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#4270 あをによし寧樂の京師は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり
令和6年6月15日(土) 【旧 五月一〇日 友引】・芒種 腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)あをによし寧樂《なら》の京師《みやこ》は咲く花の薫《にほ》ふがごとく今盛りなり ~小野老《をののおゆ》(?-737)『万葉集』 巻3-0328 雑歌奈良の都は満開の花が鮮やかに華
#4163 春日野の草はみどりになりにけり若菜摘まむとたれかしめけむ
令和6年2月29日(木) 【旧 一月二〇日 友引】・雨水 草木萠動(そうもくめばえいずる)春日野の草はみどりになりにけり若菜摘まむとたれかしめけむ ~壬生忠見 『新古今和歌集』 巻1-0012 春歌上春日野の草はすっかり緑になっている。若菜を摘もうと誰が印をつけたのだろう
書名 神戸・続神戸 (新潮文庫) [ 西東 三鬼 ] 引用 山口県の山中、道路に添って小川が流れている。その路傍の一軒一軒の前に、四斗樽が置いてあって「防火用水」と書いてあった。小川がドンドン流れている
「枯蓮のうごく時きてみなうごく」は西東三鬼の有名な句。枯蓮は秋の季語。立秋を過ぎれば秋。秋とはいえ、蓮は青々としています。実際に枯蓮が見られるのは寒い冬です。
2022年6月27日 「麦の秋」という言葉に出会いました。「麦の秋」は、「稲の秋」に対して、麦の収穫を迎える初夏のことで、俳句では夏の季語なのだそうです。麦は大昔、地中海地方で始まり、弥生時代には日本にも伝わっていたと言います。ところが、夏は乾燥する地中海気候からやってきた麦、湿気の多い日本の気候にはうまく適能できず、稲に主役の地位を譲ったまま、現在に至っています。おもしろいなぁと思ったのは、世界...