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そもそもデリダは「精神について」という本で、何を論点としてるのか。そりゃ、この本はハイデガー研究としても秀逸なんだけど、単なる解説書じゃない。それはフッサール研究の「声と現象」もそうだけど、根源が根源じゃなくて、常に非-根源によって汚染されてることを告発してるんだ。ハイデ...
デリダの「精神について」(港道隆訳)は、抑圧されたものの回帰としてハイデガーの「精神」を捉えている。デリダは序論を難解にするというクセがあって、ツカミが悪いんだけど論述が進むにつれて問題が明確になると、俄然面白くなってくる。 ハイデガーは「問われているもの」Gefrag...
みなさま、鹿人(仮)です。 「脱構築」はご存知でしょうか?哲学を勉強されている方なら、たいていご存知かと思いますが、デリダのあの「脱構築 déconstruction」です。学生時代、解説をあたってみても、「なるほどよくわからん」となることが多かったです笑。 さて今回