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★魔法少女リリカルなのは二次創作小説「冬のタルト」の再構成★(2023.07.09)
魔法少女リリカルなのはシリーズの二次創作小説第三弾「冬のタルト」について。このたび、わかりやすく目次を再編成してお届けしています。中身に加筆修正はしていませんので、リンクは従前のままにしています。ブログ初期のころは、ちょうどアニメ第三期のStrikerSが終わったあと、ViVid開始の2009年まで、ヴィヴィオを含めたなのはさん・フェイトさん百合夫婦のホームコメディ路線SSがわりとファンサイトでもあったのではないでしょうか。私も行きつけの親しいブロガーさん経由で知った大手同人サークルの字書きさんのSSをよく読んでいた記憶があります。リリカルなのはのファンサイトはそれこそ膨大にあって、当時はすべてがすべて読み切れない程でした。躍動的な魔法バトルシーンの描写については私はすごく苦手でしたので、うまく書かれてい...★魔法少女リリカルなのは二次創作小説「冬のタルト」の再構成★(2023.07.09)
魔法少女リリカルなのはStrikerS二次創作小説第三弾「冬のタルト」の目次頁です。2009~2010年発表の中編SS,なのはママお手製デザートをめぐるヴィヴィオにおこった小事件を描いたもの。拙ブログでは珍しく、あまりヘタレではないフェイトちゃんが登場します。前書き:最初にお読みください。第一話:おかえりなさいの後のお約束第二話:忘れられた習慣第三話:甘い罠の仕度第四話:彼女が無理をする理由第五話:抜けがけのデザート第六話:冬のタルト第七話:デザート・パニック第八話:救いの主第九話:母親、失格第十話:しくまれたデザート第十一話:誓約の娘第十二話:痛みのおすそわけ第十三話:黄金の執務官、名裁き第十四話:ママごとはじめの記念日第十五話:思いがけない贈り物第十六話:ただいまの前のお約束後書き:ご読了ありがとうご...【目次】魔法少女リリカルなのは二次創作小説「冬のタルト」
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(了)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」、御読了ありがとうございました。以下、後書きです。お時間のある方だけどうぞ。本作はほんらい第四部の八神はやて編があったのですが、もはや書きあげる時間がないので、高町家編で打ち止めとさせていただきました。かなりオリジナル色が強いものでしたので。むだに長く続けてまとまりがつかなくなるのは、管理人にありがちなことです。センセイ役のなのはさんたち大人たちが、今度は生徒役になったら、どうなるか?という思い付きからはじまった企画でした。アニメ第三期のフィナーレがまさにそんな感じですね。負うた子ならぬ教えた子に教えられ、もとい救われる。すぐれた師は、愛弟子が成長し、自分を追い抜くのをほほえましいと思うもので、けっして競って叩き潰そうとするものではないのです。...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(了)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(三十二)
「ところで、なのはの方はうまくいってるの?」「フェイトちゃん、気づいてたの?」「うん、私の可愛い教え子がね、臨時講師にされました~ってね。あたしなんて教える立場じゃないしと泣きつかれてしまったわけで。さて、執務官補佐時代からのセンセイとしてはどうしたものか悩んでいます」「それは困ったねえ。わたしは彼女のいい生徒になってるつもりなんだけどなあ」時空管理局執務官資格試験の合格をめざすティアナ・ランスターの家庭教師をも務めるフェイト執務官。過去問演習の息抜きに愛弟子が話したところによれば、ここ数日、なのはの秘密の特訓に付き合わされているらしい。「だめだよ、なのはったら。うちの受験生に余計なプレッシャーを与えたら。ティアナだって勉強で余裕ないんだから」「でも、ティアは二輪の運転がうまいから、うってつけだし」「自転...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(三十二)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(三十一)
気分をあらためるために飲んだコーヒーが、なんとなく苦い。いつもの癖でたっぷり甘くするはずのフェイトですら、砂糖を入れ忘れていた。なのはがカップの水面に溜息を落としつつ、ぼやくには。「ほんとうの臨時教導官が、ギンガだっただなんて、ね」「それに、ギンガもある意味、このテストの試験生だったんだよね」ギンガが「失格」という言葉を告げたいちばんの相手は、彼女自身だったのかもしれない。宅配業者を装った男は、隣町に住む会社役員の男性で正真正銘の一般人。暇を持て余していたのでこのプログラムに参加したらしい。そのプログラムとは「時空管理局オンブズマンシステム」最近、管理局職員による汚職や犯罪が絶えない事態を憂えて、市民団体有志が管理局職員の予備演習や、犯罪者の更生プログラムにエキストラ参加する動きだった。小耳に挟んではいた...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(三十一)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(三十)
