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北野武「首」109シネマズハット 一月ぶりのSCC、シマクマ・シネマ・クラブの例会は世界の北野武が、まあ、ボクにはビート・タケシですが、監督、脚本、原作で、満を持して作った(?)らしい、作品「首」で
鈴木清順「ツィゴイネルワイゼン」元町映画館 「SEIJUN RETURNS in4K」という特集を元町映画館が上映し始めました。鈴木清順生誕100年の記念特集のようです。 これは、まあ、見ないわけにはいかない!
「首」2023年11月24日(金)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時30分より鑑賞(スクリーン5/F-14) ~北野武流「本能寺の変」は「アウトレイジ戦国版」。みんなワルでクセモノだらけ 「世界のキタノ」こと北野武監督の新作映画「首」。2017年の「アウトレイジ 最終章」以来の監督作だ。 描くのは本能寺の変。天下統一を目指す織田信長(加瀬亮)。だが、家臣の荒木村重(遠藤憲一)が反乱を起こし、追い詰められて逃走する。信長は羽柴秀吉(ビートたけし)、明智光秀(西島秀俊)ら家臣を集めると、自らの跡目相続をエサにして村重の捜索を命じる。やがて村重は捕らえられ光秀に引き渡されるが、光秀はひそか…
タナダユキ「百万円と苦虫女」パルシネマ どなたかと結婚されて、お子さんもいらっしゃるらしい、女優の蒼井優さんの15年前の映画です。新開地のパルシネマが「朝パル」でやってました。最終日だと知って
原作、脚本、監督北野武。 北野武監督が織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、徳川家康そして本能寺の変をどのようにとらえ描いたのか興味がありました。 正直超面白かったです。 これぞエンターテインメント娯楽映画でした。 キャストはビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、木村祐一、遠藤憲一、勝村政信、寺島進、桐谷健太、浅野忠信、大森南明、大竹まこと、荒川良々、小林薫、岸部一徳、津田寛治、劇団ひとり、あさイチの副島淳、柴田理恵錚々たるメンバーでした。 皆さんクセが強く、個性的で芝居も上手い! どの役もはまってました。 展開も早く、あっという間の2時間でした。 R15指定グロい所も多々ありました。 首が何回も…
「モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン」2023年11月19日(日)新宿シネマカリテにて。午後3時より鑑賞(スクリーン1/A-10) ~ひたすら自由を求めて逃亡するモナ・リザ。チョン・ジョンソの魅力が炸裂! 最近、アジア系の俳優がハリウッドで活躍するケースが目につく。「モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン」は、イ・チャンドン監督「バーニング 劇場版」で注目を集め、その後Netflix配信の「ザ・コール」「ペーパー・ハウス・コリア 統一通貨を奪え」「バレリーナ」などの作品に出演しているチョン・ジョンソのハリウッドデビュー作だ。 映画の冒頭、スタンダードナンバーの「モナリザ」が流れる。それはこ…
