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大津絵のプレートをみているうちに。 やっぱり大津絵美術館に行きたくなった。 圓満院門跡の中にある。 enman-inn.com ふつうの美術館と違って月曜も見学できる。 いったいどこにあるのだろう。 美術館として独立しているのかな? 普通の寺院のように靴を脱いで入る。 大津絵美術館の入口には藤娘の看板がある。 ぶれていますが。 中には大津絵の屏風や貴重な資料が見られる。 10人以上集まれば大津絵を描く体験もできるようだ。 まだ知らない大津絵もあってゆっくり楽しめた。 平日だったせいか、人は少なかった。 500円で庭園も見学できる。 大津絵の後は庭を見てほっこりしよう。 にほんブログ村
大津は比叡や比良からの風と琵琶湖からの風もあって 温度差が強いのか紅葉も美しい。 なんてことのない川沿いのもみじも鮮やかだ。 それももうちょっとで枯れてしまうかな。 もう少し秋を楽しみたいものだ。 琵琶湖といえば、ビワコオオナマズがいるが 大津絵にも鯰の絵柄がある。 「瓢箪鯰」である。 「憎らしい人の心も鯰かな」瓢箪でぬらりくらりと鯰を押さえられないように人の心のつかみどころがない様を風刺した図。 瓢箪で鯰をつかまえるなんて、できないもんね。 そんなとぼけた絵柄が楽しいわ。 にほんブログ村
三井寺といえば、近江八景の「三井の晩鐘」でも有名である。 その梵鐘は「弁慶の引き摺り鐘」としても知られている。 当寺初代の梵鐘で、奈良時代の作とされています。 むかし、承平年間(十世紀前半)に田原藤太秀郷が三上山のムカデ退治のお礼に 琵琶湖の龍神より頂いた鐘を三井寺に寄進したと伝えられています。 その後、山門との争いで弁慶が奪って比叡山へ引き摺り上げて撞いてみると ”イノー・イノー”(関西弁で帰りたい)と響いたので、 弁慶は「そんなに三井寺に帰りたいのか!」と怒って鐘を谷底へ投げ捨ててしまったといいます。 鐘にはその時のものと思われる傷痕や破目などが残っています。 www.shiga-miid…
ネコとネズミの組み合わせといえば、トムとジェリーのアニメだが。 ja.wikipedia.org 大津絵にもそんな取り合わせの絵柄がある。 「猫と鼠の酒盛り」である。 どことなく面白い図だ。 鼠が差し出す肴の唐辛子、猫の肴は当然鼠で、「聖人の教えを聞かず終に身を滅ぼす人のしわざなりけり」とある。 猫の立場としては、当然エサになる鼠の前で遊び惚ける。 鼠としては、食べられてしまうものの前でのんびりしている。 そんなところだろうか。 みずからを取り巻く状況をよくわからずに 身を滅ぼしていることって意外と多いのかもしれない。 あとあと、ぞっとするようなこと、あるものね。 にほんブログ村
そろそろ紅葉も見頃を過ぎた。 赤というより、茶色い木々が増えてきた。 それでもカラッとした空気の中の散歩は楽しい。 滋賀県は琵琶湖の水不足を心配している。 一雨来てほしいところである。 秋空には雷雲はないが大津絵にあった。 こういう暗い空が恋しいなんて。 人は勝手な生き物だ。 この大津絵は「雷と奴」というお題。 「かみなりにうたるるつみはのがるともわがなつみはのがれはやする」 江戸期盛んだった心学の教訓絵の一つである。 とある。 どんなものでも天罰は逃れられないとか、そんな意味らしい。 絵柄がユーモラスだね。 滋賀県民としては、雨ごいしたい気持ちである。 にほんブログ村
ほかにも大津絵美人画がある。 藤娘よりこっちのほうが感じがいいなあ。 好みの問題だろうけど。 「文読む女」である。 ちょっとこちらのほうが落ち着いていていい気がする。 大津絵美人画の一つ。浮世絵と共通する風俗画。誰からの文か何が書いてあるやら見る人をして色々連想さす図である。 とのことである。 文は何やら落書きのような文字でちょっと面白い。 人にあれやこれやと考えさせるのが魅力なのかもしれない。 にほんブログ村
