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【映画】観了。映画『ある男』(微ネタバレなし)【映画感想文】
いい映画を見た。 手応えがしっかりとこの手に、最後まで残る映画だった。 ⏩️映画『ある男』 ストーリーの大まかな展開は最初である程度思いつ...
映画感想『メタモルフォーゼの縁側』BLで繋がる17歳と75歳の友情。
『メタモルフォーゼの縁側』2022年 将来の夢もなく冴えない女子高生うららは、 ある日バイト先である本屋でBL漫画を買う老婦人雪と出会う。 同じくBL漫画が好きなうららは、雪と意気投合し、 年が離れた友人として交流することになる…。 推しがいる生活って心が潤うんですよね。 わかるわかる!!となりながら映画を見ていました。 BL漫画を通じて交流をすることになった女子高生と老婦人。 『好き』という共通の気持ちがあれば年の差なんて関係ない!! やりたいことも特になく冴えない学校生活を送っていたうらら。 そして、ひとりぼっちで暮らす老婦人の雪さん。 そんなふたりがBL漫画というアイテムを手に入れてメタ…
「PERFECT DAYS」を観てきた。 頭から離れなくなる映画だった。 vol.1
社会的地位の〝高い低い〟より、 何よりも〝自分自身〟でありたかったのではないか。〝自分にとっての幸福とは何か〟を考えてしまう資質を持っていたのだろう。 「それは自分の道ではありません」とはっきり言うのは勇気がいることでもある。普通はそれができないのだ。親や親族、世間の目を気にして。自分自身の本性をこそ、深く見つめるべきなのに。 (記事より抜粋)
『変な家』(映画版)のネタバレなし感想/良い感じに映像化された、怖くて不気味なホラー映画
映画好きな四十郎のおっさん999でございます。 今回は、映画館で鑑賞したホラー映画『変な家』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。 Youtubeでの動画投稿やウェブライターとして活躍されてい
『K-12』2019年 不思議な特殊能力を 持っている少女クライベイビー。 不思議で不気味な寄宿学校で、彼女は様々な問題に直面するが、 仲間とともに立ち向かっていくのだった…。 開幕1分でその独特な世界観に夢中になりました。 ピンクな世界、ポップな色使い、ゆめかわいい衣装に髪型。 どんな可愛くて素敵な物語が始まるんだろう、と思っていたんですが、 その想像はすぐ覆されることになりました。 不気味な学校を舞台に繰り広げられるダークメルヘンだったのです。 いじめや、性差別、思春期の悩みなどが各所に散りばめられていて、 かなり重めなテーマを扱っているなぁ、という感じですが、 終始ミュージカル仕立てで進…
「ビニールハウス」2024年3月15日(金)シネマート新宿にて。午後12時20分より鑑賞(スクリーン1/C-14) ~社会のひずみが招く負の連鎖。新人監督による一級品のサスペンス 今週もあまり映画館に行けなかった。病院通いが続いたもので……。 ようやく金曜日になって映画館に行けたので、韓国映画「ビニールハウス」を鑑賞。前日にライムスター宇多丸のラジオ番組で、次週の映画評で取り上げられることになったのでこの作品にしたのだ。面白いらしいという話は聞いていたが、それほど期待はしていなかった。しかし……。 映画の冒頭、いきなり黒いビニールハウスが映る。その中で1人の女が自分の顔を殴っている。これがこの…
