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映画『アーティスト』レビュー・解説(ネタバレ考察) 2012年アカデミー賞作品賞受賞!
映画『アーティスト』はご覧になりましたか? 最近ではなかなか見なくなったサイレント(無声)映画作品として、公開当初大きな注目を集めた作品です。 映画への愛が詰まった本作品は、2012年のアカデミー賞で作品賞を含む5部門を受賞しました。 本記
「別れる決心」2023年2月17日(金)グランドシネマサンシャイン池袋にて。午後4時5分より鑑賞(シアター9/d-7) 刑事と被害者の妻の危険で謎めいた関係。パク・チャヌク監督の新たな代表作 祝!映画館通い復活……と言いたいところだが、まだ症状が回復していない。マスクとメガネをすると変な痛みが襲ってくる。しかし、何とか2時間ちょっとは我慢できるのではないか。そうさ、きっと大丈夫! と無理やり楽天的な気持ちになって、映画館に行ってきたのだ。なぜなら、そこにパク・チャヌク監督の新作「別れる決心」があったからだ。ポン・ジュノ監督とともに韓国映画で大好きな監督。「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」…
ひさしぶりの、「パルシネマしんこうえん」二本立て。一本目が「ア・ゴースト・ストーリー」、二本目がこれでした。 ハイファ・アル=マンスール「メアリーの総て」 「フランケンシュタイン」の
「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」元町映画館
真夏の「元町映画館」を連日満席にしている映画があります。 ユン・ジョンピン「工作・黒金星と呼ばれた男」 これですね。韓国軍事政権暴露第三弾「工作」。おそるおそる見ましたが、拍手喝采の
シネ・リーブルの、アネックスというそうだけれど500席の大ホール。残念ながらというか、してやったりというか、10人ほどの客がいただけでした。冷房の季節になってしまったので、館内が妙に寒くて、入場に際して
グザビエ・ルグラン「ジュリアン Jusqua la garde」シネ・リーブル神戸
グザビエ・ルグラン「ジュリアン Jusqua la garde」 部屋がある。窓がある。庭(?)の木立が見えている。女性が入ってきて、もう一度タイトルの詳細の画面に戻って、カメラは部屋に戻る。誰かが呼びに
チャン・イーモウ「崖上のスパイ」シネリーブル神戸 予告編から気になっていました。現代中国製で、なんと1930年代の満州国を舞台にしたスパイ映画らしいということに興味を持ちました。聞くところによると監
七里圭「背 吉増剛造×空間現代」元町映画館 ひさしぶりに「わけのわからないもの」を観ました。元町映画館でやっていた七里圭という人が監督した、「背 吉増剛造×空間現代」という作品です。詩人吉増剛造と空
ウィリアム・フリードキン 「恐怖の報酬Sorcerer」 神戸アートヴィレッジセンター
ウィリアム・フリードキン 「恐怖の報酬Sorcerer」 ウィリアム・フリードキン監督といえば、なんといってもジーン・ハックマンと一緒に思いだす「フレンチコネクション」。もっとも「フレンチ・コネクシ
デビッド・ロウリー「さらば愛しきアウトロー」シネリーブル神戸
デビッド・ロウリー「さらば愛しきアウトロー」 今から45年前、ぼくは20歳でした。神戸の町で暮らすようになって、生まれて初めて映画館で映画を見ました。「阪急文化」という、今は取り壊
マーティン・マクドナー「スリー・ビルボード」 パルシネマしんこうえん
学生時代の神戸には、いわゆる名画座と呼ばれる映画館がたくさんあった。この春から。映画を観るようになって、神戸の街をうろうろすることが多くなった。昔、あったはずの映画館がない。本当は、知っていたが
スティーブン・スピルバーグ「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」 パルシネマしんこうえん
スティーブン・スピルバーグ「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」 メリル・ストリープを初めて見たのは40年前です。 「クレイマー・クレイマー」 ダスティン・ホフマンと裁判して、勝って
ヨルゴス・ランティモスYorgos Lanthimos 「女王陛下のお気に入り」 シネリーブル神戸
ヨルゴス・ランティモス「女王陛下のお気に入り」 「鬼才ヨルゴス・ランティモス」、このコピーで心が躍った。天気も、春めいて、億劫気分も吹き飛んで、シネリーブルの座席に座った。 なにせ、ここ
映画『グリーンブック』ネタバレ考察 人種差別に抗った友情を描いたアカデミー賞受賞作品!
