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#言語獲得
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あなたのお子さんは大丈夫?!言葉の格差が広がっている
今回は【親向け本】について 子どもたちの言語力に差があるのは何故だろう? と考えていたところに、その原因を解説している研究書に出会ったので、紹介します。 3000万語の格差 赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ リンク こんな方におす
2024/01/13 11:38
言語獲得
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初期発達の臨界期仮説:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第7章メモ1
第7章に入ります。ここから第9章まで一般的ではない環境での言語獲得の話が続くようです。そのうち第7章は養育放棄事例の場合です。以下、だいたいの要約です。第七章 養育放棄事例と言葉の発達1 初期発達の臨界期仮説ホスピタリズムとは、孤児院・乳児院などに収容された子どもたちの示す、特有の病的症状を指しています。20世紀初頭のアメリカとドイツで、乳児院や孤児院などの施設で育つ子どもの死亡率がきわめて高いことが...
2023/12/23 22:23
助詞の獲得方法の考察:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第6章メモ5
第6章メモ最後です。助詞の獲得方法についての筆者による考察ですがちょっとしかなかったです。この章の内容全体を受けて考察してあると思ってたんですが、そうでもなかったです。ざっくりまとめると下の感じです。日本語の助詞の種類は多く、名詞のように具体的に対応するものがない助詞をどう獲得するか、終助詞ネの観察結果から考察します。終助詞ネは、文表現の成立には関与しないが、話し手が会話内容に同意や承認を求めるな...
2023/12/09 20:44
幼児期の自発的運動パターン:多賀厳太郎『脳と身体の動的デザイン 運動・知覚の非線形力学と発達』第4章メモ1
四章に入ります。身体運動の発達に関してみたいで、佐々木正人の『アフォーダンス入門』の内容とかぶるところもある感じなので、対照させながら読んでみたいです。以下、だいたいの要約です。Ⅳ章 初期発達過程におけるU字型現象1 運動の分化と統合ヒトの運動の発達には三つの重要な時期があって、胎児期の運動の発現、生後数ヵ月での運動の発達、二足歩行の開始の三つです。胎児期に現れる運動の連続性・不連続性に着目すると、...
2023/12/09 20:43
格助詞ノの付加誤用の理由:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第6章メモ4
前回はヲ→ガの誤りの理由の考察でしたが、今回はもう一つ、格助詞ノの付加誤用についての考察です。これは「大きい袋」を「オオキイノ フクロ」のように間違える場合です。以下、だいたいの要約です。理由として二つ考えられます。まず一つ目は、「名詞+助詞ノ+名詞」の過度の一般化による、というものです。その場合、モデルとなるその用法は付加誤用より前に高い頻度で使用されていると予測できます。実際のデータから、「形容...
2023/11/14 20:40
助詞の誤用の例:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第6章メモ2
助詞の誤用の話が続いてます。前回①置換誤用、②付加誤用、③接続誤用の三つの種類の誤用が挙げられていました。今回はその具体例からです。①置換誤用の事例が8例挙げられていて、一例だけ示します。シンカンセンガ ノリタイ [ニ→ガ]新幹線に乗りたい。(2歳2ヵ月3日)置換の誤用にはさまざまなタイプがあるのですが、圧倒的に多いのがある格助詞を他の格助詞に置きかえられる誤用です。このような事実から「その助詞が文法的機能か...
2023/11/14 20:36
助詞の誤用:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第6章メモ1
第六章に入って助詞の獲得についてです。助詞の獲得に関する研究は、助詞の獲得の原理と獲得過程についての二通りがあります。前者の研究はほとんどないらしく、この章では後者の研究をもとに助詞獲得の原理を考察するそうです。以下、だいたいの要約です。1 助詞の獲得過程主な助詞はおよそ3歳ころまでに初出されるといわれています。筆者の研究の対象者のひろ君は1歳5ヵ月から助詞の使用が現われ、3歳までのあいだ76種類の助詞...
