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【小説紹介・感想】宿儺「どけ!!!俺は主人公の相棒だぞ!!!」【ハーメルン】【呪術廻戦】【原作キャラ憑依】【二次創作】
バケギツネさんのハーメルンの小説「宿儺「どけ!!!俺は主人公の相棒だぞ!!!」」の感想紹介を記事にしました。呪術廻戦の二次創作小説。原作キャラ憑依モノ×勘違いモノ。全体的にギャグ作品。宿儺に憑依した主人公がテンション高く周りに勘違いされながら虎杖悠仁の相棒として戦うお話。(・ω・)ノ
【小説紹介・感想】エンジョイ系二十七祖につき【ハーメルン】【月姫・Fate・型月】【死徒】【異世界転生】【二次創作】
はむらびさんのハーメルンの小説「エンジョイ系二十七祖につき」の感想紹介を記事にしました。TYPE-MOON作品二次創作小説。型月世界の吸血鬼のやべー奴ランキングなオリジナル死徒二十七祖の一人に転生した主人公が原作キャラにちょっかいを出しながら型月世界を満喫します。(・ω・)ノ
小説サンプル・『フロイドの金魚ちゃん(仮)』【久遠の本丸日記・冬の連隊戦はじまるッ】
順調にリニューアル中のpixivページエディタに下げていた『薔薇の憂愁かなしみ』を置かせて頂いたので、こちらの『フロイドの金魚ちゃん(仮)』を、作品としてこ…
【小説紹介・感想】自分をエルフだと思い込んでいる一般ポンコツ魔族【ハーメルン】【葬送のフリーレン】【TS】【魔族転生】【二次創作】
エルフの耳バーガーさんのハーメルンの小説「自分をエルフだと思い込んでいる一般ポンコツ魔族」の感想紹介を記事にしました。葬送のフリーレンの二次創作。魔族の呪いで頭に角が生えちゃったエルフだと思い込んでいるポンコツ魔族が原作時空のフリーレンと一緒に旅をします。(・ω・)ノ
【小説紹介・感想】シド君に人間性をブレンドしただけのお話【ハーメルン】【陰の実力者になりたくて!】【二次創作】【設定改変】
読者その1さんのハーメルンの小説「シド君に人間性をブレンドしただけのお話」の感想紹介を記事にしました。「陰の実力者になりたくて!」の二次創作。主人公のシド君に人間味を加えた設定改変モノ。家族も仲間も大切にするし、七陰ともイチャイチャするシド君のお話。(・ω・)ノ
通行人に顔を見られたらヤバい。とっさに逃げようとしたあたし、なぜか足は前を向くのに腕が追いつかない。袖をむんずと掴まれていたのだ。まずい!「ちょっ、アンタ!まだあたしに絡もうっての?」「静かに。騒ぐと警察の厄介になる」後半はどう聞いても脅し。あたしは血の気が引いた。ぬかるみに足を突っ込んだみたいに立っていられなくなる。大歓声、バックダンサー、アップテンポのバンド、くるくる回る照明、拍手喝さい、銀河のようなペンライト……かつての、これからの、華やかなステージの熱狂が遠ざかっていく。膝がしらの裏を思いきりカックンされた。ふらつきかけたら、腰に手を回していたりする。いやいや、ちょっと待て。なぜ、こいつと腕を組む必要がある?知り合ってまだ数分なんだぞ?アイドルにここまで馴れ馴れしく近づく奴は覚えがない。歌え、喋れ...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(九)
【小説紹介・感想】引き籠もりの魔法使い【ハーメルン】【葬送のフリーレン】【異世界転生】【魔法使い】【二次創作】
涙袋さんのハーメルンの小説「引き籠もりの魔法使い」の感想紹介を記事にしました。葬送のフリーレンの二次創作。魔族転生モノが主流のなかでは珍しい引きこもり男性主人公のお話。ある日突然ファンタジー世界の引きこもり魔法使いになった主人公がひたすら引き籠って魔法を開発するお話。(・ω・)ノ
【小説紹介・感想】転生大魔族は生き残りたい【ハーメルン】【葬送のフリーレン】【TS】【魔族転生】【二次創作】
Yk7さんのハーメルンの小説「転生大魔族は生き残りたい」の感想紹介を記事にしました。葬送のフリーレンの二次創作。オリキャラ女魔族にTS転生した主人公が原作より前の時空で人間(エルフ)の振りしながら旅をするお話。(・ω・)ノ
【小説紹介・感想】魔族転生【ハーメルン】【葬送のフリーレン】【日記】【魔族転生】【二次創作】
