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ユーロニンフで釣りをしているとここはルースニングの方が釣りやすいと思うシーンがある。 ここでは、それぞれの釣法の強みと弱みを整理し、どんな時がユーロニンフで釣りやすいのか?どんな時がルースニングで釣りやすいのか?これらを川の状況に応じて適切に選択できるようにまとめてみました。ニンフの釣りでどちらが良いか迷う人は多いはず。そうした方は是非ともご参考下さい。
その後、風が南東から北東に変わったところで、またしても絶望的な状況に陥ってしまう。そこで早川水門に見切りをつけ、向かい風の中、必死にボートを漕いで、ボート屋の桟橋近くに辿り着く。とりあえず、桃源台港寄り水深5メートルほどの場所でルースニングを開始。しばらくしてマーカーが沈んでいるように見えたため、軽く合わせを入れてみたところ、重みを感じて魚が乗ったことを確認。なるべくドラグが掛からないよう、手元のラインを繰り出していたため、すぐにテンションを掛けられなかったが、緩んだラインを必死に巻き取ることで、何とかバレずに済んだ。ところがこの魚、最初はまったくやる気がなかったのだが、姿を見てから急に暴れ出し、何度もラインを引き出された上に、ロッドティップが湖面に突き刺さるほどのグッドファイトが続く。ネットインまでかな...山桜の季節@芦ノ湖その3
結局、飲み込まれたフライを外している間に時合いも終了。その後はパッタリと当たらなくなってしまう。その間、近くで父親と一緒にやっていた小学生くらいの男の子が、ルアーで良型のニジマスを釣り上げ、「ヤッター!ヤッター!」と大喜びしていたのは、見ていて微笑ましかった。その後、淡々とキャスト&リトリーブを繰り返すが反応はなく、何度かフライの色を変えてみたものの、結果は同じだった。そんな時、ふとルースニングのマーカーを見ると、突然スーッと勢いよく引き込まれ、置いてあったロッドのティップがグングン曲がっている。すかさずロッドを立てると、いきなりラインが引き出されて、その後は一進一退のリールファイトが続く。これも結構なサイズかと思ったが、ネットに収まったのは40センチのニジマスだった。ところが、よく見ると頭部に穴を開けら...ようやく桜の季節がやって来た@芦ノ湖その4
その頃、近くの人が良いサイズを掛け、ロッドが大きく弧を描いているのが見えた。獲物が水面まで来ると、今度は大きく水飛沫を上げて、再び水中へと走り始める。10分ほどのやりとりを経て、ようやくランディングに成功。声を掛けると、サイズは60オーバーで、とにかく太さがもの凄いらしい。それを聞いて、羨ましくもあったが、これまで小型のニジマスしか釣れてなかったので、その中に大きなのも居るのかと思ったら、途端にやる気が湧いてきた。やがて、空が曇ってきて、それまで暑いと感じていた空気が急にひんやりしてくる。風が南から北に変わったのだ。その影響でボートの向きが逆になり、投げる方向も変わってしまった。同時に時合いも終了したのか、アタリもぱったりとなくなってしまう。すると、今度は霧が発生して、辺りが真っ白になるくらいの濃霧に覆わ...ようやく桜の季節がやって来た@芦ノ湖その2
その後、風の影響でランニングラインがどうしようもないくらいに絡まり、30分ほどを費やしてしまった。おかげでアタリは遠のき、快晴だった空にも雲が広がり始めると、さらに冷たい南風の影響で湖面が激しく波立ち、もはやルースニングには厳しい状況である。もっとも、この低水温下で魚が表層を泳ぎ回るなんて殆どないだろうから、今回ルースニングで釣れたこと自体、ものすごくラッキーだったのだ。一方リトリーブでは、たまにコツッとショートバイトがあるだけで、なかなか魚が乗ってくれず、それでも、粘り強くキャスティング&リトリーブを繰り返していると、ラインにテンションを感じて、もう1尾追加することが出来た。そして、そろそろ渋い時間帯に入ってきたので、ここでいったんランチタイムにして、ボートから様子を見ていたのだが、昼前後は海賊船が頻繁...菜種梅雨の合間に@芦ノ湖その2
