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「赤い実はじけた」は名木田恵子さんが書いた物語で、1992年~2000年まで光村図書の小学6年生の国語の教科書に掲載されていたそうです。 名木田恵子さんと言えば水木杏子名義で私の好きな「キャンディ・キャンディ」や「サンデイズチャイルド」の原作者でもあるので、この「赤い実はじけた」には興味をもっていました。 この本は「赤い実はじけた」の他に6つの物語、合計7つの短編小説がおさめられています。 ①「赤い実はじけた」🍎 ヒロインの綾子は怖そうなイメージがあり今まで苦手だった岡本哲夫の親が経営している魚屋さんに買い物に行った時、哲夫がお店の手伝いをしたいた姿を見て学校で見るイメージと違っていて、その瞬…
キャンディとあのひと「小説キャンディ・キャンディFINAL STORY」
あのひとって一体誰なんだろう 「小説キャンディ・キャンディFINAL STORY」を読んだ時の最初の感想です 漫画の最終回では子供の時一度だけ出会った丘の上の王子様の正体が、アルバートさんだと分かってキャンディが駆け寄っていくシーンで終わるのですが、私は長い間、というより今もなのですがどうもスッキリしない終わり方だなと思っていました。 今までキャンディが好きになった男性はアンソニーとテリィですが、アルバートさんが記憶を失いキャンディと同居する事になっても、そういった恋愛感情を連想させるシーンは出てこなかったので、あのシーンはこれからアルバートさんとの恋が始まるのか、いやそんな事はなく恋愛関係に…
昭和レトロ感満載の ぷくぷくシール。 昔、シールから ぷくぷく部分がとれたことがあって、 その時の記憶だと、 中は空洞ではなくて、 薄いスポンジが入っていたような・・・。 (違っていたらごめんなさい。) &nbs
私はしばらく漫画を読む事から離れていた時期があり 持っている単行本も「サンデイズチャイルド」以外は読んでいませんでした 2000年代後半になって「ガラスの仮面」のアニメを見て また読んでみたいと思うようになり少ないですが 持っていた単行本を読んだり購入したりするようになりました。 そこで思い出したのが多分「なかよし」に連載されていた漫画なのですが 作品名も漫画家の名前も全く覚えていなくて いろいろ調べてみたのですが何年経っても分からないままでした 私が覚えていた事は ★1980年代半ば~後半の作品(「なかよし」ではない可能性もあり) ★ヒロインが内向的な性格 ★事情があり子供の頃、親戚の家にあ…
ふとそんな事を考えたりする時もあります いがらしゆみこさんでなかったら水木杏子さんとの 裁判沙汰も無かったかもしれないなどと考え 絶版になりもう新たに読む事はできない というような事にはならなかったのではないかと思ったんです。 だったら誰が良かったのかというと あの当時「なかよし」で連載していた漫画家で考えると 里中満智子さん、志摩ようこさんが思い浮かぶのですが このお二人が当時連載中で無理だったという話しは おいといて考えてみました。 里中満智子さんの描く「キャンディ・キャンディ」ってどうだろう 里中先生の漫画ってどちらかというと 面長な顔立ちのイメージがあります 全体的にシャープな感じで …
1980年代に描かれた少女漫画 「サンデイズチャイルド」 これは布浦翼さんの作品で 原作は水木杏子さん 水木さんといえば「キャンディ・キャンディ」の 原作者としてあまりにも有名だが そのキャンディが終了してからの作品。 登場人物はアランナとジェス この2人はスラムに捨てられていたところを マーナという女性に引き取られて兄妹のようにして育つ。 なので血のつながりはない アランナ7歳、ジェスが9歳の時 大富豪アンダーソン家のメイドとして1日だけ雇われる その娘二コラ7歳の誕生日に父親が専属のメイドとして 誕生日祝いの1つとしての贈り物だった。 二コラには2歳年上の兄エドモンドがいた アランナ、ジェ…