2023/09/24 15:51
赤ちゃんはどのように言葉を覚えていくの?ことばの聞き取りの発達段階のまとめ
赤ちゃんは、いったいどのようにしてことばを覚えていくのでしょうか。考えてみると、とても不思議ですよね。 赤ちゃ
2023/09/16 20:34
動詞獲得における「ローカル・ルールからグローバル・ルール」へという流れ:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第5章メモ4
第5章の最後は7つの研究のまとめになっています。まずこの人の仮説は動詞の獲得は「ローカル・ルールからグローバル・ルール」へという流れを持つというものです。ざっくり言うと、動詞の獲得は各動詞ごとに始まり、複数の動詞がまとまって部分的な共通性が、さらに統合されて一般的なルールが獲得される、ただし制約といえるグローバル・ルールが初期から存在する、というものです。この制約は「人間が持つ生得的な行動傾向」とさ...
2023/08/29 16:50
トマセロの動詞-島仮説:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第5章メモ3
この章で紹介される七つの研究のうち、残り3つのものについてです。トマセロによる研究がメインになってます。トマセロは娘のTravisの言語獲得の様子を観察しています。この研究からトマセロは「動詞-島仮説」と呼ばれる考え方を提示しています。これは、動詞の獲得初期ではそれぞれの動詞ごとにそれぞれの文法的使用法が獲得される、というものです。ここで「シンタグマティックな範疇」と「パラディグマティックな範疇」の語が出...
2023/08/15 14:03
動詞を修飾する語の語順の獲得:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第5章メモ2
この章で紹介される七つの研究のうち、今回は3つ目と4つ目のものについてです。まず他動詞の「修飾語枠」(modifiers frame)についてで、修飾語枠というのは「各々の動詞がその修飾語と持つ一定の関係」のことです。たとえば「たべる」なら「~が」と「~を」の二つの修飾語を中心に枠がつくられます。修飾語枠には修飾語の数の増加と質の変化の二つの側面があります。数の増加はたとえば、「タベタ」から「~を」の修飾要素が言...
2023/08/05 14:34
動詞獲得時の規則:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第5章メモ1
第5章に入って、ここからしばらく文法の獲得についてです。やっと折り返し点が見えてきました。言語には当然ルールがあるわけですが言語を獲得する場合にも何かしらのルールが存在するだろうと述べられています。この章は動詞の獲得にどんなルールが存在するかについてです。「動詞の獲得」や「動詞の発達」と呼ばれる事象はどういうものかと考えてみたときに、動詞そのもの、動詞とその修飾語の関係、障害児の動詞の発達の三つか...
2023/07/10 11:15
可能な動作による名付けの対象の選択:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第4章メモ5
第4章は残りわずかで飛ばそうかと思ったんですが、重要と思える実験結果が載せてあったので、そこだけメモしておこうと思います。一つ目の実験は以下のようなものです。「透明なガラス製の卵型オブジェクトを「ムタ」と教示するとき、ころがして示す形条件と、覗き込んで示す材質条件の2つで行った。テスト場面では、2歳児と4歳児のいずれもが、形条件では、同じ卵形だが不透明な材質である発砲スチロールのオブジェクトを「ムタ」...
2023/06/09 12:50
大人の意図の読み取りによる子どもの言葉の獲得:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第4章メモ4
今回は、子どもは実際のところ何を利用して言葉を身につけているのか、ということについてです。以下、だいたいの要約です。3 指示意図の理解とことばの意味の獲得トマセロは社会的相互作用を重視しています。何かを指示して事物の名称を言う、名づけという行為は、それほど行われているわけではありません。彼はそのような明示的な行為ではなく、「さまざまの大人の行動を統制している大人の「意図」を読みとること」が言葉の獲...
2023/05/17 11:45
子どもの言葉の獲得における制約の役割:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第4章メモ2
今回は言葉を獲得するのに実際に必要なものは何か、という内容です。以下だいたいの要約です。2 「制約」の果たす役割事物名称は抽象的な言葉の獲得より簡単に見えて、それほど単純ではありません。物はたくさんの性質を持っているので、どの特徴をもとに名称を学んでいるかを考える必要があるためです。仮説検証により経験をもとに語彙獲得が行われるとすると高度な仮説検証能力が必要で、3歳くらいまでの子どもにその能力があ...