映画『グリーンブック』は人種を超えた友情を描いたアカデミー賞受賞作!前半はあらすじ・レビュー・ネタバレ解説、後半は当時のアカデミー賞について解説しています。魅力的なキャラクターの笑えるやり取りと、思わずグッとくる感動的な展開に心が温まること間違いなし!
影山あさ子「ドローンの眼」元町映画館 ヒイキにしている(もちろん気持ちだけ)元町映画館が10月11日(金)と12日(土)、二階のイベントルームでやった「緊急上映会」を見にいきました。 30人限定
映画『バビロン』レビュー・解説(ネタバレ考察)映画への愛と敬意の詰まったアカデミー賞候補作品!
映画『バビロン』は映画への愛に溢れた問題作!?前半は概要・あらすじ・ネタバレ解説、後半は2023年アカデミー賞の行方を紹介しています。豪華キャストで送る超大作は見逃せません!映画の歴史を知らない人にはうってつけの作品に仕上がっています。あの『セッション』や『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督の最新作!
瀬々敬久「ラーゲリより愛を込めて」109シネマズハット お友達に誘われて観ました。さそわれなかったら見なかった作品ですが、見てよかったというのが正直な感想です。 観たのは瀬々敬久監督の「ラーゲリよ
リー・アンクリッチLee Unkrich 「リメンバー・ミーCoco」 パルシネマ新公園
リー・アンクリッチLee Unkrich 「リメンバー・ミーCoco」 一年で、やっぱり一番寒い時期なんでしょうが、今日は晴れていたので、やっとのことで出かけました。パルシネマは、結構混んでいて、前から5列目
リドリー・スコットSir Ridley Scott 「ゲティ家の身代金 All the Money in the World」 パルシネマ
珍しく、リドリー・スコットという監督の名前は知っていた。「エイリアン」の人だ。ぼくが学生だった頃観た映画で、シガニー・ウィーバーという女優さんを一躍スターにしたことを覚えている。最近では
イ・チャンドン「ペパーミント・キャンディー」 元町映画館が「オアシス」とセットで企画、上映している作品の最終日。残念ながら「オアシス」は見損ねたが、こっちだけでも、まあ、「バーニング」の
すっかりおなじみになってきたナショナルシアターライブ。今回はオリヴィエ劇場という、たぶん大きめのホールの映像。演目はシェークスピア悲劇の定番。 「マクベス」 流石のぼくでも話の筋は
神戸の元町映画館は毎週金曜日がプログラムの最終日。今週、この映画館で見たいと思っていた映画が三本あっった。 「審判」、「まぼろしの市街戦」、そして「バグダッドスキャンダル」。 「まぼろしの
フィリップ・ド・ブロカ「まぼろしの市街戦 Le roi de coeur」元町映画館
元町映画館とか神戸アートヴィレッジセンターの企画で、時々やってくれる古い映画の再上映。デジタル・リマスター版という言葉の意味もよくわかっていないが、うれしい。 この日は一日に三つもすることがあって
ウェス・アンダーソン「犬ヶ島 Isle of dogs」パルシネマしんこうえん
二本立てのセットでなければ見なかった。ウェス・アンダーソンなんて監督は知らなかったし、こういうアニメーション映画を観るのも初めてだ。 「犬が島」 全編で繰り広げられている「日本的」な様々な意
読んでから観るか、観てから読むか。 柴崎友香の同名の小説が映画になった。どちらかというと、ひいきの作家で、読んだことがある作品だったが、内容の記憶はあいまいだった。チラシをぼんやり見てい
サミュエル・マオズ SamuelMaoz「運命は踊る」(FOXTROT)シネ・リーブル神戸
シネ・リーブルの大劇場ホールで初めて映画を見た。500席を超えるホールなので、どの席を予約していいのか困った。行ってみると、えらい端っこやった。 監督も、俳優も、だれ一人知っている名前はない
【映画】シリーズ⑧作品目「パラノーマル・アクティビティ7」今回の舞台は人里離れた集落【感想・考察・おすすめ度・おすすめシーンを紹介】