17歳になったアランナはとても美しい娘に成長しました ブロンドの髪が自慢でいつも鏡とにらめっこしていると 育ての親マーナおばさんからからかわれほど 19歳になったジェスはろくに仕事もせずに 質の悪い遊び仲間カートとつるんでいました。 カートはアランナに夢中になっていましたが アランナは花を贈られても全く相手にせず。 そんな時、ある女性が男に襲われそうになっていました 偶然通りかかったジェスがその女性を助けます その女性こそが10年前の誕生パーティーで 出会ったアンダーソン家の娘二コラでした。 二コラを家まで送り届けたジェス アンダーソンは10年前の事など全く覚えておらず 娘を助けてくれた恩人だ…
アンダーソン家を出て行ったジェス 二コラは自分に黙って出ていくなんてとショックを受けるがアランナは 「ジェスはあなたの思い通りに行く男ではない」と言う 二コラは自分はそんなつもりはないと否定し アランナにジェスと兄妹というのは嘘なのではと問いつめる そしてジェスが愛しているのはアランナなのではないかと言ってしまう 二コラはジェスの事が好きだったので ジェスが本当は誰を思っているのかを分かっていたのです。 アランナはジェスと自分は捨て子だったから血のつながりはないが 兄妹して育った それ以上の関係はないとキッパリと否定します。 エドモンドとの交際は順調だった 野心家のアランナに惹かれていたシモン…
雪の降る中、シモンズは自分が暮らしているホテルへアランナを案内する シモンズは天涯孤独の身の上でホテル住まいが一番合っていると言った そして以前「私を選ばなかった事を後悔するだろう」と言ったのを覚えているかと尋ねると、アランナは後悔なんかしていないと言った シモンズはエドモンドと別れるように言うが 自分はエドをまだ愛していると言った。 いつまでも帰ってこないアランナをエドは待っていたが ホーレスから「今頃は好きな男のところに転がり込んでいるのでは」 と口を滑らせてしまう 好きな男とは誰だとエドに問いつめられ ジェス(二コラが言っていた事があった)と シモンズ(メイドたちが噂をしていた) と言い…
ジェスのアパートの前に立つ二コラ 夜になっても明かりがつかないので心配になり部屋の前に行くと、鍵か開いていて大ケガをしたジェスがベッドに横たわっていた 二コラは医者を呼ぼうとするが喧嘩をした事がバレたら試合に出場できなくなってしまうので医者と警察はマズイと言われたので二コラが手当てを行った。 どうして喧嘩なんかしたのかと二コラに聞かれても何も言わないジェス 大事な試合を控えているのに喧嘩などするなんてきっとアランナが原因なんだろうと二コラは思っていた ボクシングの練習中にジェスは目の異変に気付く あの時、瓶で頭を殴られたのが原因だった ジェスがジムで休んでいた時 「どうして部屋の明かりをつけな…
地位や名誉やお金を得てアランナの望むような男になりたいと思っていたジェスだったが、望みが叶う事はできても目の事でこれ以上どうする事もできなかった 二コラからジェスの目の事を聞いていたボクシングジムの会長は心配していたが、ジェスが自ら初防衛戦の契約を相手側と済ませてきていた 会長から今まで無敗できて一度はチャンピオンになったのだからこのまま引退をしても恥じゃないと止められるが、誰かにリングの上でぶったおされない限り自分の道をつき進むと言い誰の話しも聞かなかった。 シモンズはアランナに君をアメリカ一のレディに仕立ててみせよう 後悔はさせないと言った シモンズからアランナとの結婚式の招待状がジェスの…
