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「サン・セバスチャンへ、ようこそ」2024年1月25日(木)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時30分より鑑賞(スクリーン7/E-8) ~数々の映画のシーンが散りばめられたウディ・アレンの映画愛にあふれた作品 ご存知ウディ・アレン監督の2020年の作品「サン・セバスチャンへ、ようこそ」。スペインの映画祭を舞台にしたラブコメだ。 オープニングのオールドな雰囲気のクレジットから、早くもウディ・アレンの世界が全開。展開するのはいつも通りのラブコメだ。 ニューヨークで暮らす、かつて大学で映画を教えていたモート・リフキン(ウォーレス・ショーン)。今は小説を書くべくもがくものの、世界の文豪に匹敵す…
マーク・ウィルキンス「ニューヨーク・オールド・アパートメント」シネリーブル神戸no216
マーク・ウィルキンス「ニューヨーク・オールド・アパートメント」シネリーブル神戸 今年も、ボツボツ、当てずっぽうで映画館に通い始めました(笑)。今日はマーク・ウィルキンスという、なんとスイスの監
「緑の夜」2024年1月19日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町にて。午後2時25分より鑑賞(スクリーン1/E-12) ~男の支配から逃れて自由を得るための女たちの連帯と反乱 「X-MEN:フューチャー&パスト ローグ・エディション」などハリウッド作品でも活躍する中国を代表する俳優のファン・ビンビン。だが、中国共産党に脱税を追及されスキャンダルの渦中に叩き落された。今の中国で脱税なんぞ珍しくもないだろうに摘発されたのは、有名人をスケープゴートにすることで一罰百戒の効果を狙ったのではないか。 そのファン・ビンビン。一時は消息不明ともいわれた彼女の復帰第一作となったのが、香港映画「緑の夜」。香港…
ベキル・ビュルビュル「葬送のカーネーション」シネリーブル神戸no216
ベキル・ビュルビュル「葬送のカーネーション」シネリーブル神戸 今日は1月21日の日曜日です。その上、神戸では再開したルミナリエの最中です。電飾会場はシネリーブルのすぐ南の通りです。人混みに出る
「葬送のカーネーション」2024年1月17日(水)ヒューマントラストシネマ有楽町にて。午後6時40分(シアター2/D-6) ~妻の棺を運ぶ老人と孫娘のロードムービー。淡々とした中に深遠なテーマも横たわる ロードムービーといえば主人公たちが旅をするドラマ。その旅の形は様々だ。トルコの新鋭ベキル・ビュルビュル監督の長編2作目「葬送のカーネーション」は、かなり変わったロードムーピー。おじいさんと孫娘が棺桶を引いて旅をするのである。 荒涼とした冬のトルコ南東部。年老いた男性ムサ(デミル・パルスジャン)は、亡き妻との約束を果たすべく、孫娘ハリメ(シャム・セリフ・ゼイダン)とともに妻の棺を運んでいた。彼女…
ジュン・リー「香港の流れ者たち(その2)」元町映画館no222
ジュン・リー「香港の流れ者たち(その2)」元町映画館 同じ映画を、意識して何度も見直すという習慣というか、まあ、意図というかはボクにはありません。「あっ、あの映画や!」 そう思う作品がテレ
「カラオケ行こ!」2024年1月16日(火)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時25分より鑑賞(スクリーン7/E-8) ~ヘンなヤクザと合唱部長の中学生。爆笑のカラオケレッスン 山下敦弘監督の作品は、「バカの箱舟」「リアリズムの宿」など初期のダメ人間映画(と、私が名づけている)からずっと観ている。2005年の「リンダ リンダ リンダ」は青春映画の大傑作だと思っている。2007年の「天然コケッコー」も素晴らしい青春映画だった。今では多彩な作品を送り出している山下監督だが、どこかに初期のオフビートな笑いやダメ人間を温かく見つめる視線が残っていて、ファンにとってはうれしいところ。 「1秒先の…
エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン「ミツバチと私」シネリーブル神戸no215・SCCno16
エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン「ミツバチと私」シネリーブル神戸 2024年のSCC=シマクマ・シネマクラブ第1回例会はエスティバリス・ウレソラ・ソラグレンという性別はわかりませんが、スペインの若い監督
アキ・カウリスマキ「枯れ葉」元町映画館 2024年はこの映画で始めようと考えていた作品をようやく見ました。アキ・カウリスマキというフィンランドの監督の新作「枯れ葉」です。 元町映画館が新
「燈火(ネオン)は消えず」2024年1月12日(金)Bunkamuraル・シネマにて。午後1時40分より鑑賞(E-12) ~消えゆく香港のネオンと夫婦愛のドラマ 香港といえば「100万ドルの夜景」が有名。ずいぶん昔に私も香港を訪れて、夜景の美しさに感嘆したものだ。 その夜景が美しく輝くのも、繁華街のビルを極彩色に彩るネオンサインの看板のおかげ。だが、近年はLEDに取って代わられ、ガラス管を使ったネオンは減っているという。いや、それ以上に深刻なのは、2010年の建築法等改正だ。それによってネオンは次々に撤去され、何と2020年までに9割が消えたという。 そんな事情を知ると、よりいっそう胸に響いて…
マ・デユン「スイッチ」元町映画館 2024年、初映画館! は元町映画館でした。見たのはマ・デユン監督の「スイッチ」という韓国のコメディ映画でした。1月4日に初映画のはずが、思わぬ満員御
オタール・イオセリアーニ「ある映画作家の手紙。白黒映画のための七つの断片」シネ・リーブル神戸no214
オタール・イオセリアーニ「ある映画作家の手紙。白黒映画のための七つの断片」シネ・リーブル神戸 オタール・イオセリアーニ特集の5本目です。見たのは「ある映画作家の手紙。白黒映画の
「ファースト・カウ」2024年1月8日(月・祝)新宿武蔵野館にて。午後3時50分より鑑賞(スクリーン2/C-4) ~2人の男の友情物語とアメリカの原風景を映し出す。ライカート監督の日本初公開作 ケリー・ライカート監督はアメリカのインディーズ映画界では有名な監督。私もその名前は聞いたことがある。しかし、作品を観るのは初めて。それもそのはず、日本では企画上映を除けば、本作「ファースト・カウ」が初の劇場公開作。ライカート監督の長編7作目にあたる2019年の作品だ。 西部開拓時代のオレゴンを舞台にしたドラマ。これまでライカート監督作の脚本を多く手がけてきたジョナサン・レイモンドが2004年に発表した小…
「彼方のうた」2024年1月7日(日)シネマ・ロサにて。午前11時50分より鑑賞(シネマ・ロサ1にて/C-5) ~余計なものは何もない。ミニマムで想像力と好奇心を刺激する映画 杉田協士監督は独特の作風で知られる監督だ。いわゆるエンタメ映画のようなわかりやすさとは対極の映画を撮る。過去作では2019年公開の「ひかりの歌」を鑑賞したが、派手さはないもののジンワリとくる映画だった。 前作の「春原さんのうた」も国内外で高く評価されたようだが、残念ながら見逃してしまった。公開から1年以上経つのに、ソフト化も配信もされていないのはなぜ? それはともかくとして、「春原さんのうた」に続く長編4作目で、12年ぶ…
チャン・リュル「柳川」元町映画館 チャン・リュルという監督は、漢字で書けば張律だそうです。「慶州」という韓国の町を題名にした映画を見て、韓国の監督だと思い込んでいましたが、中国の監督なのだそう
「笑いのカイブツ」2024年1月6日(土)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後3時35分より鑑賞(スクリーン7/D-9) ~岡山天音の怪演が光る。凄まじいエネルギーを放つ強烈な自伝映画 新年最初のレビューです。 大晦日は紅白歌合戦で、伊藤蘭のファンと一体になったパフォーマンスに大感激したと思ったら、新年早々能登地方で震災が発生し、飛行機事故まで起きるという恐ろしい事態。せめて新年最初の映画ぐらいは明るく行きたいもの。そこで観たのは、その名も「笑いのカイブツ」という映画。こりゃあ、どう考えても喜劇でしょう。 「伝説のハガキ職人」として知られるツチヤタカユキの自伝的小説の映画化だ。主人公のツチ…
こちら、小説を読んだあとに見させていただきました! 小説はなかなか「真実は奇なり」という感じで犯人がなかなか推理できなかったこともあり・・・ 映画ではどう味付けされているのかかなり...