高町家の壁時計は、午後十時半を知らせていた。リビングにいたのは二人だけだった。ヴィヴィオは奥の部屋で、眠りの淵に憩っているだろう。「きょうはいろいろあったねぇ、フェイトちゃん」「課外授業が多すぎるよ」長いソファに肩を寄せ合って、一枚の毛布を膝で分け合って座っている、なのはとフェイトはくたびれた顔をしていた。──半時間前のこと。耳を揺さぶるような風船の割れる音がして、紙ふぶきがさかんに舞った。ギンガの撃った拳銃は、おもちゃだったのだ。銃口からは吸盤つきの玉が飛び出し、犯人の額にヒットした。のけぞって倒れていく男のおでこから銃口までは、紙製のカラフルな国旗が連なって広がっていた。情けなくも犯人は口から泡をしこたま出して、仰向けの蟹のごとく失神してしまっていた。手にした拳銃を、ギンガは倒れた男の腹に放り投げた。...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(三十)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十九)
「あれ、やっぱりホンモノだったんだ?」「私は、てっきりニセモノだとばかり」この期に及んで、まだしも真贋論争に明け暮れている。なのはときたら、紛うことなき強盗犯だと思い。フェイトにしてみれば、善良な宅配業者を装い、さらに素人くさい強盗犯を演じる教導官だと考えを足してみただけなのだった。要するにあまりにも、犯人がへっぴり腰なことに、判定をひっくり返されている。ギンガが握り締めたままのナイフからは、血が滴り落ちている。顔いろひとつ変えないギンガに対し、腰砕けになってへたへたと座り込んだのは、犯人のほう。腰を落とした男はみぞおちのあたりを押さえている。ギンガの肘鉄を食らったからだった。にしても、教導官にしては情けない。ここまで、気の弱そうな犯人を演じる必要があるのだろうか。フェイトの疑問はつきない。「夜も遅いです...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十九)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十八)
「フェイトちゃん、もしかしたら、この人は本物?」「本物って、どれの?」宅配業者なのか。臨時の教導官なのか、はたまた正真正銘の極悪強盗犯なのか。腕組みして、うーん、唸っているなのはとフェイト。その隙をついて、芋虫状態で床に額づいていたはずの男はたちあがっていた。「君たち、油断したね。このお嬢さんがどうなってもいいのかい」ふたりが考え迷っているわずか数秒は、男の腕を自由にし、さらにギンガを人質にとる余裕まで与えてしまったようだった。ギンガを後ろから捕まえている男は、隠し持っていたカッターナイフの刃を、彼女の白い首筋に突きつけていた。なのはとフェイトは、それでも動じない。フェイトのバインドを解いたのだから、魔道師の端くれといえるだろう。だとしたら、今晩やってくるべき教導官さまなのか。「やっぱ、ホンモノかなぁ」「...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十八)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十七)
フェイトがギンガを連れて出ようとした矢先。玄関のチャイムが鳴った。フェイトがドアノブを回したのか、向こうから押されたのかわからない。宅配業者の男は、さも当然といったふうでお構いなしに押し入ってきた。小柄な撫で肩の訪問者は、自分の肩幅分だけのドアを開いて、するりと身を滑らせてきたのだ。野球帽をとって広くなった額を撫で付けるようにしながら、白髪交じりの髪がおじぎする。好々爺といったふうの初老の男に、警戒心も緩くなる。フェイトとギンガは、男のために玄関の脇へと退いていた。「どうも、夜分遅くにすみません。お届けものにあがりました」「あれ。うちのマンションね、夜間の宅配は一階の保管庫のほうへお願いして…」なのはがウグイス嬢のようなかしこまった、しかしじんわりと甘みの残った声を出すので、フェイトはすこし面食らった。初...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十七)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十六)
「この電話、さっきまでコードが抜かれていたんだけど」「コードがですか?犯人役の人、そこまで手が込んでたんですね」電話機に身を寄せたなのはは、真剣な表情をして視線を落としていた。あるプッシュボタンを押すと、電話機のモニタには、「19:58ツウワ」と表示が出ている。何回か押すと、表示の数字は若くなり、ツウワの横に、見慣れた電話番号が現れた。登録していた懐かしい友人宅のナンバーだった。「コードを抜いたのは、たぶんあの人じゃないよ」「じゃ、誰が?」「問い詰めてもいいけど、きょうはもうお寝んねしちゃったし。また明日にしよっか」なのはの視線の先には、すこやかにソファで眠りこけていたヴィヴィオ。まさか?といぶかしむフェイトとて、寝た子を起こすのは酷だと思った。寝かしつけるほうがたいへんなのだから。「もう夜遅いけど、ギン...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十六)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十五)