芦ノ湖が解禁してもうすぐひと月が経とうとしているのに、水温がいっこうに上がってこない。このまま行くとGW頃に適水温に達するのではないかと思ってしまうほど、横ばいの状態が続いている。もっとも、3月1日の水温が7℃というのは、例年に比べるとかなり高い方なのだが、今年は彼岸前後に寒の戻りがあり、さらに菜種梅雨に入ったことで桜の開花が遅れ、春の訪れそのものが完全にずれ込んでしまった。AFCおおばに到着したのが朝8時頃。漁協のデータによると、天候は晴れ、気温5℃、水温7.0℃、水位2m21cm、風は南東微風。到着した時はすでに日差しが暖かく、風も穏やかで投げやすそうだった。早速ボートに乗り込むと、当初は早川水門〜キャンプ場辺りを目指していたのだが、海賊船が運行する前に、まずは桃源台港の桟橋近くでやってみようと思いつ...菜種梅雨の合間に@芦ノ湖その1
夕方になると、ユスリカのハッチがピークを迎えるが、ライズは思ったほどではなかった。そのままルースニングを続けていたら、コンスタントにアタリはあるのだが、何故かすっぽ抜けてばかり。そんな状態が15分ほど続き、ようやく魚が乗ったと思ったら、釣れたのは20センチほどの小さなニジマスだった。前回の南池ではコンスタントに30〜35センチクラスが釣れていたのに対して、北池は大型から極小サイズまで、釣れる魚のサイズに幅があるようだ。さて、キャスティングの方はというと、Dループを意識するようにしたら、少しは飛ぶようになったのだが、シュートしてから綺麗にフライまでターンオーバーさせると、うまくいってもせいぜい17〜18ヤードくらいまでで、ダブルハンドとしては少々物足りない飛距離だった。もしかしたらラインが少し重すぎるのかも...DHスペイ@なら山沼漁場その4
一応ここまでは、飽きない程度に釣れていたし、キャスティングの方も大分慣れてきたのだが、そもそも北池に入った目的が、大型魚とサクラマス狙いだったので、いつまで経ってもアベレージサイズのニジマスばかりでは、さすがにモチベーションが下がってくる。隣のルアーマンは40弱の良型ニジマスを釣っていたので、まったく居ないわけではないのだろう。そして、PM2:00を少しまわった頃、椅子に座ってのんびりアタリを待っていたら、マーカーがスーッと吸い込まれ、合わせると今度はゴクンゴクンと重い手応え。これは大きそうだと思い、すぐに立ち上がって臨戦体制を築く。ロッドは大きく弧を描き、ずっしりとした重さは、明らかに今までと違っていて、ひとたび走り始めると、止めるのが大変なほどだった。さきほど良型を上げたルアーマンが「大きいの?」と聞...DHスペイ@なら山沼漁場その3
今回は広い北池の方に入ってみたが、相変わらずルアーマンに人気の釣り場で、対岸もほぼ隙間なく人が並んでいた。今日は活性が高いのか、常にあちこちで釣れていて、フライの方はというと、たぶんユスリカだと思うが、ライズがポツポツ程度と確信が持てなかったため、とりあえずルースニングを選択。一投目から釣れてしまったので、そのまま続けることにした。風は、南西風が吹いたり止んだりで、マーカーとラインが左へ流されるため、あらかじめやや右方向へ投げておき、流されたらピックアップして、また斜め右へ打ち返すという感じだった。なるべく長い間ステイさせたいが、やはり周りに人が居る状況では致し方ないだろう。肝心の釣りの方は、アタリの多い時間帯と、まったく当たらない時間帯があり、その度にタナを変えたり、フライの色を変えたりしてみたものの、...DHスペイ@なら山沼漁場その2
前回に引き続き、栃木県小山市にある「なら山沼漁場」へ行ってきた。実はこの釣り場、池の周りが小高いバンク(土手)で囲まれていて、フライの場合バックキャストが少々やり難い。ここで快適に釣りをしたいなら、やはりロールキャストかスペイキャストが望ましいわけだが、前回シングルハンドスペイで結構楽しめたので、今回はライトタックルのダブルハンドでトライしてみる事にした。使用したのはトラウトスペイ(マイクロスペイ)と呼ばれる最軽量のダブルハンドで、アベレージサイズのトラウトを釣るため米国で確立されたアンダーハンド用ロッドのカテゴリーである。ダブルハンドとなっているが、実際には片手で振れるほど軽く、グリップも短いので、スイッチロッドのように扱うことが出来る。とは言え、ダブルハンドを振るのは今回が初めてだったため、最初はうま...DHスペイ@なら山沼漁場その1
