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1尾目をランディングした後、ボートが他の船や岸に近付きすぎたため、とりあえず、魚を生簀に放り込んでおく。やはり、アンカーフリーで魚とやりとりする際は、風に流されないよう何らかの対策が必要だろう。とにかく、まずは1尾キャッチ出来たので、そこからもうひと流してから、桃源台港の手前でラインを巻き取っていたら、ひったくるような大きなアタリがあり、一瞬魚が乗ったものの、すぐにバレてしまった。逃げた魚もなかなか大きかったのでは?と思いながら、ボート店の桟橋近くまで行き、その後はのんびりルースニングをしながらランチ休憩に入ることにした。結局、桟橋近くでは何の反応も無かったため、岡本の桟橋沖へ移動して、60〜90秒ほどのカウントダウンからゆっくりとリトリーブしてみたが、やはりこちらでも反応は無かった。仕方がないので、ハー...いきなり初夏の陽気@芦ノ湖その2
国道1号線を早川沿いに進むと、塔ノ沢辺りを境にだんだん霧が濃くなっていく。仙石原まで来ると霧は晴れたが、今度は小雨が降っていて、雨は湖尻に到着しても止むことは無かった。しかし、今日の芦ノ湖は暖かく、朝の気温は14度くらいあっただろうか。このまま晴れて気温が上がり、さらに風が出てくれれば、いよいよチャンスが巡ってくるかも知れない。期待を抱きながら、小雨が降る中、AFCおおばの桟橋から出船する。聞けば、最近はキャンプ場から七里ヶ浜辺りの比較的沖目が良いとのこと。アドバイス通り、桃源台沖からハーリングをしながらキャンプ場まで探ってみたが、まったく当たりは無かった。そこで、とりあえず前回と同じ早川水門の沖でアンカーを打ち、10メートル付近の深場で始めてみたものの、やはりまったく当たらず。水面は僅かに波立つ程度の穏...いきなり初夏の陽気@芦ノ湖その1
昼食後は、わりとすんなり2尾目を追加できたものの、1尾目をキャッチしてからすでに丸1時間が経っていた。これは、朝の絶望的な状況からすれば悪くないと思うが、やはり、アタリがないままキャスト&リトリーブを繰り返すには忍耐が必要だ。最終的に3尾目が釣れるまで、さらに1時間ちょっとかかり、すべての魚が、ラインヘッドが手元に来てからの追い食いで釣れたのだから、3月27日の釣行時と状況はあまり変わっていないということになる。今後、水温がどのように推移していくのか、少ないチャンスを逃さないためにも、見て行く必要があるだろう。つづく11:462尾目はサイズアップして33センチ。12:553尾目は銀化レインボー32センチ。椿の鼻の山桜は5分咲きといったところ。タックルデータロッドScottS3908-4リールMaxcatc...山桜の季節@芦ノ湖その2
朝7時前、湖尻に到着すると、元箱根方面は濃い霧に覆われていた。外気温2℃、風は無風のベタ凪である。湖尻港の桟橋近くでは、時折マスたちがユスリカを捕食しているのか、いくつかライズの輪が広がっていた。漁協のデータでは、朝7時現在、天候晴れ、気温1℃、水温10.0℃、水位2m30cm、風はほぼ無風となっていて、残念ながら水温は先週からほとんど上がっていないようだった。早速AFCおおばから出船。桟橋近くを60クラスのニジマスがうろついていると聞いて少しやってみるが、ベタ凪のためまったく反応なし。すぐに早川水門まで移動して、前回と同じくやや沖目で始めてみる。しかしここでもまったく反応が無く、淡々とキャスト&リトリーブを繰り返しながら、カウントダウンの時間や、リトリーブのスピードを変えたり、たまにフライを替えたりもし...山桜の季節@芦ノ湖その1
これまで、湖用マラブーパターンにはスピードファイバーというマテリアルを使っていたが、今シーズンは、途中からUV系のマテリアルを使用している。定番のUVポーラーシェニールと、最新のアイスブルーフリッツだ。UV系は水中でキラキラと怪しい光を放つのが特徴だが、スピードファイバーと比べると、素材そのものが硬いため、動きがあまり良くない。その点、アイスブルーフリッツはファイバーそのものが細く、UVポーラーよりも動きは良さそうだ。また、芯材が細いため、スピードファイバーと同じように密に巻くことも出来るが、やはり適度な間隔で巻くのが最も効果的だと思う。実際、UV系を使用するようになってからの釣果は、明らかに上向いている。ただし、それが単に水温の上昇で魚の活性が上がっただけなのか、本当にUV効果があったのかは、定かではな...UV系マラブー