『ゼロ・グラビティ』2013年 地球から離れた宇宙で船外活動をしていた宇宙飛行士たち。 そんな中、ロシアによって爆破された人工衛星の破片に襲われることに。 仲間のひとりは破片にぶつかり、残された女性宇宙飛行士のライアンと、 ベテラン宇宙飛行士のマットは、果てしない宇宙に放り出されてしまう…。 宇宙って怖い。 小学生くらいから漠然と思っていることです。 宇宙の外にはなにがあるのか。宇宙の端っこはどこにあるのか。 テレビで見かけた事象の地平面のエピソードも恐ろしくて。 とにかく宇宙という未知の世界に恐怖を感じるのです。 だけれど、同時にとても惹かれる。 宇宙って怖いけれど魅力もいっぱいあって、なん…
「DOGMAN ドッグマン」2024年3月9日(土)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時30分より鑑賞(スクリーン1/C-5) ~帰ってきたリュック・ベッソン。孤独な男が犬たちとともに悪に染まる 今日は3月11日。東日本大震災が起きた日だ。あの日、私は家にいてものすごい揺れで外に飛び出した。そこには小学生ぐらいの女の子が、固まって動けずにいた。そこで私は「大丈夫だよ。きっと収まるから」と言ってあげたら、女の子はハッとしたように走り去っていった。知人にそれを話したら、「変質者だと思われたんだよ」と身も蓋もないことを言われたのだが、それに気づかせてやっただけでも立派なもんだろう。 それから…
『風鳴村』のネタバレなし感想/邦題で損をしているスプラッター系B級ホラー映画
(C)2016 Pellicola./映画好きな四十郎のおっさん999が、『武器人間』のプロデューサー初監督作品となるホラー映画『風鳴村』のネタバレなし感想を投稿しました。
「ネクスト・ゴール・ウィンズ」2024年3月6日(水)グランドシネマサンシャインにて。午後1時40分より鑑賞(スクリーン8/e-6) ~定番のスポーツ物語だが、期待通りにきっちり笑わせて感動させてくれる 最初に、すでに取り上げた映画についての話題を2つ。 その1「落下の解剖学」で回想シーンは1つもないとジュスティーヌ・トリエ監督が言っているそうだ。ということは、あのクライマックスのシーンも、回想ではなく「もしかしたら」という誰かの思い込みかもしれず、だとすればなおさら怖い映画だと思った次第。 その2「ソウルメイト」をもう一度鑑賞した。前回観終わってそれほど時間が経たないうちにレビューを書いたつ…
映画『イーグル・アイ』: デジタル監視システムからAI倫理までを考察
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮する映画『イーグル・アイ』は、2008年に公開されたアクションスリラーで
「52ヘルツのクジラたち」2024年3月5日(火)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時40分より鑑賞(スクリーン2/E-9) ~原作の魅力を引き立てる熟練の演出とキャストたちの演技 先週はある本の校正仕事を頼まれ、さらにカーリングの日本ミックスダブルス選手権が開催中だったのでカーリング沼にズブズブとハマリ、映画館に行けずじまいだった。 というわけで、1週間と1日ぶりに映画館で観た映画は「52ヘルツのクジラたち」。2021年の本屋大賞を受賞した町田そのこの小説を成島出監督が映画化した。 あまり映画の原作本は読まない(特に観る前には)私だが、珍しくこの小説は読んでいた。何といっても、そのタ…
『富士五湖奇譚 呻母村(うめくぼむら)』のネタバレなし感想/考察しがいのある好みの分かれる雰囲気系ホラー映画
(C)2022 BBB/映画好きな四十郎のおっさん999が、日本のフェイクドキュメンタリーホラー映画『富士五湖奇譚 呻母村(うめくぼむら)』のネタバレなし感想を投稿しました。
宇宙が舞台の面白い映画を集めてみました。SFアクション、スペースオペラ、異星人との交流を描いたドラマなど、想像力を刺激されるストーリーが面白い宇宙映画。宇宙の広大な世界に想いを馳...