午後2時半を回ると、徐々にライズも目立つようになってくる。そして、たまにインジケーターに食いついてくるのはどこの管釣りも同じだった。ドライに替えても出そうな雰囲気ではあったが、今日のテーマはスペイキャストとマーカーの釣りなので、そのままルースニングでマラブーを使い続ける。一方、タナは頻繁に変えてみたものの、今日は気温が高かったため、1〜1.5メートルくらいで最もアタリが多かった。魚は相変わらずコンディションが良くて、ジャンプは繰り返すし、場合によっては糸鳴りがするほど強烈な引きをみせてくれるのだが、どうもリールドラグの具合が思わしくなく、ややきつめに設定しておいたら、勢いよく走られた際にティペットが切れてしまった。管釣りのしかもアベレージサイズ(30センチクラス)で、これまで合わせ切れはあっても、ファイト...SHスペイ@なら山沼漁場その3
その後もコンスタントに釣れていたが、1時間ほど経ったところで突然パタリと当たらなくなった。気がつけば、風が止まり水面が鏡のように静まりかえっている。とりあえず何とかしなければと、フライを黒色に変えてみたものの、僅かに反応があるだけで効果は変わらず。タナを変えても同じで、結局そのまま続けていると、またコンスタントに釣れだすといった具合である。まったくつかみどころがなく、釣れる時間と釣れない時間が同じくらいで交互にやってくるから、時合いのサイクルなのだろう。ところで、今回のテーマであるSHスペイだが、実を言うと、私自身スペイキャストをやるのは今回が始めてだった。ヨラン・アンダーソンのDVDやYoutubeなどで動画を見ることはあっても、実際にやったことは無かったのだ。なぜ今ごろ?と思うかも知れないが、バックを...SHスペイ@なら山沼漁場その2
ここの釣り場は、湖の真ん中に大きなT字の桟橋があり、バックを気にせずに思いきりキャスト出来るのがいい。しかも、桟橋はフロート式だから、筏の上に居るのとほぼ同じ状態で、それこそキャスティングなどせずとも足元で釣れてしまう。まさにファミリーからベテランまで幅広く楽しめる釣り場だ・・・と言いたいところだが、やはり簡単に釣れるというのは反面、飽きやすいということでもあり、こうなると、自分で釣り方を変えるなどの工夫をしていくしかないだろう。とりあえず、フローティングラインにインジケーターとマラブーをセットして、15ヤードほど投げてみると、すぐにアタリがあり、左右に勢い良く走り回るファイトから、もしかしてサクラマスかな?と思ったら、予想通り、上がってきたのは銀色に輝く35センチの良型サクラマスだった。すかさずもう一度...釣り納め@東山湖フィッシングエリアその3
夏以来となる久しぶりの釣行は、中央道八王子ICからほど近い、あきる野市にあるFISHUP秋川湖へ。早速、センターハウスで3時間券を購入して釣り場へ向かうと、昼時とあって空いてる場所がほとんど無く、唯一空いていた切り株Pのベンチを確保。その場でロッドにラインを通しながら様子を見ていたが、その間水面に変化が無かったため、とりあえずルースニングから始めてみる。開始してすぐにアタリがあり、合わせると、いきなりヒレピンのアルビノが釣れてびっくりしてしまう。というのも、実は今までアルビノを釣った経験がほとんどなかったからだ。確かに水中を良く見るとアルビノがたくさん泳いでいたので、ここは他の釣り場よりアルビノ率が高いのかも知れない。その後もコンスタントに釣れてはいたのだが、ここはバックスペースが無いため、ロールキャスト...3時間コース@FISHUP秋川湖
日が高くなるにつれ日陰の範囲が狭くなってくると、同時にライズの数も減り、喰いが渋くなってきた。そこで、タックルを4番から5番へ変更し、ルースニングの釣りを開始。早速、前回巻いた管理釣場用フライを使ってみたところ、頻繁にアタリがあり、効果の程を確認できた。ところが、その後、シェルターを省いた簡易版も試してみたのだが、反応にほとんど差はなく、これなら簡易版でも充分ということになる。それにしても暑い。そう思いながら時計を見るとまだ午前10時だった。これからさらに暑くなると思ったら恐ろしくなってくるが、それでも頻繁にアタリがあるので、そのまま釣りを続けていた。しかし、じっとしていても蒸し風呂みたいに汗が止まらず、このままでは危険と判断。自販機で冷たい水を買い、とりあえず木陰のベンチで休むことにした。つづく今日一番...猛暑の釣り@フィッシングリゾート上永野その2