その後はなかなか霧が晴れず、気温も低下気味だったが、風が南に変わり、再び暖かさが戻って来ると、途端にアタリが出始める。カウントダウンの最中、突然グーンとラインがひったくられたと思ったら、直後にもの凄いスピードで魚が走り出したのだ。こういう時に限って、不測の事態が起きてしまうもので、この時は、足下のランニングラインが絡まり、リールファイトが出来なくなってしまった。このままだと、これ以上ラインを出されないよう耐えるしかない。と言っても、8番ロッドのティップが真っ直ぐになるくらいの強烈な引きで、50センチはあるだろうと思ったが、姿を見せたのは40オーバーのヒレピンレインボーだった。しかし、姿を見てからさらに力強い抵抗が続く。長いファイトの末、ネットに収まった魚は、惚れ惚れするくらいの大きなヒレを持っていた。恐ら...ようやく桜の季節がやって来た@芦ノ湖その3
早朝の5時前に自宅を出発。明るくなり始めた小雨の首都高を走っていると、突然、電光掲示板に赤い光が点滅して「横浜町田IC〜綾瀬SIC間通行止」と表示された。このとき「ああこれで今日は終わったな。」と思ったが、とりあえず、港北PAで最短ルートを検索したところ、さほどロスすることなく行けることが判り、指示どおり横浜町田ICから保土ヶ谷バイパスを南下、中原街道に出て厚木基地の南を通り、綾瀬スマートICから無事東名高速へ再合流することが出来た。ところが、海老名SA辺りから急に雨足が強くなり、小田原厚木道路に入った頃にはかなりの雨量が降っていて、このままでは釣りどころではないと思ったが、箱根口を出る頃にはすっかり雨も上がり、箱根湯本から宮ノ下までの国道1号沿いでは、開花した桜がいくつも確認することができた。結局、早く...ようやく桜の季節がやって来た@芦ノ湖その1
その後、風の影響でランニングラインがどうしようもないくらいに絡まり、30分ほどを費やしてしまった。おかげでアタリは遠のき、快晴だった空にも雲が広がり始めると、さらに冷たい南風の影響で湖面が激しく波立ち、もはやルースニングには厳しい状況である。もっとも、この低水温下で魚が表層を泳ぎ回るなんて殆どないだろうから、今回ルースニングで釣れたこと自体、ものすごくラッキーだったのだ。一方リトリーブでは、たまにコツッとショートバイトがあるだけで、なかなか魚が乗ってくれず、それでも、粘り強くキャスティング&リトリーブを繰り返していると、ラインにテンションを感じて、もう1尾追加することが出来た。そして、そろそろ渋い時間帯に入ってきたので、ここでいったんランチタイムにして、ボートから様子を見ていたのだが、昼前後は海賊船が頻繁...菜種梅雨の合間に@芦ノ湖その2
芦ノ湖が解禁してもうすぐひと月が経とうとしているのに、水温がいっこうに上がってこない。このまま行くとGW頃に適水温に達するのではないかと思ってしまうほど、横ばいの状態が続いている。もっとも、3月1日の水温が7℃というのは、例年に比べるとかなり高い方なのだが、今年は彼岸前後に寒の戻りがあり、さらに菜種梅雨に入ったことで桜の開花が遅れ、春の訪れそのものが完全にずれ込んでしまった。AFCおおばに到着したのが朝8時頃。漁協のデータによると、天候は晴れ、気温5℃、水温7.0℃、水位2m21cm、風は南東微風。到着した時はすでに日差しが暖かく、風も穏やかで投げやすそうだった。早速ボートに乗り込むと、当初は早川水門〜キャンプ場辺りを目指していたのだが、海賊船が運行する前に、まずは桃源台港の桟橋近くでやってみようと思いつ...菜種梅雨の合間に@芦ノ湖その1