「正欲」2023年11月17日(金)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時25分より鑑賞(スクリーン1/D-8) ~「普通」でない人たちの生きづらさを描き「普通」とは何かを問いかける 映画のタイトルを聞いてぶっ飛んだ。セイヨク? おいおい、そんなストレートなタイトルにしていいのかよ? いくら何でもマズイんじゃないの? その後、よく見たら「性欲」じゃなくて、「正欲」なのね。でも、まあ、性欲とも絡んでくる話です。 原作は朝井リョウの柴田錬三郎賞を受賞した小説。それを「二重生活」「あゝ、荒野」「前科者」の岸善幸監督が映画化した。脚本は今回は岸監督ではなく、「あゝ、荒野」で岸監督と組んだ港岳彦。…
映画「不機嫌な赤いバラ」この時代のニコラス・ケイジが大好物(ネタバレなし感想)
オススメ度7/10(10点満点) 主演の二人に大満足。隠れた傑作? 超ざっくりストーリー 元大統領夫人テスとその警護担当ダグが、反発しあいながらも徐々に心を開いていく様子を描いた話 キャスト/役名 シャーリー・マクレーン(テス・カーライル)
熊切和嘉「658km、陽子の旅」 パルシネマ 熊切和嘉監督の最新作、「658km、陽子の旅」を見ました。パルシネマが企画した「父娘映画」2本立ての1本でした。もう1本が「高野豆腐店の春」です。
三原光尋「高野豆腐店の春」パルシネマ パルシネマが企画した「父娘映画」2本立ての1本が「658km、陽子の旅」、で、もう1本が、この「高野豆腐店の春」でした。監督は三原光尋という方です。「陽子の旅」の熊切和
「さよなら ほやマン」2023年11月15日(水)新宿ピカデリーにて。午後2時より鑑賞(スクリーン10/D-8) ~B級コメディー映画と思いきやパワフルで熱い真っ当な青春ドラマ 「さよなら ほやマン」。タイトルとそのPRビジュアルだけを見て、B級コメディー映画だとばかり思っていたのだが、何だか高評価の声が相次ぎ傑作と評する人まで現れたとなれば、これは観に行かないわけにはいかないだろう(時間がちょうどよい映画が、これぐらいしかなかったということもあるのだが)。 宮城県石巻市の離島を舞台にしたドラマだ。豊かな海に囲まれた美しい島で暮らす兄弟。兄のアキラ(アフロ)は一人前の漁師を目指して修業中。弟の…
山崎貴「ゴジラ−1.0」109シネマズハット 見ちゃいましたよ(笑)。山崎貴監督の「ゴジラ−1.0」です。ゴジラ映画70周年なのだそうです。 東宝映画の初代ゴジラと同い年なのを理由にゴジラ
「私がやりました」2023年11月8日(水)TOHOシネマズ シャンテにて。午後7時40分から鑑賞(スクリーン1/D-12) ~殺人事件を利用して成り上がる女たち。社会問題を取り込みつつ気楽に笑えるコメディー 「8人の女たち」「スイミング・プール」など次々に多彩な映画を送り出すフランソワ・オゾン監督の新作は、1930年代のパリを舞台にしたクライムミステリーだ。 同じ部屋に住む若手女優のマドレーヌ(ナディア・テレスキウィッツ)と駆け出しの弁護士のポーリーヌ(レベッカ・マルデール)。どちらも仕事がなくお金に困っていた。今日も今日とて大家が家賃の催促に訪れるが、ポーリーヌは支払うことができない。 や…
映画[セブン] (4)「無関心は悪徳」と語るサマセット刑事の不眠や苦悩…由来・元ネタ本を詳しく解説&考察
(C) SE7EN 『セブン』(1995米)は何よりもグロいのが人気?の連続猟奇殺人事件の映画。 ここでは『セブン』の魅力の一つである謎解きの側面に光を当てていきたいと思います。 具体的には、モーガン・フリーマン演じる刑事の謎めいた言動ですね。 このサマセット刑事の名言の由来・モデル・元ネタになっている作品を取り上げ、解説&考察していきます。 ややマニアックな話なので、今回の解説は上級編、という感じです...
