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Blue あなたとわたしの本 https://btomotomo.hatenablog.com/

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2016/03/07

1件〜100件

  • 命のラブレター  生きづらさを抱え続けたあなたとわたしへ 

    Blue あなたとわたしの本 250 命が尽きるその瞬間まで、 好き、を優先しよう。 自分自身、であろう。 自分自身、を貫こう。 「こうでなければならない」など何一つこの世界にはないんだから。 どこの誰が決めたかもわからないような価値観・常識に従う必要などないのです。 この二年余りだってさ、今まで「よし」とされてた価値観がずいぶんと崩壊したぜ。 「新しい生活様式」っていうのが出てきたじゃないですか。あのとき、でも思ったよ。 「〝新しい〟 も何も、30年以上前から俺が実践してる生活様式じゃねえか」って。 買い物は一人で行け、とかさ。 並ぶときは距離をとれ、とかさ。公園はすいた時間に、とか。 自転…

  • ほんとうに大切なのは 自分のしたいことを 自分で知ってるってことだよ

    Blue あなたとわたしの本 249 あなたが誰かを、あなたの思う通りに動かそうとしても無理なのです。 あなたが誰かの本心を、完全に把握しようとしてもそれも無理なのです。 それを無理だと悟らずに試みつづければ、エネルギーを浪費していくことでしょう。 最後には、「自分は無力だ」とまで感じてしまうかもしれない。 あなたがあなたの思う通りに動かせるのは〝あなた自身〟だけだ。 あなたがその本心を十全に汲み取れるのも〝あなた自身〟だけだ。 ムーミンに出てくるボヘミアン、スナフキンはこう言った。 「ほんとうに大切なのは 自分のしたいことを 自分で知ってるってことだよ」 僕たちが、最も関心を寄せなければなら…

  • いつか文章になるその日まで

    Blue あなたとわたしの本 248 いつも文章のことを考えている。 朝、目覚めると、文章のことを考えだす。 文章が書けるから、ベッドから出ようかと思う。 日中も文章のことを考えている。 夜、ベッドの中でも文章のことを考え、 眠りの中でも、文章の新しい技術・表現を思いつくことを願う。 日本語、というのは、まだ完成されていない言語です。 ひらがな・カタカナ・漢字の組み合わせの効果。思想としての句読点。係り受けのさらなる探求。文末のバリエーション。過去・現在・未来、時制の移動。リズム、スピードのコントロール。人称のポシビリティー。無窮文体。 無限の、とてつもない可能性が残されてる。 それらを、追い…

  • 「イエス・バット(yes but)法」で夫婦仲・カップル仲が良くなるんです!

    Blue あなたとわたしの本 247 ご夫婦のお話をよく聞かせていただきました。 一時期、そんな機会が多くありました。 「ケンカが絶えない」と、みな仰るのです。 「実はこうこう、こんな感じでね」とご主人が言われます。 すると間髪をいれずに奥さまが、 「あなた違うでしょ! こうこうこうでしょ!」と返される。 「お前、ちがうだろ! こうだろう!!」 「いぃィイー! あなたこそ間違ってるわー!!」 そして声をそろえてこう聞かれます。 「どうしてケンカが絶えないんでしょう?」 ── そら絶えんやろと。 少し大げさに書きましたが、ほんとこんな感じなんですよ。 「イエス・バット法」は、営業シーンでよく使わ…

  • 諸君、狂いたまえ!【重要なお知らせ】

    お久しぶりです 【重要なお知らせ】

  • 最上の思考は孤独のうちになされ、最低の思考は混乱のうちになされる

    Blue あなたとわたしの本 245 「はぐれ者」であるということは利点もあります。 「はぐれ者」は自分ですべて決めます。こういう選択をしたら皆(みな)にどう思われるだろうか、と気を揉むこともありません。自分で情報を集め、自分の頭で考え、自分はどうしたいのかに的(まと)をしぼります。直感にも耳を傾けます。そう、直感が大事になってきます。 自らの本当の気持ちを知るためには、こんな手法もあるようです。「コイン・トス」の変わった方法。コインの表が出たら A、裏が出たら B、とまず決めます。そして放る。出た表裏(おもてうら)に注目するのではありません。B ならB の側が出たときに、自分が〝どう感じたか…

  • 異種動物さんたちが仲良くしている動画を観るのが好きだ。

    エッセイ Blue 34 発端はなんだっけかなぁ? ちょっとよく思い出せないんですけど。柴犬と猫とか、そんなものだったんじゃないかなぁ? YouTube でたまたま目にしてさ。ものすごく仲良しで── 。もう、度肝を抜かれてさぁ。それともちろん、なんてかわいいのだろう、って。素晴らしいのだろう、と。いとおしいのだろう、って。心を打たれました。そしたら、「おすすめ」にいっぱい出てきたんですよ。仲良しの猫と鳥さんとか、猫とウサギさん。猫とニシキゴイ。猫とかわうそさんとか、猫とおさるさんなんかもね。僕は猫好きなのでどうしても猫ちゃん中心のラインナップになっちゃったけど。 もうね、いろんな異種動物さんた…

  • 日々が文章でありたい。

    つぶやき Blue 18 雑事があったりして、一行も文章を書けないで終わった日は、一日をムダにした気がする。悲しくなる。 お金になろうがならなかろうが、それも関係ないみたい。とにかく文章を、文章作品をつづっていたい。 そうすることによって自分を、他者を、楽しませたいんだ。自身も没頭できるし、そして他者に喜んでもらえる可能性も生まれるわけでさ。その可能性が、心に安らぎを与えてくれるんだよ。 誰かを、うん、楽しませたいんだよなぁ。 だからけっきょく自分は、他者がいてくれるから、今日も生きているわけで。生きていられるわけで。生きていこうと思えるわけで。 あなたがいてくれて、生きていてくれて、本当にあ…

  • 風景という名の入り口

    エッセイ Blue 33 自分のためだけの風景というものがある。あるいは、自分のためだけの風景だと思える風景がある。そんな景色に出会うと、すぐにそれとわかる。一年に数えるほどしかない。2、3回もあればいいほうだろう。友人といっしょのときにそんな風景とめぐり逢うと、僕はできるだけ早いうちに、その場所へ戻ることにしている。今度は一人きりで。予定はなにも入れない。真っさらなスケッチブックのような一日のなかで、特別な景色と向かい合う。単独にならないと、五感や六感を全開にすることはできない。風景のほうも、自らを開け放ってはくれない。本当に「見る」ことをしないと、それは訪れない。本当に「聴く」ことをしない…

  • ドラッグってやったことありますか?

