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【あらすじ&ひとりごと】 町田そのこさんの『星を掬う』を読みました。 家族、親子って、どうあるべきなのか。分かり合える正しい繋がり方って何だろう。そんなことを考えさせられる作品でした。 芳野千鶴は、小学1年の夏休みに出掛けた母親との二人旅の直後に捨てられ、父と祖母に育てられるが、二人の肉親も亡くし、ひとりとなる。 高校卒業後就職し、同じ会社の男性と結婚するが、DVで離婚。その後も元夫からは逃げられず、暴力を振るわれ続け、金を取られるという不幸な生活が続く。 しかし、賞金欲しさに「夏の思い出」をラジオ番組に投稿したことで、千鶴の人生が変化していく。 その投稿は母親との夏の旅の思い出。それを聞いて…
【町田そのこ】どれから読む?おすすめの順番&新刊から文庫本まで全9作品を徹底解説!
町田そのこさんの作品を読むおすすめの順番や、新刊から文庫本まで全9作品の魅力を徹底解説。この記事を読むと、あなたにぴったりな一冊が見つかります!
1、作品の概要 町田そのこの書き下ろし長編小説。 『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞受賞作後の第1作。 離れ離れになった母娘の絆の再生を描いた作品。 2、あらすじ 千鶴は幼い頃に母に捨てられ、父と義母に育てられたが、父が早逝したことで義母と経済的に苦しい中成長していった。 職場で出会った夫の弥一には、離婚後も付きまとわれて暴力を振るわれてお金も取り上げられる始末。 思いつめた千鶴はひょんなことから、自分を捨てた母・聖子が住むさざめきハイツに転がり込み4人での不思議な共同生活を始めることになる。 心身共に傷を負った千鶴は他者との触れ合いの中で、自らを見つめ直し少しずつ母と向き合うようになってい…
町田そのこさんの「星を掬う」を読みました。 楽天 アマゾン 町田そのこさんの本を読むのは2冊目になります。 1冊目は「52ヘルツのクジラたち」でした。 こちらも DVの場面や虐待の場面が出てきて重いです。 読んでいて辛くなる場面が含まれます。 母に捨てられた娘 千鶴さんは 夫のDVから逃げてきた。 娘のしあわせのために離れた母 聖子さんは 52歳で若年性認知症を患っている。 娘に捨てられた母 彩子さんは 仕事をしながら「さざめきハイツ」の家事をこなす。 早くに両親を亡くし 聖子さんを母を呼ぶ娘 恵真さんは SNSでは有名人。 そんな4人が共同生活を送る中で少しづつお互いを理解し始める。 そして…