セルゲイ・ロズニツァ「破壊の自然史 戦争と正義Ⅰ」元町映画館no212
セルゲイ・ロズニツァ「破壊の自然史 戦争と正義Ⅰ」元町映画館 元町映画館がやっているセルゲイ・ロズニツァ特集、題して「戦争と正義Ⅰ・Ⅱ」、「破壊の自然史」と「キエフ裁判」を、Ⅱ,Ⅰの順番で続けてみ
「理想郷」2023年11月4日(土)Bunkamura渋谷宮下にて。午後4時より鑑賞(7F/C列12番) ~移住者と地元民の激しい対立から母と娘のドラマへ。重層的で濃厚なドラマ まだ見ぬ世界の優れた映画に出会えるのが映画祭の醍醐味。東京国際映画祭でも数多くの世界の映画が上映される。以前は私も無料招待されて、たくさん映画を観たっけなぁ~。 などという話はどうでもよい。その「理想郷」は2022年の第35回東京国際映画祭で、東京グランプリ(最優秀作品賞)、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞を受賞した作品(その時のタイトルは「ザ・ビースト」)。その他にも、スペインのゴヤ賞で主要9部門を受賞するなど、世界の…
クリスチャン・カリオン「パリタクシー」パルシネマ パルシネマのタクシー映画二本立ての二本目でした。もう1本がジャームッシュ監督の「ナイト・オン・ザ・プラネット」で、それを見たあとに続け
ジム・ジャームッシュ「ナイト・オン・ザ・プラネット」パルシネマno70
ジム・ジャームッシュ「ナイト・オン・ザ・プラネット」パルシネマ パルシネマのタクシー映画二本立ての1本目はジム・ジャームッシュ監督の1991年の作品で「ナイト・オン・ザ・プラネット」でした。数年前にシ
映画[セブン] (3) デヴィッド・ミルズ刑事と殺人犯ジョン・ドゥの関係のメタファーは?由来-モデル-元ネタを解説&考察:新旧約聖書編
(C) SE7EN 『セブン』(1995米)はキリスト教カトリックの七つの大罪がモチーフの連続猟奇殺人事件の映画。 ここでは『セブン』の最大の元ネタとなっているキリスト教新約聖書などに絡めて、元ネタ・モデルなどを解説&考察します。 日本ではあまりなじみがない聖書のお話なので、今回の解説は中級編、という感じです。 ※ 記事本文中の各画像の著作権は、各作品の製作会社に帰します。 目次 §1 映画『セブン』作品...
「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」
「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」2023年11月3日(金・祝)TOHOシネマズ 池袋にて。午後1時20分より鑑賞(スクリーン4/D-7) ~元アイドルのアラサー女子を癒すおっさん。温かで心地よい映画 しかし、まあ、井浦新の出演作が次々に公開になるなぁ。いまや日本映画の屋台骨を背負う存在と言っても、過言ではないだろう。テレビドラマにもけっこう出ているようだし。まったくもってスゴイ俳優だ。 その井浦新が出演しているのが「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」。原作は元「SDN48」のメンバーで作家として活躍する大木亜希子が、自身の体験を基に描…
セルゲイ・ロズニツァ「キエフ裁判 戦争と正義Ⅱ」元町映画館no211
セルゲイ・ロズニツァ「キエフ裁判 戦争と正義Ⅱ」元町映画館 歴史資料のフィルムを編集し、ソビエト・ロシアやウクライナの社会の歴史的事件の「実相」を描くドキュメンタリーを、立て続けに発表して
映画[セブン] (2) 強欲GREEDの罪深さ。連続猟奇殺人犯ジョン・ドゥの赤い十字架の意味…地方検事や弁護士のモデル・元ネタを解説&考察
(C) SE7EN 映画『セブン』(1995米)は連続猟奇殺人事件の犯人を追う刑事2人の捜査活動を軸にしたストーリー。 ミルズ(ブラッド・ピット)サマセット(モーガン・フリーマン)コンビの動きを中心に話が展開します。 ここでは映画『セブン』に影響を与えた文学作品などに注目して、元ネタ・モデルを解説&考察します。 『セブン』は多種多様な作品に影響を受けていて、今回の解説は、その中でも比較的わかりやすい初級編...