今まで6回にわたって「サンデイズチャイルド」のあらすじを書いてきました こうやって書いた理由はこの漫画が随分前に絶版になっていて 本自体が入手困難になっているからです だからストーリーだけでも残しておきたいと思いました。 「サンデイズチャイルド」は1980年10月~1981年4月まで 別冊少女フレンドに連載されていたようです 私は連載時は読んでいなくて数年後に知人から もう読まなくなったからと単行本の1巻のほうをいただいたというのが 知るきっかけでした。 読んでみるとこの漫画に引き込まれてすっかりハマってしまいました 1980年代半ば頃です もちろんぜひ続きが読みたいという事で書店に行きました…
アンダーソン家の使用人として雇われる事になったアランナとジェス アランナは10年ぶりにこの家の長男エドモンドと再会します。 「少しは綺麗な子だと思ってくれたかしら」 「あの人があたしに恋してくれたなら」 はりきらなくちゃアランナ 今日から・・・この家から あたしは自分の人生を変えてみせるんだわ ある夜、屋敷内のプールで裸で泳いでいたアランナ それを偶然見ていたエドモンド 美しく成長したアランナにエドモンドも惹かれていった。 私は最初はジェスよりエドモンドのほうが素敵だと思っていました でもその後はそうではなくなってしまうのですが アンダーソン家が破産してからもアランナはエドモンドと一緒にいたの…
アンダーソン家を出て行く事になったジェス アランナは必死で止めようとします 「あんたバカよ 二コラはあんたに夢中なのに2人で組めば この家を乗っ取ってやる事だってできるわ 幸運が目の前にぶらさがっているのになぜ」 アランナの野望は止まる事はありません それでも1人になる事の寂しさを感じたアランナ この時ジェスは自分のアランナへの思いを初めて打ち明けますが しかしアランナは 「やめて あんたじゃ駄目よジェス 駄目なのよ」 「あたしを見てスラムのゴミ箱に捨てられた親の顔も知らない娘よ」 「あんただってそうだわ いくら気取ってみたって私たち2人 スラムのにおいが染みついている」 「そんな2人が一緒に…
大ケガしたジェスをジェスが住むアパートで手当てをしてあげた二コラ 大事な試合を控えているのにこんな無茶な事をするのは アランナが原因だという事には気づいてはいました。 「サンデイズチャイルド」のヒロインはアランナですが 1巻を読むとアランナはとても魅力的な女性でそれに野心家であったので 引き込まれていく感じがありました アランナの事を3人の男性が好きになりますがそれも納得だなと思いました。 私はアランナとジェスがハッピーエンドとして最終回を迎えたのは嬉しかったのですが この漫画を何度も繰り返し読んでいくうちに違う感覚をもつようになりました 2巻のほうはアランナよりも二コラのほうが魅力的に描かれ…
私はそれまで歌手がテレビの歌番組で歌っていても それほど歌詞について深く考えてりした事はなかった でもキャンディ・キャンディのエンディングテーマ 「あしたがすき」を聴いた時、すごく心に響きました。 www.youtube.com あしたはどこから うまれてくるの わたしはあしたが あしたがすき すてきなことが ありそうで わたしはあしたが あしたがすき キラキラひかる かぜのむこうで あのひとがわたしを わたしをよんでいる どんなにつらい事があってもめげる事なく 前向きに生きていたキャンディをイメージして書いたのでしょうか 私はキャンディの思いがこの歌詞と重なります 水木杏子さんの世界が短い文…
漫画というものはまず漫画家が最初に頭に浮かぶと思いますが 「キャンディ・キャンディ」連載当時、いがらしゆみこさんと同じくらい 原作者の水木杏子さんの名前は私の中では強く印象に残っていました。 でも当時はファンレターというものは芸能人とかに書くもので 漫画家や原作者に書くという事は全く思いつかず あんなに夢中になって読んでいたにも関わらず書いた事がなかったので 今となってはとても後悔しています。 かつて存在した名木田恵子公認ファンサイト掲示板で 水木先生がファンレターに関する事について書いてあったのを読んだのですが ファンレターはまず出版社に届くとの事 そしてその出版社の担当の方に送ってもらうの…