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20世紀初頭、映画の都・ハリウッドで頂点へ上り詰めた日本人俳優・早川雪洲。千葉の漁村に生まれた男がなぜ米国へ?きっかけは大きな挫折と運命的な事件。当時、日本人への差別意識が高まる中、なぜ雪洲は2年足らずでトップスターになれたのか?そこには自分の価値を高める巧みな戦略があった。雪洲が成功を手にするまでの前半生の知恵に迫る。実は、雪洲の故郷である千葉県朝夷郡千田村(現・南房総市千倉町千田)は、亡母が生まれ育った白間津の隣村。それ故、雪洲にまつわる伝説の幾つかは、母から聞いていたので親しみがあった。後年、雪洲のことを調べた際には、『聖林の王早川雪洲』(野上英之)と『早川雪洲-房総が生んだ国際俳優』(大場俊雄)がとてもためになった。一時、大島渚監督が坂本龍一を雪洲役にして伝記映画を撮る企画があったが、残念ながら流...知恵泉「早川雪洲」(NHK)
『戦場にかける橋』(57)(1976.4.16/23.ゴールデン洋画劇場)第2次大戦下の日本軍捕虜収容所を舞台に、捕虜の連合軍兵士を使って橋を建設しようとする日本軍と、人間としての尊厳を求める連合軍との対立、ひそかに進行する橋の破壊作戦を壮大なスケールで描く。アカデミー作品賞・監督賞をはじめ7部門に輝く、巨匠デビッド・リーン監督の戦争映画の名作。アレック・ギネス、ウィリアム・ホールデン、早川雪州をはじめ、国際的な名優が共演。主題曲「クワイ河マーチ」はあまりにも有名。「BSシネマ」『戦場にかける橋』
ハリウッド・人種差別・早川雪洲/ A Long-term Racial Segregation in Hollywood (Sessue Hayakawa)
「健全な民主主義の最前線に位置するアメリカ合衆国でありながら、いまだに人種差別問題が大問題になっていることが、なげかわしい!」米国の大学で映像・映画の歴史を勉強すると必ず「ハリウッドで初めてトップスター・セックスシンボルになった俳優ラドルフ・ヴァレンティーノ(イタリア人RudolphValentino1985~1926)は…」という記述が出てくる。ところが、ハリウッド草創期のスーパースター・セックスシンボル(silent-screensuperstar&sexsymbol)はセッシュー・ハヤカワ(日本人SessueHayakawa/早川雪洲1889~1973)で、1910年代、1920年代に数々の映画で主演しヒットさせ、フランスでも映画に、英国でも舞台に出演し、ドイツを含めた国々で超有名だった事実を知っている人...ハリウッド・人種差別・早川雪洲/ALong-termRacialSegregationinHollywood(SessueHayakawa)