nagaiさんのハーメルンの小説「魔族転生」の感想紹介を記事にしました。葬送のフリーレンの二次創作。魔族転生した主人公が人間と魔族との間で苦悩する系のお話。フリーレンの兄弟弟子、アウラの育て親、ソリテールと恋人未満の親しい関係になります。(・ω・)ノ
【小説紹介・感想】ヒンメルはもういないじゃない【ハーメルン】【葬送のフリーレン】【断頭台のアウラ】【独自設定】【二次創作】
HAJIさんのハーメルンの小説「ヒンメルはもういないじゃない」の感想紹介を記事にしました。葬送のフリーレンの二次創作。魔王討伐後のヒンメルと偶発的遭遇から敗北したアウラが、魔族思考まま人間に寄り添うお話。
【小説紹介・感想】リーニエと燕を斬る老爺【ハーメルン】【葬送のフリーレン】【Fateシリーズ】【剣豪魔族主人公】【二次創作】
リーフさんのハーメルンの小説「リーニエと燕を斬る老爺」の感想紹介を記事にしました。葬送のフリーレンの二次創作。Fateクロスオーバー。Fateの佐々木小次郎なおじいちゃんの魔剣を見てしまった事から、再現できない魔剣に呪われてしまったリーニエちゃんの話。(・ω・)ノ
【小説紹介・感想】ぷるぷるぼくわるい魔族じゃないよ【ハーメルン】【葬送のフリーレン】【魔族転生】【TS転生】【ドラクエ】【二次創作】
猫ネコねこキャットさんのハーメルンの小説「ぷるぷるぼくわるい魔族じゃないよ」の感想紹介を記事にしました。葬送のフリーレンの二次創作。魔族リーニエになっちゃった転生者がドラクエ魔法とか使いながら魔族として生きていくお話。(・ω・)ノ
【小説紹介・感想】古魔族、放漫のトラオムの羽ばたき【ハーメルン】【葬送のフリーレン】【魔族転生】【二次創作】【複数クロスオーバー】
リッチさんのハーメルンの小説「古魔族、放漫のトラオムの羽ばたき」の感想紹介を記事にしました。葬送のフリーレンの二次創作。魔族に転生しちゃった主人公が前世の知識から魔法やアイテムを再現した結果、気が付くと世界全体に影響を与えちゃうお話。(・ω・)ノ
小説サンプル ・甘い毒と冷たい蜜 【久遠の本丸日記・江戸城潜入調査終る(;^ω^)
ディズニーツイステッドワンダーランドのBL二次創作作品で、一度pixivに公開させて頂いたのですが、倉庫(エディタ)に下げていたもの。文章を整える機会がありま…
【小説紹介・感想】『不敗の賢老クヴァールにドン引きする愛好家たちの反応集』【パイマン】【ハーメルン】【葬送のフリーレン】【魔族転生】【掲示板】【二次創作・三次創作】
パイマンさんのハーメルンの小説「『不敗の賢老クヴァールにドン引きする愛好家たちの反応集』」の感想紹介を記事にしました。先日紹介した月光好きさん「知り得たか?フハイの賢老、クヴァールを」の三次創作。もし、アニメや漫画で発信されならという世界での反応集箇条書きという感じです。(・ω・)ノ
臆病な青びょうたんぶりなのに、黒っぽいビール瓶みたいにハラの中が透けて見えない。気味の悪いオンナだ。とにかく、あの目つきが気に入らない。ホルマリン漬けのカエルを観察している解剖学者のような、もしくはまな板に乗せられた魚をどう捌こうかと見下ろしている料理人みたいな、温かみの欠片も滲ませないまなざしだ。こいつの鏡には、笑顔などお目にかかったことがないだろう。眼鏡をかけてる奴はたいがいレンズで目の回りの温度が抜けて、冷たい感じがするけれど、こいつは格別そう見える。なにせその口もハンパなく悪い。しかもなぜか、こういう弱っちいの限って、向こう見ずな勇気があったりする。自分より大柄な相手を見るや、湧き上がってくる劣等感をとりつくろうとして、わざと小馬鹿にした態度をとるといった具合だ。「歌ってるときの顔は、あんまりかわ...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(八)
ふと、なにげなく横を見て、目が点になった。ベレー帽をかぶった奇妙な通行人がしゃがみこんで、サムズアップしている。正しくいうと、あたしに向かってHBの鉛筆を立てていた。「あ…?なに?!」あたしの視線に気づいても、そいつは動じることなくスケッチブックに目を戻し、鉛筆をさらさらと滑らせている。鉛筆の持ち方が達人っぽくてなかなか堂に入ってる。興味をひかれて絵を覗こうと近づこうとしたら、また縦にした鉛筆で制された。「動かないで。いま、ちょうどいいところなんだから」声はかすれているが、その高さから女だと分かる。「ハァ?」「だめっ!さっきみたいにテレビのほう向いて。ガラスに指くっつけて、もっと顎はひいて」まるで指揮者みたいに、女は指先をくるくる回しながら、あたしにあれこれと指示をだした。顎の引き方はこうね、と顎をしゃく...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(七)
