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古代ギリシャ、ローマ時代から万能薬として使われてきた聖なる薬草セージ。その名が救済を意味していることから「救世主セージ」と呼ばれていたという。 ヨーロッパでは「庭にセージがある家は病人が出ない」と言われていると知り、うちの庭にも2種類のセージを植え、飲用、浄化用と使い分けている。 さて、私が創刊号から愛読している雑誌「Veggy」の最新号に「世界の台所に伝わるホームレメディ」というおもしろい特集があった。 その中にイギリスのハーブ療法として、セージのうがい薬が紹介されていたので、さっそく作ってみることにした。私がいつも作っているうがい薬は、セージ・ユーカリ・ミントをウォッカに浸けて作るチンキな…
セージ、ローズマリー、タイム、こんなハーブの名前を並べるとスカボロフェアのフレーズを思い出す方も多いかもしれない。 今回は歌ではなくお酢の話。いつものハーブビネガーを「4人の泥棒の酢」を意識して作ってみることにした。 ☆4人の泥棒の酢(4 thieves vinegar) 17世紀に南フランスでペストが大流行。この時とばかりに死者があふれる街で盗みを繰り返す4人の泥棒がいた。とうとう警察に逮捕されるが、自分たちがペストにかからない秘密を教えたことで、死刑を免れたという。 その秘密が、なんとハーブ酢だったというのだ。彼らはセージ、ローズマリー、タイム、ラベンダーを酢に漬けたものを体に塗ったり、飲…