明が煌びやかに目に映ったのは始まりの一曲が演奏されたもう、幻の時に遡らなくては。二人の刑事が声を潜めて対策を話し合う。表…
「ホーディング東京と肩を並べる箱が早々見つかりますかね」 「振り替え公演をまずは行うか、否かの判断を仰ぐことが先決。お二人に権限はあるんですか?」アイラは不躾とも取れる問いかけを難なく、言ってのける。スタッフは顔を見合わせ、困惑。どうやらひげの男性が上司のよう。しかし、彼がすべての方向を決める権限を持っているのではない、インカムで連絡を取り始めた。誰かを呼び出す、どうやら相談相手は別の場所にいるようだ。 アイラは正面に向き直る。お客が振る手に振り返した。いつもならば行わない仕草、対応。久しぶりにつけたテレビ、スポーツ選手のインタビューを思い出す。練習後のサインに三十分も時間をとられて大変ではな…
今日は詩集を更新しました。 今日書き下ろしたばかりのものを公開しました。 景色はまだまだ秋という感じなのに、吐く息はもう白くなってきましたね。 カクヨム↓ kakuyomu.jp カクヨムの方で書き始めて1ヶ月ちょっと経ちました。昨日更新していないにもかかわらず、詩・童話・その他の週間ランキングの方で下の方だけどランクインしたと通知が来ていて驚きました。 更新していないにもかかわらずなぜかランキング上昇しているらしく今は207位から181位にいます。 どういうシステムなのだろう? 数字に拘らずに、これからも書いていきたいと思います。 pixiv↓ www.pixiv.net pixivの方でも…
埋め合わせ、新しい会場のセッティングと収容人数、今日と明日の二日間の延べ人数は?なぜ二度も同じことをしなくてはならないのか、できれば早々に反応がほしかった。 なんて稚拙、遅延。 人が亡くなるという稀有な状況を楽しめるのは歪んだ証拠、いや、そうとは言い切れない。一人ぐらいは興奮しているはず。あざとく、お客の手元が動いているのをアイラは見逃さない。 発信は、自分を介した欲求でいたいらしい。 スタッフを呼ぶ、ギターに差し込むコードを抜いてギターごと手渡した。刑事、彼女の言葉に私も含まれている、身勝手な行動は許されない、アイラは状況を飲み込んだ。死体にいやでも目が向く。突っ伏した女性、テーブル、砕けた…
―11― 気が付くと朝。 カーテンの隙間から差し込む光と、鳥の声。 階下からうっすら聞こえる笑い声と、洗濯機の音。 僕は不安と汗で湿った布団に顔をうずめて、 安堵のため息をつく。 それを期待して、 なかばそうだと思い込んで、 瞼をあげた。 甘かった。 僕が横たわるのは、もと...
(≧ω≦) 猫娘の日常編 35 「お父ちゃんとの思いで°˖☆◝(⁰ω⁰)◜☆˖° 高速道路のサービスエリア」
(≧ω≦) 猫娘の日常編 35 ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)掲載しています ★グレイスカルピーでフィギュア作りもやってます(●´ω`●) catsgirl.hatenablog.com ファイナルファンタジーXIV Cクマと猫娘の大冒険 catsgirl.hatenablog.com とある日常で~(*´ω`*) 猫娘「・・・(*'ω'*)フゥ♪」 Cクマ「なに思い出してニコニコしてるクマ? 猫娘「昔 親父に高速道路のサービスエリアでいろいろ楽しかったな~て(●´ω`●)」 まだ猫娘が小学生低学年の頃のお話・・・ 猫娘「お父ちゃん また車いじってるけど 高速…
久しぶりの創作投稿です先日の勤労感謝の日はRinaくんの子、鎮也のお誕生日でした!おめでとう!うちの子達からのおめでとうメッセージですスターシステム創作のため…
ステージの歌手と目が合った。観客の何人かが歌手の目線を追って私を見据える。嫉妬か?人間の野性味は感情の発火に残されたのかも、熊田は思考を飛び越える動作と意識が通った観客の行動に意味付け。軽く頭を下げた。彼女の活躍の場を奪ってしまった非礼を詫びたつもりである。しかし、歌手はお辞儀を返すどころか、興味を失っていつの間にか持ち運んだスツールに腰を下ろし、ぶらりと両足を振っていた。もちろん、視線は外れている。 三階の観客はかなり少ない。一列に一人か二人。もっとも安価なチケットの購入者は、階下の高額な席と比較するまでもなく全体的な収入の格差は否めない。つまりは、電車、地下鉄以外の交通手段に割く出費は収入…
今日も詩集を更新しました。 今日書き下ろしたものを公開しました。 最近得た気づきを書いてみました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net 「ありがとう」の言葉から内側に広がる豊かさを実感して、今回はそんなことを綴ってみました。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中詩
―10― またきっと、ただただ息をころして、 夜明けをまつしかない。 手汗を布団で拭うことすらできない。 救急車のサイレンは恐怖を置き土産に 川向こうの総合病院へ向かった。 はずなのに。 僕の頭の中で大音量のサイレンが鳴り続ける。 そこに夜の音と僕の心臓が混ざりあってひびく...