【小説紹介・感想】知り得たか?フハイの賢老、クヴァールを【ハーメルン】【葬送のフリーレン】【魔族転生】【二次創作】
月光好きさんのハーメルンの小説「知り得たか?フハイの賢老、クヴァールを」の感想紹介を記事にしました。フリーレン世界への原作キャラ憑依モノ。ただし転生先は魔族の腐敗の賢老クヴァールとする。原作クヴァールの名誉を守るために鍛えた主人公が、フリーレンの前に立ち塞がります。(・ω・)ノ
【小説紹介・感想】たすてけ勇者一行がくぁwせdrftgyふじこlp【ハーメルン】【葬送のフリーレン】【魔族転生】【二次創作】
アニメ履修済さんのハーメルンの小説「たすてけ勇者一行がくぁwせdrftgyふじこlp」の感想紹介を記事にしました。葬送のフリーレンの二次創作。魔族にTS転生して隠遁している主人公が、滅茶苦茶強い魔族だと周りから勘違いされるお話。(・ω・)ノ
そこは極めて華やかな一室だった。ベネチアングラスのシャンデリアに座り心地の良さそうな大きなソファー、金彩を施された大理石のテーブルには真赤なバラが生けられた花瓶が置かれている。だが、それらのもの以上に華やかなのはこの部屋の主だろう。「―――報告は以上となります」蒼雪の生真面目な報告に、紅椿は柔らかな笑顔で頷いた。「ご苦労さま。今回は公安の案内だけでなく、ジプシーとの交渉も大変だったでしょう?」「いえ...
古いブラウン管のほうには、花嫁の幼年時代が映しだされた。歩行器に支えられているつなぎの服を着た三歳。ブランコに乗ってあそぶ幼女。ランドセルを背負って小学校の前に立つ少女。受賞楯を手にして優雅に微笑んでいる中学生。美しさにさらに磨きがかかった高校時代。そして、アイドルデヴューのとき。あのバックダンサーのなかにいたひとりがあたしだった。ひとりでに拳がふるえていた。ぎりぎりと噛みしめた奥歯が無性に痛い。今のあたしはどうだ。湿気でヘアスタイルはぐちゃぐちゃになりかけてる。濡れた縄みたいにもつれそうなツインテール。マニキュアは剥がれかけてて、化粧品は試供品か、そこらのドラッグストアで買った安物ばかりだ。「おめでと。しずく…幸せにね」白い息を吐くと、透明なてのひらが白く縁取りされていた。そこにいたことを誰かに知らせる...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(六)
急に降り始めた雨に追い立てられるようにして逃げこんだのが、運悪く商店街の電器屋の前。電器屋はひと世代遅れたモデルのテレビをバーゲンしてるらしくて、ウインドウにはところ狭しとブラウン管が並べられていた。その周囲には色褪せた梱包の箱と古めかしいオーディオデッキが、その周りを固めていた。予定では五年後とやらに、地上波デジタル放送がはじまる。新放送対応のモデルも横に並んで発売されていたが、値段が古いものと一桁違う。あまり買われているふうではなかった。陳列されたテレビはすべて違うチャンネルを映しだしていて、観ていてなんだか得した気分になっていた。それで雨が上がるまでの暇つぶしに観ようとしたのがまちがい。ばらばらだった、その画面がいっせいに切り替わって特別報道番組にかわる。バージンロードを歩んだ花嫁をむかえて花婿が微...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(五)
朝、直矢が目覚めるとだいぶ雨は弱まっていた。ただ風は未だに強く、窓の外から見える木々がかなり揺れている。「あれ?降水コントローラーは直ったのかな?」すると直矢が起きてきたことに気がついた愛染が声をかけてきた。「主さんの推測通りだぜ。今ニュースでやっている」愛染が直矢の目の前にモニターを広げると、今まさにその事がニュースで報道されていた。『―――なお、風圧コントローラーの復旧は本日昼頃になる見通し。政...