パラノーマル・アクティビティ 7 Amazon Amazonプライムで見る YouTubeで見る ポチップ 予告編 公開年:2021年 シリーズ⑧作目 ジャンル:ホラー レイティング:R15+ 監督:
【映画】「鬼談百景」これぞ日本のホラー【感想・考察・おすすめ度・おすすめシーンを紹介】
鬼談百景 Amazon Amazonプライムで見る YouTubeで見る ポチップ 公開年:2016年 ジャンル:ホラー オムニバス形式 監督:各ストーリー毎 視聴媒体:U-NEXT あらすじ ストー
マッティ・ゲショネック「ヒトラーのための虐殺会議」シネ・リーブル神戸
マッティ・ゲショネック「ヒトラーのための虐殺会議」シネ・リーブル神戸 今年になって、この映画が上映されていることは知っていました、ナチス映画、ホロ・コースト映画といえば、なんとなく観に行ってしまう
ロウ・イエ「シャドウプレイ」シネ・リーブル神戸 2023年も、あっという間に2月になりました。早いものです。自分が誰とどんな約束をして、どこに行って、何をしなけばならないのかよくわからないまま日がたっ
映画『エルヴィス』レビュー・解説(ネタバレあり) 2023年アカデミー賞主演男優賞ノミネート
映画『エルヴィス』は伝説を蘇らせた名作!前半はあらすじ・レビュー・ネタバレ解説、後半は2023年アカデミー賞について解説しています。あのエルヴィス・プレスリーを演じたオースティン・バトラーの圧巻の演技に酔いしれる!知られざるエピソード満載の伝記映画は見逃せません。
スチュアート・ローゼンバーグ「暴力脱獄」シネマ神戸 2023年の1月24日(火)の夜から25日(水)にかけて、いわゆる寒波襲来で、神戸にも雪が降りました。25日は市バスもJRも止まってしまって、まあ、寒さも本
ベネディクト・エルリングソン 「たちあがる女」シネリーブル神戸
連休に出かけることを嫌がっていると、いつも出掛けるどの映画館もプログラムが一週間トンでしまって、これは好きかもと思っていた映画がみんな終わってしまう。 「ああ、終わってまうやん。しゃあないなあ、出か
ジャン=リュック・ゴダール「イメージの本」シネ・リーブル神戸
ゴダール、ベルイマン、エリセ、ブニュエル・・・・。40年前に映画少年だったシマクマ君にとって、当時ですら名画座でかかるのを待った人々。 30年映画館に通う余裕も金もない生活から、仕事をやめて映画館に戻
「3月20日午後5時30分、元町映画館二階・黒い小部屋。カナラズコラレタシ。」という謎のメールを受け取った、徘徊老人シマクマ君。そのままどこかに連れ去られて・・・てなことは、もちろん起こらない。 ロシア
「焼肉ドラゴン」の映画版を観た。 舞台が評判になって、漸くTVで見て以来、再演を待っていたら、映画になった。 「醤油屋からこうた、というセリフが一番よかったね。」 一緒に見た同居人が、
元町映画館「ルイス・ブニュエル特集」 連休中の「イスラム映画特集」とか、「サメ映画」特集も大いに興味をそそられたのだが、どうも大入りらしいという情報をつかんでしまい、尻込み。とはいうものの
実は、原泰久のマンガ「キングダム」(集英社)の隠れファンなのである。マンガはただいま54巻まで到達しているが、天下統一への道はまだまだ遠い。 秦軍は、戦国の七雄、隣国の韓と闘いを始めたばかりで
マイケル・チミノ Michael Cimino「ディア・ハンター」シネ・リーブル神戸
名画の誉たかい「ディア・ハンター」が4Kデジタル修復版再公開とかで、映画館にやってきた。夜の19:30から3時間という、いまのぼくには、ちょっと腰が引けるプログラムだった。 しかし、徘徊老
JR神戸駅で下車して元町商店街の二本南の道を東に向かって歩く。中央郵便局の前を通って、しばらくすると、ずっと東に朝日会館ビルが見えてくる。南に下る道と交差するところでは、いくら歩いても
今日はゴジラ老人シマクマ君の誕生日です。であるからして、誕生日にふさわしい「映画」を、という気分で出かけたのが元町映画館。 「マイ・ブックショップ」 なにが相応しいの、ですって?