マーティン・スコセッシ「キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン」109シネマズハット34
マーティン・スコセッシ「キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン」109シネマズハット マーティン・スコセッシという監督は、1942年生まれで、今年、80歳だそうです。まだ30代だった1970年代に「ミーン・ス
「ドミノ」2023年10月29日(日)TOHOシネマズ 池袋にて。午後3時10分より鑑賞(スクリーン7/D-12) ~え? まさか? ロバート・ロドリゲス監督が仕掛ける大どんでん返し ロバート・ロドリゲスは、ド派手なアクション映画のイメージが強い監督だ。「デスペラード」「マチェーテ」「プラネット・テラー in グラインドハウス」「シン・シティ」「スパイキッズ」「アリータ バトル・エンジェル」など様々な作品を撮っているが、いずれの映画もケレン味にあふれたアクションが見られる。 そのロドリゲス監督の新作「ドミノ」は派手なアクションシーンもあるものの、今までの作品にはなかった新機軸を打ち出してきてい…
クリスティアン・ムンジウ「ヨーロッパ新世紀」 元町映画館no208
クリスティアン・ムンジウ「ヨーロッパ新世紀」元町映画館 夜の7時から始まる「裸のランチ」を見ようというのが、この日の目論見だったのですが、それまでの時間をどうつぶそうか?という時間つぶしで見たのが
NTLive C・P・テイラー「善き人」シネ・リーブル神戸no209
NTLive C・P・テイラー「善き人」シネ・リーブル神戸 ここの所、毎月、出かけているナショナルシアター・ライブです、今日はC・P・テイラーという人の戯曲、「善き人」です。 セシル・フィ
石井裕也「愛にイナズマ」 シネ・リーブル神戸 このところ、新しい日本映画に気をひかれるということがほとんどないのですが、この映画は、題名のバカバカしさに目が留まり、「ふーん石井裕也か?」
「愛にイナズマ」2023年10月27日(金)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時10分より鑑賞(スクリーン2/E-9) ~コミカルな家族の再生の物語と「なかったことにしたくない」という思い 先日、相模原の障害者施設殺傷事件をモデルにした「月」が公開されたばかりの石井裕也監督(当ブログでも取り上げた)。相変わらず快調なペースで監督作を送り出している。というわけで、早くも次回作「愛にイナズマ」が公開された。こちらはシリアスだった「月」とは一転してコメディードラマだ。 26歳の折村花子(松岡茉優)は映画監督。ただし、ウィキペディアにそう書いてあるだけで、これまでは自主映画しか撮っていない。彼…
キム・セイン「同じ下着を着るふたりの女」元町映画館no210
キム・セイン「同じ下着を着るふたりの女」元町映画館 韓国映画に対して、近くでやっていたら見ようかなという程度ですが、興味があります。なじみの元町映画館のチラシで韓国の、若い女性監督という映画
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」2023年10月25日(水)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時50分より鑑賞(スクリーン3/E-15) ~スコセッシ監督が先住民搾取の歴史を告発しつつ重厚なドラマを展開 数年前まではこの時期、東京国際映画祭の関係者向け上映で1日3~4本の映画を観ていたっけ。日比谷に会場が移ったのを機に、ご招待もなくなって、いまやすっかり足が遠のいてしまった。 だが、映画祭に行かずとも素晴らしい映画が公開されている。「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」。あのマーティン・スコセッシ監督の最新作だ。ジャーナリストのデイビッド・グランが先住民連続殺人事件について描いた…
デビッド・クローネンバーグ「裸のランチ」元町映画館no209
デビッド・クローネンバーグ「裸のランチ」元町映画館 2022年の11月から観てきました。「12ヶ月のシネマリレー」、最終走者はデビッド・クローネンバーグ監督の「裸のランチ」でした。1991年の製作ですから、まあ