しっかり地球観光を堪能したヒマワリとダイアモンドダストは火星に戻る途中に報告書を送った。「これで後は所長とGHOSTのところに顔出しすれば仕事に戻れると思うんだけど」「たぶんね。『本来の仕事』に関しては問題ないはずだし」「…ああ、あの雑魚の件か。すっかり忘れてた」ヒマワリの一言にダイアモンドダストも苦笑いを浮かべる。「確かにね。何せ『オヤジさん』の件が大きすぎたから…あれも火星の方で大騒ぎになっているっ...
悪い予感というものは得てしてよく当たるものである。それは今回も例外ではなく、直矢の『嫌な予感』は当たってしまった。「古文の課題、面倒くせぇ~。この中から一冊読み込んでこいって。しかも刀剣史と連動して室町、戦国、安土桃山の文書から選べって…勘弁してよ」「室町や戦国―――だったら細川文書でも良いんだね?」歌仙の一言に直矢の顔がぱぁぁ、っと輝いた。「細川文書って、確か歌仙の元の主の家に伝わってるヤツだよね?...
[PG12] 何も知らなかった頃の自分に [犬夜叉/半妖の夜叉姫]
もろはちゃんの初恋と喧嘩してる理玖竹。 漫画版の竹千代は結構典型的に男らしいキャラなので動かしやすいですね(実力が伴っているとは言っていない)。 理玖はどういうノリで旅してるのかあんまり見えてこないので書くの難しいような楽しいような…。 『その行為は愛情か?』を読んでおくと解りやすいです。 性暴力表現があるので苦手な方は3ページ目を飛ばしてください。 ネタ尽きたし、このペースで書いてると生活が死んでしまうので続きは本当に6巻出てからにしたい…。#せつな #もろは #凱風 #日暮とわ #狸平竹千代 #理玖 #竹もろ
『オヤジさん』の騒動から3日後、ヒマワリ達はフクオカ地区にある太宰府天満宮の前に居た。「本当に素敵ね。こればかりは紅椿さんのオススメが無かったら絶対来なかったよね、ここには」うっとりと呟くヒマワリに、ダイアモンドダストも頷いた。「やっぱり地元の口コミは侮れないよね」最初は日本だけでなく、中国や韓国、フィリピンやインドネシアエリアの弾丸旅行を計画していたのだが、『日本のそれぞれのエリアにも見るべき場...
邪神ヤマタノオロチの復活が近い。八の首がすぐそばに迫っている。そんな重大な事実をさらっと、こんな甘い夜のあとで言ってしまえるなんて。そんなのずるい。私はまだまだこの余韻に浸っていたいというのに。噛みしめられた痛さもわからぬほど、千歌音の下唇はへこんでいた。「わたしと千歌音はいっしょにいなければいけないわ」知っている、そんなことは。三の首戦での鐘の中に囚われた時の心細かったこと。姫庫(ひめぐら)に閉じ込められていた時の闇よりも、何倍も何万倍もすえ恐ろしかった。孤独だからではない。姫子がたったひとりで戦ってくれていたことが、怖かったのだ。もしその鐘が開いたときに、目にしたものが愛する者の元気な姿ではないのだとしたら、光りさす世界に戻れたとしてもどんな喜びがあるというのか。もう、この世界にひとりだけ取り残される...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(二十一)
そのニュース速報が飛び込んできたのは、直矢が寝る直前だった。夜のバラエティ番組を見終え、モニターを消そうとした直前である。『気象コントローラーが故障。関係各所が復旧に当たっているが復旧時刻は未定。不要不急の外出は控えるように』「え?コントローラーが壊れたぁ?」素っ頓狂な薬研の声に、直矢と他の刀剣男士の視線もモニターに釘付けになる。「どっかで詳しい状況をニュースでやってないかな?」「だったらNHKだろ...