前回に引き続き、栃木県小山市にある「なら山沼漁場」へ行ってきた。実はこの釣り場、池の周りが小高いバンク(土手)で囲まれていて、フライの場合バックキャストが少々やり難い。ここで快適に釣りをしたいなら、やはりロールキャストかスペイキャストが望ましいわけだが、前回シングルハンドスペイで結構楽しめたので、今回はライトタックルのダブルハンドでトライしてみる事にした。使用したのはトラウトスペイ(マイクロスペイ)と呼ばれる最軽量のダブルハンドで、アベレージサイズのトラウトを釣るため米国で確立されたアンダーハンド用ロッドのカテゴリーである。ダブルハンドとなっているが、実際には片手で振れるほど軽く、グリップも短いので、スイッチロッドのように扱うことが出来る。とは言え、ダブルハンドを振るのは今回が初めてだったため、最初はうま...DHスペイ@なら山沼漁場その1
午後2時半を回ると、徐々にライズも目立つようになってくる。そして、たまにインジケーターに食いついてくるのはどこの管釣りも同じだった。ドライに替えても出そうな雰囲気ではあったが、今日のテーマはスペイキャストとマーカーの釣りなので、そのままルースニングでマラブーを使い続ける。一方、タナは頻繁に変えてみたものの、今日は気温が高かったため、1〜1.5メートルくらいで最もアタリが多かった。魚は相変わらずコンディションが良くて、ジャンプは繰り返すし、場合によっては糸鳴りがするほど強烈な引きをみせてくれるのだが、どうもリールドラグの具合が思わしくなく、ややきつめに設定しておいたら、勢いよく走られた際にティペットが切れてしまった。管釣りのしかもアベレージサイズ(30センチクラス)で、これまで合わせ切れはあっても、ファイト...SHスペイ@なら山沼漁場その3
その後もコンスタントに釣れていたが、1時間ほど経ったところで突然パタリと当たらなくなった。気がつけば、風が止まり水面が鏡のように静まりかえっている。とりあえず何とかしなければと、フライを黒色に変えてみたものの、僅かに反応があるだけで効果は変わらず。タナを変えても同じで、結局そのまま続けていると、またコンスタントに釣れだすといった具合である。まったくつかみどころがなく、釣れる時間と釣れない時間が同じくらいで交互にやってくるから、時合いのサイクルなのだろう。ところで、今回のテーマであるSHスペイだが、実を言うと、私自身スペイキャストをやるのは今回が始めてだった。ヨラン・アンダーソンのDVDやYoutubeなどで動画を見ることはあっても、実際にやったことは無かったのだ。なぜ今ごろ?と思うかも知れないが、バックを...SHスペイ@なら山沼漁場その2
2024年は元日から大きな災害や事故が続いて、辛い年明けになってしまったけど、そんな中、連休明けとなる1/9に初釣りへ行ってきた。場所は釣り納めの時と同じ東山湖フィッシングエリアである。9時半過ぎに東京を出発し、首都高経由で東名高速へ。今日はいつもと違って全く渋滞が無く、あっという間に足柄SAまで来てしまった。仕方がないのでサービスエリアでゆっくり昼食を食べ、エリア内をうろついてから釣り場へ向かったが、それでも昼前には到着してしまう。そして、いつもよりのんびりタックルをセットしてから事務所へ行くと、午後券はPM12:00にならないと発券出来ないと言われてしまった。いや待てよ、確かに腕時計はPM12:00を回っていたのだが・・・、もしかしたら5分ほど進んでいたのかも知れない。そう思いながら待つこと数分、つい...初釣り@東山湖フィッシングエリアその1
ここの釣り場は、湖の真ん中に大きなT字の桟橋があり、バックを気にせずに思いきりキャスト出来るのがいい。しかも、桟橋はフロート式だから、筏の上に居るのとほぼ同じ状態で、それこそキャスティングなどせずとも足元で釣れてしまう。まさにファミリーからベテランまで幅広く楽しめる釣り場だ・・・と言いたいところだが、やはり簡単に釣れるというのは反面、飽きやすいということでもあり、こうなると、自分で釣り方を変えるなどの工夫をしていくしかないだろう。とりあえず、フローティングラインにインジケーターとマラブーをセットして、15ヤードほど投げてみると、すぐにアタリがあり、左右に勢い良く走り回るファイトから、もしかしてサクラマスかな?と思ったら、予想通り、上がってきたのは銀色に輝く35センチの良型サクラマスだった。すかさずもう一度...釣り納め@東山湖フィッシングエリアその3