2023/04/30 22:12
子どもの急激な語彙獲得時の様子:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第4章メモ1
第4章に入ります。第4章は子どもの言語の獲得はどのようになされているのかもっとよく観察してみよう、という感じの内容みたいです。以下、だいたいの要約です。第4章 語彙の獲得1 語彙獲得の過程子どもはことばを発する前からある程度ことばを理解していると思われる行動をとります。はじめてのことば(「初語」)は明らかにこれという形では現れてきません。また、初語が現われた後にその音に定着しないとかいつのまにか消え...
2023/04/18 18:33
子どもの身振りにおける空間の扱い方:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第3章メモ4
第3章のメモ最後です。なんかやっぱりこの章の人、はっきりいえないことを断定し過ぎに思います。だからこの人の結論は飛ばして、実験結果で重要なところを拾い上げて終わりにしようと思います。以下、だいたいの要約です。二語文を話せるようになったあとでも、映像的身振りにおいては、子どもと大人の顕著な差が見られる期間があります。子どもと大人の身振りには、空間の扱い方に違いがあります。子どもは自分の身体が仮想的な...
2023/03/07 21:14
二語発話の開始と身振りの関係:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第3章メモ3
第2節の続きで二語発話の開始と身振りの関係についてです。以下、だいたいの要約です。文法の最初の獲得と言える二語発話は20カ月齢前後に現れます。安定した言葉の組み合わせによる二語発話の前に、指さしの頻度の激増が起こります。指さしは子どもが一語発話を行っていると思われる時期にだけ高頻度で現れます。このとき記号の組み合わせが見られ、ほとんどが指さしと指さしの組み合わせ、もしくは指さしと手のひらを上に向けて...
2023/02/11 15:56
指さしと言語発達との関係:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第3章メモ2
身振りについての章の2節に入ります。身振りは「直示的身振り」と「象徴的身振り」に二つに分けられていました。これらの身振りと言語獲得との関係についてです。以下、だいたいの要約です。まずは大人が解釈可能な身振りの前に、「形式は同じでも機能のはっきりしない「原身振り」(proto-gesture)」が現われます。その後生後10ヵ月前後から、指示対象のはっきりした意図的な身振りが現われます。使用頻度が高いのは直示的身振り...
2023/02/02 14:06
身振りとことばの発達との関係:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第3章メモ1
第3章に入ります。この章は身振りについてで、身振りがことばの発達や認知の発達とどのように関係するかという内容です。以下、第1節のだいたいの要約です。この章では以下の二種類の身振りに注目します。一つが「事物や出来事の間に類似性がある「映像的身振り」(iconic gesture)」で、もう一つが「身体の動きがある方向また場所を指し示す「直示的身振り」(deicitc gesture, 主に指さし)」です。これらをまとめて「表象的身...
2022/12/20 13:51
言語現象のオートポイエーシス論的説明:ホームページ用メモ19
来年には論文を発表したいので、言語現象のオートポイエーシス論的説明ページを作成しときたいのだけど早速行き詰ってます。ここのブログに文法の成立をオートポイエーシス論的に考えたページをいくつか上げましたが、世界像と言語の関係とか、言語と表象の関係とかをもっと掘り下げておかないといけない気がします。世界像は言葉によって可能となる、人間にのみ現れてくる「世界」という対象のことでした。おそらく動物には時間と...
2022/12/05 13:24
音声認識と意味の理解の関係:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第2章メモ4
第2章メモ最後です。音声認識と意味の理解に関係はあるか、という内容です。以下、だいたいの要約です。子どもは1歳になる頃には母語の音の聞き分けができるようになっています。単語と意味が結び付けられる段階での音の聞きわけでは、知っている単語と知らない単語で異なっていると考えられています。たとえば2歳から3歳の間では、既知の単語で/b/と/p/のペア、
2022/11/20 15:41
セグメンテーション問題:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第2章メモ1
第2章「音声の獲得」のメモ1回目です。各言葉の音や音の分節の仕方をどうやって覚えるか、という内容のようです。第1節は単語の切り出し方(セグメンテーション)についてです。1 セグメンテーション「いぬ」のような言葉の音を子どもがどうやって覚えるかというと、一つは大人がその言葉を単独で、実際の犬を指さしながらいったりする場合です。単独で発話される単語は子どもにとって獲得しやすいのは確かですが、実際の会話...
