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問題16 ルーマン テンニース デュルケム スペンサー パーソンズ
【社会福祉士 第35回 問題16 過去問題】【社会変動の理論に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい】【ルーマン テンニース デュルケム スペンサー パーソンズ】
ルーマンの予期理論をオートポイエーシス論的に説明するために2:ホームページ用メモ28
ルーマンの予期理論で問題になっていたこととして、安定性についてあまり記述されていないことが挙げられます。それから規範の成立を規範で説明する循環論的な考え方も問題にされていました。オートポイエーシス論的にはプロセスの閉域形成と環境との相互浸透で説明されることになるでしょう。一度成立したプロセスの閉域が存続し続ける限りでシステムが存在するわけですが、社会システムは数千年は存続し続けているので、閉域が数...
ルーマンの予期理論をオートポイエーシス論的に説明するために1:ホームページ用メモ27
ホームページでルーマンの予期理論(初期理論)を上げる予定で、その後はオートポイエーシス論で説明するページを作りたいです。オートポイエーシス論的に説明するのに必要になることとか、まずは思いつくことをメモに残しておこうと思います。ルーマンの予期理論をざっくり言えば、人びとの予期の集合が連関して、結果として法・規範を形作る、というものです。集合した予期の間での相互作用が詳しく説明されているのですが、相互...
ルーマンの初期理論で予期の布置連関(初期状態)が何を意味しているかはっきりしませんでした。橋爪による図を見返してたらそれと思しき箇所があって、予期がたくさん連なっているけど相互作用が働いていない状態のことのようです。橋爪による図は図1のような感じです。左端に予期の布置関係とあるのと、図の内容から左端が初期状態にあたるでしょうから、この解釈であってるでしょう。今橋爪による図を見返すと確かに簡潔な予期...
ルーマンの予期理論まとめ:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ13
とってたメモを順番に要約したら話のつながりがよくわからなくなったので、話がつながるように組みかえてみます。ルーマンの初期理論は、「ひとびとの集合的な予期が、法・規範をかたちづくること」、いわば「法の予期理論」と呼べるものです。重要となるのは「予期から(あるいは、予期に相当するような、社会成員の何らかの活動から)出発して、「規範」「義務」といった規範的なカテゴリーに到達することができるであろうか?」...
予期理論の概念整理:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ12
とってたメモを順番に要約したら話のつながりがよくわからなくなりました。概念がたくさん出てきていて、いまいち概念の意味をつかめていないのがわからなくなってる理由の一つかもしれません。なので概念を出てきた順番に挙げて、意味をまとめておくことにします。1.ホッブス的秩序の問題:おそらく佐藤俊樹が「自由な個人の間にいかにして社会秩序をつくりうるか」としていたホッブス問題と同じ。2.予期:個体の遂行で、かつ...
橋爪大三郎によるルーマンの「予期理論」の解釈のまとめ:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ11
ルーマンの初期理論をホームページにまとめるつもりなので、まずはここのメモを見返して、重要そうなところを抜き出しておきます。ルーマンはパーソンズから予期の概念をうけついで、「ひとびとの集合的な予期が、法・規範をかたちづくること」を論述しています。橋爪はこれを「法の予期理論」と呼んでいます。法の予期理論を考えるにあたって肝心な点は、「予期から(あるいは、予期に相当するような、社会成員の何らかの活動から...
規範的予期概念は成立するか:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ10
第三章のメモは今回で最後です。今回は橋爪による疑問点です。以下、だいたいの要約です。3・8 「規範的予期」概念への疑問予期の布置連関から予期の整合的な配列の生成はうまく言えていませんでした。今度は予期の整合的な配列からルール、ないし法・規範の生成について検証します。予期の整合から規範までには、安定性と(規範的な)拘束性が必要です。まず安定性についてですが、ルーマンは認知的/規範的予期の区別を設け、...
予期の相互作用として四つ挙げられているもののうち、今回は残り二つについてです。以下、だいたいの要約です。三つ目のものは「行動予期の制度化」です。ルーマンは規範投射どうしの衝突や予期相互の矛盾を通常の現象と考えているのですが、一定の許容限度があるといっています。そしてその限度として設定されているのが第三者の概念です。第三者は「現実に予期し行為するわけではないが、《場合によっては》そうするであろう者、...
今回は、予期の相互作用で規範が生成可能か、という内容です。予期の相互作用として4つ挙げられていて、そのうちの《予期の連鎖》と「違背処理の象徴過程」についてメモをとります。3・7 予期の相互作用予期の相互作用としていくつか上げられています。一つ目が《予期の連鎖》で、その中でも一例として《予期を規範的に予期することによって、前者の予期様式を規範的な規制に服せしめることができる》場合が挙げられています。...
予期の相互作用で規範が成立するかという、この章の本題に入っていきます。3・5 予期の配列まずハートの法理論をもとにルール環という言葉が出てきてます(図があるが省略)。橋爪によると、ルーマンはこれを予期で置き換え可能だと考えています。また一次ルールと二次ルールの言葉も出てきていて、これら二つのルールの複合で法的秩序を描き出したのがハートとのことです。予期をルールに置きかえることができるのなら、ハート...
予期の予期と認知的予期/規範的予知:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ4
今回からルーマンの予期理論についてです。本の方は、ルーマンの表現に沿った感じの記述になっているんですが、読みづらくて仕方ないので、自分の表現に変えてざっくりまとめます。解釈を間違えている可能性が高くなりますので悪しからず。3・3 法・規範の実証問題ルーマンの予期の概念が三つの契機によって説明されていて、かなり簡略化すると、予期は個体の遂行で、かつ事象そのものではなくその像であり、生起する事象の前の...
ルーマンとパーソンズ:橋爪大三郎『言語ゲームと社会理論』メモ2
ルーマンの章のメモ1回目です。橋爪大三郎自身はルーマンに批判的でもっともな批判でもあるんですが、橋爪の意見は抜いてメモをとるかもしれません。第3章 予期VSゲーム -ルーマン-3・1 法の予期理論まずこの本はハートの法理論についてなので、ルーマンの章もハートと対照されてかかれてます。ハートがルールを前提として法の理論を考えているので、それに対照するとルーマンはルールが成立すること自体に焦点を当てています。...
橋爪大三郎の『言語ゲームと社会理論』の後半にルーマンの章があります。紹介されてるのは初期理論ですが、後期のオートポイエーシス論を用いた社会理論とつながってると思います。ホームページのオートポイエーシス論のところに書けそうなので、こっちにメモをとっておくことにします。この本の第3章がルーマンの章で、ルーマンの初期理論が「予期理論」と呼ばれています。やっぱりルーマンの社会理論なので、個人と個人の関係か...