まごころFamilyのみなさん💕💕 にこまる〜 (*ˊᗜˋ*)ノ 本日もご訪問ありがとうございますお元気ですか?!わたしの方は、ありがたいことに 2月は比較的体調が落ち着いてて睡眠もとれた月となっておりますおかけで、映画鑑賞を楽しめてます💕また、ゆっくりと体操もやりつ
「落下の解剖学」2024年2月26日(月)Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下にて。午後1時より鑑賞(7F/D-11) ~雪の山荘で起きた転落事故。殺人の嫌疑をかけられた妻を巡るスリリングなサスペンス&人間ドラマ 2023年の第76回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いたのをはじめ、様々な映画祭で話題を集めた「落下の解剖学」。いよいよ日本公開された。日曜に観に行こうと思ったのだが、あんまり寒いから足が前に進みませんでしたよ~。なので、月曜日にGO! 人里離れた雪山の山荘で、視覚障がいをもつ11歳の少年が血を流して倒れていた父親を発見する。息子の悲鳴を聞いた母親のサンドラ(ザンドラ・ヒュ…
「ソウルメイト」2024年2月23日(金)グランドシネマサンシャイン池袋にて。午後3時25分より鑑賞(スクリーン2/D-4) ~2人の女性の絆を描いたシスターフッド映画。みずみずしさと切なさと 先日、「風よ あらしよ 劇場版」を観た時に予告編が流れてきて、とても気になった映画がある。予告編だけで感情が動いてしまった。韓国映画「ソウルメイト」だ。公開初日にさっそく観に行ってきた。 2人の女性の絆の物語だ。あるギャラリーに絵が展示されている。写実的で写真のような絵だ。その絵は公募展で大賞に選ばれた。作者の名前は「ハウン」とわかっているものの、連絡先はわからなかった。そこで、絵のモデルと思われるミソ…
『真・実録!事故物件の記録1』のネタバレなし感想/事故物件はあまり関係がなさそうな心霊系の投稿映像集
(C)(有)十影堂エンターテイメント/映画好きな四十郎のおっさん999が、心霊投稿動画映像集『真・実録!事故物件の記録1』のネタバレなし感想を投稿しました。
「瞳をとじて」2024年2月21日(水)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時10分より鑑賞(スクリーン6/D-10) ~エリセ監督、31年ぶりの長編映画は記憶と映画をめぐる物語 「ミツバチのささやき」(1973年)という映画をどこで観たのだろう? だいたいのあらすじは知っているし、印象的なシーンも何となく覚えている。とはいえ、時代的に映画館で観たとは思えない。後年になってテレビで観たのだろうか。いや、それとも観ていないのか? 何にしても私が知っているぐらいだから、大ヒット作なのは間違いない。その「ミツバチのささやき」のビクトル・エリセ監督が、1992年の「マルメロの陽光」以来、実に31…
「風よ あらしよ 劇場版」2024年2月18日(日)新宿ピカデリーにて。午後1時50分より鑑賞(スクリーン7/E-11) ~自由を求める強い意志。女性解放運動家・伊藤野枝の生涯 書店で、村山由佳の「風よ あらしよ」という上下2巻の分厚い文庫本を最初に見かけたのは、ずいぶんの前のことだ。何度も買おうかと迷ったのだが、結局いまだに買っていない。 そんな中、大正時代に活躍した女性解放運動家・伊藤野枝の生涯を綴ったこの小説を、NHKがドラマ化し2022年にBS4K・8Kで放送したらしい。その劇場版が「風よ あらしよ 劇場版」である。 福岡の片田舎で育った伊藤野枝(吉高由里子)は、貧しい家を支えるため結…
「一月の声に歓びを刻め」2024年2月11日(日)テアトル新宿にて。午後1時40分より鑑賞(B-10) ~“罪”をめぐる3つの物語。三島監督の覚悟と俳優たちの壮絶な演技 「繕い裁つ人」「幼な子われらに生まれ」「ビブリア古書堂の事件手帖」「Red」など様々な作品を撮ってきた三島有紀子監督。今度の新作「一月の声に歓びを刻め」は、過去作とは明らかに異質な作品だ。三島監督自身の幼い頃の性暴力の体験をもとにした映画だという。 物語は四章立てで描かれる。一章は北海道・洞爺湖が舞台。そこに1人で住むマキ(カルーセル麻紀)が一生懸命におせちを作っている。間もなく、娘の美砂子(片岡礼子)一家3人が正月を過ごすた…
ハロー!ドイツ・ベルリン在住のユキです。 (初めましての方へ。自己紹介は コチラ です 🧏🏻♀️) 今回は映画好きな私が、映画にまつわる、たわいのないお話を書いていきます。 🧏🏻♀️ 「どうぞ、お付き合いくださいませ。」 Dances with Wolves 皆さんは...