    Blue あなたとわたしの本 244 「智(とも)さん、ドラッグってやったことありますか?」 生きているといろんなことを聞かれることもあるようで、初対面の人にそんなことを尋ねられました。去年の12月の話です。 別にその人は「ヤクの売人」であるとか、「筋金入りのジャンキー」だとかそんなことはなく、グラフィックデザイナーをされている方です。まだ二十代の後半。デザイナーだけで生活されています。若いのに大したものだなぁと思いました。 まぁ僕は、たいていの人を見て、「大したものだなぁ」と感心するほうなのですが。なんて言うかさ、ほとんどの人の〝成功の定義〟って高すぎるような気もするのですよ。「こうなったら…

  • もっとフィクションを! 僕たちには〝ウソ〟が必要なんだよ。

    Blue あなたとわたしの本 243 けっこう浮世離れした生き方をしている人間だから、「現実的になれ!」、「おまえは社会を分かっていない!」、みたいなことをずいぶんと言われてきた。まぁ、大して分かりたいとも思わないんだけどね。とくに「社会」なんてものは。あっち向いてこっち向いてるあいだに様変わりしてしまうものでもあるし。「現実」、なんてものはそもそも誰も知らないし。 なに? 「現実」って? じつは誰も知らないってことを知らない人間がいるだけでしょ、って。 ── だから大切なことは、どこだか分からないココで、どうやって可能なかぎりラクに、楽しく生きていくかってこと。僕にとってはね。関心のあるのは…

  • 人は大人になんてなりません。

    つぶやき Blue 17 40、50になってわかったことがあります。人は、大人になんてなりません。おっちゃん・おばちゃんになんてなりません。おっちゃん・おばちゃんだと思われるから、時にどこか無理をして、おっちゃん・おばちゃんを演じているんです。少年と少女のままなんです。気がつけばわけのわからない世界に放り込まれていて、もがきながら、あがきながら、大人のフリをしながら、懸命に生きている少年と少女なんです。だから互いにいたわり合い、励ましあい、ユーモアを忘れず、思いやり合わなければいけないのです。何もべたべたする必要はありません。心の中で、うんうん、って頷き、やさしく肩を叩き合いながら、いとおしく…

  • なぜかしら惹かれ続けるそのことを信じよう。そして、だから、去年の元旦と同じ言葉で新年を始めたいと思う。

    Blue あなたとわたしの本 242 あけましておめでとうございます。 去年は大変な一年で、ある意味世界は変わってしまったけれど、変わらないこともあるなってことに気づいたんです。それは僕が、本を好きだっていうこと。文章を書くのが好きだってこと。それをあなたに読んでもらうのが好きだ、ということです。 あなたにも、ずっと変わらない好きなことがあるのではないですか? 世界がどれほど激変しようとも、なぜかしら惹かれ続けることが。 だから、それを信じるしかないと思うのです。理屈とかを超越したことじゃないですか? どうしてあなたは〝あれ〟ではなく、〝それ〟に惹かれ続けるの? 僕も、物を書くことへの情熱はさ…

  • 人生に「スリーノックダウン制」はない

    Blue あなたとわたしの本 241 夢を追い続ける、ってことはさ、 別にスゴいことでもなんでもなくって、僕たちの場合、 「まとも」と呼ばれる生き方に、どうしても 馴染み切れないから、 違和感を覚えるから、 身も心も神経も〝もたない〟から── むなしく感じたりなんかもしてしまうから── なんとか自分を助けるために、 自らの命を救うために、 居場所を手に入れようと、 自分にとっての現実=夢、を掴もうと、 がんばってるところはあると思うよ。 「叶ったらいいな」じゃなくて、 叶わなかったら死ぬしかないっていうかさぁ。 でも死ぬ気はないっていうさぁ。 自分の居場所に、 24時間 居たいんだよなぁ。 あ…

  • 強さの定義 ── 強くあろう、そして何より幸せであろう──

    つぶやき Blue 16 強い、というのは── 完全である、ということではなく、不完全であったり、何ひとつ達成していなかったりする自分をそのまま尊重し、なぜかしら惹かれ続ける〝そのこと〟に信を置き、いま・いま・いま、最も胸踊ることを可能な限り優先し、必要以上に現実をシリアスに捉えすぎず、人と比べるのでもなく、人の心を想える想像力は養い、昨日の自分よりわずかでも成長している事柄を喜び、面白がり、自身が生きていることを自ら祝福できる── そういった精神のことではないかと思う。

  • あなたがいちばん慰めてほしいとき、

    Blue あなたとわたしの本 240 あなたがいちばん 慰めてほしいとき、 人って 言葉をかけてくれないでしょ? こんなときくらい 何か言ってくれてもいいじゃないかと さすがのあなたも、思う。 でもね、 優しさとか 思いやりって、 けっきょくは、 想像力なんです。 根本である 想像力が働かないと 人の傷みってリアルに わからないの。 まずは、それがひとつ。 大半の人は、あなたほど、 想像力に恵まれていない、ってこと。 ふたつ目は、 あなたほど、人は、 気持ちを言語化できないんです。 よって当然、 言葉にして伝えることも、不得意。 そういうわけで── あなたが慰めの言葉を 珍しく求めているときで…

  • 洗濯物を干すのが好きだ

    エッセイ Blue 32 洗濯物を干すのが好きです。なんて言うか、忘我になれると言うんですか? いや、忘我になるのとは違うな。 納得のいく〝干し〟を完成させること以外、考えなくなるんです。洗濯物を干しながら、「生きる意味とは何だ?」とかって、洗いあがった衣類を入れたカゴをなぎ倒しながらそのへんをのたうち回って苦しむ人、あんまりいないじゃないですか? 思考が、洗濯物を干すこと、だけになります。これってちょっとした解放感。 それに僕、かなりキチンと干すんです。それは見事ですよ。 物干し竿にTシャツとかをぶら下げる間隔も定規で測ったようにピッタリです。洗濯バサミがいっぱい付いた四角いやつ、あるじゃな…

  • 人が生まれてくる意味を400字でまとめてみた。

    Blue あなたとわたしの本 239 例えば あなたが壁画を描いていたとする。 長編小説でもいい。 完成まで 長い時間がかかる。 一日が終わり、 朝が来る。 何度も。 そう、何度も。 一日が終わるたび、 少しずつ、それは進む。 ── 今日は眠るとしよう。 翌日、あなたは目を覚ます。 さぁ、やろう。 続きをやろう。 自分は、やり遂げるんだ。 そして、また日が暮れる。 制作と並行して、 そのことの勉強にも あなたは余念がない。 理解は深まっている。 技術も増している。 一日が終わる。 また明日だ。 今日も、 自分は向上した。 翌日も目を覚ます。 さぁ、やろう。 新たな理解、 技術を持って始めよう。…

  • 最も明るい真夜中を歩く

    Blue あなたとわたしの本 238 真夜中、 一人で散歩をするのが好きだ。 何時間も歩く。 足を交互に出すにしたがい、 そのまま 昇っていくような、 陶酔にも似た、 自由を感じる。 これ以上ないほど 一人になれる。 いや、違うな。 一人にはなれるのだが、 星々を散りばめた 夜空そのものに抱かれているような、 星空そのものを抱いているような、 不思議な 一体感も 覚えるんだ。 夜を 移動しながら、 あなたのことも想う。 同時代を生きる、 あらゆるの人のことを想う。 バラバラでいながら、 ひとつに繋がっているような、 もともとひとつだったような、 切なくも 温かい、 神秘的な感銘だ。 いまも 結…

  • 心が傷ついた時に読んでほしい話「仕事編」

    Blue あなたとわたしの本 237 今回は、心が傷ついた時に読んでほしい話です。とくにお仕事関係で傷つかれた時に。 例えば、あなたが仕事で何かミスをしたとします。それで誰かに叱られたり、きつい言葉を浴びせられたとする。当然あなたは傷つきます。でもね、ミスをするのは仕方ないんですよ。誰だってミスをします。叱られるのもいいんです。失敗もしなければ叱られもしないとなると、知らず知らず人は傲慢になっていきます。他者を見る目も厳しくなり、思いやる心を忘れていきます。気を張り続けているからミスがないわけで、あるポイントでプツン、とちぎれる人も出てきます。 時にはミスをしてもいいんです。叱られてもいいんで…

  • 「インターネット無料マンション」って、いいかも?

