メインカテゴリーを選択しなおす
8月にオレンジ色の花を咲かせた「ヒオウギ」(檜扇)、花後に袋状の果実が出来、熟すと割れて、黒い種子が出てきます。9月中旬、花後にできる果実は、緑色の袋状の莢に包まれます。11月初め、莢が割れて、径5mm程で、黒く丸い種が出てきます。11月中旬、黒く艶がある種子は、「射干玉」(ぬばたま)とも呼ばれ、和歌で、「黒」や「夜」にかかる枕詞(まくらことば)として知られます。近くに自然実生で芽生えた南天が実を着け、黒と赤の共演も成立、11月下旬の現在も、黒光りする種子は着いたままです。庭植え「ヒオウギ」の花と実(2)晩秋の種子