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高齢夫婦の場合、公的年金だけでは毎月の赤字額が5万円、30年で約2千万円の金融資産の取り崩しが必要となるいう金融庁の報告内容、いわゆる老後資金2千万円問題が4年前論議を呼んだ。30年で2千万円不足になるという報告はあきらかに乱暴すぎるし案の定国民に不安と誤解を与えた、個人の貯蓄、就労、家族構成など総合的な判断が欠落しており、いかにも有識者の机上の計算だった。毎月の赤字額が5万円の根拠は公的年金の収入が月額22万円、支出が27万円で月5万円が不足するというものである、しかし高齢者3625万人の6割の人が月額10万円未満の低年金しか受給してないのが実態である。さらに70歳以上で金融資産非保有が31%、さらに500万円未満となると約半数である、金融庁の出したモデルケースと乖離してる高齢者がいかに多いかということ...高齢者は年金だけでは暮らせない現実を知っている
老後にかかるお金はいくらか?定年後の人にとっては重要な問題である、夫が65歳以上、妻60歳以上の夫婦二人の無職世帯では毎月の支出が平均27万円、一方公的年金収入が平均で月約22万円月5万円の赤字である。これが一般的な年金生活者の例だろうが支出に関しては自宅が一軒家の場合とマンションの場合で違ってくる、マンションの場合は月々の管理費、修繕積立金、車があれば駐車料がかかる、また資産(預貯金、有価証券)状況もかなり影響してくる。高齢者の貯蓄調査では貯蓄2000万円以上が18%の反面、貯蓄300万円以下も18%という結果が出ている、いわゆるシニア間の格差が指摘されている、又国民年金のみの受給の人も30%もいる、そう考えると総合的な判断が必要なことは確かである、ただ年金生活の心得としては働いていた時と同じ生活レベル...年金生活で大切なことは