    エッセイ Blue 31 引っ越し、完了いたしました。 たくさんの方に、「良いおうちが見つかりますように!」といったコメントをいただきました。心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。 まずまずのところへ移れましたよ。また京都にしたんです。いっそカナダにでも行っちまおうかとも思ったんですけど、「なんでカナダやねん」と思考の突っ込みが返ってきまして。「まぁ、そうやなぁ」と思い、また京都にしました。行動力、とんでもなく落ちてます。でもなんだかんだ住みやすいんですよね、京都って。たいていのものはありますし、どこへだって自転車で行けますでしょ? 人付き合いは── 独特のムズカシさはあるのか…

  • 秘めやかな願望を明かすと、

    つぶやき Blue 15 自分は孤独癖がある人間なんだけど、それに反して── 反してないのかもしれないけど── 人を認めたい、尊敬したい、心を開き合いたい、愛し合いたい、みたいな気持ちもすごくあるんです。異性とか同性とか、年齢・国籍、そんなことは関係なく。 すごいなぁ、って尊敬の念を抱きたいんだ。そしてできれば尊敬し合いたい。そんな願望はむしろ、たいていの人より強いんじゃないかと思うよ。でも、そういう関係性ってなかなか結べないから、だったら一人っきりでもいいやって、なってるんじゃないのかって、最近ちょっと、思った。 誰かと、尊重し合いたいなぁって思います。 とても、思うな。 近日中にもう2本投…

  • あなたが自分で「弱点」だと思っていたところこそ、

    つぶやきBlue 14 あなたが嫌う、あなたの弱点、欠点、駄目だと思うところ、それこそがあなたの武器、長所、素晴らしいところ、魅力と捉えるべきところだ。僕もそんなふうに考え、今日を生きてる。爆発を繰り返す。反転するまで。すべてが歓びや、輝きに変わるまで。それを充実、って言うんだ。それを歓喜、って言うんだ。それを安らぎ、って言うんだ。それを自信、って言うんだ。あなたが自分で「弱点」だと思っていたところこそ、あなたをあなたとして在らしめる、必然・必要・ベストな「個性」なんだよ。魅力的な「個性」なんだよ。

  • 上機嫌でいられる、最も手っ取り早く 最も効果的で 最も哀しい方法。

    Blue あなたとわたしの本 236 一人でいるのが 好きなのは、 僕という人間はたいてい 機嫌がいい、からなんです。 機嫌のいい人と一緒にいると、 こちらも上機嫌でいられます。 僕自身と二人っきりでいると 僕は機嫌よくいられる。 僕という人間はたいてい 機嫌がいいですから。 そんな僕でもたまには人と過ごすこともあります。 そんなときももちろん 上機嫌でいてあげたいと思う。 愛、なんてものを定義するのは難しいし、 定義する必要もないのかもしれないし、 また何通りだって定義できるんだろうけど、 機嫌よく いま・いま・いま、にしっかり居る、っていうのも 愛、なんじゃないかって、思うよ。 だって、 …

  • 新生活、始める。── あるいは最良のものを受け取ることについて──

    エッセイ Blue 30 また引越ししなきゃなんなくなっちゃってさ。 「夏、家にペンキを塗る」に書いた平家に5年とちょっと住んでいたんですけど── いまもまだ居るんですけど── ここに来ることになった理由っていうのはね、その前に借りてた一軒家を大家さんが「つぶして土地を売る」って言いだしてさ、それで越してきたんです。今回はね、いま借りてる平屋の大家さんが「つぶして土地を売る」って言いだしてさ、「またかーい!」みたいな。 こんなややこしい時世のときにややこしいことを言い出すなよとも思ったんだけど── まぁ、しょうがないじゃないですか? 土地も家も大家さんのものなんだしさ。ぐずぐず文句を言ってもし…

  • 0コンマ4秒の線香花火

    Blue あなたとわたしの本 235 「線香花火の国」に行ったことがあります。もう30年以上まえの話です。 それはただの線香花火ではなく、その花火たちは、0コンマ4秒しか発火することができないのです。そんな「線香花火の国」でした。 フード付きの白いマントの男性と並び、ガラスでできた高みにある部屋から僕は外を見ていた。僕たち以外、ほかには誰もいません。 純白の広大な敷地に、無数の線香花火が生えていました。火玉が上を向いたかたちです。閃光が確かにひらめいているのですが、0コンマ4秒のことです。見えるか見えないかの一瞬で燃え尽きてしまいます。火が消えてしまうとそれが下がり、同じ場所からまた伸びてきま…

  • 物語は続く。光満ちる季節は来る。

    Blue あなたとわたしの本 234 情報は大事。 我慢することも大切。 身を低くし、堪える時も。 より高く、 飛び上がるために。 正しいことを全く含んでいない「間違った意見」も少なければ、 間違ったことを全く含んでいない「正しい意見」も少ないよ。 自分自身で、 しっかり考える、ということ。 意図的に思考すること。 あなたが思考の主人だということをまず、 忘れないで。 ネガティブな情報を、 四六時中 無防備に 浴びすぎると、 心と体をかえって弱めちゃう。 「好き」、を手放さないこと。 その行為にたずさわっていれば、 満ち足りた気持ちになれるはず。 エネルギーが 湧いてくるのもわかるでしょ? 気…

  • Welcome to 2020!! さぁ、行動しよう!

    Blue あなたとわたしの本 233 生きるということは、 行動し、 体験することだと思います。 自他を思いやるという ルールだけ守って。 今年は 思い切って 行動しよう。 体験するんだ。 飛び込むんだ。 (いつか、これをやろうの いつか、を今年やるんだ) そうすることによって、 傷つくこともあるかもしれない。 だけど、 心が打ちふるえる、 いままで味わったこともなかった 感情も、 たくさん味わえるから(マジだぜ)。 一歩踏み出すのが 怖いって? そんなときは思い出してよ。 ココがいったいドコなのか、 あなたは知らないってことを。 誰も知らないってことを。 ( なのに何を恐れてるの?) 冒険を…

  • 「自己満足」のすすめ

    Blue あなたとわたしの本 232 「自己満足」という言葉は、いい意味として使われることはあまりないですよね。 広辞苑を見ると、 自分自身または自分の行為に、みずから満足すること。 と、あります。 大辞林だと、 客観的評価に関係なく、自分自身にまたは自分の行為にみずから満足すること。 と、なっています。 ── ん? それでいいんとちがうん? なにがアカンねん? むちゃくちゃカッコいいじゃねえか? って 僕なんか思っちゃうわけですよ。 とくに、 客観的評価に関係なく、自分自身にまたは自分の行為にみずから満足すること。 ってところにシビれます。 「俺には 客観的評価 なんて、関係ねえのさ、俺みず…

  • ここでなら優しくなれるという場所があれば

    Blue あなたとわたしの本 231 いじめられたり、理不尽な目にあった経験のある方は、それらがフラッシュバックし、悲しみや怒りが湧き上がってくることもあるでしょう。再び傷つかないよう、心を閉ざし気味にし、日々を送っている方もいらっしゃるかもしれません。いつも穏やかで、どこにいても優しい人でいられたらそれに越したことはないのでしょうが、難しいものもあります。そうこぼされる方に、最近つづけてお会いしました。ほかでもない僕自身にも、そういった面があります。 でも不思議なもので、ここでなら優しくなれる、という場所があるものなんですよね。それは子どもさんと過ごされるときかもしれない。ペットとの時間かも…

  • 純白の宇宙

    Blue あなたとわたしの本 230 あなたとわたしは唯一無二の個性ではあるけれど、唯一無二の個体、ではない。肉体も心もすなわち〝あなた〟ではなく、肉体と心はいっしょに旅をしている大切な仲間。肉体と心を統べるものがあなたの本質。「我思うゆえに我あり」ではなく、「思う」よりもはるかに大きな存在。時間と空間をも超えた存在。今までも・今も・これからも存在しない個性であると同時に、あなた、などというものはなく、他者と呼ばれる者と溶け合うこともできるし、死者と呼ばれる者と混じり合い、その能力を共有することもできる。生もなければ死もなく、すべてはひとつ。宇宙があなたとわたしであり、宇宙の内と外もあなたとわ…

