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貸本屋おせん (文春e-book) 作者:高瀬 乃一 文藝春秋 Amazon #NetGalleyJPにて読了 女だてらに貸本屋を営むおせん。母は出奔、父は自死、当時は嫁き遅れと称される年齢にさしかかるも、一途な幼馴染・登の求愛を交わしつつ、今日も貸本をかついであちこちを回る。 きっぷのいいおせん、彼女を見守る地本問屋の喜一郎や長屋の住人、それに登。魅力的な登場人物が多く、一気に引き込まれました。特に登、結構いい男だと思うので、続編があればこのあたりの進展も見てみたいところ。 こちらが初単行本とのことですが、とてもそうは思えない完成度と読みやすさ。続編でも、新たな作品でも、ぜひ読んでみたいです…