ジョン・ランディス「ブルース・ブラザース」こたつシネマno17
ジョン・ランディス「ブルース・ブラザース」こたつシネマ 2023年最後の映画は、いや、2024年最初の映画は、の方がいいかな。2023年の大みそか午後11時過ぎから、コタツには、久しぶりにそろったピーチ姫と
ジャック・ロジエ「フィフィ・マルタンガル」元町映画館no206
ジャック・ロジエ「フィフィ・マルタンガル」元町映画館 元町映画館が「みんなのジャック・ロジエ」という特集を組んでいました。ジャック・ロジェなんていう人は知りませんでした。最後のヌーベルバールとか
原作を読んでからの映画だった。 ⇒映画『天空の蜂』 原作とは味付けがだいぶ異なることに序盤で気づいた。 テーマは一緒だったかもしれない。 映画はレンタルして見ました。...
ロマン・ポランスキー「戦場のピアニスト」シネ・リーブル神戸no213
ロマン・ポランスキー「戦場のピアニスト」シネ・リーブル神戸 SSC、シマクマシネマクラブ2023年最後、第15回例会です。見たのはロマン・ポランスキー監督の「戦場のピアニスト」でした。 シマクマ君は初
今敏「東京ゴッドファザーズ」パルシネマ 元町映画館のクリスマス企画「スモーク」の感動の勢いで、パルシネマのクリスマス企画「東京ゴッドファザーズ」を頑張って朝パルで見ました。今敏という、ボクは知り
ウェイン・ワン「スモーク」元町映画館 2023年の12月になったころ、元町映画館から持ち帰ったチラシの束から一枚のチラシを引っ張り出してチッチキ夫人が叫びました。 「わたしは、これ!」
ケリー・ライカート「ファースト・カウ」シネ・リーブル神戸no212
ケリー・ライカート「ファースト・カウ」シネ・リーブル神戸 今日見たのは「ファースト・カウ」という映画です。theがついていないことが気になりますが、訳せば「最初の牝牛」でしょうか、うーん、
「PERFECT DAYS」2023年12月26日(火)kino cinema新宿にて。午後2時25分より鑑賞(THEATER1/D12) ~変わらない日常の中で起きる細やかな出来事と心の揺れ動き ちょっと体調が悪くて病院に行ったりなんだりで、1週間以上映画館に行けませんでした。皆さんのブログにもあまり伺えず。今後も体調に配慮しつつ、更新できる時に更新する感じになりますが、よろしくお願いいたします。 というわけで、この日行ったのは新宿に新しくできた映画館「kino cinema新宿」。以前はEJアニメシアター新宿(旧 角川シネマ新宿)があったところ。なかなかおしゃれな雰囲気で良い感じに仕上がっ…
「枯れ葉」2023年12月18日(月)新宿シネマカリテにて。午後2時45分より鑑賞(スクリーン1/A-7) ~カウリスマキ監督が不穏な今の世界で「愛」に希望を託す ご存知フィンランドの名匠アキ・カウリスマキ監督。「何だか最近は新作がないな」と思ったら引退宣言していたのね。でも、それを撤回して2017年の「希望のかなた」以来6年ぶりに映画を製作。それが新作の「枯れ葉」だ。 お話はシンプルなラブストーリー。主人公はスーパー勤務のアンサ(アルマ・ポウスティ)。孤独で貧しい暮らしをしていた彼女は、ある日、賞味期限切れの商品を持ち帰ろうとして、スーパーを解雇されてしまう。 一方、同じく孤独な労働者のホラ…
ケリー・ライカート「オールド ジョイ」元町映画館no219(132-3)
ケリー・ライカート「オールド ジョイ」元町映画館 2021年の11月に元町映画館でやっていたケリー・ライカート監督の特集の感想が書きかけでお蔵入りしていたので、引っ張り出して、何とか書き上げて載せま
ブラッドリー・クーパー「マエストロ」シネ・リーブル神戸no209