「宇宙探索編集部」2023年10月19日(木)シネマカリテにて。午後3時より鑑賞(スクリーン1/A-8) ~アホアホなコメディーが最後には感動のドラマに。宇宙オジサンの生き様に拍手! UFOや宇宙人への興味は、昔から尽きないようだ。中国でも、1990年代に「飛碟探索」というUFO雑誌が人気を集めたという。それをモデルに制作されたのが「宇宙探索編集部」である。 主人公はUFO雑誌「宇宙探索」の編集長のタン(ヤン・ハオユー)。映画の冒頭は、若き日の彼が宇宙人やUFOについて語るインタビュー映像が流れる。希望に燃えて若々しさにあふれている。 続いて、現在のタンが映る。それは年を取り疲れはてて見る影も…
渡辺一貴「岸部露伴 ルーヴルへ行く」パルシネマ パルシネマのマンガネタ2本立ての1本は「ピンポン」でしたが、もう1本は、2023年、今年の夏(?)だったと思いますが、封切り当時、結構、評判だった渡辺一貴
曽利文彦「ピンポン」パルシネマ パルシネマの2本立てです。もう1本は岸部露伴でした。マンガが原作の映画セットですね。松本大洋のマンガに、この年になってハマっていますが、彼のマンガに登場する独特
2023/10/24【映画】実写ドラゴンボール EVOLUTION【感想】2009年。原作ブレイカーと悪名高い、実写ドラゴンボール。作る前から無理な映画は出さなければいいのに、OK出した原作者の心境は?そんなわけで、今まで見る機会がなかったけど、全く関係ない
映画[セブン] (1) サマセット刑事の予言が実現していく。モーガン・フリーマン寄りの簡単あらすじ解説
(C) SE7EN 映画『セブン』(1995米)は、 4週連続全米興行成績第1位の大ヒット映画。 ここでは映画『セブン』に詳しくない人むけに、わかりやすいあらすじを解説します。 このページではネタバレなしのあらすじですが、後ほど詳しい作品解説をする際に、結末まで触れることになります。 ネタバレ無しがいい人は、このページだけ読むことをおすすめします。笑 ※ 記事本文中の各画像の著作権は、各作品の製作会社に帰...
「春画先生」2023年10月18日(水)グランドシネマサンシャイン池袋にて。午後3時35分より鑑賞(シアター2/d-9) ~禁断の春画映画。エロでおおらかでハチャメチャなラブコメ 10月21日(土)に日比谷野外大音楽堂に出かけてきた。国際反戦デーの集会ではない。伊藤蘭のコンサートだ。今年のツアー最終日にふさわしい素晴らしいコンサートだった。観客の熱気もすごかった。私も思いっきりペンライトを振って声を上げた。終演後の夜風が心地よかった。 それとは関係なく、今日取り上げる映画は「春画先生」。春画といえばエロな浮世絵、と思っていると大間違い。近年は、その芸術的価値が見直されて注目を浴びているらしい。…
アモス・ウィー「縁路はるばる」元町映画館 実は、今日は2023年の10月21日(土)です。で、この映画は2023年の8月に見たんです。映画はアモス・ウィー監督の「縁路はるばる」でした。原題が「Far Far
チャオ・スーシュエ「草原に抱かれて」元町映画館 チラシと予告編を見てこれは見なくっちゃ! でやって来ました。元町映画館、朝一番です。映画はチャオ・スーシュエという若い女性監督の「草原に
ヴィム・ヴェンダース「パリ、テキサス」その2 パルシネマno65
ヴィム・ヴェンダース「パリ、テキサス」その2 パルシネマ 2023年の9月にパルシネマで見ました。小津安二郎の「お早う」との2本立てで、SCC、シマクマシネマ倶楽部、第10回鑑賞作品として選んだのですが、
「月」2023年10月16日(月)ユーロスペースにて。午後2時50分より鑑賞(ユーロスペース2/B-9) ~実在の障害者施設殺傷事件を映画化。もう見て見ぬふりはできない 実在の事件を描く映画は無数にあるが、これほど物議を呼びそうな映画はないのではないか。2016年の相模原障害者施設殺傷事件を映画化した「月」である。 原作は辺見庸の小説「月」。スターサンズの設立者で名物プロデューサーの故・河村光庸氏が、生前に映画化を熱望。「舟を編む」「茜色に焼かれる」など多数の作品で知られる石井裕也監督に映画化の話を持ちかけた。内容が内容だけに石井監督も悩んだらしいが、辺見庸の熱烈な愛読者であることから引き受け…