穏やかな湖面を眺めながら淡々とリトリーブを繰り返していると、ふと昔の記憶が蘇ってくる。思えば、45年前から管理釣場ではマラブーを使っていた。主にウーリーマラブー(ウーリーバガー)やモンタナマラブーといったシェニールボディにヘンハックルを巻いたパターンで、巻きやすい上に良く釣れるため重宝したものだ。ところが、風の強い日などにフォルスキャストを繰り返していると、螺旋状に巻いたハックルの影響でティペットがよれてしまうという欠点があり、40年ほど前からパートリッジのソフトハックルを使用したマラブーパートリッジというオリジナルパターンを使うようになった。以来、それを25年間使い続けていたのだが、やはり今どきのフライパターンには敵わない。何しろ、リトリーブ中でもたまに飲み込んでしまうほどなのだ。そんなことを考えている...釣り納め@東山湖フィッシングエリアその2
この数年間、パンデミックの影響で管理釣場の再編が進み、老舗の釣り場はことごとく経営が変わってしまった。その結果、魅力的な釣り場は減少し、代わりに新たな釣り場がオープンしたりもしているのだが、今のところフライに限って言えば、個人的に何となくしっくりこない釣り場ばかりといった印象である。そこで、今回は東名高速御殿場ICを出てすぐの東山湖フィッシングエリアへ行ってみることにした。ここは、栃木県佐野市にある加賀フィッシングエリアと並び、国内のルアー・フライ専用釣り場としては老舗中の老舗だ。実は私も45年ほど前に一度訪れているのだが、その時は腕が未熟でほとんど釣れなかった覚えがある。なので、それ以降は自然と足が遠のいてしまい、今回が二度目の訪問だった。PM12:15に釣り場へ到着、受付事務所で午後券(12:00〜1...釣り納め@東山湖フィッシングエリアその1
夏以来となる久しぶりの釣行は、中央道八王子ICからほど近い、あきる野市にあるFISHUP秋川湖へ。早速、センターハウスで3時間券を購入して釣り場へ向かうと、昼時とあって空いてる場所がほとんど無く、唯一空いていた切り株Pのベンチを確保。その場でロッドにラインを通しながら様子を見ていたが、その間水面に変化が無かったため、とりあえずルースニングから始めてみる。開始してすぐにアタリがあり、合わせると、いきなりヒレピンのアルビノが釣れてびっくりしてしまう。というのも、実は今までアルビノを釣った経験がほとんどなかったからだ。確かに水中を良く見るとアルビノがたくさん泳いでいたので、ここは他の釣り場よりアルビノ率が高いのかも知れない。その後もコンスタントに釣れてはいたのだが、ここはバックスペースが無いため、ロールキャスト...3時間コース@FISHUP秋川湖
日が高くなるにつれ日陰の範囲が狭くなってくると、同時にライズの数も減り、喰いが渋くなってきた。そこで、タックルを4番から5番へ変更し、ルースニングの釣りを開始。早速、前回巻いた管理釣場用フライを使ってみたところ、頻繁にアタリがあり、効果の程を確認できた。ところが、その後、シェルターを省いた簡易版も試してみたのだが、反応にほとんど差はなく、これなら簡易版でも充分ということになる。それにしても暑い。そう思いながら時計を見るとまだ午前10時だった。これからさらに暑くなると思ったら恐ろしくなってくるが、それでも頻繁にアタリがあるので、そのまま釣りを続けていた。しかし、じっとしていても蒸し風呂みたいに汗が止まらず、このままでは危険と判断。自販機で冷たい水を買い、とりあえず木陰のベンチで休むことにした。つづく今日一番...猛暑の釣り@フィッシングリゾート上永野その2
さて、次の釣行はどこへ行こうかと考えていたら、いつのまにか1ヶ月が経ってしまった。歳を取ると、あっという間に月日が経つと言うが、それは本当である。ということで、次の釣行をイメージしながら、新たにフライを巻いてみることにした。今回、管理釣場用に巻いたのは、定番のマラブー。スピードファイバーとシェルターをミックスした、いわゆる「桶ピラ」である。通常「桶ピラ」は湖の引っ張り用で、泳ぎのバランスやシルエットが重要となるが、これはルースニングで使用することを念頭に、マラブーはややボリュームをつけながら短めに、そしてボディラップはやや多めに巻いてある。また、ネイティブのモンスタートラウトを前提としないため、ファインワイヤーのドライフライ用フック#10(バーブレス)を使用。ビーズヘッドもそれに合わせてブラスの2.8mm...管理釣場用フライを巻いてみる。