  • だから文学があるんじゃん。

    つぶやき Blue 13 自分の気持ちを 誰もわかってくれないって? ── たしかにね。 だけど、 だから、 文章があるんじゃん。 文学があるんじゃん。 音楽があるんじゃん、 芸術があるんじゃん。 あなたとわたしは、 ゆえに、 決して一人ぼっちにはならないんだよ。

  • 好きなことがあるあなたへ

    Blue あなたとわたしの本 229 先日、夜会に参加してきました。 あるテーマの講義を茶室で聴くイベントです。演目自体に特別の興味があったわけではないのですが、ご縁があって参会したのです。 その日の経験で、思ったことを綴ります。 いちばん印象に残ったのは、講師の方の情熱でした。そのテーマに対する勤勉さですね。 熱い。とにかく楽しそうに語られます。終わらないのです。予定時間をはるかにオーバーしていました。来られている人たちもやはり同好の士 といった感じで、活発に質問が飛び交います。講師は身ぶり手ぶりをまじえ、的確に答えられた。すごいなぁと思いましたよ。痛快でしたね。 その夜の帰り道、僕はこう再…

  • 唯一無二のあなたへ

    Blue あなたとわたしの本 228 人類史上、 わたしとまったく同じ 個性はなかったし、 今もないし、 これからもない。 あなただってもちろんそうです。 そのことを 忘れないようにしよう。 人類史上、 あなたとまったく同じ 個性はなかったし、 今もないし、 これからもない。 ふつふつと、 グツグツと、 それでいて 透き通った エネルギーが、 湧き上がってくるじゃないか。 そのことを、 忘れないでいるだけで。

  • 勉強時・執筆時に最適の音楽

    エッセイ Blue 29(おすすめ Blue 2) 「智(とも)さんは文章を書くとき音楽を流す人ですか?」とご質問いただいたことがあったのですが、そのままになっていました。すみません。 はい、流しますね。ですが日本語が聞こえてくるのはダメです。文を綴ってるのに言葉が入ってくると書けないです。じゃ、外国語だったら意味がわからないからいいかというと、それもアカンですね。エモーションみたいなのが飛んでくるじゃないですか? 「人が文章書いてるのに俺の机の上でなにを熱唱しとんねん!」って思っちゃうんです。ステレオセットを机の上にのっけてますから。そないたいしたステレオセットじゃないんですけど。 インスト…

  • 一生勉強  一生青春

    Blue あなたとわたしの本 227 人間てさ、生きても100年なんだからさ。 なぜかしら惹かれることを、 興味が尽きないことを、 どこまでも追求したいとたぎれることを、 やればいいと思うよ。 やり続ければいい。 年齢なんてものを気にするのも ナンセンスだし、 成功とか失敗とか、 認められる・認められないなんてことも、 それほど重要なことでもないなぁ。 だって100年も まず生きられないんだぜ。 100年て言ったらさ、 10年が10個ですよ。 人生も半ばを過ぎた人なら同意してくれると思うけど、 10年って言ったって けっこうアッという間。 それが10個ですから。 10個もないんですから。 長い…

  • 新京極を歩く

    Blue あなたとわたしの本 226 休日の新京極を歩くのが好きだ。 中国や韓国の人々で溢れ返っている。 東南アジアの人たち。 もちろん日本人も。 若者。家族連れ。修学旅行生。 欧米人のグループ。カップル。老夫婦。 何をしているのかわからない風体の人たちも、けっこう多い。 それぞれが、 てんでバラバラに、 かつ大きな川となって 流れている。 老若男女の川だ。 無国籍の流れ、 喜怒哀楽の水流となって、 うねっている。 極彩色の店々のあいだを、 喧騒の中を、 様々な言語の渦巻く中、 食べ物の匂いの舞う中、 男性の足音、 女性の足音、 群集が、 横幅をひろげ、せばめ、 追い抜き、交差し、 混じり合っ…

  • 森の奥の廃ホテルで

    Blue あなたとわたしの本 225 森の奥にある 閉鎖されたホテル、 その広いデッキに並ぶ テーブルセットの一つに 座っているのが、 好きだ。 机の中央から突き出てる 緑色の大きな パラソルは、 まだ綺麗なんだ。 あなたもいちど、 ここに来ないか? 椅子の背に深くもたれ、 言葉を使わないで お話ししない? 野の花の香りが ただよってくるんだ。 樹木はU字型に草原を 取り囲んでるの。 その上に広がる空の色が 移り変わっていくのを 眺めているんだよ。 風が梢を揺らす まどろむような 葉ずれを聞きながら。 ゆっくりと旋回する鳥の さえずりが、 そこに、溶けて。 二人、並んで 座っていようよ。 人の…

  • 大いなる何かが、

    Blue あなたとわたしの本 224 人が生きていられる時間というのは、 ほんとうに束の間なんでしょうね。 あなたは何をするんだろう。 わたしは何ができるだろう。 遠い山なみが、 過ぎ去った時間となって 曇り空の底で沈黙してる。 僕はいま、大きな池を見渡せる あずまやにいます。 バッハのカンタータ第106番を イヤフォンで聴きながら、 とりとめもなく 文章を綴ってる。 そのノートが黄色く 明るく照らされてきたので、 顔をあげて空を見たら、 雲が割れ、 太陽が覗いていました。 池の水面も、 光でできた無数の小魚が跳ね回っているみたいに 輝きだします。 屋根のあるボートに乗った家族連れが、 はぜ返…

  • 人とうまく話せるようになる ささやかだけれど強力な方法

    Blue あなたとわたしの本 223 なぜ、人とうまく話せないのでしょう? 僕も含め、 ほとんどの人が陥っていると思われる ある過ち、 あるいは勘違い、が 原因なんじゃないかという今回の話。 「Blue〜」はたいてい結論から入るので、 今回も結論に近いところからいきましょうか。つまり、 人とうまくコミュニケーションが取れないのは、 うまく話さなければ、と思いすぎるからですよ。 あるいは、「よく思われなければ」とかね。 あわよくば、「頭のいい人だと思われたい」とか。 「ユーモアセンス抜群の人だと思わしたい」とか。 下手したら、 「尊敬されたい」とかね。 誰が尊敬てなもんしますかいな。 ちょっとや…

  • 「思考」に苦しみが宿るのであって、「好き」、には、「いま」、には、安らぎが広がっているのだから

    Blue あなたとわたしの本 222 あなたが、 「好きなこと」に没入することによって、 現実、と呼ばれる悩みから、 逃避することができる。 あなたが苦手とする どんな人物も、 そこまで追って来ることはできない。 それって、 かなりの 「恩恵」であり、 「自由」、だと思うよ。 僕もそうやって、 いくつもの心配事や 理不尽なこと、 悲しみ、 苦しみを、 乗り越えてきたような気がします。 「好き」、に逃げ込めばいいのです。 「いま」、に没入するんです。 そしてね、 その潜り込んだ 同じたて穴から 出てきたはずなのに、 その垂直のトンネルは 時に 時空を超えるから、 首を出して辺りを 見まわしたら、…

  • この甘あまな人生を思う存分 楽しみやがれ!

    つぶやき Blue 12 敗者復活戦が無制限で許されてるのが人生なんだから、何度でも起き上がって挑戦すればいいじゃない。そんなありがたい 甘あまなルール、ゲームにだってないぜ!