ブラッドリー・クーパー「マエストロ」シネ・リーブル神戸 記事を投稿した後でこのチラシが手に入りました。このチラシの方、ホンモノ?ニセモノ? と、まあ、そのあたりがとても面白い映画でした
ヴィム・ヴェンダース「PERFECT DAYS」キノシネマ神戸国際
ヴィム・ヴェンダース「PERFECT DAYS」キノシネマ神戸国際 ヴィム・ヴェンダース監督の「PERFECT DAYS」を見ました。神戸では、本日、2023年12月22日封切だったのですが、前評判が高いらしく、いつものシネ
ギャスパー・ノエ「VORTEX ヴォルテックス」シネ・リーブル神戸no210
ギャスパー・ノエ「VORTEX ヴォルテックス」シネ・リーブル神戸 今日見たのは 、アルゼンチン出身らしいギャスパー・ノエという監督のフランス映画「VORTEX ヴォルテックス」です。 1940年生まれのジーさんと
ジャン=ピエール・アメリス「ショータイム」シネ・リーブル神戸no211
ジャン=ピエール・アメリス「ショータイム」シネ・リーブル神戸 予告編を見ていて思いました。「これって、好きかも?!」 まあ、そう閃いて見に来ました。で、好きなパターンでした(笑)。こういう、
リチャード・リンクレイター「バーナデット ママは行方不明」パルシネマno77
リチャード・リンクレイター「バーナデット ママは行方不明」 パルシネマ 今回は「妻って何?母って何?私って何?」ということかなと、勝手にテーマをつけてやってきたパルシネマの2本立て、1本目は
ガリー・キーン アンドリュー・マコーネル「ガザ 素顔の日常」元町映画館no217
ガリー・キーン アンドリュー・マコーネル「ガザ 素顔の日常」元町映画館 元町映画館が緊急上映として企画したガリー・キーン、アンドリュー・マコーネルという二人の監督が撮った、原題「Gaza」、邦題が「ガ
マリー・クロイツァー「エリザベート 1878」パルシネマno78
マリー・クロイツァー「エリザベート 1878」パルシネマ 今日のパルシネマは、まあ、なんというか、妻って何?母って何?私って何? という感じの2本立てで、1
「市子」2023年12月13日(水)TOHOシネマズ シャンテにて。午後7時より鑑賞(スクリーン1/D-12) ~恋人の前から失踪した「社会的に存在しない」女性の壮絶な生き様 年の暮れにまた重たく、複雑な余韻を残す映画を観てしまった。「市子」である。 映画は海の荒々しい風景から幕を開ける。それをバックに鼻歌が聞こえてくる。このドラマの主人公・川辺市子(杉咲花)が、鼻歌を歌いながらそぞろ歩いていく。 実はこの光景はラストシーンにも登場する。映画の幕開けと締めくくりが同じシーンなのだ。はたして、それはいつの出来事なのか。明確には提示されない。そう。この映画は余白が多く、観る者の想像力を刺激する映画…
リドリー・スコット「ナポレオン」109ハット 御年86歳のリドリー・スコット監督の新作「ナポレオン」を見ました。 先日、御年76歳の北野武監督の新作「首」を見て、ボク的には「中世的世界最後の大
「リアリティ」2023年12月8日(金)シネ・リーブル池袋にて。午後3時10分より鑑賞(シアター1/F-7) ~FBIの尋問の音声から再現したドラマ。その緊迫感に圧倒される 来年はアメリカ大統領選挙がある。もしかするとまた大統領になる可能性があるトランプ。彼が当選した2016年のアメリカ大統領選挙にロシアが介入し、それがトランプ当選の一因になったといわれる。それをめぐる事件を描いた映画が「リアリティ」だ。 映画の冒頭、トランプ大統領がロシア政府と自身の2016年大統領選挙キャンペーンとの共謀に関する捜査を妨害するために、ジェームズ・コミーFBI長官を解任したニュースが流れる。それを見ているのが…
