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鈴木邦男が生前に繰り返し書いていた「赤報隊に会ったことがある」という体験談。その信憑性を検証するうえで、必ず踏まえておきたいことがある。 それはこういう事実だ。 鈴木は週刊「SPA!」の連載「夕刻のコペルニクス」で赤報隊との接触を告白するより前に、赤報隊について考察した著書を2冊出版しているが、これらの本の中には「赤報隊に会った」という話が一切出てこないーーーー。 普通に考えれば、これは非常に不自然な話である。 その2冊の著書とは、朝日新聞阪神支局襲撃事件の翌年に出版された「テロ 東アジア反日武装戦線と赤報隊」(1988年、彩流社)と、そのさらに2年後に出版された「赤報隊の秘密 朝日