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書いていたその時間、あなたとわたしは小説家以外の何者だったというのか。それだけで暮らしが立っていようが、いなかろうが、その瞬間・瞬間、わたしたちは小説家だったのだ。 (本文より抜粋)
* 今のきみを 置いてけぼりにしてまで 目指さなきゃいけない場所なんて どこにもないよ * stand.fmさんで詩の朗読をはじめましたよろしければ遊びに…
こんにちは。現在、noteで開催されている創作大賞2024に「いつかまたね」と言える日まで という作品で参加しています。 よろしかったら読みにいらしてください…
* ぼくは知っているよ 何もできないと言うきみが誰よりもまっすぐ自分と向き合っているということを 誰よりも不器用に自分を愛そうともがいていることを もうそれ…
* からだの真ん中にぽーんと問いを投げ込むと呼応するかのように辺りが一斉にさざめきだす それに構わずただ静けさの中に身を置いているとそのさざめきが形を成して…
* 君は無口で、それでいてとてもおしゃべりだ。君の言いたいことは、 声に出さなくても笑っちゃうぐらいにすぐわかる。 滅多に吠えたり鳴いたりしない君は、…
* 君のことで喜ばせてよ君のことで泣かせてよ 君のことで笑わせてよ 君のことで悩ませてよ 君のことで 一喜一憂できるなんて これ以上しあわせなことはない…
* わたしの目から見えるものは いのちの目から見えるもの わたしの耳から聞こえるものは いのちの耳から聞こえるもの わたしが味わうものは いのちが味わう…
* たとえ どんなに素晴らしい夢も 素敵な願いも 決して 自分の上に置くもんじゃあないよ それらは あくまで君から生まれたもの 君がいなければ その夢…
* 洗濯物の山が視界の隅に見えるけれど それでも今日は休みます週明けまでに 片付けなきゃいけない 仕事もあるけれど それでも今日は休みますそろそろ髪を切…
* 死にたいわけじゃないけれど死ななきゃ終わらない気がしたこんなに辛い出来事ばかり 受け止めきれないことばかり 心も体も壊れてしまうような そんなことばか…
* 西日に抱かれながら きみと 夜風に守られながら きみと 永遠の一瞬を過ごした きみが いなくなってから 昼も夜も空から消えた どこにいても なにを見…
こんにちは。 本日よりstand.fmさんで詩の朗読をはじめました。 初回は詩を書くきっかけとなった「神様」を朗読しています。 Linking Bridge…
Blue あなたとわたしの本 252 それでもまだ命があるじゃないですか。 それをやっていると、 ご自身が消えてしまうほど、 好きなことも。 それを命綱として、生きてゆけばいいのです。 甘美な甘美な命綱です。 何度も何度も死に、 生き返ったあなただからこそ、 見える世界ってあるんです。 気づけることってあるのです。 自分をいじめることももうやめましょう。 苦しめば苦しむほど、 あなた本来の道から それてしまいます。 心地よくあれば 心地よくあるほど、 あなた本来のあなたと 合致します。 「なぜだかわからないけれど 大好きだ」 「なぜだかわからないけれど 楽しいなぁ」 それがあなたの魂の根なんだ…
一生 夏休みを過ごす簡単で強力な方法 ──もう「普通」はやめようよ──
子どものころに過ごした夏休みの景色みたいな日々に、戻っていきます。戻りましょう。戻ろうね。もう苦しまなくていいの。いますぐ幸せになろう。本来人生って、自由で・キラキラした・ワクワクした・夏休みみたいなものだったはずでしょ。
(自分の)命はだれのもの? と問われたらどう答えるでしょうか そもそもこういった何というか深い「問い」哲学的問いは、基本的に話のタネになりません。 ただ、十…
砂/すな まわり 時に 落ち 休日の午後 冷たく 影 流れ込んで 春は まだ 土の下にも きていない 期待などしない 鴉だけが その鳴き声に 時の 細い糸 祈る 木々の先 巻き込まれるのを 匂わせて しかし 遠く しかし 古く なにを 思い浮かべる ふるかえる 子供 ...
坑 道 「私」の部屋の地下を 灰色に膨れ上がった男たちが 掘り続けている 硬い地層には 肉が剥がれ落ち 骨だけになった指を突き立て 柔らかな腐葉土は 歯の抜け落ちた 口いっぱいに詰め込みながら 少しずつ、少しずつ あの北の駅に向かって あの霧に包まれた山で 黄色い蒸気を噴き上げる...
閉 塞 (…酵 枯れ、刃を、立て、る草 に埋、る湿、った、腿 灰色、の板、壁 覗き、込む、窓 北風、に雪、がれ 太陽、が擦、り上、げ 縮む 病室 冷たい床 天井を押し返す 膨らむ目 しかし 深く 眠る 部屋の底にある 夏の日の 葬儀 は 隣室で たくさんのささやき...
白 日 暑い日、どうでもいい書き物をしていると、あごの先から汗がまだ何も書いていない白紙の上にぽた、と落ちる、それを特に何を考えるでもなく指でなぞると、ゆらゆらと揺れるひとがたになる、それは、ぼうっとした白い光の満ちた空間に浮かぶひとがたになる、その足元には薄い影がみ...
「底」/の 推敲後の再掲 湧きあがろうとする無数の意識の芽と速度差
「底」/の /展開/ /…あ /あ… * 激しく 滑ら、かに 巻き 戻される 果たさ れなかった 「… …私…」 落下… し 底に溜 まる 動詞の群 底の「 獣 」たち の匂 う胃を満、たす …精密に目盛られた大地に染みすら残せなかった たった一度の展開 たっ...