2022/10/02 12:16
意図を推測しあうことを基盤とする言語獲得能力:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第1章メモ3
第3節と第4節のメモです。3 子どもへの言語入力の検討子どもに対する大人の話し方には独特の特徴があります。調査の結果はいまのところは特別な関係は見つけられないというものです。ただし親子で同じ事象に注意する「共同注意」、大人による子どもの文法的間違いの修正が効果をもたらす、ということは確かなようです。大人と子どもの間では相互作用して大人の入力も変化することにおいて、心理学的分野で新たな視点が開けてきた...
2022/08/16 11:47
言語の生得性に関する議論:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第1章メモ2
第一章第2節のメモです。ここも考えなくていいことを考えてるんじゃないの?と思える内容なので、ごく簡単にまとめます。2 言語の「生得性」をめぐる論争前節は、文法は生得的にあるかどうか、という感じの内容でした。今節はチョムスキーに続いてピンカーが話題に上がっています。ピンカーは言語の生得性を強く主張しています。その主張の根拠となる事例が記述されていますが省略します。小さな子供でも埋め込み文を上手く扱え...
2022/07/30 11:51
文法の生得性:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第1章メモ1
佐々木正人による第10章のメモを取り終わったので、第一章に戻ってメモをとっていきます。まず第一章、第1節は古典的な言語獲得理論についてで、個人的には考える必要のないことを考えているだけに思えます。1節は10ページほどで、ごく簡単にまとめておきます。第1章 言語獲得理論の働き 生得性をめぐって1 行動主義からチョムスキー理論へまず行動主義から始まってます。心理学での学習における「連合」の考え方で子供の言語獲...
2022/07/15 11:23
アフォーダンス概念で子どもの言語獲得を考える:ホームページ用メモ3
『新・子どもたちの言語獲得』第10章「「ことばの獲得」を包囲していること」をまとめれば、ホームページのアフォーダンスページに続きを書けそうな気がします。メモをすでにとっているので、それをもとに構成を考えることにします。第10章は佐々木正人が書いていて、3節構成になっています。1節が「「ある」からはじまる」で、ソシュールの引用から始まっていて、簡単にまとめると下の感じです。いったん成立した言語は我々の言...
2022/07/06 12:34
周りにある「意味」の配置からのことばの獲得:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第10章メモ3
第10章最後のメモです。3 意味にたどりつくまでアフォーダンスの配置された環境で子どもはことばを習得します。重要になるのは、どうやって周りにある意味に出会うかです。子どもは他の誰かと一緒にいます。子どもの養育を行う大人がまず行うのは、多様な仕方で子どもの「注意を引く」ことです。「養育者と呼ばれる特別の人たちがまずすることは、循環するインタラクションのループによって、大人も含めて周りにあることに注意す...
2022/07/04 11:59
子どもたちを取り囲んでいること:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第10章メモ2
第10章2節のメモです。2 子どもたちを取り囲んでいること大人の視点で、ことばを獲得しようとしている0歳児の周りを見ると、乳児を取り囲む環境は雑多なものに思えます。大人が子どもの前で一つの言葉を発したとき、その煩雑な周りの状態で何と対応しているか、大人の視点からは一見わからないように写ります。この本のそれまでの方法とは別に、子どもの周りにはどのようなものがあるか、よく観察してから考察しよう、という感じ...
2022/07/02 11:36
子どものまわりにことばがあるということ:小林春美、佐々木正人編『新・子どもたちの言語獲得』第10章メモ1
佐々木正人による第10章「「ことばの獲得」を包囲していること」のメモからとっていきます。章タイトルから『アフォーダンス入門』の終わりの方の章と連続しているのがわかります。アフォーダンスの視点で子どもの言語獲得を説明してみよう、という内容です。第10章 「ことばの獲得」を包囲していること1 「ある」からはじまる1節はソシュールの引用から始まっています。佐々木による引用部分の内容を簡単にまとめると下のように...
2022/06/29 16:37