ヴィヴィオをソファに横たえさせたなのはは、がさごそと箱を開封してみた。段ボールの中に四方を緩衝材でまもられた、さらに小さな紙製の箱。そこを開けると、プラスティック製の容器に保護された、青い小瓶が見えた。本体の容量には見合わない程かさ増しした、明らかな過剰包装だとわかる。取り出した拍子に、つづら折にされた説明書きが落ちた。拾ったフェイトの手がそれを開いて目を通している隙に、なのはは小瓶を電灯の明かりに透かして眺めた。壜が厚いわりには、中身は三分の一ほどしか詰められていない。「化粧水…かな?」「『お買い上げありがとうございます。本品は開封なさいましたら、お客さまがすでに使用したものとみなし、返品には応じかねます。商品が到着後、一週間以内に同封の振込み伝票にて代金をお振込みください』──だって。ええっ?!一本で...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十五)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十四)
「なのは、これ何だか知ってる?」「ううん。覚えがないんだけど」ヴィヴィオを寝かしつけたなのはは、いとものん気な顔をして首を振る。子どもを眺めたあとの、母親の顔はどんな嫌なことがあっても穏やかだ。不安を押し隠すための質問をしたフェイトですら、思わずほっこりしてしまう。だが、不審物の調査は侮れない。ましてや、法務を司る者の自宅ともなれば。過去の判決を不服とした逆恨みで送り付けられたものかもしれない。今日届く予定の荷物なんてなかったし、仮に届いても一階の集合郵便受けの近くに各戸の荷物預かり金庫があったはず。この大きさならば、たいがいそこに保管してもらう手はずになっているのだ。「宅配業者を装うって言ってたよね。その荷物だったとか?」しかし、犯人役の男は宅配業者らしい出で立ちではなかった。目だし帽で顔を隠し、黒いジ...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十四)
☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」第三十一話まで更新☆
******Lesson-30:私を捕まえるときは、切れにくいバインドにしてLesson-31:本当のエキストラティーチャー「はい?」「ギンガ、いま、なんて?」傍から様子を伺っていたフェイトも、我が耳を疑った。──そこにいるのは、柔面のなじみの後輩。だが、発せられたのは別人の声。「失格」を宣言したのは、犯人役の小心の男だけではなかった。むしろ、ギンガは親しい先輩に失望の色合いを深めているのだった。******魔法少女リリカルなのはシリーズ二次創作小説第八弾「高町家のアフターレッスン」の第三講からをお届けします。やってみせ、言って聞かせてさせてみて、誉めてやらねば人は動かず。お留守番ヴィヴィオとお帰りなのはママたちが遭遇する、思いがけない出来事。続きをお読みになりたい方はコチラから。【目次】魔法少女リリカル...☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」第三十一話まで更新☆
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十三)
陸士108部隊と連動した調査があって、この日ギンガといっしょだったフェイトは、彼女を送ろうと車を走らせていた。そこに、最近首都を賑わしている宅配業者を装った押し入り強盗の報が入ったものだから、現場に急行してみれば、なんとそこは高町家が引っ越して間もないマンション。そして予感は的中し、ターゲットが潜んだのは幼子が留守居をもまもる一世帯。フェイトが身の毛のよだつ思いがしたのはいうまでもない。空いていた玄関口からはギンガが、そしてフェイトは壁伝いに上ってベランダから侵入した。ヴィヴィオに襲いかかろうとした目だし帽の男を、ギンガが間一髪で体当たりして弾き飛ばした。男は体格がよくてそれしきのことではひるまない。ポケットから取り出したサバイバルナイフで切りかかってきたのを風のようにかわし、みぞおちに一発叩き込んだあと...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十三)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十二)
高町家の壁時計は、すでに午後九時半を知らせていた。訪れ客は二名に減っていた。例の侵入者の身柄は、この区域担当の首都警備隊隊員に引き渡されたのだった。リビングのテーブルを囲んで、三人のうら若き女性がぐったりした顔つきで、お茶を啜っていた。唯一、疲れた顔を見せなかったのは、卓上の中央に広げられた土産のシュークリームをぱくついているヴィヴィオだけだった。この夜にめまぐるしく色んなことが身に振りかかったはずなのに、まるで灰を浴びただけのように平然としている六歳児を、ギンガは横目に見やりつつ、感服している。シュークリームは子どもの手のひらには余る大きさだった。柔らかな皮に勢いよくかぶりつくと、カスタードと生クリームとがミックスした中身が、ぶにゅうっと飛び出す。ヴィヴィオの口まわりは白い泡をまぶしたようになった。「マ...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十二)
