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湖都大津の災害史を見に行ったり、 その企画展の関連講座に行ったりと最近何回も訪れた。 大津市伝統芸能会館は能楽堂もあって、落語会も時々ある。 三井寺の北側にあるからそこから足を延ばすのも良い。 大津市歴史博物館は高台にあって景色が良い。 ひっそりとたたずんでいるのにはもったいない建物だ。 その北側の市民文化会館のカフェは結構人気がある。 最後の古文書入門講座のあと、北側から帰ってみた。 歴史博物館の正面からも桜と近江富士がきれいである。 北側はひっそりとして空いてるよね。 のんびり歩いて帰るとしよう。 あれ、こっちのほうが桜がきれい。 大津商業高校の裏を警察学校のほうに抜けていく道なのだが。 …
古文書入門の第3回。 比叡山麓坂本の「坂本大洪水記」を読んでみた。 読むというより「観る」であったが。 「海は鳴る」とあるように、琵琶湖は意外にも波が荒い。 安永7年(1778年)の坂本大洪水を見聞した記録を学んだ。 比叡山麓の坂本を流れる大宮川など多くの川は傾斜が急である。 ひとたび大雨となれば土砂災害、洪水が発生した。 江戸時代の領主は延暦寺であったが、堤防決壊などの被害の対応は応急的。 大規模改修を実施するには至らなかった。 この洪水では、大宮川筋の石橋が流された。 復興に際して、今後は「木橋」か「土橋」にするほうが作り直しやすいとある。 日本の家屋が台風や洪水、地震前提で作り直しやすい…
桜の名所としても有名な三井寺。 そのすぐ近くに大津市歴史博物館はある。 大津商業高校や三井寺の桜並木に囲まれて花のアーケードを楽しめる。 大津市役所前駅から三井寺に向かう手前を右に入ると博物館。 すぐ横をレトロな雰囲気の京阪電車が走っている。 鎌倉より断然空いているけど、いい感じだ。 さて、古文書入門講座の第二回はくずし字について。 もともと、正式文書は教科書の字体のような楷書で書くべきだった。 江戸時代はそれが「御家流」という流儀が幕府の公用書体となった。 御家流とは「清蓮院門跡尊円入道親王」の創始した和洋書道の一流。 草書体みたいなものであるが、まあ読めない。 ひらがなはもともと漢字からで…
大津市歴史博物館で「湖都大津の災害史」企画展が開かれている。 その関連の古文書入門講座が開催されている。 学芸員の高橋大樹氏が講師として教えてくれる。 先日の講座もそうだが、受講者の年齢層は高い。 若者より、高齢者のほうが勉強熱心なのかもしれない。 そのせいもあってか、やや冗長ではないかと思うぐらい丁寧な講座だ。 2年に一回開催されている講座だという。 今回は、企画展に関連した内容になっている。 「江戸時代の大津の災害資料を読む」というものである。 地方に旅行に行った先で博物館に行っても、古文書は眺めているだけだ。 この講座でちょっとはわかるようになるとよいな。 高橋氏は豊富な蘊蓄もお持ちであ…
滋賀県大津市の歴史博物館で企画展が開催されている。 「湖都大津の災害史」 https://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/news/2209.html この企画展には関連講座も行われている。 3月18日に開催されたのが、 「土砂留め奉行ー淀川水系の砂防を担うー」 水本邦彦氏(京都府立大学名誉教授) 江戸時代の絵図から、淀川水系の砂防についての歴史を教わった。 ・淀川・大和川水系は土砂が流出しやすい砂礫や花崗岩質の土壌である。 昔から土砂の流出に悩まされていたのだね。 ・生業(草肥農業)や燃料資源確保のための自然環境への活発な働きかけ 平和を迎えた江戸期に入って急速に新田開…