ヒマワリが目覚めたのは、アンドロイドのメンテナンス室のベッドの上だった。「意外と早く目覚めたね、ヒマワリ。流石に頑張りすぎてオーバーヒートを起こしていたよ」「あ、それくらいで済んでた?一部の回線ショートくらいは覚悟してたんだけど」「そんなヤワじゃないでしょ、君は」呆れたようにダイアモンドダストが肩をすくめると、後ろを振り向いた。「紅椿さん、ありがとうございます。アンドロイドのメンテナンス室まで貸し...
「音楽は耳を傾けてくれる聴衆がいてこそ成り立つものよ。お客さまは忙しい合間を縫って、人生の一瞬を預けにいらしてるの。その貴重な時間をいいかげんにやり過ごそうとしたなんて、プロとして失格ね」女の声がくわん、くわん響く。ほんっとに目障りなオンナだ。声だけでもそうとううっとおしい。どうせただのピアノ弾き。歌って弾けるほどじゃなきゃ芸能界では生きていけない。せいぜい、その芸術家魂とやらを大事にあたためて、金持ち連中だけ喜ばせとけばいい。「楽器の演奏よりも、歌唱は自分でコントロールできたと思ってるのね?だとしたら大間違いよ」オンナはまるで、あたしの脳みそを覗きこんだみたいに言う。「楽器なんて、高価なの揃えりゃそりゃ音だって違うじゃない。ストラディバリなんとかっていうバイオリンとか」「ストラディバリウスは名器だけれど...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(四)
★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」第二十一話 更新(了)★★★(2023/11/11)
神無月が終わってもひめちか愛はエターナル!!********神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」第二十一話:巫女の決意「一秒後、あなたの心臓はおさまる。一分後、あなたは涙をとめる。一時間後、あなたはわたしと静かな月光のなかで甘やかな眠りに落ちる。一日後、あなたは朝陽を背にして、凛として立ちあがる。ひと月後、あなたはわたしと素敵な新しい人生を晴れやかに歩む。百年も千年もたてば、わたしたち巫女は伝説になる――さあ、千歌音、息を整えて。これを数えるの」([神無月の巫女二次小説其の一]→「夜顔」(目次)→「夜の狽(おおかみ)」)********おろち討伐が佳境を迎えつつある、大正十二年の夏ざかり。姫子と千歌音の住まう大神神社に、おろち衆が牙を剥いて襲い掛かる。そして、ふたりの巫女を襲う絶望の瞬間が――…...★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」第二十一話更新(了)★★★(2023/11/11)
千歌音はやにわに上体を起こして、姫子の心の臓に耳をそばだてる。聞こえない、何も。かつて姫子は「神に肝を喰われたことがある」と言っていた。その神とはおそらく、あの邪神ヤマタノオロチの手先の巨神(おほちがみ)なのだろう。だとしたら、月の巫女である自分が洞窟でまみえたあの白銀の鎧の女神の正体は――…?タケノヤミカヅチを側にかしづかせていた、あの女神は…?いいや、おばあさま生き写しのお声のあの神々しい存在が禍(まが)であるはずもなかろう。姫子の体中には、不穏な痣があちこちに現れる。なに、これ…?もちろん、千歌音が口吸いした痕ではない。必死に口づけをして息を送り、揺すってみたが、人形のように動かない。三の首戦で姫子に表れたおろち衆と同じ痣――蛇の鱗を、鐘の中に隠されていた千歌音は知らずじまいだった。だから、知らなか...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(二〇)
夕飯時になり、予告通りの『台風コロッケ』が食卓に並んだ。その他松茸の炊き込みご飯にしめじの和風マリネ、しいたけのかきたま汁ときのこ尽くしだ。それを皆で我先にと食べてゆく。華奢な短刀であっても刀剣男士、その食欲は育ち盛り食べ盛りの直矢と遜色ない。「この牛肉とエリンギの甘辛煮も美味しいね」「それは向こうの燭台切に教えてもらったものです。美味しいですよね」「コロッケ、終わっちまったけどどうする?冷凍のヤ...
