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95歳ともなればあちこち痛みもあり、息もすんなり肺に入ってこない時もあると思う。 深呼吸の後の大きな吐息。動作時に途切れなく出るフッフッ、はぁはぁ、んうっんうっという息や声のもれる音。何かする度に「あ、イタたたぁー」「う、うぅ~」とかがみこむ。 そのたびに私の意識はとられ、何をしていても手が止まり母の一挙手一投足を注視するのだが、駆け寄って介護を必要とするには至らない。 という、なんてことない日常なのだが。 暗黙に私への訴えアプローチに他ならない。母が無言で「もっとやさしくしろ―」「労われー」と叫んでいるのだ。 なぜなら、居間を一歩出ると苦し気な息はピタリと止まるからだ。自室でうなっているのは…
加齢の影響を受けるのは肉体だけではなく、私たちの心にも変化が生じます高齢者は頑固で融通がきかない、自分は大丈夫といいはるイメージがありますねプラスイメージならともかくレッテル貼りは嫌ですね高齢者の心理には加齢による感覚器官(耳や目など…)や運動能力の衰え、社会的な側面は退職や近親者との死別などが大きな影響を及ぼしますこのことが原因で他者とのコミュニケーションをさけがちになったり、ふさぎ込んだりするこ...