吉野耕平「沈黙の艦隊」109シネマズ・ハット 見ちゃいましたよ(笑)。SCC第11回例会、12本目です。今回はM氏の提案です。映画は吉野耕平監督、かわぐちかいじ原作の「沈黙の艦隊」でした(笑)。
「シック・オブ・マイセルフ」2023年10月13日(金)新宿武蔵野館にて。午後2時20分より鑑賞(スクリーン3/C-8) ~強烈な承認欲求で暴走するヒロインがひたすら笑える 自己顕示欲の強い人はどこにでもいる。というか、誰だってある程度は持っているはずだ。他人から認めてもらいたいという承認欲求もまた然り。SNSなどを通じて簡単に自己アピールができる現在は、なおさらその傾向が強いだろう。 ノルウェーのオスロを舞台にしたドラマ「シック・オブ・マイセルフ」は、その自己顕示欲と承認欲求が異常に強いヒロインの話。そのあまりの暴走ぶりがグロテスクで、ホラー的な側面も垣間見せるが、どちらかというとシニカルな…
メーサーロシュ・マールタ「アダプション/ある母と娘の記録」元町映画館no182
メーサーロシュ・マールタ「アダプション/ある母と娘の記録」元町映画館 2023年、7月の初旬、元町映画館でやっていた<メーサーロシュ・マールタ監督特集 女性たちのささやかな革命>というプログラムの初
NTLive ジェレミー・ヘリン演出「ベスト・オブ・エネミーズ」シネ・リーブル神戸no207
NTLiveジェレミー・ヘリン演出「ベスト・オブ・エネミーズ」シネ・リーブル神戸 久しぶりのナショナルシアター・ライヴでした。お友達の入口君と見ました。ジェレミー・へリンという人が演出した「ベ
「アナログ」2023年10月9日(月・祝)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時30分より鑑賞(スクリーン3/E-16) ~アナログでベタベタな恋愛ドラマだが、脚本&演出の妙で見せる 一昨日、赤坂RED/THEATERという劇場で「フラガール‘23」という芝居を観てきた。そう、名作映画「フラガール」の舞台版である。これまでにも何度も舞台化されているが、今回は映画版の脚本を担当した羽原大介の脚本・演出で、自身の劇団「羽原組」での公演。映画で蒼井優が演じた役は、つい最近取り上げた「まなみ100%」のヒロイン・中村守里が演じている。舞台版は映画とはまた違った面白さがあり、特に終盤の中村はじめフ…
「アンダーカレント」2023年10月6日(土)シネマサンシャイン池袋にて。午後3時10分より鑑賞(シアター10/f-13) ~人間の心の底流に流れるものを抑制的で繊細な語り口で描く 人間は一筋縄ではいかない。わかったようでいてわからない。曖昧模糊。不可思議極まりない存在だ。 そんな人間存在の曖昧さ、不可思議さを追求した映画が「アンダーカレント」だ。「愛がなんだ」「街の上で」などの恋愛映画で知られる今泉力哉監督が、今から20年近く前に発表された豊田徹也のコミックを実写映画化した。 映画の冒頭に、「Undercurrent」の意味が記される。それは「(水や空気などの)底流」のこと。少し範囲を広げて…
「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」2023年10月2日(月)新宿ピカデリーにて。午後3時35分より鑑賞(シアター4/D-9) ~安定のケネス・ブラナー版ポアロ、今回は亡霊相手に名推理? *写真撮ってくるのを忘れました。トホホホ・・・。 アガサ・クリスティーの「名探偵ポアロ」を、ケネス・ブラナーの監督・主演で映画化したシリーズの第3弾「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」。1作目の「オリエント急行殺人事件」は観たのだが、「ナイル殺人事件」は見逃してしまった。でも、まあ、それぞれ独立した話なので、過去2作を観ていなくても大丈夫です。 タイトル通りにベネチアが舞台の物語、名探偵ポアロは引退して隠遁生活を送っ…
マーティン・スコセッシ監督の映画「カジノ」は実話に基づいて制作され、1970-80年代のラスベガスのカジノ業界の光と影を描き出しています。この記事では、映画の主人公エース、ジンジャー、ニッキーのモデルとなった実際の人物と出来事を紐解き、その壮絶な人生を探ります。
マイケル・モリス「トゥ・レスリー」パルシネマ 「アフターサン」との2本立ての、もう1本はマイケル・モリスという監督の「トゥ・レスリー」という作品でした。 ロトという宝くじが、日本にもありま