クレープ生地のシャツ
父の12回目の命日。心の傷のいたみは、時の流れとともに少しづつ癒やされていって、ずいぶんとラクになってくる。苦しかったけど、あの世に行って父もラクになったのかなと。 お茶をそなえて、手を合わせる。色々思いだしても、尽くしてあげれなかったことに「ごめん」と出てくる。 父が心配していた、母に出来る事をなるべくしてあげる事が私の供養。 クレープ生地のシャツ。涼しい肌ざわりが好きで、父はいつもクレープ生地のシャツとパンツを愛用していた記憶がある。 綿の下着を着ていた相方さんに、これ涼しいんやでとクレープ生地のシャツを無理やりプレゼントした。いつの間にか、クレープ生地ばかり着ている。 私も女物で、クレー…
2025/06/20 21:00