藤娘という言葉はなじみのあるものだった。 藤娘は、近江国大津の名物で又平という絵師が作ったと言う戯れ絵、大津絵の画題の一つ。「良縁」の護符とされた。かつぎ娘、藤かつぎ娘とも。 ja.wikipedia.org 大津絵の画題の一つだったのだね。 もちろん大津市役所付近のタイルにもある。 四百年、齢を経ぬままの藤娘。大津絵美人画の代表であり今日迄いまだ人気が衰えない。昔から良縁の符として有名である。 とプレートに書いてある。 藤娘は羽子板や日本人形などいろいろなものに用いられている。 大津絵がもとだったとは知らなかった。 まだまだ分かっていないことは多い。 そんなことを思いながら、ふらふらと散歩す…
大津絵にはいろいろな図柄がある。 この怖そうでいて、若干ユーモラスな絵は何だろう。 カラフルでかわいいぐらいだ。 これは屋根の上などにあるおなじみの鍾馗。 鍾 馗(しょう き)は、主に中国の民間伝承に伝わる道教系の神。日本では、疱瘡除けや学業成就に効があるとされ、端午の節句に絵や人形を奉納したりする。また、鍾馗の図像は魔よけの効験があるとされ、旗、屏風、掛け軸として飾ったり、屋根の上に鍾馗の像を載せたりする。 ja.wikipedia.org 中国の道教から由来するもので、端午の節句では幟にも描かれ 男児の守護神とされる。 「ふり出すと一番先に鍾馗逃げ」 とプレートにはある。 にほんブログ村
皇子山運動公園の近くの橋。 大津絵の模様が橋に見られる。 大津市は大津絵とか近江八景とか タイルや模様にするのが好きだなあ。 大津市役所の前の道には 大津絵のタイルがたくさんある。 モニュメントいうべきか。 こう言う感じである。 眺めながら歩くのもいいけどね。 それより歩道の質をあげてほしい・・・ にほんブログ村
大津市役所の近くには 大津商業高校がある。 その校門の前のもみじが赤い。 スポーツの盛んな学校なので ○○大会出場とか書いた横断幕の下にもみじがある。 学校の前であまりうろうろしたくないが 紅葉がきれいなので立ち止まってしまう。 空を見上げてもきれい。 ここからは大津歴史博物館や伝統芸能会館も近い。 三井寺も近いし、便利なところに高校があっていいなあ。 バスで遠いところもあるのになあ。 京阪石山坂本線沿線には高校がたくさんあるなあとふと思った。 比叡山高校からちょっと離れてるけど石山高校まで。 途中には大津商業高校や大津高校、膳所高校。 JRで通学していた身にはちょっとうらやましい。 にほんブ…
大津市役所の前は景色がいい。 横には消防署がある。 近いうちに湖岸のほうへ移転予定だ。 その歩道沿いに大津のタイルがある。 ちょっと眺めながら歩こう。 大津絵はユーモラスな絵柄である。 これは「鬼と柊」という絵。 魔除けに年越しの時用いる柊の葉をくわえたネズミが 鬼を追いかけている。 怖い鬼にも弱点があるという風刺画。 鬼は外の節分にも通じる絵ということだね。 にほんブログ村
大津絵美術館から北へ向かう。 大津市役所前に行く道だ。 三井寺からはちょっと下っていく。 ここにも「光る君へ」を意識したのぼりが立っている。 大河で盛り上がりたいんだな・・・ 源氏物語の構想を練られた場所・大津だな。 そして大津絵のタイルあり。 「大黒」という絵だ。 俵の上の大黒である。 添えてある傘は上を見ずに働くことを示唆しその為の蓑も描いている。 福は自分で稼ぐこと・・・ 意外に深いね。 見上げるとそこには真っ赤なもみじ。 天気がいいとなんでもきれいだぞ。 上を見てもいいよね。 にほんブログ村