【映画】複雑な想いで観終わった。映画『Dr.コトー診療所』(2022)
本ページはプロモーションが含まれています そうなのだ。 元々、離島における医療とは?というものも問うドラマだった。 それを思い出した。 ⇒Dr.コトー診療所(2022) 最初のドラ...
【映画】「死霊館」シリーズ①~⑨。時系列順に観ると二度面白い。おすすめ順も紹介。【感想・考察・おすすめ度・おすすめシーンを紹介】
死霊館(字幕版) ポチップ シリーズ①「死霊館」2013年 シリーズ②「アナベル 死霊館の人形」2015年 シリーズ③「死霊館 エンフィールド事件」2016年 シリーズ④「アナベル 死霊人形の誕生」2
「夜明けのすべて」 2024年2月9日(金)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時20分より鑑賞(スクリーン6/B-9)~弱い人たちへの共感と支え合いを絶妙の距離感で描く 上白石萌音と上白石萌歌の区別がつかない。いや、双子ではないから実際に見たらどっちがどっちかわかると思うのだが、名前を言われてもすぐに顔が思い浮かばない。そもそも私は人の顔を覚えるのが苦手なのだ。 そんなことはどうでもよい。姉の上白石萌音のほうが出演している映画が「夜明けのすべて」だ。瀬尾まいこの同名小説を三宅唱監督が映画化した。原作は未読だが、かなりアレンジされているらしい。 三宅監督の過去作「きみの鳥はうたえる」「ケ…
「コット、はじまりの夏」2024年2月7日(水)新宿シネマカリテにて。午後1時45分より鑑賞(スクリーン1/A-10) ~生きる喜びを初めて知る少女。アイルランドから届いた珠玉の一作 仕事は終わらないし、日程を間違えていた仕事も新たに入ってきた。困った。忙しくて映画館に行く暇がない。いや、待て。どうにかなる。きっと、どうにかなる。数時間サボったところでどうということはない。この際、映画館へ行ってしまえ! とヤケクソ気味でやってきたのは新宿シネマカリテ。鑑賞するのは、第95回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートされたアイルランド映画「コット、夏のはじまり」。さて、どんな映画なのでしょう? 1…
映画 PERFECT DAYS パーフェクトデイズ@キネカ大森(凡作+)/2024年4本目(1月株優消化企画プラス)
映画 PERFECT DAYS パーフェクトデイズ@キネカ大森(凡作+)/2024年4本目(1月株優消化企画プラス)本家のアカデミー賞のオマメ賞である、アカデミー国際長編映画賞に日本代表としてノミネート、という宣伝材料が新たに加わった、PERFECT DAYS パーフェクトデイズ。何年か前の、ジャームッシュ作品のパターソンのパクリっぽい雰囲気の漂う映画です。その方面の映画がツボな人(そんなにはいない)にはハマるのですが、基本、退屈な映...
『DASHCAM ダッシュカム』のネタバレなし感想/主演俳優のプロモーションとなっているPOVタイプのホラー映画
(C)2022 TOWNVIEW PRODUCTIONS. LLC. ALL RIGHT RISERVED./映画好きな四十郎のおっさん999が、POVタイプのホラー映画『DASHCAM ダッシュカム』のネタバレなし感想を投稿しました。
沼がある。ジメジメとして、鬱蒼として暗い。人間が住む世界とは、少しばかり違う世界だ。 沼がある。水を豊富に湛え