さて、次の釣行はどこへ行こうかと考えていたら、いつのまにか1ヶ月が経ってしまった。歳を取ると、あっという間に月日が経つと言うが、それは本当である。ということで、次の釣行をイメージしながら、新たにフライを巻いてみることにした。今回、管理釣場用に巻いたのは、定番のマラブー。スピードファイバーとシェルターをミックスした、いわゆる「桶ピラ」である。通常「桶ピラ」は湖の引っ張り用で、泳ぎのバランスやシルエットが重要となるが、これはルースニングで使用することを念頭に、マラブーはややボリュームをつけながら短めに、そしてボディラップはやや多めに巻いてある。また、ネイティブのモンスタートラウトを前提としないため、ファインワイヤーのドライフライ用フック#10(バーブレス)を使用。ビーズヘッドもそれに合わせてブラスの2.8mm...管理釣場用フライを巻いてみる。
午後は断続的に風が強く吹くようになり、急に水が濁り始める。湖面は大きく波立ち、底からはドロドロとした茶色の堆積物が浮き上がってきて、それがラインに絡んでくるため、釣りづらいことこの上ない。そんな中、マーカーがスーッと水中に入っていったので、合わせると今までにない重い手応え。今度こそは良型と確信する。しかし、隅っこの狭小スペースでかけたため、隣のぶっ込み仕掛けに絡まないよう、ロッドを傾けたり、スプールをサミングしたりしながらコントロールを試みたものの、結局、もの凄いスピードで隣側へ走られてしまった。すると、隣の人が良型をかけたことに気付き仕掛けを上げてくれたので、とりあえず充分なスペースを確保出来て、そこから一進一退のやりとりが始まる。実は、午後の釣りを再開する際、イブニングのミッジを念頭に、5番ロッド+6...湯ノ湖で岸釣りその3
今日の関東は真夏日の予想で、奥日光の湯ノ湖でも風の無い午前中は少し暑いくらいだった。午後になると風が強くなり、そのぶん体感的には涼しくなったが、それでも長袖シャツがちょうど良いくらいの快適な気候である。果たしてこの暑さが釣果にどう影響するのか、それは午後の釣りではっきりすることだろう。昼休みを終えて砂浜に戻ると、先ほどまでやっていた場所もすでに人が入っていて、本当に端っこの狭小スペースしか残されていなかった。それでも、ルースニングであればまだ充分に釣りは可能と判断、午前中に何となくコツが掴めたので、開始早々からすぐにアタリがあり、オリーブ色のニジマスがヒットした。良く見るとカムループスのように斑点が大きい個体である。続いて今度はスリムで美しい銀色のマスがヒット、黒い頭部と白いヒレを見て、一瞬ホンマスかと思...湯ノ湖で岸釣りその2
今年は15年ぶりに芦ノ湖へ通ってみて、60オーバーを筆頭に、まずまずの成果が得られたと思っている。やはり自然湖の魅力は、環境の素晴らしさ。雄大な景色の中で、自然のサイクルに順応したマス達を相手にするのは、本当に楽しい。そして、芦ノ湖の余韻が冷めないうちに、私は次の目的地を奥日光、湯ノ湖に定めることにした。約10年ぶりとなる湯ノ湖だが、実はフルタイムで釣りをしたことがない。以前は湯川と共通の遊漁券だったため、湯川の後にやってみるとか、温泉旅行のついでにやってみるとか、いつもついでに竿を出す感じで、これまで真剣に釣りをしたことが無かったのだ。朝7時過ぎ、釣り事務所に到着。状況を聞いたところ、砂浜と兎島で釣れているという。早速、準備をして砂浜へ向かったが、すでにエサ釣りの人たちが陣取っていて、仕方なく空いている...湯ノ湖で岸釣りその1
20年前なら、高速道路の渋滞は、長くてもせいぜい20から30キロくらいだったが、最近は、正月、GW、お盆休みと、大型連休の度に50キロ台の自然渋滞が発生するようになった。それでも、全く進まないというわけではないから、我慢すれば良いのだろうけど、わざわざ混んでる時に出掛けることもなかろうと、もう随分と前から大型連休の遠出は避けている。一方、芦ノ湖の水温はGWを過ぎると一気に上昇する。なので、芦ノ湖のフライフィッシングシーズンは、実質GW前の今週からGW終盤までで、おそらく今回が最後の釣行になるだろう。湖に到着すると、適度な南風が吹いていて、湖面が波立っている。なかなか良い雰囲気ではあったが、魚の気配はほとんどなく、湖面は静まり返っているように見えた。すぐにボートを出し、手始めに早川水門までハーリングで流して...今シーズン最後の芦ノ湖でまさかの・・・。