  • 生きる意味とは自他に優しくなることだと思う

    Blue あなたとわたしの本 221 生きる意味とは自他に優しくなることだと思う。 華もなく、インパクトもない言い回しだけど、そう思う。 ここ10年、20年、この定義から動いてないような気もする。僕のなかでね。 優しさってなんなのだろう? 思いやりのことだと思う。 そして思いやりって何かって考えると、 想像力だと思うんだ。 信じられないような事件とかが起こって、 「なんであんな酷いことが人間にできるんだ?」って、みんな思うじゃない。 なんでできるかって言うと、けっきょく想像力が働かないからですよ。 どれだけつらいか、苦しいか、悲しいかがわからない。そういう人にはね。人に酷いことができる人には。…

  • ストレスに押しつぶされ 鬱になってしまいそうな人に つぶやいてほしい ささやかだけれど強力な言葉

    Blue あなたとわたしの本 220 感受性が豊かで傷つきやすく、 ひとりが好きで優しすぎるあなたは、 ストレスも感じやすいと思います。 その繊細さや 純粋さは、 あなたの特性だし、 変えることなどありません。 素晴らしく 魅力的な個性です。 あとは上手にストレスを回避しましょう。 そのための、 ささやかだけれど強力なつぶやき── 。 それは、 やらなければならないことなど何もない です。 ぜひ一度、つぶやいてみてください。 この世界がなんなのかさえ、誰一人として実は分かっていません。 本当に誰も知らないのです。 宇宙のことも分からなければ、 人体のこともまだまだ分かっていません。 心の力など…

  • あなたがすでに持っている 限りなく10割に近い幸せ

    Blue あなたとわたしの本 219 そこそこ 健康なんだったらさ、もう 9割、 幸せですよ。 感謝の手を合わせ、 「好きなこと」をやろう。 大好きなそのことを。 それでもう 幸せ度は ほぼ10割です。 限りなく10割に近いの。 世界が輝きわたってる。 認められる・認められないなんて、 はるか下界の 話に思えてくるよ。 時間がまだ たっぷりと残されているうちは、 なかなかそのことに 気づけないんです。 どっぷりと首まで この世に浸かっちゃってるから。 だから、 律儀に、 悩み苦しむのです。 もがき苦しむの。 一喜一憂してね。 そういう季節があって当然だし、 なきゃマズいとも言える。 悩んでる人…

  • そっとしておいてあげるということ。

    つぶやき Blue 11 人それぞれいろんな事情をかかえ、そのときそのときの状況というものもある。他者がいまどういった心理状態にあるのか、十全にはもちろん分からない。三人称 神の視点、を持っているわけじゃないからね。 だから、そっとしておくというか、黙っているというか、心の中で両の手のひらを合わせるというか── いちばん良くないのは、悲しみとか怒りとか、そういった負の感情のまま何らかの行動に出てしまうこと。相手に知らせてしまうことだ。 沈黙を守ることが最善、ってこと、けっこうあるよ。その人の安らぎを胸の内だけで祈ってあげるというかね。誰もが心穏やかに過ごしてくれたらホッとするじゃない。僕は僕で…

  • イノシシの子どものことを「うり坊」って言うって知ってたぁ?

    エッセイ Blue 28 イノシシの子どものことを「うり坊」って言うって知ってましたぁ? 僕は最近、知ったんです。度肝を抜かれました。 う、うり坊? どこの誰がネーミングしたん? みたいな。なんで「うり坊」なん? どういう意味なん? って。 とにかく頭の中を「うり坊」が走り回りました。 近所の掲示板に貼ってあったんです。イノシシに出会ったら次のことに注意しましょうみたいな紙が。 石を投げたり、棒を振り上げたりして、イノシシを興奮させてはいけません。 せーへんがな、そんなこと。 イノシシが逆上して向かってくることがあります。 人間でも向かってくるやろ、そりゃ。 うり坊を見かけても近づいてはいけま…

  • 「現実」よりも、夜みる「夢」が好き

    Blue あなたとわたしの本 218 「夢」をみるのが好きです。 「夢」、って夜みる夢ね。 夢の中って、なんだか 体もないような感じじゃないですか? あるようなないような。 年齢もなさそうで。 性別もあるんだかないんだか。 自分、ってものも曖昧で、 他人の意識の中に入っちゃったりもするし、 過去に戻ったり、 未来へ飛んだり、 宇宙空間を漂ってたこともありますよ。 あれは気持ちよかったなぁ。 地球が青く小さく見えててさ。 あとはどこを見渡しても暗黒。 ゴォうぅん、みたいな 音が響いてた。 宇宙に、 一人ぼっちで浮かんでた。 月や太陽はどこ行っちゃったんだろうね? ── ちょっと怖かったけど、 安…

  • 努力とは、好きなことをやって楽しむことである

    つぶやき Blue 10 苦しいだけの努力は続かないし、 異常に根性がある人で続いちゃったりしたらそれはそれでマズいって。 ポキン、ってどっかで精根が折れちゃうって。 努力とは、好きなことをやって楽しむことである。 仮に、こう定義してみようか。 急に肩の力が抜けて、口角が上がらない? 努力とは、好きなことをやって楽しむことである。 肩の力が抜けて口角が上がるんだったら、 それは正しい考え方なんだって僕は思うようにしているよ。 楽しいから没頭しちゃって、 楽しいさえも忘れて夢中でやってる人は最強だもん。 誰が勝てるねん そんな変人に って話だよ。 眉間にしわを寄せて 「努力努力」ってあぶら汗流し…

  • 言葉をつむごう

    つぶやき Blue 9 言葉をつむごう。自らの体に、心に、手を合わせながら。読んでくれる人に手を合わせながら。燃え尽きるまで。砕け散るまで。その日が来るまで。 言葉をつむごう。命に、手を合わせながら。 ありがたい。

  • 文章の中で生きていられたらそれでいい

    つぶやき Blue 8 文章って変なものですよね。僕は文章が好きなことは間違いないし、焦がれているとも思うんだけど、「Blue あなたとわたしの本」なんてほとんどが自分自身に向かって書いていることであって、たまたま状況が一致し、自分と似たどこかの誰かが力を得てくれたらうれしいなと思ってるのも事実なんだけど、勇気づけられました、救われましたなんて実際に誰かが言ってくれたりすると、その人を騙してるような気もし、自己嫌悪に陥ったりもする。どうしてだろう? 本当に思ってることを言ってるのに。書いているはずなのに。でもそれが、文章ってものなのかもしれないなぁ。真実でも虚偽でもない。虚偽でもなく真実でもな…

  • 誰でもできることができないからって

    つぶやき Blue 7 誰でもできることがうまくできないからって何とかできるようになろうと必死の努力をして何とかできるようになったとしても「誰でもできることが何とかできる人」になるだけでそれだったらあなたの得意な好きなことを思いっきり伸ばしたほうが遥かに明るく楽しい人生が待っているような気がするんだけれどどうだろう?