―9― 大丈夫、だいじょうぶ。 自分に言い聞かせながら、 目を開けたり閉じたり、 あっちを向いたりこっちを向いたり、 寝返りをうつ。 あれは食洗器の、あれはトラックの。 これは時計の、これは僕のまばたきの。 全部、知ってる音。 だいじょうぶ。 だってさ、だって、だって、 部...
美弥都との接触はこれほど緊張を強いるのか、熊田は息を切らせた呼吸を階段を上る足取りの重さに擦り付けず、正直に反応と向き合う。普段の彼女と別人の姿、元々の素養は備わっていたが、改めて見つめられると、彼女が一人を好む理由はわからないではない。熊田は腿を上げて、幅の狭い一段をかみ締めるようにのぼる。ひっきりなしに襲うノイズに対して、はじめから一切取り合わない姿勢を見せ付ける態度が何よりの効力だろう。一度でも入り込める隙を見せようものなら、押し込まれ、扉を無理やり開け、止むことのないイナゴの大群が襲い掛かるはず。過去に体験済み、そうして現在、彼女のスタイルが確立した。しかし、もしかすると本質的に彼女は…
今日も詩集を更新しました。 数日前に昨日公開した「冬のはじまり」と一緒に書きました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net またもやストックが無くなってしまったので、明日の更新は未定です。 更新できるといいな。
「どうしてこちらに?」 「仕事です」 「ライブ鑑賞がですか?」冷やかすように熊田は揚げ足を取る。相手はそれでも、不変で無表情、皺一つ作ってくれはしない。 「こちらの料理を勧められたの、店長さんに。断りましたが、チケットが余っていたそうで、奥さんと出かけるつもりだったようですね。私は日頃お世話になっているし、休みは定休日の一日。たまには有給休暇も必要だから、と店長の後押し。このような背景が私をこの場所へ連れてきた。本心ではありませんよ」 「今日は饒舌ですね」 「そうでしょうか。一般的なおしゃべりと比較すれば、さわり部分を話した長さ」日井田美弥都は首を傾ける。「死体に縁があるのね」笑顔だ。今日は晴…
今日は何とか詩集を更新できました。 昨日の夜に書きました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net 寒くなってきましたね。 明日も詩集は更新予定です。
特に柿が好きで、しばらくはしあわせな時期です。 今日のピアノ曲は、下記バナーからホームページへどうぞ。 ピアノ曲「芋栗、柿など」を公開! - 独学ピアノブロ…
ベッドに寝転びながらハイサイドライトから溢れる陽光をぼんやり眺めていた。溢れた陽光は反対側の壁に四角形の陽だまりを作っていて、まるで何も記録されていないテープを純白のスクリーンに映写機で再生しているように見えた。室内を満たす優しい光のなか、その光の塊を眺めながら、僕はこの先のことを考えていた。不安定な未来のこと。不確かな将来のこと。目標はなくただこうやって惰性で生きる日々。そんな日々の積み重ねの先...
二階。コの字型に切り取られた空間に沿ってテーブルが並ぶ。一階客席の中空がそのまま三階、つまり四階の床まで吹き抜けになっている。ステージ正面を見下ろす並びは一段落ち窪んでバーのカウンターを思わせる一人のみの席、左右に抜ける細い通路の奥まった位置に隣との視界を遮断する豪華なボックス席。熊田が登ってきた階段近く、ステージを横から眺める側面の席は、二人が座るソファ席が用意されていた。二人席は空席が目立ち、一人席は二つ空いていて、残りはすべて埋まる。人でごった返す会場に足を運び、無差別な歓声に飲まれてまで演奏を聴きたい、という欲求はこれまで膨らんだためしがない。わずかに一人席ならば、と熊田は会場に赴く姿…