ダイアモンドダストの『処理能力』はヒマワリに合わせてカスタマイズされたものである。人間を傷つけずに情報を引き出すことができるヒマワリだが、そのままの情報では全く役に立たない。例えるならば『ページがばらばらになった分厚い書物』のようなものである。それを系統だった情報として整理し、まとめたものを然るべきサーバーに収める事をするのがダイアモンドダストの能力だ。これをするだけで情報は1/3~1/10に圧縮され、更...
ご褒美をあげよう、と姫子が言ったのはほんとうだった。上目遣いにしっとりと頬を包んで、しなだれながら姫子が甘えた声で、濡れきった瞳で。その水晶のような瞳には、もう逆らえないような艶っぽさがある。「千歌音…。わたしを、あなたの女にして…」「私が最初で、最後に愛したのは…姫子、貴女だけよ」千歌音は瞳を閉じて、額をくっつけあった。重なるのが唇になるのに時間はかからなかった。こんな場所でと思う気持ちはなかった。二人が燃えあがったいまだからこそ、できることがある。血の池と思った水はいつのまにか、清らかな花の揺れまどうおおきな蓮池に変貌していた。膝をつけば首が出て、立てば腰が隠れるぐらいの深さがある。口づけを深くなんども交わしあい、首を撫でながら、ふたりはかわるがわるに互いの肌をさらしていった。水の冷たさももはや感じな...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(十九)
年に一度の『野分』は、夕方近くになって更に激しくなってきた。それを窓から見ながら直矢は不安そうに歌仙に尋ねる。「ねぇ、本当にこの本丸大丈夫?だんだん雨風が激しくなっているみたいだけど…本当にこれ、政府が降らせているんだよね?何となく建物が揺れている気がするんだけど」本丸は審神者の霊力がある限り壊れることは無いと判っているが、その確信さえも揺らぎそうな風雨の強さである。時の政府がコントロールしている...
オヤジさんからの情報を抜き出し初めて30分、段々と蒼雪の表情に疲労の色が出始めてきた。それに気がついたヒマワリは一旦情報の引き抜きを止める。「大丈夫?やっぱり少し情報の流量を控えようか?」「いや、まだ大丈夫だ。早くしないとオヤジさんの寿命が…」蒼雪はそのまま続けろと訴えるが、明らかに転送速度が落ちている。このペースだと蒼雪が故障してしまうだろう。「う~ん、ダイアの仕事が終わっていれば呼び出せるんだけ...
【小説紹介・感想】ファンタジー俺達【ハーメルン】【異世界転生】【掲示板】
ゆっくり霊沙さんのハーメルンの小説「ファンタジー俺達」の感想紹介を記事にしました。どくいもさんのカオス転生の設定流用な三次創作ファンタジー世界に転生した"俺達"が、"いっち"ことヒムラー王子の元で冒険したり内政したり、謎技術革新しちゃったりするお話。(・ω・)ノ
【小説紹介・感想】終末に向けての準備するとある転生者の話【ハーメルン】【カオス転生】【三次創作】【女神転生】
黒焦げさんのハーメルンの小説「終末に向けての準備するとある転生者の話」の感想紹介を記事にしました。女神転生の二次創作作品【カオス転生ごちゃまぜサマナー】の三次創作。カオス転生の主人公である"俺たち"に、作者さんのオリ主人公なマーメイドのデビルシフターを突っ込んだお話。(・ω・)ノ
この記事は、「二次創作者で感想をいらない派の本音」の続編です。今回は、感想に対する自己語りをします。ブログ上で二次創作を始めたころに、私は当時人気のあった先輩格のファンサイトやブログに感想を送りつけ、メールで交流もしたことがあります。私自身の二次小説はまじめに書いたものはコメントがないも同然で、ふざけたお笑いネタものがウケた覚えがあります。感想をもらった側としてよりも、送り付けた方のほうが多かったかもしれません。今となってどんな感想文を書いたか忘れましたけれども、かなりの暑苦しい長文だったに相違ありません。そして、同じくらいに長い愛のこもった返信をいただいたこともあったのでした。二次創作を始めたころは、まだしも原作ジャンルに勢いがあったので、ファンサイト、ブログ、ケータイ小説投稿サイト、匿名の投稿掲示板、...ままならない二次創作者、はばからない感想魔の二次読者