ランディングネットを取りに行き、すぐにボートに戻るが、これからもう一度キャンプ場まで行くとなると、こっこうな時間をロスしてしまう。今はまだ午前の良い時間帯なので、すぐに再開したほうが得策だろう。そう思いながら桟橋のすぐ近くでアンカーを下ろしてみる。幸い桟橋周辺は朝から誰も入っておらず、雰囲気だけは良かった。しばらくすると、ルースニングの方にアタリがあった。合わせるとなかなかの手応えと思ったが、すぐに魚がジャンプして、サイズはそれほどでもないことを確認。どうやらグラスロッド特有のしなりが手応えにも影響しているようだ。それにしても、今日はどの魚もジャンプを繰り返すなど、いかにもニジマスらしく一段とやり取りが楽しい。やはり適水温域に入って魚のコンディションも良くなっているのだろう。ランディングすると、1尾目と同...適水温域に入った芦ノ湖で、その2
いよいよ芦ノ湖の水温が12度を超えてきた。トラウトの適水温は13度前後と言われているので、ほぼ適水温域に入ったと言えるだろう。到着すると、今日は朝から南西の風が吹いていて気温も暖かく、かなり期待が持てる状況だった。急いで準備して、いつものローボートでキャンプ場へ向かう。キャンプ場の正面でアンカーを下ろし、タックルの準備をしていると、大量のユスリカが頭の周辺にまとわりついてきた。湖面は風でやや波立っていて、特にライズは見られない。とりあえず前回同様、ルースニングを置き竿にして、シンキングラインで引っ張りを始めてみる。始めて30分ほどは何の反応も無かったが、風が止んできた途端、ゴンとアタリがあって、サイズはそれほどでも無かったが、何度もジャンプして走り回る元気の良いニジマスがヒットした。ところが、魚が寄ってき...適水温域に入った芦ノ湖で、その1
その後、昼過ぎまで粘ってみたものの、食いが渋く反応は無かった。陸に上がって昼食でも食べようと思ったが、どこも外人ばかりで混雑していて、いつもの「網元おおば」では、午後2時ちょっと前にも関わらず空席待ちの状態である。インバウンドが戻って来るのは良いことだが、さすがにここまで急激に押し寄せてくるのは辛い。お陰で、席を待つこと15分、カツ丼が出て来るまで30分、それから食べ終わるまで15分と、昼食だけで1時間余りを費やしてしまった。午後3時、気を取り直しボートに乗り込むと、午前と同じ桟橋近くでアンカーを下ろす。最初のうちはシンキングラインでマラブーを引っ張っていたのだが、一度だけ、リーダーの接続部が見えたところでピックアップしたときに、50センチオーバーのニジマスがフライを追ってくるのが見えて俄然やる気になる。...芦ノ湖でルースニングその2
日々水温が上昇する4月の芦ノ湖は、ワカサギやウグイが産卵のために接岸したり、ユスリカのハッチが増えてくるなど、マスたちが水面を意識しはじめる時期であり、例年4月中旬はそのちょうど境目にあたる。シンキングラインかフローティングラインか、現場での判断はいつも悩ましいものだ。朝、ボートに乗るため桟橋に出ると、けっこうな量のユスリカがハッチしていて、桟橋のすぐ近くでは良型のマスがライズを繰り返していた。当初の予定では、桟橋沖からハーリングしながらキャンプ場か早川あたりまで行こうと思っていたのだが、すぐに予定変更、桟橋沖でミッジを試してみたところ、これにはまったく反応がなく、仕方がないのでシンキングでマラブーを引っ張ってみるが、これもだめ。桃源台の岸寄りでやっていたフライマンが良型をヒットさせていたので、一度海賊船...芦ノ湖でルースニングその1
箱根の山桜がそろそろピークを迎え、、ワカサギの接岸が始まると、芦ノ湖のマスたちはだんだんと水面近くで餌を捕食するようになる。そのタイミングを見計らって今回はボートから狙ってみたのだが、結果は思わしくなかった。朝のうちはほぼ無風、手始めに飯塚〜キャンプ場でアンカーを下ろして、シンキングラインで開始するも反応はなし。水面では時折マスたちがライズを繰り返していたが、ユスリカのハッチはではなさそうだ。やや沖目でやっていたシンキングの引っ張りの人は、ポツポツ釣れていたが、とりあえず、今回の目的のひとつ、「芦ノ湖でルースニングの釣り」を試してみることに。最初のうちは、インジケーターを見ながら同時に引っ張りの方もやっていたのだが、意外にもルースニングはすぐに当たりがあって、しかし置き竿のため合わせられず。そこで、一旦シ...芦ノ湖で風に翻弄される