  • 僕ちゃん

    つぶやき Blue 6 一人でも楽しめるあなた。 そんなあなたとこそ、 友だちになりたいものだと、 今日も一人で遊びながら、 僕ちゃん思う。

  • 誰かに悪口を言われたら

    Blue あなたとわたしの本 217 誰かに悪口を言われても 抵抗しないことです。 抵抗するとあなたの貴重なエネルギーを 浪費してしまいます。 ひどいことを言われたからといって 同じように口汚く言い返せば、 あなたも同じレベルに 落ちてしまったということであり、 あなたのことを本当に好きな人たちは がっかりしてしまうのです。 それでもムカムカするって? じゃあ、いいことを教えてあげましょう。 ちょっと考えてみてください。 こういうことです。 物の分かった人は、 あなたが思うよりもずっと多い。 少しの時間、考えてみてくださいね。 ── どうです? 少しラクになったでしょう? 物の分かった人は、 …

  • 推敲時のチェックポイント 2018 最新版

    Blue あなたとわたしの本 216 当記事は私自身のために記している「私家版」ですが、どなたかの一助となれば幸いです。 推敲するときのチェックポイント (小説的な技術も若干含まれています) ◯ 一つひとつの文は短いか? 長めの文章を使うときは意図的に。文章の長短はすべて理由がなければならない。(長い文はイコール〝分かりにくい〟ではない。ではないが、長いが分かりやすい文章を書こうとなると、技術的な難易度は確実に上がる。意図がないのなら、引き締まった短文を心がけるのがやはりベターだろう) ◯ 心地よいリズムが生まれているか? 文章は一文字増えただけで、あるいは減っただけでリズムが変わってしまう。…

  • 俺だぞ! 俺が書くんだぞ!

    Blue あなたとわたしの本 215 羽生結弦さんの言葉に、 「俺だぞ! 俺が滑るんだぞ!」というのがある。 僕はこの発言が好きだ。 いま3年ぶりに僕も小説を書いてる。 「俺だぞ! 俺が書くんだぞ!」 という自負が、やっぱり、ある。 「お前ごときがおこがましいんじゃ」って、 いまたくさんの人が思っただろうけど、 そう思った人は── ヤバイよ。 自分自身にも、 「お前ごときが── 」って 意識的にせよ無意識にせよ 言ってる確率が高いから。 誰だってさ、 誰だって、 スゴい人なんですよ。 スゴい力を持ってるの。 なのに生きてきたどっかでさ、 自分の可能性をとっくにあきらめた大人の言葉で、 真っ当な…

  • 救済としての「表現」

    つぶやき Blue 5 あなたがもし傷ついているのなら、それを「表現」してください。「表現」はあなたを丸ごと受け入れてくれるだけでなく、人に楽しみを与える形に変換してもくれます。そう、自他を思いやる形の「表現」でなければなりません。そんな「表現」はあなたを── そしてどこかにいるあなたと似た誰かを── 救うことだってあるのですよ。

  • 今日もいっしょに楽しく過ごそうね。

    つぶやき Blue 4 「体さん、ありがとう。心さん、ありがとう。今日もいっしょに楽しく過ごそうね。いつも本当にありがとう!」 僕は朝、よくそうつぶやきます。 あなたも、どうです?

  • 「決断」しつづける あなたへ

    Blue あなたとわたしの本 214 「決断」 あなたがもう10代でも20代でもないのに、 決断というものが、 色濃くあなたの人生のそばにあるのなら、 あなたがまだ挑戦しているということだし、 自分の未来を、 可能性を、 見限っていないということです。 ご自身を誇りに思ってください。 この部分を人が褒めてくれることは なかなかないかもしれないけど、 僕にはあなたの、 深海でたった一人で決断を下すような、 その怖さが、 覚悟が、 勇気が、 そしてやはり 恐怖が、 痛いほど分かる。 だから、 だけど、 自分を励まし、 尊重し、 今日も、 明日も、 決断しつづけてください。 時にはうまくいかないこと…

  • 耳栓使用歴30年の僕が選んだ「MOLDEX」

    エッセイ Blue 27 (おすすめ Blue 1) 耳栓のない人生なんて考えられないという「NO耳栓 NOライフ」の皆さまこんにちは。智(とも)でございます。かく言う僕も耳栓がないとダメな人なんです。近所で工事があったりしたら怒鳴り込んでやろうかと思います。普段は小動物よりもおとなしい性格なんですけど。騒音に極端に弱いところがあります。夜、眠るときももちろん耳栓は欠かせません。ちょっとした物音で起きちゃうんです。以前借りていた古い家なんかも家鳴りがひどくって、「ビシッ!」「ァバシ!」とかってしょっちゅうしてたんです。友人が泊まりに来たことがあって、「家鳴りがすごいでしょ?」って言ったら、彼は…

  • 命としてのあなたの価値

    つぶやき Blue 3 夢が叶うのは素敵だ。叶わなくても大したことではない。そんなことで命としてのあなたの価値が変わるわけではない。1ミリとて、動くものではない。 だから安心して、 やりつづけなよ。

  • 美しい沈黙

    つぶやき Blue 2 花が好きです。カラフルでいい匂いを漂わすけど、音は立てないから。騒音を出さないから。僕は花が好きです。

  • 「つぶやき Blue」とは何か? と「つぶやき Blue」の1

    サイト「Blue あなたとわたしの本」には、そのタイトルシリーズである『Blue あなたとわたしの本』、コミカル・エッセイが主な『エッセイ Blue』、ほとんど更新していないので誰もが忘れているシリアス系『もうひとつのBlue』があります。 『つぶやき Blue』は、第4のシリーズということになります。 『つぶやき Blue』は短文です。 内容も大してありません。 コメント、お気づかいなく。 何か仰りたいときはもちろん何なりとお書きください。 お帰りの際はランキング・バナーをクリックして戻っていただいても結構です。 「つぶやきたいのなら Twitter でつぶやいたらええがな」はご遠慮ください…

  • 「自分なんて」と気持ちが沈んだときに読んでほしい話

    Blue あなたとわたしの本 213 「こんな自分なんて」と思わないで。 自分でそんなふうに思わなくても、 「お前なんてダメさ」と 嫌というほど人が言ってくれるでしょ。 自ら「自分なんて」と思ってしまったら、 いったい誰があなたを励ましてくれるんだい? こんなふうにたまに現れて、あーだこーだ言う 僕みたいな人間が味方なんじゃないぜ。 あなたの本当の味方を知りたいのなら、 鏡のある部屋に行ってみ。 鏡の前に立ってみ。 そこにあなたのホントの味方が映るから。 つらかったあのときも、 嬉しかったときも、 思わずガッツポーズしたあのときも、 悲しみの涙が溢れたときも、 絶望に心が虚ろになっちまったあの…

  • 命は誰かに食べてもらい、その滋養となりたいのかもしれない。

    Blue あなたとわたしの本 212 庭の畑でミニトマトを育てているのですが、よく実りました。ザルにいっぱい取り、水道水で洗い、ボウルに移します。冷蔵庫で冷やしてからいただくと、とてもおいしい。ミニトマトの表面はほどよく硬く、噛むとぱきゅ、と砕けます。甘さと酸っぱさがきれいに混じり合う。もぎたてのまま口に入れると、太陽の暖かさがそのまま感じられ、これはこれで頰がゆるみます。「豊かだなぁ」と声がもれます。「幸せだなぁ」と。── 豊かさ・幸せって、そんなに難しいものでもなく、意外と簡単に手に入るものなのかもしれませんね。 ミニトマトって、ふつうのトマトよりもカロテンやビタミンC がむしろ豊富だそう…

  • 「才能」という言葉は時に人を追い詰める。だから「居場所」という言葉を使いたい。

    Blue あなたとわたしの本 211 人と外で会っていて家に帰ってくると、「あぁ、あの言い方はあの人を傷つけてしまったんじゃないだろうか」と考えてしまうことがあります。あるいは、「あの言葉じゃなかった。こっちの単語を使ったほうが彼を勇気づけることができたのに」とか、「彼女を慰めてあげることができたんじゃないか」と思うこともありますね。 そんなとき僕は、文章を書きたくなります。文章という「居場所」へ戻りたくてたまらなくなるのです。 文章のいい点は、推敲できるところです。伝えたいことに可能なかぎり近づくよう、何度も何度も書き直せるのです。そうしても誤解を与えることや、傷つけてしまうことはあります。…