瀬々敬久「春に散る」パルシネマ 2023年の夏に封切られた瀬々敬久監督の「春に散る」を見ました。封切のときから佐藤浩市の白髪頭の写真が気にかかっていました。チラシを見れば、ボクシング映画だとわかりますが
相米慎二「ションベンライダー」パルシネマ 先日、京都まで出かけて見た相米慎二「台風クラブ」がワッチャー?! だったので、神戸のパルシネマでやり返してやろうと勇んで出かけてきたのが相米慎
鈴木清順「陽炎座」元町映画館 「SEIJUN RETURNS in4K」という特集の三本目です。見たのは、「陽炎座」です。泉鏡花の小説の映画化だそうですが、読んだことはあるはずですが忘れました。映画もほぼ忘れてい
「父は憶えている」2023年12月4日(月)新宿武蔵野館にて。午後3時5分より鑑賞(スクリーン2/C-4) ~記憶を失い帰ってきた父。喜びと戸惑いの果てに人々が見たものは キルギスと言われてもピンとこない。正直、どこにあるのかもよくわからない。中央アジアの国で、旧ソ連に属していたことは何となく知っているが……。 そのキルギスのアクタン・アリム・クバト監督は、世界的に知られた監督らしい。私は未見だが、「あの娘と自転車に乗って」「明りを灯す人」「馬を放つ」などの代表作がある。 クバト監督が、自ら主演も務めた映画が「父は憶えている」だ。クバト(ミルラン・アブディカリコフ)という青年が、父のザールク(…
相米慎二「台風クラブ」 烏丸・御池アップリンク 若くして亡くなった相米慎二監督の懐かしい作品が、11月の末から12月にかけて2本、「台風クラブ」がシネリーブル神戸で、「ションベンライダー」が
鈴木清順「夢二」元町映画館 「SEIJUN RETURNS in4K」という特集の二本目です。見たのは「夢二」でした。竹久夢二の、あの夢二です。沢田研二が夢二を演っています。映画館にやって来てびっくりです
「女優は泣かない」2023年12月1日(金)池袋HUMAXシネマズにて。午後3時20分より鑑賞(シネマ2/E-9) ~がけっぷち女優とダメダメなディレクターの再起物語。ありがちな話なのにジンワリくる 伊藤万理華は不思議な俳優だ。童顔で年齢不詳という感じだが、どんな役をやってもサマになる。彼女の出演作にはハズレがない。「サマーフィルムにのって」「もっと超越した所へ。」「そばかす」「まなみ100%」など、いずれも面白い映画だった。だから、「女優は泣かない」も伊藤万理華に惹かれて観ることにした。 映画は熊本が舞台だ。空港でいきなり「くまモン」が映る。スキャンダルで落ち目の女優、梨枝(蓮佛美沙子)が故…
グレゴル・ボジッチ「栗の森のものがたり」 元町映画館no213
グレゴル・ボジッチ「栗の森のものがたり」元町映画館 予告編に惹かれて見ました。スロベニアという国の若い監督グレゴル・ボジッチという人の「栗の森のものがたり」です。 イタリア半島
「ほかげ」2023年11月26日(日)ユーロスペースにて。午後2時55分より鑑賞(スクリーン2/C-8) ~戦争の闇を直視せよ! 塚本晋也監督の強い信念が伝わる 戦争は嫌だ。絶対に戦争をしてはならない。その思いを改めて抱かせてくれた映画が塚本晋也監督の「ほかげ」である。 塚本監督といえば「野火」で戦場の悲惨さを「これでもか!」とばかりに描いたことで知られている。続く「斬、」では人を殺すことの恐ろしさを描いた。そして「ほかげ」では戦争がもたらす闇をクローズアップした。 ドラマは2部構成になっている。前半は焼け残った居酒屋が舞台となる。そこで体を売って暮らす女(趣里)のところに、客として若い復員兵…