シネ・リーブルでもらったチラシに「クレイマー・クレイマーの感動から今・・・」って書いてあるのを読んで出かけた。 「あの映画でメリル・ストリープが嫌いになってんなあ。」 「そうや、40
「パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女」2023年12月2日(木)グランドシネマシネマサンシャインにて。午後3時55分より鑑賞(シアター2/e-5) ~天才ドライバーによる迫力のカーアクション。童顔のパク・ソダムにギャップ萌え! 何で映画を観ている最中はほとんど痛みを感じないのに、そうでない時は痛くなるのだろう?不思議でしょうがない。それならずっと映画を観ていればいいではないかと思うものの、まさかそういうわけにもいかないから困ったものだ。 この日観たのは「パーフェクト・ドライバー 成功確率100%の女」。韓国のカーアクション満載のエンタメ映画である。 天才的なドライビング・テクニック…
「イニシェリン島の精霊」2023年1月31日(火)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午前11時50分より鑑賞(スクリーン9/D-11) ~孤島で起きる2人の男のすれ違いに人間や戦争の本質が見える 顔の症状はまだ治まらないけれど、痛みはだいぶ治まったので思い切って映画館へ行ってみました。結論から言うと、上映中はまったく痛みも感じず映画に集中できました。その後ドトールで感想をメモしている間も問題なし。しかし、家に帰ると痛みがぶり返し……。まだ万全には程遠いですね。調子を見ながらぼちぼちという感じです。 さて、観た映画は「インシェリン島の精霊」。前作「スリー・ビルボード」が高く評価されたマーティン…
香港ドキュメンタリー映画工作者「理大囲城」元町映画館 「時代革命」と名付けられた香港の民主化運動の記録映画を、何とか見続けています。本作は2019年の香港民主化デモの中で起きた香港理工大学包囲事件
三宅唱「ケイコ 目を澄ませて」シネリーブル神戸 「耳を澄ます」といういい方はありますが、「目を澄ます」といういい方はありません。そのあたりが気になってやってきたシネリーブル・神戸です。 観
「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」2023年1月13日(金)池袋HUMAXシネマズにて。午後1時5分より鑑賞(シネマ4/H-9) ~著名プロデューサーの性犯罪とその裏にある人間ドラマ ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの性犯罪を暴いたニューヨーク・タイムズの調査報道は、ピュリッツァー賞に輝いただけでなく、その後の#MeToo運動にもつながった。その調査報道の内幕を描いたのが、「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」である。 ニューヨーク・タイムズの記者ミーガン・トゥーイー(キャリー・マリガン)とジョディ・カンター(ゾーイ・カザン)は、ハリウッドの大…
ナショナル・シアター・ライブ ピーター・モーガンPeter Morgan 「ジ・オーディエンス The Audience」 神戸アートヴィレッジセンター
神戸アートヴィレッジでナショナルシアターライブを上映したり、カルチャーを開いたりしてくれていて、このシリーズにすかっりハマってししまいそうだ。 先週「アマデウス」にカンゲキして、その勢いで今
クリント・イーストウッド「運び屋The Mule」OSシネマズ・ミント神戸
全く初めてではなかったが、昨年の徘徊老人デビューからは初めてやってきた三宮ミントの映画館。予約チケットの入力をすると、「その番号は予約されていません」と画面表示。 いきなりパニック! 繰