☆☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」第三講の掲載開始☆☆
******Lesson-20:高町なのは、おかえりなさいLesson-21:フェイト・T・ハラオウンのただならない不機嫌小首を傾げながらドアを開けた彼女は、土間に並んだ靴にその不可思議の答えを見出した。そこにあった靴は四足。一番端には置物のように揃えられた紳士靴。その横にはひときわ小さい女児のスニーカー。その隣にぴったりとつけたのは、見覚えのある黒いハイヒール。なのはは微笑んだ。その左に位置する地味なパンプスはあまり見かけないものだった。******魔法少女リリカルなのはシリーズ二次創作小説第八弾「高町家のアフターレッスン」の第三講からをお届けします。やってみせ、言って聞かせてさせてみて、誉めてやらねば人は動かず。お留守番ヴィヴィオとお帰りなのはママたちが遭遇する、思いがけない出来事。続きをお読みになり...☆☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」第三講の掲載開始☆☆
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十一)
「フェイトちゃん、お、お帰り~」「なのは、今日はかなり遅かったね」平静を装ってなのはがかけた言葉は、いささか不機嫌そうなフェイトに手厳しく返されてしまった。「え、とね。これには事情があって。それより…」「どうして、玄関に男物の靴があるの?」「は?」有無を言わせない、フェイトの口調であった。この部屋の正当な主、高町なのはにとってみたら、まずもって帰宅時に目についた異常──フェイトの足元に転がっている「それ」の何たるかを、問い合わせしておきたいところだったのだが。フェイトにとっては、まずなによりの一大事が玄関に置いてあった紳士靴だったらしい。なのはは、床に寝転がった「三番目の」客人に視線を落とした。猿ぐつわをされて、うんうん唸っているその男。玄関の靴はそいつのものではない。なにせ、その男はちゃんと安っぽい革靴...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二十一)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二〇)
****「すっかり遅くなっちゃったなぁ」高町なのはは呟きながら、ルームキーを鍵穴にねじ込んだ。あれ、回しても軽い?がちゃがちゃ回すと、おかしなことに逆に閉まってしまった。二度目の開錠をする。意外にレトロな戸締りではある。このマンションに引っ越してからこのかた一箇月になるが、機動六課の隊舎みたいにカードを滑らすタイプではないので、どうにも慣れない。小首を傾げながらドアを開けた彼女は、土間に並んだ靴にその不可思議の答えを見出した。そこにあった靴は四足。一番端には置物のように揃えられた紳士靴。その横にはひときわ小さい女児のスニーカー。その隣にぴったりとつけたのは、見覚えのある黒いハイヒール。なのはは微笑んだ。その左に位置する地味なパンプスはあまり見かけないものだった。この玄関事情から察するに、この夜の来客は「女...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(二〇)
2007年頃発表の魔法少女リリカルなのはStrikersの二次創作小説「翠のゆりかご」の目次頁です。全十七話で完結済み。このSS(サイドストーリー)は、はじめて書いたリリカルなのは物の二次創作小説でした。当時交流していた先輩ブロガーさんの妄想からヒントを得たもので、私にとっては思い出深い作品のひとつです。前書き:最初にお読みください。第一話:海鳴市、午後五時第二話:翠屋のエース第三話:母ふたり子ひとり第四話:ふたつのリボン第五話:ひみつの会話第六話:波乱のゆりかご第七話:海鳴市、午後十時第八話:ずるい女第九話:みどり児のゆりかご第十話:貴女とおなじ道第十一話:おとなのしゃぼん玉第十二話:悲しきかけら第十三話:ふたりのリボン第十四話:幼いくちづけ第十五話:貴女を呼んで第十六話:ゆりかごの制服第十七話:エース...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「翠のゆりかご」(目次)
★魔法少女リリカルなのは二次創作小説「翠のゆりかご」について★
「彼女が掴んでいるものはもう大きくはない。けれどやっぱり重いものだった。世界を動かしてきた手は、いまたったひとりの揺りかごをゆらすあたたかな手だった。赤子を抱きしめる母親のおおきな手だった。掌のうえにある見えないものを押し出すように握り拳にして、瞳を閉じながら、なのはは決意の言葉をつむぐ」寝不足で倒れそうです、なのはさんたちは元気ですね。二次元だからあたりまえか。──そんな他愛もないことを十数年前の、しがない二次創作者デビュー間もない頃の私が書き綴っていました。当時はそうとうアホでした。2007年夏ごろ発表の、魔法少女リリカルなのは二次創作小説第一弾「翠のゆりかご」を、目次を再編成してお届けします。この作品に限らず、投げっぱなしの未完作やいきおいで書き上げた荒い仕上がりのものが、ゴロゴロ転がっているのが拙...★魔法少女リリカルなのは二次創作小説「翠のゆりかご」について★