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強迫性障害(OCD)確認癖について。一見変な人に見える行動の裏にあるもの。
確認癖に悩まされて約30年。ここ数年で考え方が少し変わってきました。 強迫性障害(OCD)の確認癖について 何それ?という方も、多いかもしれません。 私のケースになりますが、その症状と苦しみについて説明しますと。 端的に言えば、“とにかく確認がやめられない”のですが、具体的には、 ①電気、ガス、水道、戸締りなどのチェック ②数や文字などが正しいかのチェック ③きちんと作業が終わっているかのチェック ④情報を理解し正しいものを選んだかのチェック など、多岐に渡ります。 私の場合、20代の頃は①が酷く、夜寝る前のルーティンが ドアを数回ガチャガチャして戸締りチェック。
脳卒中で左半球に大きな損傷を受けた脳科学者ジル・ボルト・テイラー博士。左脳の活動が停止したとき彼女が体験したのは、ワンネスであり、今ここである右脳の世界。8年…
多くの人が苦しんでいるのに、研究が進んでいないと思う病気の一つに、強迫性障害があるかな、と思っています。もっと研究が進めばいいのにと思います。それはさておき、本題に入ります。強迫行動を我慢するとどうなるのか? 強迫性障害とは、不安を引き起こす考え(強迫観念)が頭の中に繰り返し現れ、それを打ち消すためにしたくないこと(強迫行動)をしてしまう病気です。 例えば、手を洗ったあと、まだ汚れが取れていないと思い、もう一度手洗いをして、それでもまだばい菌が付いているような感がして、結局15回くらい手洗いしてしまうようなものが強迫性障害の症状の例です。 この場合、不安を引き起こす「手が汚れている」という考え…
強迫性障害(OCD)は、うつ病や統合失調症ほど研究が進んでいるわけではないようです。それが個人的には謎なのです。苦しんでいる人が結構いらっしゃるんですよね。私の考案した「75分メソッド」が強迫性障害から抜け出せない方から、一定の評価をうけているのもそのせいでしょう。 しかも、強迫性障害は神経症に分類されるので、精神障碍者保健福祉手帳や障害年金もうつ病や統合失調症に比べ、獲得しにくいようです。もちろん、症状が重ければ重症度に合わせて認定はされることがあります。しかし、強迫性障害は日常生活にかなり影響を及ぼす病であるにもかかわらず、障害福祉のサービスを受けにくいのであれば、治療の研究が進まなければ…
生活時間も身体も、タイトにしたいなあと思います。 時間については、没頭しても良しと自分で決めた事には十分時間を掛けてもいいけど、 SNSの投稿にしても、撮った写真の編集にしても、気づいたら結構時間をとっていたり、 スマホを手に、またはパソコンの前に座っての文面を打つことにしても、キーを打つ手や思考が止まりがちで、時間を掛けがち。 そんなこんなでSNS投稿で時間を消費して、別のことにまわす時間が少…
こつこつ・こつこつ。強迫観念に負けない有意義な時間を短時間ずつでも繋ぎ合わせながら生活できたらいいなと思う。 強い強迫観念はわっ!と湧き上がると、そこを中心にまわりの時間をぐしゃりぐしゃりとへし曲げながら巻き込んでいって、こつこつと進めるはずだった時間をぐるぐると回転させて、そこから先に進むことを難しくする。 ぐるぐるが始まったら、嫌な気持ちでも不安でも、それに捕らわれないで、そこから抜けて…
役所に行って、必要な手続きを窓口でしていたら、担当のかたが資料の冊子をくれたので、持ってきていた布バッグに入れた。 それを椅子に座っている膝の上に置こうとしたら、バッグは膝に留まることなくストンと足元の床に落ちた。 「うわっ! サイテー〓」 コロナに罹ってしまってから、寛解していたはずの私の強迫性障害は再燃しかかっているようで、誰がどんな足で踏んだか分からない床は、どんな汚れや菌やウイルス…
うつ病で寝込むくらい具合が悪いときにも、とても嫌な気持ちの悪さに襲われますが、強迫性障害で強迫観念が湧いてくるときも、それはそれは嫌な気持ちになります。 嫌な気持ちと言うか、とても嫌な感覚に付きまとわれて、つい強迫観念の脅しに乗って強迫行為をしてしまいそうになります。 例えば「手が汚れたぞ、洗わないと大変なことになるぞ! 」と強迫観念が何度も何度も頭の中に訴えかけてくると、それはとても…
私の人生の多くを食いつぶした強迫性障害を寛解させたのは、暴露反応妨害法でした。私の主な症状が感染恐怖・洗浄強迫だったので、自分が汚いと思って避けているものに触れた上で手を洗わず、その状況に自分を慣らしていくという方法を段階的に行って、最終的には(3つほど医師が例外を設定してくれましたが)全く手を洗わずに生活するというところまで実行しました。 私の恐怖の対象の上位には排泄物や分泌物があったので…