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今日、世界中で、自分の仕事が社会的に無意味だと考えている人が非常に多いことは、すでにいくつもの研究で報告されています。それはまさに、惜しくも3年前に59歳の若さで亡くなってしまったアメリカのアナーキスト人類学者デイビッド・グレーバーのいう「ブルシット・ジョブ」(bullsitjobs)、つまり“クソどうでもいい仕事”の現代世界における蔓延の表われにほかなりません。グレーバーは「ブルシット・ジョブ」を、被雇用者自身もその存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態と定義していますが、それが今日の社会的な仕事の半分以上を占めるというのです[Graeber2018=2020]。なぜここまでそんな不要な仕事が増殖するようになったのでしょうか?それは端的に言って、1980年代以降...「ブルシット・ジョブ」のエビデンス!(笑)