  • ナツ 四日間だけの家族

    Blue あなたとわたしの本 210 ── 僕が歩いている。 その瘦せぎすの子猫を見てなぜそう思ったのか分からない。僕が歩いていると瞬間的に思った。真昼だ。子猫と言っても、ほんのまだ生まれたてのような猫だ。元の色も知れないほどに黒ずみ、今にも倒れそうな足取りで人気もない裏通りを歩いている。蝉しぐれを全身に浴びながら。 いやなものを見たと思った。ふだん通りもしないこんな裏道をなぜ自分は選んだんだ? 憤りにも似た感情を覚えた。こちらも歩きだ。足を早めた。すれ違うときに横目で見下ろした。もう長くは持たないなと思った。骨と皮だ。どうして生まれたてみたいなこんな子猫がたった一匹でいるんだ? もう長くはな…

  • 掃除ほどお得なことはないという話

    エッセイ Blue 26 ほんと、掃除ほどお得なことはないと思います。掃除はめんどくさいですって? そうですねぇ。じゃあ、そんなあなたは、 「掃除ほどお得なことはない」 このアファーメーションを唱えるところから始めましょうか。 一日10回、3日も唱えれば、お得なことが大好きなあなたですから、「ほんとにお得なの? お得なんだったらやっちゃおうかな?」って気持ちになってきます。 何ごとも己の敵は己です。「己」が邪魔をしとんねん。己を制する者は世界を制します。 これだけがんばってるのにどうしていまひとつうまくいかないんだろう? って人がもしいらっしゃったら、それは掃除が足りないからかもしれませんよ。…

  • このシュールなコントを ─ 本気になんなよ─

    Blue あなたとわたしの本 209 「俺はこんなところで終われない」とか、 「私には才能があるんだ、 実力があるんだ」とか、あるいは、 「自分なんて── 」とか、 どっちにせよ、 たかだか100年も経ちゃ、 あんたの「実力」なんて だれも覚えちゃいないよ。 シュールなコント。 ここはシュールなコント。 大真面目に演じてる ただのコント。 未来の「夢」にばっかり焦点合わせるのもいいけど、 となりにある満開の桜はピンボケで目に映ってる。 いま、いま、いま、に 居たいなぁ。 だってよく出来てるぜ、 この舞台セット。 喜劇だと知りつつ、 人とも比べすぎず、 ワクワクすること やりゃあいい。 「昨日よ…

  • 悩みを打ち消す、あるひとつの方法

    Blue あなたとわたしの本 208 悩みを打ち消すには、 情熱を覚えることに 集中するのです。 没頭するのです。 時間もないところへ 没入してしまうのです。 こんなことが好きだと知れたら 人はどう思うだろう? 才能はあるのだろうか? 認められるだろうか? そういったことも考えないのです。 そんなことも頭に浮かばないほど 入り込んで、 自分も世界も消してしまうのです。 悩みごとを解決するために 意識的に考えるのは 有効ですが、 無意識に悩みごとに 焦点を当てつづけるのは 逆効果だと知ってください。 熱中する者は 悩みごとから解放されます。 悩みにフォーカスしていないから さらなる悩みを引き寄せ…

  • 【驚異の疲労回復法】疲れたら休むな! ぴょんぴょんパタパタをせよ!

    エッセイ Blue 25 「あ〜、疲れたぁ。一休みするかぁ」 というとき、皆さまはどうされていますか? 家で仕事をされている方ならソファで寝転がる? 会社で働かれている方ならコーヒーブレイクですか? 僕はそういうとき、庭に出て「ぴょんぴょんパタパタ」をします。 もっと正確に言えば「ちょっと疲れたけど、もうひとがんばりしたいなぁ」というときに僕はいたします。 やり方は簡単。超簡単です。 その場でぴょんぴょん跳ねるというか、その場でジョギングすると言ったほうがぴったりかもしれません。そしてそのときにですね、両腕をパタパタするんです。軽く握った両のこぶしを肩より少し上まで上げます。上げては下げ、上げ…

  • その哀しみがあなたを

    Blue あなたとわたしの本 207 その哀しみがあなたを、 落ち着きのある人間にしたのです。 あの哀しみがあなたを、 深みのある人間にしたのです。 哀しみは肉体的な痛みに近いくらい、 ときにはそれ以上の傷みをともなうけれど、 その哀しみが、 いまのあなたを作ったのです。 哀しみを体に収めた人は、 草花の癒しに気づくようになります。 動物の愛らしさに。 空 そらの分けへだてなさに。 「美味しい」ということが 慰めであることにも気づきます。 音楽の言葉が、 詩の旋律が、 心の底まで届く人にもなります。 すでに世を去った表現者たちと 親友になることもできるのです。 同じ哀しみを知った人を、 深い目…

  • 一人でも楽しめるあなたの姿はとても美しい

    Blue あなたとわたしの本 206 一人でも楽しめるあなた。 好きなことがあるあなた。 一人でも機嫌よくいられるあなた。 努力も続けられるあなた。 それが どれだけ美しい姿か。 自他にも優しい姿か。 豊かで、 そして 強い姿か。 一人でも楽しめるあなたの姿は、 なんて美しく 魅力的なんだろう。 あなたがそのことに、 気づいてくれるといいのに。

  • おめでとう! 必然・必要・ベストなあなた!!

    Blue あなたとわたしの本 205 どうして自分はこうなんだろう? って悩んでる人、多い。 「あなたはあなたのままでいいんだよ」って言うと、流行り文句みたいだし、「そんなあなたでも認めてあげようよ」みたいな消極的な感じも出ちゃって、もうひとつなんだよね、この言い方って。 僕が言いたいのは── 「あなたは必然・必要・ベストで〝そう〟なんだよ! おめでとう!!」 みたいなニュアンスなんです。もっと全然、ポジティヴな意味合いなの。 僕なんかもさ、今まで 20カ所以上の職場を経験してるんだけどね、 例えば昼休みとかでもさ、「みんなで集まって弁当食おうぜ!」とか「ランチに繰り出そうぜ!」とかって職場、…

  • 小説「世間さま」note で公開

    エッセイ Blue 24 note.mu こんにちは。ほぼ月刊となってしまいました「Blue あなたとわたしの本」、責任者の智(とも)です。 「以前カクヨムにあった『世間さま』を再読しにいったら公開されていなかったのですが?」というお声を先日いただきました。ありがたいですねぇ、再読しようと思ってくださったことが。 僕の小説は2回、3回と読んでくださる方がけっこういてくださるんですよ。これ、自慢です。だってこんな嬉しいことってないですものね。読んでもらうたびに新たな発見があるようにしたいとも思っています。でも2、3回読まないと面白さが伝わらないというのでは駄目です。1回目から楽しめるものでないと…

  • 限界を超えるための簡単な方法

    Blue あなたとわたしの本 204 これ以上のことは もうできないだろうっていうのは 単なる 思い込みなんだよね。 限界は 超えられるんだ。 どうやって超えるかっていうと 「超える」って 決めてしまうの。 ただ決めちまうんだよ。 「この先へ行く」って。 そうしたら、 もっと先へ行くための 色々なものが 集まり出すんだ。 何を補い、 何を勉強すればいいのか、 先へ行くためのパワー、 エネルギーも、 ヒントも アイディアも 方法も、 向こうから、 全て、 〝来る〟。 めまぐるしいほどの勢いで、 四方八方からね。 あなたやわたしの力が 無限だっていうのはそういうこと。 この世界が、 宇宙が、 無限…

