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ネコとネズミの組み合わせといえば、トムとジェリーのアニメだが。 ja.wikipedia.org 大津絵にもそんな取り合わせの絵柄がある。 「猫と鼠の酒盛り」である。 どことなく面白い図だ。 鼠が差し出す肴の唐辛子、猫の肴は当然鼠で、「聖人の教えを聞かず終に身を滅ぼす人のしわざなりけり」とある。 猫の立場としては、当然エサになる鼠の前で遊び惚ける。 鼠としては、食べられてしまうものの前でのんびりしている。 そんなところだろうか。 みずからを取り巻く状況をよくわからずに 身を滅ぼしていることって意外と多いのかもしれない。 あとあと、ぞっとするようなこと、あるものね。 にほんブログ村
そろそろ紅葉も見頃を過ぎた。 赤というより、茶色い木々が増えてきた。 それでもカラッとした空気の中の散歩は楽しい。 滋賀県は琵琶湖の水不足を心配している。 一雨来てほしいところである。 秋空には雷雲はないが大津絵にあった。 こういう暗い空が恋しいなんて。 人は勝手な生き物だ。 この大津絵は「雷と奴」というお題。 「かみなりにうたるるつみはのがるともわがなつみはのがれはやする」 江戸期盛んだった心学の教訓絵の一つである。 とある。 どんなものでも天罰は逃れられないとか、そんな意味らしい。 絵柄がユーモラスだね。 滋賀県民としては、雨ごいしたい気持ちである。 にほんブログ村