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まずは、八つ墓村埋蔵金伝説のモデルとなった伝説を探すにあたって僕が参照した主な文献を紹介しておこう。 1冊目は、日本における埋蔵金研究のパイオニアである畠山清行氏(1905~1991)の「日本の埋蔵金」(1973年・番町書房)だ。北海道の山奥から鹿児島の離島まで全国50カ所近くの埋蔵金伝説を取りあげ、現地調査の結果も交えながら各伝説の信憑性を考察した上下2巻本。埋蔵金マニアの間では「バイブル」と呼ばれていて、絶対に外すことのできない名著である。 2冊目は「別冊歴史読本 日本列島埋蔵金地図」(1984年・新人物往来社)。この本の特筆すべき点は「全国埋蔵金伝説総覧」と題した膨大なリ