  • ニュースにすべき、あなたのそんな今日

    Blue あなたとわたしの本 203 耳を疑うような悲惨な ニュースが 続けざまに聞かれることもあるでしょう。 でも 今日、 あなたは誰かに やさしくした。 やさしさとは 思いやることです。 思いやるとは、 想像力を働かせることです。 今日あなたは 想像力を働かせ、 人を思いやり、 やさしくした。 あなたのそんな今日こそ、 みんなに知ってもらいたい ニュースです。 つい忘れがちになるけれど、 いつの世だって、 ニュースにはならない (ほんとはニュースにすべき) やさしい行いのほうがずっと多いのです。 あたたかな気持ちから出た、 やさしい行為のほうがずっとずっと多いんです。 情報に惑わされないよ…

  • 小説「記憶のたわむれ」⑦ 完結

    話は──終わったのだ。 なんと言えばいいのかわからなかった。知らないうちに僕も右の手の甲で意味もなく口もとをこすっていることに気づいた。膝の上に手のひらを戻した。藤堂さんは同じ姿勢のまま、動かなかった。 「つまり──」と僕はひそめた声で言った。「おばさんは、幽霊だった──」 「わからん」、藤堂さんは思いのほかすぐに答え、顔を上げた。首を振り、どこか自嘲気味に微笑わらった。 「いまでもわからん。おばちゃんにはしっかりした存在感があったし──なんといっても抱擁までしたんだからな。和服に染みついたお菓子の匂いまで嗅ぐことができた。そんな幽霊っているか?」 藤堂さんはまた短く黙ったのち、つづけた。 「…

  • 小説「記憶のたわむれ」⑥

    「翌日の──京都を離れる日──俺はもういちどおばちゃんの店に立ち寄ることにした。好きだった蕎麦ぼうろを持ってな。フリーのライターというのはうそで、児童劇団の営業をやっていることなんかもちゃんと話そうと思った。本当にやりたい仕事を、いまも模索していることも──。 よく晴れた、光のきれいな午後だったよ。俺は帰り支度をし、スーツを着、髭も剃って、船岡山のほうに向かった。 おばちゃんの駄菓子屋はなかった」 ──僕は意味が飲み込めず、藤堂さんの顔を見た。 「駄菓子屋が、なかった?」 藤堂さんはあごを引いた。 「だって、昨日の夜はあったんでしょう?」 あったよ、と藤堂さんは抑揚のない声で返した。 「そんな…

  • 小説「記憶のたわむれ」⑤

    店の正面まで来た。もう迷いはなかった。俺は硝子の引き戸に指をかけ、その覚えのある重みを──ゆっくりと横へすべらした。 甘い菓子の匂いとともに、クレヨンをぶちまけた色彩が魚眼レンズを覗いたみたいに目に飛び込んできた。なにもかもが変わってなかった。ほんとに、なにもかもがだよ。 奥の隅に──おばちゃんがいた。 昔とおなじ丸椅子に腰かけてた。えび茶色の和服の上に白い割烹着をつけてた。記憶にあるそのままの姿だよ。すこしだけ、小さくなったような気はした。 目が合った。こだわりのない表情だった。これもそのままだ。痛みに似た懐かしさが胸に拡がった。俺だってわかってはいなかった。俺は考えてきた取材うんぬんの話を…

  • 小説「記憶のたわむれ」④

    まぁ、待て。もちろんこれで終わりじゃない。ちゃんとつづきはある。東京に出てきてその五年後──つまり俺が二十三歳のときのことだ」 藤堂さんは缶ビールに唇をつけ、残りを飲みほした。 「俺はそのとき、ぬいぐるみ劇団のチケットを小学校に売り歩く仕事をしてたんだ。けっこう大きな劇団でさ。全国で公演をうつんだ。俺の仕事はだから、営業のようなもんだな。車で日本中どこへでも行ったよ。三年間やったから、四、五千の小学校をまわった計算になる。四、五千だぜ。ちょっとした数だ。チケットを買ってもらい、会場の手配まですべて一人でやる。当日満員になった客席を見るときはいつも感激したもんさ。あぁ、この観客たちを全部自分が集…

  • 小説「記憶のたわむれ」③

    そんなある日──俺たちのクラスに転校生が来た。四年生になったばかりの春のことだ。 なんでも父親が有名なインテリア・デザイナーとかで、かなりの金持ちらしかった。背も高くってな(そのころの俺はどちらかっていうと小柄だったんだよ)、勉強もよくできた。いつも散髪したてみたいな頭をしてた。ひろい額がみょうに大人っぽくって、一重瞼ひとえの目がいつも冷静沈着でさ。なんていうか──黒目があんまりあちこち動かないんだよ。あぁ、こいつとは仲良くしたほうがよさそうだ、ってみんな結論づけたみたいだった。子どもってのは計算高いところもあるからな。仲間に入れるのか苛めるのか──ちゃんと決めるんだよ。 だけど、仲間に入れる…

  • 小説「記憶のたわむれ」②

    藤堂さんも一人暮らしだった。僕の部屋とはちがいよく片付いていた。照明は意図的に落とされていた。フローリングされた小ぎれいなワンルームだったが、暖房器具は電熱棒が赤く灯るタイプのヒーターしかなく、少し寒かったのを覚えている。壁ぎわにパイプでできた黒いシングル・ベッドがあり、その足もとには本棚が立っていた。反対側の壁には簡素な書き物机。たしか十一月の終わりごろのことだ。 座ぶとんを敷き、部屋の真ん中に置かれたロー・テーブルをはさんで向かいあった。藤堂さんのつくった野菜炒めを食べ、ビールを飲んだ。焼き肉も出してくれた。「八代はそういえばまだ未成年だったな」と藤堂さんはニヤつきながら缶ビールをグラスに…

  • 小説「記憶のたわむれ」①

    窓から差し込む秋の陽射しが小説原稿を染めている。常緑樹を通して届くその光は、ゆれ動く模様を作っている。楕円形の光斑こうはんが三角の影にまじわり、たわむれ、離れてはまた重なり、いつしかひとつの光となって判別もつかなくなる。 新作の二十回目の書き直しがいま終わった。三週間寝かせたあとの推敲でほとんど直したいところがなかったから、これを決定稿としてもいいのかもしれない。いつものようにまたいじり続けるのだろうけど。僕の手を完全に離れ、印刷にまわされるまで。 初めてあの話を──と僕は思った。作品のなかに組み込んだな。 十九歳だった僕にその話を聞かせてくれたのは、藤堂とうどうさんという三十一歳になる男の人…

  • 真理? ─あるいは自分自身への喝─

    Blue あなたとわたしの本 202 「なんであんな 馬鹿なことに 挑戦してしまったんだろう?」 なんて、 この世を去る間ぎわに 悩む人間なんて いないってことだよ。 その 〝逆は〟 多いだろうけどね。 そう、 挑戦しなかったことを 悔やむ人間は。 それこそ─── 死ぬほど多いんじゃねえの? ────────────────────────────────────── 全 ⑤ 話 完結済み 全 ⑧ 話 完結済み 11月27日(月) 小説新連載開始

  • インフルエンザにかかったことがない僕が実践している思考法

    エッセイ Blue 23 「格が違う」とはっきり自覚するということです。 せっかくクリックしてこの記事を開いてくださったわけですから、あなたにもこの自覚を持って帰っていただきたいと切に願っています。 奴らが毎年やっていることとはなんでしょう? 人に高熱を出させ、はぁはぁ言わせ、苦しめているだけではないですか。あなたは人を苦しめたいですか? 高熱を出させ、はぁはぁ言わせたいなどと思いますか? むしろ人の役に立ちたい、喜ばせたいと考えて日々を送っているのではないですか? そうでしょう。僕もそうです。 「格が違う」のですよ。人を楽しませたい我々と、人を苦しめたい奴らとは。天と地ほど違います。 それを…

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